IBM Rational ライセンス サーバー バージョン 7.0.1 README

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資料 ID: SC88-4614-00

目次

1.0 このリリースについて
   1.1 このリリースの新機能
2.0 インストール情報
   2.1 ハードウェア要件
   2.2 ソフトウェア要件
   2.3 その他の要件
   2.4 Windows でのインストール手順
   2.5 このリリースのアンインストール
3.0 このリリースに含まれるフィックス
4.0 既知の制限、問題、および回避方法
   4.1 ライセンス サーバーが RPT/RFT v6.0 の後にインストールされると、LMGRD.exe で 99% の使用量が表示され、rational.exe が起動しない
   4.2 vista 64 ビット システムで Licadmin.exe が異常終了する
5.0 IBM Rational ソフトウェア サポート
6.0 特記事項および商標

1.0 このリリースについて

本書の最新バージョンは、http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rcl/701/docs/readme/readme.htmlで提供されています。

このリリースには、Windows 用の IBM® Rational® ライセンス サーバーのバージョン 7.0 リリースの更新が含まれています。このリリースには、以下に示す、以前のすべての暫定修正とフィックスパックに含まれていた更新が含まれています。

Rational ライセンス サーバー V7.0 以降には、以前のリリースからの Rational Common Licensing を使用するクライアント製品との後方互換性があります。Rational 製品のバージョン 2003.xx をインストールしたクライアントにライセンス キーを提供するためのサポートが含まれています。

Linux および UNIX 用の Rational ライセンス サーバー V7.0.1 については、関連ダウンロード パッケージにある README ファイルを参照してください。

1.1 このリリースの新機能

Windows 用の IBM® Rational® ライセンス サーバーでは、Eclipse オープン ソース フレームワーク上でビルドされた IBM Rational Software Delivery Platform 製品用に、フローティング ライセンスのサポートを拡張しています。このファミリーのデスクトップ製品 (IBM Rational Application Developer、IBM Rational Software Architect などの関連するバージョン 7.0 以上の製品を含む) には、フローティング ライセンス キー (FLEXlm ソフトウェアで稼動) のサポートが組み込まれており、 管理者がエンタープライズ全体にわたってライセンスを管理し、承認できます。

フローティング ライセンス承認は、Rational Software Delivery Platform ツールの オプションのライセンス機能です。フローティング ライセンス承認により、管理者は、購入した使用許諾契約にエンタープライズが違反することを回避できます。

注: Linux および UNIX 用の Rational ライセンス サーバー バージョン 7.0.0.1 以降でも、Eclipse オープン ソース フレームワーク上でビルドされた IBM Rational Software Delivery Platform 製品用に、フローティング ライセンス承認のサポートが組み込まれています。

2.0 インストール情報

このセクションでは、Microsoft Windows オペレーティング システムでの、このリリースのインストール要件と固有のインストール手順について説明します。

IBM Rational ライセンス サーバー バージョン 7.0 のインストールと、ライセンス サーバー、ライセンス キー、および Rational Common Licensing の管理については、Web 上の http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rcl/70/docs/install_instruction/install.htmlにある『IBM Rational ライセンス管理ガイド』の最新版を参照してください。

2.1 ハードウェア要件

このリリースをインストールするための、追加のプロセッサ要件またはメモリ要件はありません。

2.2 ソフトウェア要件

オペレーティング システム

この製品では以下の Windows オペレーティング システムがサポートされています。

2.3 その他の要件

2.4 Windows でのインストール手順

注: インストール プログラムを実行する前に、必ず現在のレジストリとシステム ディレクトリのバックアップを取ってください。

セットアップ ウィザードは、デフォルトのインストール パスとして C:¥Program Files¥IBM Rational を使用します。C:¥ ドライブに十分な空きディスク容量がない場合は、別のドライブを指定するか、利用可能な領域をデフォルト ドライブ上に確保してください。 Rational ライセンス サーバー ソフトウェアをどのドライブにインストールするかにかかわらず、ライセンス サーバーには C: ドライブが必要です。

以前のリリースの IBM Rational ライセンス サーバーが、ご使用のシステムに既にインストールされている場合は、このリリースを更新としてインストールできます。V2003.06.xx から V7.0.1 までの以前のリリース をアンインストールする必要はありません。このリリースはスタンドアロンです。このリリースをインストールする前に Rational ライセンス サーバー V7.0 をインストールする必要はありません。

制約事項:

Rational ライセンス サーバー バージョン 7.0.1 をダウンロードするには、以下の手順を実行します。

  1. Rational のサポート、ダウンロード、およびアップグレードを提供する IBM のサイト (http://www.ibm.com/software/rational/support/upgrades/index.html)にアクセスします。
  2. 製品名リストで [Rational License Server] を見つけて、[Continue] リンクをクリックします。
  3. ソフトウェアの購入方法および保守契約の種類に応じて、Passport Advantage Online、IBM Software Group OEM ポータル、または Rational Product Release 領域へのリンクを選択します。
  4. [Rational License Server V7.0.1 eAssembly] を選択し、ダウンロードの説明に従います。
  5. 適切なディレクトリで圧縮ファイルを解凍します。例えば、C:¥temp に解凍するように選択します。

