IBM インストール・マネージャーを使用した IBM Rational Team Concert Express Edition のインストール


本バージョンは、28 Jan 2009にビルドされました。

本インストール手順の最新バージョンと役に立つ 計画情報は、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rtc/v1r0m1/index.jsp にてオンラインで参照することができます。

目次

Rational Team Concert Express Edition のインストール
Rational Team Concert 1.0.1 または 1.0.1.1 へのアップグレード
Express Edition のインストールの概要
Express Edition のインストールの準備
Linux の場合の特別な指示
IBM Installation Manager からの Express Edition のインストール
データベースのセットアップ
DB2 データベースのセットアップ
Oracle データベースのセットアップ
SQL サーバー・データベースのセットアップ
Jazz Team Server データベース表の作成
サーバーの始動
Apache Tomcat サーバーの始動
Windows でのサーバーの始動
Linux でのサーバーの始動
WebSphere Application Server のセットアップ
セットアップ・ウィザードの実行
インストールの完了
IBM Installation Manager の 使用によるクライアントのインストール
IBM Installation Manager からの Build System Toolkit のインストール
Security-Enhanced Linux での Rational Team Concert のインストール

Rational Team Concert Express Edition のインストール

Rational Team Concert 1.0.1 または 1.0.1.1 へのアップグレード

Rational® Team Concert クライアントおよびサーバーは、 zip を実行するか、Installation Manager によるインス トールによって、アップグレードできます。

注:
Installation Manager を使用して Rational Team Concert 1.0.1.1 を Rational Team Concert が現在インストールされていないコンピューターにインストールする場合、Installation Manager によりインストールする言語を選択するようにプロンプトが出されます。しかし、1.0.1.1 より前のバージョンから更新する場合は、Installation Manager は、ユーザーは現行の言語を使用すると想定し、言語を選択するプロンプトを出しません。 1.0.1.1 より前のバージョンは、英語のみで使用可能です。 追加する言語を選択するには、 1.0.1.1 に更新した後で、Installation Manager のメインスクリーンから「変更」を選択して、オファリングを選択します。次のスクリーンにサポートされる言語のリストが表示されます。 必要な言語を選択します。

1.0 Rational Team Concert Eclipse クライアントのアップグレード

バージョン 1.0 のクライアントをご使用の場合には、1.0.1 または 1.0.1.1 のクライアントを取得して新規の 1.0.1 または 1.0.1.1 サーバーに接続することをお勧めします。 zip ファイルを使用してこれらをインストールすることもできますし、Installation Manager による以前のインストールを更新することもできます。

サーバーのトライアル版またはアーリー・アク セス版から永続版へのアップグレード

Rational Team Concert のアーリー・アクセス版を実行している場合、まず 1.0 のトライアル版にアップグレードするか、または購入済みの 1.0.1 のサーバー製品に直接アップグレードします。 1.0 サーバー・キーでは、アーリー・アクセス版のサーバーを永続版にすることはできません。

1.0 のトライアル版からサーバーを永続版に するには、ご使用のエディションのサーバー・アクテ ィベーション・キット (http://www-306.ibm.com/software/awdtools/rtc/ から入手可能) を購入してインストールします。 アクティベーション・キットは、永続サーバー・キ ーを含む JAR ファイルから構成されます。 インストールは、サーバーの管理 Web インターフェースの「ライセンス・キーの管理」ページを使用して行います。

サーバーの 1.0 からのアップグレード

Rational Team Concert の 1.0.1 または 1.0.1.1 リリースには 1.0 リリースから直接アップグレードできます。 1.0 データベースは再利用可能です。データベースをマイグレーションする必要はありません。

注:
Websphere Application Server のアップグレードを開始する前に、https://servername:9443/jazz/admin#action=com.ibm.team.repository.admin.serverReset にナビゲートし、「サーバーのリセットの要求 (Request Server Reset)」をクリックして、サーバーをリセットします。

