サポート対象の認証スキーム

Installation Manager 1.3.4 では、NTLM、DIGEST、および BASIC の HTTP プロトコル認証スキームをサポートしています。

これらのスキームは、HTTP サーバー、HTTPS サーバー、および HTTP プロキシーにアクセスする場合にサポートされます。NTLM スキームでは、異なるタイプのチャレンジ・メッセージおよび応答メッセージが許可されます。

Installation Manager では、Installation Manager を閉じるまで、HTTP および HTTPS サーバーに受け入れられたパスワードが保持されます。 「パスワードの保存」オプションを選択した場合、クレデンシャルが保管されます。 保存されたクレデンシャルは、Installation Manager または IBM® Packaging Utility を再始動する際に使用されます。 リポジトリーの保管済みクレデンシャルは、「リポジトリー」設定ページの「クレデンシャルのクリア」をクリックすることで、クリアできます。

Windows®

クレデンシャル・プロンプトのすべてのフィールドを空にしておくことで、現在の Windows ログイン・クレデンシャルを使用できます。 正しいクレデンシャルが入力されているにもかかわらず、Installation Manager により Windows クレデンシャルを求めるプロンプトが継続して出される場合は、Installation Manager の構成が誤っている可能性があります。Windows マシン上で使用が必須とされる Windows 認証のタイプは、レジストリー・キー LMCompatibilityLevel を使用して構成されます。 LMCompatibilityLevel レジストリー・キーについて詳しくは、Microsoft のサポート・サイトを参照してください。

Linux システムおよび UNIX システム

使用される認証のタイプを変更するには、設定キー http.ntlm.auth.kind の設定を行ってください。デフォルトでは、http.ntlm.auth.kindNTLM に設定されています。 http.ntlm.auth.kind について詳しくは、『サイレント・インストールの設定キー』を参照してください。

ログを確認して Installation Manager の INFO エントリーを探し、HTTP サービスを開始します。ログ・エントリーを使用して、使用中の認証のバージョンを確認してください。 Installation Manager のログ・ファイルにアクセスするには、 「ファイル」 > 「ログの表示」と選択します。 表 1 には、さまざまな認証スキームの INFO エントリー・メッセージが記載されています。

表 1. 認証スキームの INFO エントリー
認証スキーム INFO エントリー
NTLM NTLM over HTTP は、NTLM バージョン 1 認証を使用するように構成されています。
NTLMv2 NTLM over HTTP は、NTLM バージョン 2 認証を使用するように構成されています。
LM NTLM over HTTP は、LM 認証を使用するように構成されています。

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