既存の Eclipse IDE の拡張

インストールするパッケージによっては、インストール・パッケージに 含まれている機能を追加することによって、ご使用のシステムに既に インストールされている、互換性のある Eclipse 統合開発環境 (IDE) を 拡張することができます。

インストールするパッケージによっては、ご使用のワークステーションにインストールされている既存の Eclipse インスタンスを拡張 する (インストール・パッケージで 提供される追加機能を IDE に追加する) ためのオプションがある場合があります。「ロケーション」ページで「既存の Eclipse IDE の拡張 (Extend an existing Eclipse IDE)」 オプションが有効になっている場合は、インストールするパッケージを既存の Eclipse IDE を拡張するために使用することができます。

インストール・パッケージで提供される機能を獲得したいが、現行の IDE の設定や、すでに Eclipse IDE を 拡張しているインストール済みのプラグインを保持したい場合などに、既存の Eclipse IDE を拡張できます。

拡張するには、既存の Eclipse IDE がバージョン 3.2 以上でなければなりません。 Installation Manager は、指定された Eclipse インスタンスがインストール・ パッケージの要件を満たしているか検査します。

既存の Eclipse IDE を拡張する場合は、Installation Manager により、 インストール・パッケージの機能を既存の Eclipse IDE 内で使用できるようになります。 ただし、機能を提供するファイルは、依然としてユーザーが選択したパッケージ・ グループのディレクトリーにインストールされます。

注: 拡張する Eclipse には、初期化 (.ini) ファイルがなければなりません。これがない場合、Eclipse 実行可能ファイル (.exe file) と同じフォルダーに、Eclipse 実行可能ファイルと同じ名前の .ini ファイルを作成する必要があります。例えば、Eclipse 実行可能ファイルが product.exe の場合、ini ファイルの名前は product.ini にしなければなりません。

特定の vmargs を使用して実行可能ファイルを開始する場合、これらの引数を ini ファイルに追加する必要もあります。 一度引数を ini ファイルに追加したら、実行可能ファイルを開始する際に、コマンド行に vmargs を指定する必要はありません。

Eclipse の ini ファイルに関する詳細は、http://help.eclipse.org/help32/index.jsp?topic=/org.eclipse.platform.doc.isv/reference/misc/runtime-options.html の「Launcher ini file」セクションを参照してください。


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