以前のマイルストーンまたはベータを実行し ている場合は、1.0 https://jazz.net/downloads/rational-team-concert/releases/ のアップグレード手順に従ってください。 まず、必要なデータベースの マイグレーションを実行します。

zip ファイルから 1.0 リリースをインストールし た場合は、以前のインストールとの共通部分はありません。 1.0.1 または 1.0.1.1 リリースを zip から新規ロケーションにインストールすることもできますし、Installation Manager を使用して 1.0.1 または 1.0.1.1 のインスタンスをインストールすることもできます。

Installation Manager を使用して 1.0 リリースをインストールした場合、1.0.1 または 1.0.1.1 を別のイン スタンスとしてインストールするか、または 1.0 イン スタンスを 1.0.1 または 1.0.1.1 に更新できます。 1.0.1 または 1.0.1.1 リリースを 別のサーバー・インスタンスとしてインスト ールする場合は、 インストール・ウィザードの「パッケージのイン ストール (Install Packages)」ページで「新規のパッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」を選択します。

注:
Websphere Application Server をアップグレード するには、1.0 jazz.war ファイルを除去して 1.0.1 jazz.war ファイルをデプロイします。

アップグレード を完了するには、 以前のサーバーのインストール環境から必要な構成ファイルをコピーする および 1.0.1 アクティベーション・キーのインストール を参照してください。

Rational Team Concert のエディション間でのサーバーのアップグレード

Rational Team Concert のエディション間でアップグレードすることができます。 Express-C から Express™ への移行や Express から Standard への移行などが 代表的なア ップグレードです。同じプロセスに従って、逆にダウ ングレードすることもできます。

すべての Rational Team Concert 1.0.1 または 1.0.1.1 エディションで Derby データベースがサポートされるため、Express-C から Express または Standard に移行する場合は、Derby から DB2® または Oracle にマイグレーションする必要はありません。 サーバーのエディションをマイグレーションした後に、既存のデータベースの処理に問題がないかどうかを確認し、必要に応じてデータベースのマイグレーションを実行することをお勧めします。データベースのマイグレーションの実行について詳しくは 、 『Jazz™ Team Server のマイグレーション』を参照してください。

Rational Team Concert 1.0.1 または 1.0.1.1 エディションが既にインストールされている場合に、別のエディションにアップグレードするには、新規エディションをダウンロードして、既存のエディションと共存するようにインストールし、新規エディションの実行に必要な構成ファイルをコピーします。以下のセクションで、必要な構成ファイル について説明します。

以前のエディションを zip ファ イルからインストールした場合は、 以前のインストールとの共通部分はありません。 新規エディションを zip から新規ロケーションにインストールすることもできますし、Installation Manager を使用して新規エディションをインストールすることもできます。今後の更新を適用できるようにするために、 実動サーバーについては、 Installation Manager を使用することをお勧めします。

以前のサーバーのインストールに Installation Manager を使用しており、新規エディションのインストールにも Installation Manager を使用する場合には、Installation Manager での新規インストール時に、以前のエディションをオーバーレイしないでください。インストール・ウィザードの「パッケージのインストール (Install Packages)」ページで「新規のパッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」を選択します。

これによって新規のエディションが別のロケーションにインストールされ、新規のパッケージ・グループ名を使用して、プログラム・ショートカットが作成されます。

このタスクを実行しないと、ファイルが衝突し、インストールが失敗します。これが発生した場合、「Installation Failed」というエラー・ダイアログが表示され、以下のようなテキストで詳細が示されます。

Installation failed.
  Error during "install" phase:
    Failed to extract zip standard 1.0.1.I20081018-1820.  File
    D:¥JazzTeamServer¥server¥license-update-site¥site.xml already exists.

