テストおよびデプロイメント・ツール - リリース情報


1.0 制限
   1.1 J2C リソース・アダプターを WebSphere Application Server v5.x に追加するときの IWAA1350E エラー
   1.2 root 以外の Linux ID で WebSphere Application Server v6.0 を開始する方法
   1.3 WebSphere Application Server v6.0 の場合にホスト別名を追加できない
   1.4 「コンソール」ビューの「終了 (Terminate)」ボタンは、WebSphere Application Server V6.0 の場合は使用不可
   1.5 WebSphere Application Server v6.0 の環境でのユニバーサル・テスト・クライアントに関する問題
2.0 既知の問題
   2.1 WebSphere Application Server v6.0 の初回実行時に、ユニバーサル・テスト・クライアントを起動しても Java リソースがロードされない
   2.2 AutomatedDeploy サンプルの更新が予定されている
   2.3 Ant J2EE エクスポート・タスクが出力の生成に失敗する
   2.4 プロジェクトにデフォルト・サーバーが設定されている場合の「サーバーで実行」の問題
   2.5 WebSphere Application Server v6.0 セキュア・コンソールの出力

1.0 制限

1.1 J2C リソース・アダプターを WebSphere Application Server v5.x に追加するときの IWAA1350E エラー

サーバー・エディターを使用して J2C リソース・アダプターを WebSphere Application Server v5.x に追加するときに、次のような IWAA1350E エラーが表示される場合があります。

IWAA1350E RAR デプロイメント記述子を読み取れませんでした。別の RAR を選択するか、この操作を取り消してください。(IWAE0099E xml: 行 #: 2 :列 #:241 の構文解析中に例外が発生しました)

このエラーは、ワークスペース内の RAR ファイルに正しくないデプロイメント記述子があることを示していますが、ワークスペース内に JCA v1.5 プロジェクトが存在する場合にも誤って表示される可能性があります。WebSphere Application Server v5.x は、JCA v1.0 のみをサポートします。JCA v1.0 プロジェクトを追加しようとしていて、JCA v1.5 プロジェクトがワークスペースに存在する場合は、問題を回避するために次の手順を行ってください。

  1. ワークスペース内の JCA v1.5 プロジェクトをすべて閉じ、JCA v1.0 プロジェクトのみを残す。
    1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー内で、JCA 1.5 プロジェクトを右クリックする。
    2. プロジェクトを閉じる」を選択する。
  2. 「サーバー」ビュー内で、WebSphere Application Server v5.x をダブルクリックしてサーバー・エディターを開く。
  3. サーバー・エディターの下部にある「J2C」タブをクリックして、リソース・アダプターを追加する。
  4. JCA v1.5 プロジェクトすべてを再度開く。
    1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー内で、JCA v1.5 プロジェクトを右クリックする。
    2. プロジェクトを開く」を選択する。

1.2 root 以外の Linux ID で WebSphere Application Server v6.0 を開始する方法

SLES90 および RHEL3 の環境のデフォルトでは、WebSphere Application Server v6.0 を root 以外の ID で開始することはできません。root 以外の ID で WebSphere Application Server v6.0 を開始するには、WebSphere Application Server v6.0 InfoCenter に記載されている次善策が使用できます。詳しくは、WebSphere Application Server v6.0 InfoCenter のトピック件名「root 以外のユーザーからアプリケーション・サーバーを実行する (Running application servers from a non-root user)」を参照してください。

1.3 WebSphere Application Server v6.0 の場合にホスト別名を追加できない

WebSphere Application Server v6.0 の場合、ホスト別名を追加するための「追加」ボタンは常に使用不可になっています。この「追加」ボタンは、「アプリケーション・デプロイメント記述子」エディターの「デプロイメント」ページの「仮想ホスト」セクションにある「ホスト別名 (Host aliases)」テーブルのそばにあります。

仮想ホスト名リスト」テーブルのエントリーを追加または選択する場合に、「ホスト別名 (Host aliases)」テーブルの「追加」ボタンが使用可能になりません。

この問題に対する次善策としては、WebSphere Application Server V6.0 管理コンソールを使用して、ホスト名とその別名を追加してください。

1.4 「コンソール」ビューの「終了 (Terminate)」ボタンは、WebSphere Application Server V6.0 の場合は使用不可

WebSphere Application Server v6.0 を開始し、「コンソール」ビューに進んでから「終了 (Terminate)」ボタンを選択すると、「コンソール」ビューの「終了 (Terminate)」ボタンは使用可能であるように見えますが、WebSphere Application Server v6.0 は終了しません。

WebSphere Application Server v6.0 を終了するには、「サーバー (Servers)」ビューの「停止 (Stop)」ボタンを使用してサーバーを停止してください。

