JavaServer Faces ツール - リリース情報


1.0 制限
   1.1 Faces Client: バインドされていない Faces Client コンポーネントのある Faces JSP がサーバーで実行されない
   1.2 Faces Client: 整数、浮動小数点、ブール、または char データ型に NULL 値を含む WDO から作成された Faces Client データのある Faces JSP が WAS 5.1 で実行されない
   1.3 Faces Client: 「ターゲット・コンポーネントで選択されたオブジェクトをルートとして設定」イベント・ハンドラーの挿入後のターゲット・コンポーネント ID の名前変更
   1.4 ファイルのアップロードおよびダウンロードのコンポーネントがポートレットでサポートされない
2.0 既知の問題
   2.1 ページ・テンプレートから派生した Faces JSP にデータをドロップするときの問題
   2.2 Faces リソースのマイグレーションで SDO 構成が更新されない
   2.3 inputText で検証ページが正しく更新されない
   2.4 Faces Client: EGL 用のクライアント・データ作成後にコンパイル・エラー:「ネストされた型 .. がバイナリー名を使用して参照できない」
   2.5 複数のポートレットで WDO/SDO ページ・データ用の Faces Client データを共用するための同じモデル名の使用が必ずしも成功しない
   2.6 Faces Client: Faces Client コントロール・イベントがビュー ID の欠落のためポータルで正しく機能しない
   2.7 Faces Client: 円グラフ・ラベルとタイトルが GraphDraw でオーバーラップする
   2.8 Faces Client: ツリー・ビューのカスタムの「開く」アイコンと「閉じる」アイコンがポータルに表示されない
   2.9 Faces Client: Graphdraw ランタイム - 一部の値が y 軸スケールで繰り返される
   2.10 Faces Client: GraphDraw で x 軸ラベル文字の切り取りが発生する
   2.11 Faces Client: 方針に基づいてデータ・グリッドに項目を追加した後、ヘッダー/フッターが追加されない
   2.12 Faces Client: ネットワークを介した Web サービス呼び出しが失敗する
   2.13 Faces Client: クライアント・データの作成の際に「問題」ビューに警告が表示される (未使用のインポート済みクラスの警告)
   2.14 Faces Client: 「clientData タグの前に Faces Client コンポーネントをドロップできない」というメッセージに関する次善策
   2.15 Faces Client: ソース・コードへのツリー・ビューのドロップ
   2.16 「パネル - タブ付き」へのイメージ・ファイルのドロップ
   2.17 Faces Client: WAS 6.0 にターゲット変更した結果の問題を解決しようとして、マイグレーション・ガイドのステップを実行した後、リンク切れの警告が表示されることがある

1.0 制限

1.1 Faces Client: バインドされていない Faces Client コンポーネントのある Faces JSP がサーバーで実行されない

バインドされていない Faces Client コンポーネントがある JSP をサーバーで実行できません。Faces Client コンポーネントをクライアント・データ・オブジェクトにバインドして、サーバーで実行できるようにする必要があります。

1.2 Faces Client: 整数、浮動小数点、ブール、または char データ型に NULL 値を含む WDO から作成された Faces Client データのある Faces JSP が WAS 5.1 で実行されない

内部 WDO コード内の NullPointerExceptions が原因です。 この問題の次善策として、データベース内の NULL 値をデフォルト値に置き換えるか、サーバーを WAS 6.0 にアップグレードします。 アップグレードする場合、マイグレーション・ガイドの「Faces Client コンポーネントのある JavaServer Faces リソースのマイグレーション」に必ず従ってください。

注: 空の関連レコードから作成されたクライアント・データを含む Faces JSP も、同じ理由でWAS 5.1 では実行されません。 この問題の簡単な次善策はありません。

1.3 Faces Client: 「ターゲット・コンポーネントで選択されたオブジェクトをルートとして設定」イベント・ハンドラーの挿入後のターゲット・コンポーネント ID の名前変更

イベント・ハンドラーの断片が作成された後で「ターゲット・コンポーネントで選択されたオブジェクトをルートとして設定」イベント・ハンドラーのターゲット・コンポーネントを名前変更すると、JavaScript が誤りになります。 この問題の次善策として、断片を削除して、再作成します。