これが発生しても、致命的な状態ではありません。インストールを再実行して、新規のパッケージ・グループを正しく作成できます。

以前のサーバーのインストール環境から必要な構成ファイルをコピーする

ソース・サーバーからターゲット・サーバーに、以下のファイルをコピーします。まず、アップグレードするサーバーのインストール環境に存在するオリジナル・ファイルの名前を変更して、バックアップを作成します。Installation Manager を使用して 1.0 から 1.0.1 に更新した場合、1.0 構成ファイルを含むバックアップ・ディレクトリーが、インストール・ロケーションのサーバー・サブディレクトリーに、backup-config-timestamp というような名前で作成されています。

Standard Edition にアップグレードす る予定であり、 Developer Client Activation Kit for Express を購 入済みである場合は、クライアントのライセンスが使 用できるように、Developer Client Activation Kit for Standard Edition を購入 してインストールしてください。 開発者ライセンスの割り当ては 引き続き有効ですが、正しいアクティベーション ・キットがインストールされるまで、開発者ライ センスは非アクティブ化されます。

1.0.1 アクティベーション・キーのインストール

永続のサー バー・アクティベーション・キーおよびクライアント ・アクティベーション・ライセンス・キーを 1.0 サ ーバーのインストール済み環境にインストールした場 合、これらのキーの 1.0.1 バージョンを取得してインストールします。 1.0.1 にアップグレ ードした後に、サーバーはトライアル・ライセンスに戻 ります。 1.0.1 アクティベーション・キーは、 Passport Advantage®から取得してください。 サーバーのエデ ィションごとに適用できるキーの名前を、以下に列挙します。

Express Edition のキー

Standard Edition のキー

Express Edition のインストールの概要

インストール・パッケージには、インストールを開始する際に必要なものがすべて含まれています。

デフォルト構成に含まれる項目は、以下のとおりです。

注:
構成を選択して、決定を記録するのに役立つ、オプションの計画ワークシートはオンライン・ヘルプ内から入手可能です。

Express Edition のインストールの準備

サーバーをインストールする前に、特定の考慮事項が検討されているか確認してください。

Linux の場合の特別な指示

Jazz Team Server を Linux にインストールする場合は、以下の特別な指示を確認してください。

IBM Installation Manager からの Express Edition のインストール

インストール・ファイルを取得したら、インストールを開始します。

このタスクについて

Jazz Team Server、Rational Team Concert クライアント、Build System Toolkit、 ClearCase® Connector、ClearQuest® Connector、およびその他の incubator ファイルは、http://jazz.net からダウンロードできます。Rational Team Concert を購入するには、 http://www.ibm.com/software/awdtools/rtc/ にアクセスしてください。ここでは、インストール可能イメージをダウンロードしたり、DVD を注文したりすることができます。

  1. 次のインストール・パッケージのいずれかをダウンロードします。

    IBM Installation Manager を使用して Rational Team Concert Express Edition をインストールする方法は、次の 2 とおりあります。

  2. ランチパッド・プログラムを開始します。

    Installation Manager が実行されていない場合は、開始してください。

    注:
    ランチパッド・プログラムを実行するには、管理者特権が必要です。
  3. ランチパッド・プログラムが開始すると、インストールする項目のリストが表示されます。 使用したい各パッケージを、リストされている順序でインストールします。
    1. Jazz Team Server をインストールします。

      IBM Installation Manager を使用する場合は、インストール・プロセス時に「ロケーション」ページでインストール・ディレクトリーをメモしてください。 ディレクトリーは、JazzInstallDir のようになります。

      注:
      既存のアプリケーション・サーバーを使用する予定の場合は、組み込みの Apache Tomcat サーバーの代わりに、Apache Tomcat パッケージのチェック・ボックスをクリアします。そうすることで、既存のアプリケーション・サーバーで使用するために必要なファイルのみがインストールされます。 Installation Manager は、これらのファイルをインストールする場所を選択するようにプロンプトを出します。
    2. オプション: DB2 Express をインストールします。
      注:
      Derby データベースはデフォルト構成に含まれており、インストールは必要ありませんが、このデータベースでは 10 人を超えるユーザーはサポートできません。10 人を超えるユーザーをサポートする必要があるが、既存の DB2 または Oracle データベースにアクセスできない場合は、DB2 Express をインストールします。

      DB2 Express をインストールする場合は、ユーザー ID、パスワード、およびポート番号を記録します。この情報は後で必要になります。インストール時にデフォルト設定を受け入れると、Jazz Team Server 構成が単純化されます。