更新またはスタンドアロン製品としてリリースをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. 管理者権限を持つユーザーとして、製品をインストールするローカル コンピュータにログインします。
  2. リリースを解凍した場所で、setup.exe をダブルクリックします。
  3. ランチパッドで、[IBM Rational ライセンス サーバーのインストール]をクリックします。
    IBM Rational セットアップ ウィザードが開きます。
  4. [次へ]をクリックし、再度 [次へ] をクリックします。
  5. 製品固有の警告があればそれを確認してから、[次へ] をクリックします。
  6. [ソフトウェア使用許諾契約] ページで、Rational ソフトウェア使用許諾契約に同意するかどうかを選択します。
  7. [インストール先のフォルダ] ページで、Rational ライセンス サーバー ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定します。場所を変更するには [変更] をクリックしてしてから、[次へ] をクリックします。
  8. インストールを開始するには、[プログラムをインストールする準備ができました] ダイアログの [インストール] をクリックします。
  9. セットアップ ウィザードでコンピュータの再起動が必要な場合は、[Windows の再起動] ページが表示されます。セットアップ プログラムの実行中に、インストールに必要なファイルが使用中だった場合や、コンピュータに共有コンポーネントをインストール必要がある場合は、セットアップ ウィザードによりコンピュータの再起動が必要になる可能性があります。

    [再起動する] または [再起動しない] を選択します。[再起動しない] を選択した場合、Windows を再起動しないとインストールが完了できないという内容のメッセージがウィザードにより表示されます。

    Windows の再起動後、同じユーザーとしてログオンします。別のユーザーでログオンした場合、インストールは正常に終了しません。 ログイン後、インストール プロセスの残りの部分が自動的に開始します。

  10. [セットアップ ウィザードの終了] ウィンドウが表示されたときに、[README ファイルの表示] オプションを選択して、製品の機能と既知の問題に関する最新情報を確認することをお勧めします。さらに、[IBM developerWorks® の表示] オプションを選択することもできます。 [完了] をクリックし、インストールを終了します。

注: ライセンス サーバーを起動する前に、ライセンス サーバーにフローティング ライセンス キーをインストールしてください。フローティング ライセンス キーのインストールについては、『IBM Rational ライセンス管理ガイド』を参照してください。

2.5 Rationalライセンス サーバーのアンインストール

バージョン 7.0.1 をアンインストールしても、Rational ライセンス サーバーの以前のバージョン (例えばバージョン 7.0 など) に戻ることはできません。製品全体をアンインストールする必要があります。アンインストール後に、バージョン 7.0 のパッケージを再インストールすることができます。

Rational ライセンス サーバー バージョン 7.0.1 をアンインストールする前に、以下の手順を実行してください。

  1. アンインストールするパッケージをインストールしたときに使用したアカウントと同じ特権を持つユーザー アカウントを使用して、ログインします。
  2. Rational ライセンス サーバーを閉じます。

Windows システムで Rational ライセンス サーバー バージョン 7.0.1 をアンインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. [スタート][コントロール パネル][プログラムの追加と削除] の順にクリックします。
  2. Rational ライセンス サーバーを選択してから、[削除]をクリックします。

3.0 このリリースに含まれるフィックス

このリリースには、以下の APAR に対応するフィックスが含まれています。

このリリースには、以下の問題に対応するフィックスが含まれています。

4.0 既知の制限、問題、および回避方法

このセクションでは、V7.0.1 リリースに存在する制限事項について説明します。

4.1 ライセンス サーバーが RPT/RFT v6.0 の後にインストールされると、LMGRD.exe で 99% の使用量が表示され、rational.exe が起動しない

ライセンス マネージャ サービスは、rational_server_perm.dat ファイルと rational_server_temp.dat ファイルを使用します。
rational_server_perm.dat ファイルと rational_server_temp.dat ファイルについては、パスとファイル名を合わせて 128 文字を超えてはなりません。
ライセンス サーバーは、この制限を超えないような場所にインストールする必要があります。
この制限を超えた場合、サービスが開始できない可能性があります。

回避方法:

1. c:¥Program Files¥IBM¥Rational¥common というフォルダを作成します。
2. この common フォルダに rational_*.dat をコピーします。
3. regedit を実行して、HKLM¥Software¥Flexlm License Manager¥Flexlm license manager¥License key 内のパスを、ステップ 1 のパスに一致するように変更します。
4. 以下のキーのパスを、ステップ 1 のパスに一致するように変更します。

HKLM¥Software¥Rational Software¥Licensing¥1.0¥LicensePerm
HKLM¥Software¥Rational Software¥Licensing¥1.0¥LicensePermServer
HKLM¥Software¥Rational Software¥Licensing¥1.0¥LicenseTemp
HKLM¥Software¥Rational Software¥Licensing¥1.0¥LicenseTempServer

4.2 vista 64 ビット システムで licadmin.exe が異常終了する

licadmin.exe アプリケーションは、64 ビットの Windows Vista オペレーティング システムでは稼働しません。32 ビットの Vista システムでは、この問題はありません。

5.0 IBM Rational ソフトウェア サポート

IBM Rational ソフトウェア サポートでは、技術支援を提供します。

連絡先情報と、サポートを受けるために必要なガイドラインまたは参照資料については、『IBM Software Support Handbook』をお読みください。

FAQ、既知の問題とフィックスのリスト、およびその他のサポート情報については、IBM Rational Software Support Web サイトにアクセスしてください。

Rational Software 製品のニュース、イベント、およびその他の情報については、IBM Rational Software Web サイトにアクセスしてください。

IBM Rational ソフトウェア サポートに連絡する前に、問題を説明するために必要な背景情報を収集してください。IBM ソフトウェア サポート スペシャリストに問題を説明する際には、スペシャリストが効率的に問題の解決を支援できるように、できるだけ具体的に、すべての関連する背景情報を含めてご説明ください。時間を節約するために、以下の質問に対する回答を準備してください。

6.0 特記事項および商標

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商標

以下は、IBM Corporation の商標です。

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