1.4 ファイルのアップロードおよびダウンロードのコンポーネントがポートレットでサポートされない

ファイルのアップロードおよびダウンロードの機能を実装する JSF コンポーネントがポートレットでサポートされません。 次のコンポーネントが該当します。

2.0 既知の問題

2.1 ページ・テンプレートから派生した Faces JSP にデータをドロップするときの問題

ページ・テンプレートから派生した Faces JSP にデータをドロップするとき生成されるタグの位置が正しくない場合があります。ページ本体内でテンプレートに複数のコンテンツ領域がある場合、ページ・データ・ビューまたはパレットからデータをドロップすると、常に最初のコンテンツ領域に新規タグが生成されます。 要求したターゲットがそのコンテンツ領域になかった場合は、ソース・モードに切り替えて、生成されたソースを正しい位置に切り貼りしてください。 h:form タグがある場合はそれも含めて、新規タグをすべて選択してください。また、貼り付け位置が、要求したコンテンツ領域の hx:scriptCollector タグの内側になるようにしてください。

2.2 Faces リソースのマイグレーションで SDO 構成が更新されない

WSAD 5.1.2 を使用して開発されたプロジェクトを処理する際、プロジェクトの Faces リソースのマイグレーションを促すプロンプトがユーザーに出されることがあります。「はい」で応答すると、Faces ランタイムが最新レベルに自動更新されます。しかし、データ・アクセスに WDO を使用していた場合は、手動による追加構成を実行する必要があります。

  1. 元のプロジェクト内に一時 Faces JSP ファイルを新規作成します。 (「ファイル」>「新規」>「Faces JSP ファイル」をクリックします。 オンライン・ヘルプの支援を参照してください。)
  2. パレットのデータ・ドロワーからページへ、関連レコード・コンポーネントをドラッグします。 既存メタデータの再使用を選択し、リストされた既存 WDO XML ファイルをすべて選択します。 このプロセスにより、WDO をこのプロジェクトで継続して使用するために必要な構成がすべて生成されます。
  3. 一時 JSP ファイルを削除します。

詳しくは製品のマイグレーション・ガイドを参照してください。

2.3 inputText で検証ページが正しく更新されない

1 ページに複数の inputText フィールドがあると、inputText フィールドの検証ページが正しく更新されません。 この問題は、inputText フィールドに複数の異なるコンバーター・サブタブがある場合に発生します。たとえば、1 つの inputText フィールドで convertNumber コンバーターを使用し、別のフィールドで convertDateTime コンバーターを使用している場合です。このケースでは、タグ間の切り替えの際に検証ページが正しく更新されません。 2 つの次善策が考えられます。1 つは、ソース・モードに切り替えて、子の検証またはヘルパー・タグをクリックすることです。この時点でページが更新されます。 もう 1 つは、JSP を閉じて、再び開くことです。

2.4Faces Client: EGL 用のクライアント・データ作成後にコンパイル・エラー:「ネストされた型 .. がバイナリー名を使用して参照できない」

EGL クライアント・データ用に生成された DiffHandler で、ネストされた型を参照するための構文に誤りがあります。 次善策として、クライアント・データ・メディエーター・クラスを編集して正しい構文を使用するようにします。'$' ではなく '.' を使用します。 たとえば、コードが、if (_Root instanceof pagehandlers.overdueaccounts$COMPANYNAME) の場合、if (_Root instanceof pagehandlers.overdueaccounts.COMPANYNAME) に変更します。

2.5 複数のポートレットで WDO/SDO ページ・データ用の Faces Client データを共用するための同じモデル名の使用が必ずしも成功しない

既存 SDO/WDO クライアント・データを再使用するクライアント・データを追加作成する際、モデル名を再使用するだけでなく、WDO/SDO メタデータ・ファイルも再使用してください。 ページ・データ・ビューから WDO/SDO を作成する場合は、「既存レコードまたはレコード・リストからメタデータ定義を再使用」オプションを選択し、再使用する SDO 用のメタデータ・ファイルをブラウズして選択すると、これが可能になります。

2.6 Faces Client: Faces Client コントロール・イベントがビュー ID の欠落のためポータルで正しく機能しない

この問題を解決するには、同じポータル・ページで使用されるすべてのポートレットで、JSF および JSF クライアント・コントロールがすべて固有の ID を持つようにしてください。 ポータル・ページが重複 ID のある不明なポートレットを使用する場合は、依然として競合が起こる可能性があります。 JSP 名を ID の一部として含めて、ID を固有にすることをお勧めします。