1.5 WebSphere Application Server v6.0 の環境でのユニバーサル・テスト・クライアントに関する問題

v6.0 の環境でテスト・クライアントを使用する場合は、次の 2 つの問題に注意する必要があります。

  1. サーバーが非デフォルトの管理 (SOAP) ポートを使用している場合は、UTC を直接起動するとき、または再始動するときに、テスト・クライアントがサーバーのクラスパスを正しく選択しません。この問題を回避する方法は 2 つあります。
    1. EJB Bean からテスト・クライアントを起動する。例えば、EJB を右クリックして「サーバーで実行」を選択します。
    2. Web ブラウザーを開き、次の URL を使用してテスト・クライアントを起動する。ご使用の管理 (SOAP) ポートを指定どおり入力します。
      http://<hostname>:<HTTP port>/UTC/initialize?wasAdminPort=<SOAP port>
  2. Bean クラスが変更された場合、テスト・クライアントは自動的に再始動しません。テスト・クライアントに問題が生じた場合、またはテスト・クライアントが最新の変更を解決できない場合は、テスト・クライアントを再始動して、EJB Bean またはクラスのルックアップを再度行ってください。

2.0 既知の問題

2.1 WebSphere Application Server v6.0 の初回実行時に、ユニバーサル・テスト・クライアントを起動しても Java リソースがロードされない

プロジェクト・エクスプローラー内で、Java リソースを選択して右クリックし、「ユニバーサル・テスト・クライアントを起動」をポップアップ・メニューから選択すると、bean が UTC にロードされていないことがブラウザーに表示される場合があります。この問題は、選択した Java リソースのプロジェクトがサーバー上で公開されていない場合に起こります。この問題は、WebSphere Application Server v6.0 を使用している場合に限って発生します。

この問題を回避するには、まずサーバー上でプロジェクトを公開してから、「ユニバーサル・テスト・クライアントを起動」コマンドを実行してください。

2.2 AutomatedDeploy サンプルの更新が予定されている

自動デプロイメントのプログラム・サンプルが提供されています。このサンプルにアクセスして実行する方法の説明を表示するには、WebSphere Application Server Toolkit (WebSphere Application Server に付属する単独の CD) をインストールする必要があります。Application Server Toolkit をインストールした後、オンライン・ヘルプを開き、「Java アプリケーションの開発」<「エンタープライズ・アプリケーションの開発 (Developing enterprise applications)」<「J2EE アプリケーション (J2EE applications)」<「Ant の使用 (Working with Ant)」<「例: 自動デプロイ (Example: Automated deploy)」と展開します。 このサンプルに対して、更新の提供が予定されています。この更新は、Developer Domain WebSphere ライブラリー・サンプルの SampleScripts Web ページからダウンロード可能になります (www.ibm.com/developerworks/websphere/library/samples/SampleScripts.html)。 この更新により、プログラム・サンプルの問題が修正されたり、サンプルに新機能が追加されたりする可能性があります。

2.3 Ant J2EE エクスポート・タスクが出力の生成に失敗する

Ant J2EE エクスポート・タスク (EJBExport、WARExport、AppClientExport、EARExport) がエラー・メッセージを出さずに実行されても、実際の出力ファイルが作成されないことがあります。この問題と解決策は認識されており、本製品に対して提供される最初の暫定修正に組み込まれる予定です。その修正が提供されるまでは、本製品の通常のグラフィカル・ユーザー・インターフェースによるエクスポート操作を使用して、J2EE プロジェクトを手動でエクスポートできます。

2.4 プロジェクトにデフォルト・サーバーが設定されている場合の「サーバーで実行」の問題

プロジェクトにデフォルト・サーバーが設定されている場合、そのプロジェクトは「サーバーで実行」の使用時にデフォルト・サーバーに自動的に追加されません。サーバー状況は、「サーバー (Servers)」ビューに「始動中」と表示されます。また、「サーバーで実行」の使用時に、サーバー・タスク (例: テーブルやデータ・ソースの作成) は実行されません。

この問題を回避するには、デフォルト・サーバーを「なし」に設定するか、「サーバー (Servers)」ビューの「プロジェクトの追加および除去」コンテキスト・メニュー項目を使用して、サーバーにプロジェクトを明示的に追加してください。

2.5 WebSphere Application Server v6.0 セキュア・コンソールの出力

WebSphere Application Server v6.0 をセキュア・モードで実行する場合、サーバーのコンソール出力が「コンソール」ビューに表示されないことがあります。この場合は、さらにサーバーのログ・ファイルにエラーが数秒ごとに出力されます。

この問題を修正するには、WAS_HOME/bin から redeployFileTransfer.jacl を実行し、サーバーを再始動して、デフォルトのファイル転送アプリケーションからセキュア・ファイル転送アプリケーションに切り替えます。

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