Web ツール - リリース情報


1.0 制限
   1.1 ページ・データ・ビューからフリー・レイアウト・テーブルへのドラッグ・アンド・ドロップの問題
   1.2 Websphere V6 サーバーへのドライバー・マネージャー接続を使用してデータベースにアクセスする、SDO 機能を備えた Web アプリケーションの開発に関する問題
   1.3 SDO 関連レコード・リストの更新メソッド
2.0 既知の問題
   2.1 JDBC 接続に対して SDO がデフォルト・ポート番号を想定する
   2.2 Web プロジェクトのターゲットを WAS V5 から WAS V6 に変更する際に、wdo_web.jar が削除されない
   2.3 自動キー生成に関する無効なエラー・メッセージ
   2.4 サービスとして実行される WAS は、DB2 へのアクセス権がある ID のもとで実行する必要がある
   2.5 JSP ページを保管しても SDO/WDO XML ファイルが保管されない

1.0 制限

1.1 ページ・データ・ビューからフリー・レイアウト・テーブルへのドラッグ・アンド・ドロップの問題

ページ・データ・ビューからフリー・レイアウト・テーブルを含むページへのドラッグ・アンド・ドロップを行おうとすると、NOT カーソルが表示され、ドラッグ・アンド・ドロップは実行できません。

ページ・データ・ビューからドラッグ・アンド・ドロップを実行するには、まずパレットから「テキスト・セル」を選択し、テキスト・セルをフリー・レイアウト・テーブルに追加します。次に、ページ・データ・ビューからテキスト・セルにドラッグ・アンド・ドロップを行います。

1.2 Websphere V6 サーバーへのドライバー・マネージャー接続を使用してデータベースにアクセスする、SDO 機能を備えた Web アプリケーションの開発に関する問題

ドライバー・マネージャー接続を使用してリレーショナル・データベースにアクセスする、SDO 機能を備えた Web アプリケーションをデプロイしようとすると、ドライバー jar がサーバーのクラスパスに自動的に追加されないため、ClassNotFound エラーが出されます。

現時点では、アプリケーションが CloudscapeTM、DB2、SQL Server、および Oracle の各リレーショナル・データベースにアクセスするときに、デフォルトでデータ・ソース接続が作成されます。ただし、その他のデータベース、特に Informix と Sybase の場合は、ドライバー・マネージャー接続が作成され、前述の問題が発生します。

ドライバー・マネージャー接続を機能させるためには、ユーザーが手動でドライバー jar パスをサーバーのクラスパスに追加する必要があります。このためには、サーバーの管理コンソールを実行し、 「サーバー (Servers)」->「アプリケーション・サーバー (Application Servers)」->「<serverName>」 ->「Java およびプロセスの管理 (Java and Process Management)」->「プロセス定義 (Process Definition)」->「Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」->「クラスパス (Classpath)」を選択して、クラスパス・エントリーを追加します。

1.3 SDO 関連レコード・リストの更新メソッド

それぞれのリレーショナル・データ・リストに対して更新メソッドを生成するための解決策は、まだ見付かっていません。 次に示すコードをアクションに挿入して、myList という名前のデータ・リストの内容を更新できます。

try { getMyListMediator().applyChanges((DataObject)((ECoreEList)getMyList()).getEObject()); } catch (Throwable e) { logException(e); }

2.0 既知の問題

2.1 JDBC 接続に対して SDO がデフォルト・ポート番号を想定する

ご使用の jdbc サーバーが、ベンダーのデフォルトのいずれかを変更して稼働している場合は、SDO ランタイム接続を最初に作成するときに、その接続を変更する必要があります。

2.2 Web プロジェクトのターゲットを WAS V5 から WAS V6 に変更する際に、wdo_web.jar が削除されない

Web プロジェクトのターゲットを WAS V5 サーバーから WAS V6 サーバーに変更すると、WEB-INF/lib/wdo_web.jar が削除されないことがあります。このファイルは WAS V6 サーバー上では無効で、Web プロジェクト内のクライアント・サイド・オブジェクトを再生成する際に問題を引き起こす可能性があります (マイグレーション・ガイドの『Faces Client コンポーネントを含む JavaServer Faces リソースのマイグレーション (Migrating JavaServer Faces resources with Faces Client Components)』の手順に従った場合)。この問題を回避するには、この JAR ファイルを lib フォルダーから削除してください。削除した後、Web プロジェクト用の web.xml ファイルを開いて、その JAR ファイルを参照する taglib タグを除去します。このタグは、Web デプロイメント記述子エディターの「変数」ページまたは「ソース」ページのどちらから除去することもできます。この taglib の URI は、http://www.ibm.com/websphere/wdo/core です。最後に、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで Web プロジェクトを選択し、プロジェクトのコンテキスト・メニューから「プロパティー」を選択します。「Java のビルド・パス」を選択し、「ライブラリー (Libraries)」ページから WDO_EMF_JARS_PATH/* クラスパス・エントリーをすべて除去します。

2.3 自動キー生成に関する無効なエラー・メッセージ

V5.1 サーバーをターゲットとした自動キー生成を使用する関連レコードを含む JSP ページを作成すると、次のエラーが出される場合があります。

2 cvc-complex-type.2.4.d: エレメント「tables」から始まる無効内容が見付かりました。このポイントでは子エレメントは予期されていません。

これは無効であり、無視して構いません。

2.4 サービスとして実行される WAS は、DB2 へのアクセス権がある ID のもとで実行する必要がある

デフォルト認証を使用するサービスとして WAS を実行している場合に (ログイン・ユーザーとして実行)、Web アプリケーション内でユーザー名とパスワードを指定せずに DB2 に接続しようとすると、次のエラーが出されることがあります。

java.sql.SQLException: [IBM][CLI ドライバー] SQL0567N 「SYSTEM」は有効な許可 ID ではありません。SQLSTATE=42602 DSRA0010E: SQL 状態 = 42602、エラー・コード = -567

この問題を回避するには、ユーザー ID とパスワードをアプリケーションに対して指定するか、DB2 インストールへのアクセス権をもつユーザー・アカウントとして WAS を明示的に (ユーザー ID とパスワードを指定して) 実行するように設定します。

2.5 JSP ページを保管しても SDO/WDO XML ファイルが保管されない

ダーティー (変更内容がコミットされていない) JSP を閉じて、JSP を保管するためのプロンプトが出された場合、ここで「はい (Yes)」を選択すると、コミットされていない変更内容が WDO/SDO 構成ファイルに保管されない場合があります。

関連レコードまたはレコード・リストを構成した後、必ず Ctrl+s または「ファイル/保管 (File/save)」を使用して JSP を保管してください。

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