2.7 Faces Client: 円グラフ・ラベルとタイトルが GraphDraw でオーバーラップする

この問題には既知の次善策がありません。 ラベルの使用を最小にして、整理してください。

2.8 Faces Client: ツリー・ビューのカスタムの「開く」アイコンと「閉じる」アイコンがポータルに表示されない

次善策はありません。ポータルのツリー・ビューではカスタムの「開く」アイコンおよび「閉じる」アイコンを使用しないでください。

2.9 Faces Client: GraphDraw ランタイム - 一部の値が y 軸スケールで繰り返される

デフォルトのフォーマットでは、y 軸作図中に、非常に接近した一連の値の精度が失われて、値が繰り返されることがあります。 この問題を回避するためには、デフォルトのフォーマットの代わりに適切なカスタム数字フォーマットを使用してください。

2.10 Faces Client: GraphDraw で x 軸ラベル文字の切り取りが発生する

グラフのサイズを大きくするという次善策があります。

2.11 Faces Client: 方針に基づいてデータ・グリッドに項目を追加した後、ヘッダー/フッターが追加されない

次のシナリオではデータ・グリッドのヘッダー/フッターが表示されません。

  1. データ・グリッドが空の関連リストにバインドされている場合
  2. 方針に基づいてデータ・グリッドに項目を追加し、項目数がデータ・グリッドの高さを超えた場合

2.12 Faces Client: ネットワークを介した Web サービス呼び出しが失敗する

これは 2 つの異なるサーバー・マシンで Web サービスとクライアントのホスティングを行う場合に発生します。既知の次善策はありませんが、Macromedia の Web サイトにはこのクロスドメイン問題のある種の解決策が掲載されています。 Web サービス・サーバーとクライアントを同じサーバーでホスティングすることを提案します。

2.13 Faces Client: クライアント・データの作成の際に「問題」ビューに警告が表示される (未使用のインポート済みクラスの警告)

プロジェクトからこれらの警告を除去するには、Java ソース・フォルダー、またはプロジェクト、または警告の出たパッケージを右クリックし、コンテキスト・メニューから「ソース」>「インポートの編成」を選択します。

2.14 Faces Client: 「clientData タグの前に Faces Client コンポーネントをドロップできない」というメッセージに関する次善策

同じページに複数のクライアント・データがある場合、パレットから Faces Client コンポーネントをドロップすると、上記のメッセージが表示されることがあります。この問題の次善策として、JSP の「ソース」ビューに切り替えて、<h:form> タグのすぐ下にある <odc:clientData> タグをすべて移動します。

2.15 Faces Client: ソース・コードへのツリー・ビューのドロップ

ツリー・コンポーネントをページにドロップするか、ツリー・コンポーネントのソースをページに切り貼りすると、<p> タグがたまたま <odc:tree> タグの親になることがあります。その結果、HTML ページ上のツリー・コンポーネントのレンダリングが誤りになります。 この問題の次善策として、<odc:tree> タグの周囲の <p></p> タグを削除します。

2.16 「パネル - タブ付き」へのイメージ・ファイルのドロップ

サムネール・ビューまたはプロジェクト・エクスプローラー・ビューからタブ・パネルにイメージ・ファイルをドロップすることはできません。 イメージ・ファイルをパネル内に置くためには、パレット・ビューの HTML タグ・ドロワーからイメージをドラッグ・アンド・ドロップしてから、ドロップする必要のあるイメージ・ファイルを選択します。

2.17 Faces Client: WAS 6.0 にターゲット変更した結果の問題を解決しようとして、マイグレーション・ガイドのステップを実行した後、リンク切れの警告が表示されることがある

WebSphere Application Server V5.1 から V6.0 に Faces Client コンポーネントを含むプロジェクトをターゲット変更した結果の問題を解決しようとして、マイグレーション・ガイドのステップを実行した後、リンク切れの警告が表示されることがあります。 これらの警告が表示された場合、またはページを WebSphere Application Server v6.0 で実行するときにページが正しく表示されない場合は、Web プロジェクトを閉じてから再び開いてください。

メインの README ファイルに戻る