サポート対象の認証スキーム

IBM® Installation Manager では、NTLM、DIGEST、および BASIC の HTTP プロトコル認証スキームをサポートしています。

これらのスキームは、HTTP サーバー、HTTPS サーバー、および HTTP プロキシーにアクセスする場合にサポートされます。 NTLM スキームでは、異なるタイプのチャレンジ・メッセージおよび応答メッセージが許可されます。

Installation Manager では、Installation Manager を閉じるまで、HTTP および HTTPS サーバーに受け入れられたパスワードが保持されます。 「パスワードの保存」オプションを選択した場合、資格情報が保管されます。 保存された資格情報は、Installation Manager または IBM Packaging Utility を再始動する際に使用されます。 リポジトリーの保管済み資格情報は、「リポジトリー」設定ページの「資格情報のクリア」をクリックすることで、クリアできます。

重要: Installation Manager のインスタンスを他のユーザーと共有する場合は、『管理者、非管理者、またはグループとしてのインストール』を参照してください。


Windows

資格情報プロンプトのすべてのフィールドを空にしておくことで、現在の Windows ログイン資格情報を使用できます。 正しい資格情報が入力されているにもかかわらず、Installation Manager により Windows 資格情報を求めるプロンプトが継続して出される場合は、Installation Manager の構成が誤っている可能性があります。 Windows コンピューター上で使用が必須とされる Windows 認証のタイプは、レジストリー・キー LMCompatibilityLevel を使用して構成されます。 LMCompatibilityLevel レジストリー・キーについて詳しくは、Microsoft のサポート・サイトを参照してください。


Linux、UNIX、IBM i および z/OS®

使用される認証のタイプを変更するには、設定キー http.ntlm.auth.kind の設定を行ってください。 デフォルトでは、http.ntlm.auth.kindNTLM に設定されています。 http.ntlm.auth.kind については、『Silent installation preference keys』を参照してください。


認証バージョンの確認

使用中の認証のバージョンを確認するには、ログ・エントリーを確認します。 Installation Manager のログ・ファイルにアクセスするには、 「ファイル」 > 「ログの表示」とクリックします。

Installation Manager による HTTP メカニズムの初期化についての INFO エントリーを探します。 表 1 には、さまざまな認証スキームの INFO エントリー・メッセージが記載されています。

表 1. 認証スキームの INFO エントリー
認証スキーム INFO エントリー
NTLM NTLM over HTTP は、NTLM バージョン 1 認証を使用するように構成されています。
NTLMv2 NTLM over HTTP は、NTLM バージョン 2 認証を使用するように構成されています。
LM NTLM over HTTP は、LM 認証を使用するように構成されています。

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