リレーショナル・データベース・ツール - リリース情報


1.0 既知の問題
   1.1 データ・オブジェクト定義をプロジェクトにコピーする際に「データ (Data)」パースペクティブのビューが破壊される可能性がある
   1.2 ストアード・プロシージャーとユーザー定義関数に対して「実行前に再ビルド」オプションが正しく機能しない
   1.3 * DB2 ユニバーサル・データベースの別名接続の編集を取り消すと、使用できない接続オブジェクトが作成される
   1.4 一部の表ユーザー定義関数 (UDF) をデプロイすると SQLSTATE -458 エラーが発生する
   1.5 戻される LOB データ型によっては、ユーザー定義関数のデプロイまたはローカルに対する実行が失敗する
   1.6 ソースを使用せずにデプロイされた DB2 Java ストアード・プロシージャーをドロップできない
   1.7 WebSphere Application Server がワークベンチとは別にインストールされている場合、Cloudscape データベース接続に対するクラスの場所がディスカバーされない

1.0 既知の問題

1.1 データ・オブジェクト定義をプロジェクトにコピーする際に「データ (Data)」パースペクティブのビューが破壊される可能性がある

「データベース・エクスプローラー」ビューから「データ定義 (Data Definition)」ビュー内のプロジェクトにデータ・オブジェクトをコピーした後 (「データベース・エクスプローラー」のポップアップ・メニューから「プロジェクトにコピー」を選択)、「データ定義 (Data Definition)」ビューのオブジェクト・ツリーが使用できなくなることがあります。この問題を回避するには、「プロジェクトにコピー」アクションを繰り返してください。

1.2 ストアード・プロシージャーとユーザー定義関数に対して「実行前に再ビルド」オプションが正しく機能しない

ストアード・プロシージャーとユーザー定義関数に対しては、「実行前に再ビルド」設定は機能しません。この設定値は、「設定」ウィンドウの「プロセス」ページで設定されます (「ウィンドウ」->「設定」をクリックして「設定」ウィンドウを開き、「データ」ノードと「DB2 ストアード・プロシージャーおよび UDF ビルダー」ノードを展開して、「プロセス」ノードをクリックする)。この問題を回避するには、最後のビルド以降に変更を行った場合、実行前にストアード・プロシージャーとユーザー定義関数のビルドを手動で行う必要があります。

1.3 * DB2 ユニバーサル・データベースの別名接続の編集を取り消すと、使用できない接続オブジェクトが作成される

次のシナリオを実行すると、使用できないデータベース接続オブジェクトが「データベース・エクスプローラー」ビューに作成される場合があります。

  1. IBM DB2 Universal ドライバーを使用して、DB2 Universal Database データベースへの別名接続を新規に作成する。「データ定義 (Data Definition)」ビュー内のプロジェクトに接続情報をコピーしない。
  2. 接続を右クリックし、「編集」をクリックする。
  3. 開かれた「データベース接続の編集」ウィザード内で「キャンセル」をクリックする。
  4. ワークベンチを閉じる。
  5. ワークベンチを再度開く。

作成した接続に関する接続情報は、完全に復元されません。情報を「データ定義 (Data Definition)」ビュー内のプロジェクトにコピーした場合、この問題は起こりません。この問題を回避するには、その接続を削除し、接続を新規に作成してください。

注: この問題は V6.0.0.1 で修正されました。

1.4 一部の表ユーザー定義関数 (UDF) をデプロイすると SQLSTATE -458 エラーが発生する

「ルーチンのエクスポート」ウィザードの「DROP ステートメントの組み込み」オプションを使用してエクスポートされた一部の表 UDF をデプロイすると、SQLSTATE -458 のエラー・メッセージが表示される場合があります。この理由は、生成された DROP FUNCTION ステートメントにエラーがあることです。例えば、次のような UDF ソースの場合、
CREATE FUNCTION USERID.BABELFISH ( TRANSLATIONMODE VARCHAR(100), SOURCEDATA VARCHAR(100) )
次のような DROP FUNCTION ステートメントが生成されます。
DROP FUNCTION USERID.BABELFISH ()
この問題を回避するには、DROP FUNCTION ステートメントの末尾から括弧を除去してください。

1.5 戻される LOB データ型によっては、ユーザー定義関数のデプロイまたはローカルに対する実行が失敗する

戻りパラメーターが LOB データ型であるユーザー定義関数をデプロイしたり、ローカル・データベースに対して実行したりすると、失敗する場合があります。この問題は、戻される LOB パラメーターに長さが指定されていない場合に起こります。例えば、次のような場合です。
CREATE FUNCTION USERID.COLCLOB () RETURNS clob
この問題を修正するには、戻される LOB パラメーターに長さを指定する必要があります。例えば、次のようにします。
CREATE FUNCTION USERID.COLCLOB () RETURNS clob(5k)

1.6 ソースを使用せずにデプロイされた DB2 Java ストアード・プロシージャーをドロップできない

ソースをデプロイせずに DB2 Java ストアード・プロシージャーをデータベースにデプロイした場合 (「ルーチンのデプロイ」ウィザードの「オプション」ページで「ソースを使用してデプロイ (Deploy using source)」チェック・ボックスにチェック・マークが付いていない)、ワークベンチを使用してデータベースからストアード・プロシージャーをドロップすることはできません。この問題を回避するには、DB2 コマンド行プロセッサー (CLP) から DROP PROCEDURE コマンドを実行するか、DB2 コントロール・センターを使用して、ストアード・プロシージャーをドロップできます。また、CALL SQLJ.REMOVE_JAR コマンドを実行して、インストール済みの jar を除去する必要が生じることもあります。

1.7 WebSphere Application Server がワークベンチとは別にインストールされている場合、Cloudscape データベース接続に対するクラスの場所がディスカバーされない

次のシナリオでは、「データベース接続 (Database Connection)」ウィザードまたはページの「クラスの場所 (Class location)」フィールドは自動的に記入されません。

  1. WebSphere Application Server (WAS) をインストールせずにワークベンチをインストールします。WAS をインストールします。
  2. ワークベンチを開始します。
  3. Cloudscape データベースへの接続を作成します (データ・パースペクティブのデータベース・エクスプローラー・ビューから右クリックし -> 「新規接続」を選択するか、または別のウィザードの「データベース接続」ページを使用します)。

この問題の次善策として、手動で「クラスの場所 (Class location)」フィールドに記入するか、ワークベンチを再開して接続を再作成します。ワークベンチを再開すると、「クラスの場所 (Class location)」フィールドは自動的に記入されます。

メインの README ファイルに戻る