パッケージ・グループおよび共有リソース・ディレクトリー

IBM® Installation Manager を使用してパッケージをインストールする場合、インストール・ロケーションおよび共有リソースのディレクトリーを選択する必要があります。また、グループ・モードについての関連情報を参照することもできます。

パッケージ・グループ

パッケージはパッケージ・ グループ にインストールします。パッケージ・グループは、 パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共有するディレクトリーを表します。 Installation Manager を使用してパッケージをインストールする場合は、新規パッケージ・グループを作成するか、既存のパッケージ・グループにパッケージをインストールするかを選択することができます。パッケージの中には、パッケージ・グループを共有できないものもあります。このような場合、既存のパッケージ・グループを使用するためのオプションは使用不可になります。

複数のパッケージを一度にインストールする場合は、それらのパッケージを異なるパッケージ・グループにインストールすることができます。

パッケージ・グループには、自動的に名前が割り当てられます。製品によっては、デフォルトのパッケージ・グループ名を編集することができます。パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーを選択します。

パッケージが正常にインストールされてパッケージ・グループが作成された場合には、インストール・ディレクトリーを変更することはできません。 インストール・ディレクトリーには、そのパッケージ・グループにインストールされるパッケージに固有のファイルとリソースが含まれます。他のパッケージ・グループが使用できるパッケージ内のリソースは、共有リソース・ディレクトリーに置かれます。

共有リソース・ディレクトリー

共有リソース・ディレクトリー は、1 つ以上のパッケージ・グループで使用できるインストール作成物があるディレクトリーです。
重要: 共有リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回 インストール時にのみ指定できます。 このインストールには、最も容量が大きいドライブを使用してください。 すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを 変更することはできません。
共有リソース・ディレクトリーを変更するには、すべてのインストール済みパッケージをアンインストールしてから、新しい共有リソース・ディレクトリーのロケーションにパッケージを再インストールする必要があります。

グループ・モード

グループ・モードでは、Linux オペレーティング・システムおよび UNIX オペレーティング・システム上の複数のユーザーが、共通のロケーションにあるパッケージを共有して、それらを Installation Manager の同じインスタンスを使用して管理することができます。 Installation Manager をグループ・モードで開始するには、./IBMIM コマンドを使用します。 グループ・モードは、Windows オペレーティング・システムでは使用できません。

Installation Manager またはパッケージをグループ・モードでインストールすると、そのグループに属するパッケージの指定のディレクトリー・パスが、インストール・ロケーションに組み込まれます。

Installation Manager をグループ・モードで実行する場合には、共有リソース・ディレクトリーを指定したり、パッケージ・グループを作成したりできます。
重要: グループ・モードの共有リソース・ディレクトリーは、最初にパッケージをインストールする際にのみ指定することができます。 このインストールには、最も容量が大きいドライブを使用してください。 すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを 変更することはできません。

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