「データベース・エクスプローラー」ビューから「データ定義 (Data Definition)」ビュー内のプロジェクトにデータ・オブジェクトをコピーした後 (「データベース・エクスプローラー」のポップアップ・メニューから「プロジェクトにコピー」を選択)、「データ定義 (Data Definition)」ビューのオブジェクト・ツリーが使用できなくなることがあります。この問題を回避するには、「プロジェクトにコピー」アクションを繰り返してください。
ストアード・プロシージャーとユーザー定義関数に対しては、「実行前に再ビルド」設定は機能しません。この設定値は、「設定」ウィンドウの「プロセス」ページで設定されます (「ウィンドウ」->「設定」をクリックして「設定」ウィンドウを開き、「データ」ノードと「DB2 ストアード・プロシージャーおよび UDF ビルダー」ノードを展開して、「プロセス」ノードをクリックする)。この問題を回避するには、最後のビルド以降に変更を行った場合、実行前にストアード・プロシージャーとユーザー定義関数のビルドを手動で行う必要があります。
次のシナリオを実行すると、使用できないデータベース接続オブジェクトが「データベース・エクスプローラー」ビューに作成される場合があります。
- IBM DB2 Universal ドライバーを使用して、DB2 Universal Database データベースへの別名接続を新規に作成する。「データ定義 (Data Definition)」ビュー内のプロジェクトに接続情報をコピーしない。
- 接続を右クリックし、「編集」をクリックする。
- 開かれた「データベース接続の編集」ウィザード内で「キャンセル」をクリックする。
- ワークベンチを閉じる。
- ワークベンチを再度開く。
作成した接続に関する接続情報は、完全に復元されません。情報を「データ定義 (Data Definition)」ビュー内のプロジェクトにコピーした場合、この問題は起こりません。この問題を回避するには、その接続を削除し、接続を新規に作成してください。
注: この問題は V6.0.0.1 で修正されました。
「ルーチンのエクスポート」ウィザードの「DROP ステートメントの組み込み」オプションを使用してエクスポートされた一部の表 UDF をデプロイすると、SQLSTATE -458 のエラー・メッセージが表示される場合があります。この理由は、生成された DROP FUNCTION ステートメントにエラーがあることです。例えば、次のような UDF ソースの場合、
CREATE FUNCTION USERID.BABELFISH ( TRANSLATIONMODE VARCHAR(100), SOURCEDATA VARCHAR(100) )
次のような DROP FUNCTION ステートメントが生成されます。
DROP FUNCTION USERID.BABELFISH ()
この問題を回避するには、DROP FUNCTION ステートメントの末尾から括弧を除去してください。
戻りパラメーターが LOB データ型であるユーザー定義関数をデプロイしたり、ローカル・データベースに対して実行したりすると、失敗する場合があります。この問題は、戻される LOB パラメーターに長さが指定されていない場合に起こります。例えば、次のような場合です。
CREATE FUNCTION USERID.COLCLOB () RETURNS clob
この問題を修正するには、戻される LOB パラメーターに長さを指定する必要があります。例えば、次のようにします。
CREATE FUNCTION USERID.COLCLOB () RETURNS clob(5k)
ソースをデプロイせずに DB2 Java ストアード・プロシージャーをデータベースにデプロイした場合 (「ルーチンのデプロイ」ウィザードの「オプション」ページで「ソースを使用してデプロイ (Deploy using source)」チェック・ボックスにチェック・マークが付いていない)、ワークベンチを使用してデータベースからストアード・プロシージャーをドロップすることはできません。この問題を回避するには、DB2 コマンド行プロセッサー (CLP) から DROP PROCEDURE コマンドを実行するか、DB2 コントロール・センターを使用して、ストアード・プロシージャーをドロップできます。また、CALL SQLJ.REMOVE_JAR コマンドを実行して、インストール済みの jar を除去する必要が生じることもあります。
次のシナリオでは、「データベース接続 (Database Connection)」ウィザードまたはページの「クラスの場所 (Class location)」フィールドは自動的に記入されません。
- WebSphere Application Server (WAS) をインストールせずにワークベンチをインストールします。WAS をインストールします。
- ワークベンチを開始します。
- Cloudscape データベースへの接続を作成します (データ・パースペクティブのデータベース・エクスプローラー・ビューから右クリックし -> 「新規接続」を選択するか、または別のウィザードの「データベース接続」ページを使用します)。
この問題の次善策として、手動で「クラスの場所 (Class location)」フィールドに記入するか、ワークベンチを再開して接続を再作成します。ワークベンチを再開すると、「クラスの場所 (Class location)」フィールドは自動的に記入されます。