    3. Rational Team Concert クライアントをインストールします。
    4. オプション: Build System Toolkit をインストールします。

データベースのセットアップ

データベースをインストールしたら、構成作業を行ってください。

ファースト・パス:
含まれる Derby データベースを使用している場合は、追加セットアップは必要ありません。 サーバーの始動に進んでください。

データベースをセットアップする手順の概要は次のとおりです。

  1. データベースを作成します。
  2. プロパティー・ファイルを構成します。
  3. データベース表を作成します。

DB2 または DB2 Express を使用している場合は、DB2 データベースのセットアップに進んでください。

Oracle を使用している場合は、Oracle データベースのセットアップに進んでください。

DB2 データベースのセットアップ

Jazz Team Server と連動するように、DB2 または DB2 Express データベースをセットアップします。

始める前に

この手順では、次の前提条件が満たされているものとします。支援が必要であれば、DB2 の資料を参照するか、DB2 データベース管理者 (DBA) に問い合わせてください。

このタスクについて

DB2 データベースをセットアップするには、次のようにします。

  1. DB2 コマンド・ウィンドウでデータベースを作成します。 サンプルのコマンドでは、JAZZ という名前の新規データベースを作成します。 これらのコマンドは、DB2 コマンド・ウィンドウで実行されます。 このコマンド・ウィンドウは、「DB2 コマンド行ツール」メニュー下の「開始」メニューから開くことができます。
    注:
    ユニコード・コンテンツを確実に正しく処理するには、データベース文字セットを UTF-8 エンコードにする必要があります。
    ヒント:
    データベースが稼働していない場合は、コマンド db2start で DB2 が始動します。
  2. ディレクトリー JazzInstallDir/server でファイル teamserver.properties を見つけて、teamserver.derby.properties に名前変更します。
  3. ディレクトリー JazzInstallDir/server でファイル teamserver.db2.properties を見つけて、 teamserver.properties に名前変更します。
  4. ファイル teamserver.properties でデータベースおよび接続の詳細を指定します。

    デフォルトの接続指定では、ポート 50000 上の localhost で実行される DB2 データベースに接続します。 Windows では、このデータベースは JAZZ という名前であり、 ユーザー名とパスワードはいずれも db2admin です。 データベースをセットアップする際にデフォルト値を使用した場合、 teamserver.properties ファイルはすでに正しく構成されている可能性があります。 構成されていなければ、ご使用の構成に合わせてこの情報を変更してください。

    1. テキスト・エディターでファイル teamserver.properties を開きます。
    2. 次の行を見つけます。
      com.ibm.team.repository.db.vendor = DB2
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=//localhost:50000/JAZZ:fullyMaterializeLobData=false;user=db2admin;password={password};
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=db2admin
    3. ご使用の DB2 サーバーおよびデータベースに合わせて、com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の値を編集します。
      ヒント:
      DB2 コマンド・ウィンドウで、 コマンド db2 get dbm cfg を実行して、 SVCENAME がある行を検出します。この行は、DB2 ポート名またはポート番号を示しています。 このコマンドが数値を返した場合は、その数値をポート番号として (上記の例の 50000 に代えて) 使用します。 コマンドが非数値の名前を返した場合は、この名前に割り当てられたポート番号を判別し、そのポート番号を使用します。 Linux では、ファイル /etc/services に、ポート名とポート番号のマッピングが収められています。 Windows では、ファイル C:¥windows¥system32¥drivers¥etc¥services にこのマッピングが収められています。 詳しくは、データベース管理者に問い合わせるか、データベースの資料を参照してください。
    4. ご使用の DB2 ユーザー名に合わせて、com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の値を編集します。
      注:
      DB2 ユーザーが、表や表スペースを作成し、データベース構成を変更するための権限を持っている必要があります。 DB2 ユーザーは、オペレーティング・システムにより作成されます。
    5. プロパティー com.ibm.team.repository.db.jdbc.password にユーザー・パスワードを指定します。
      注:
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.location プロパティー の password={password} テキストは変更しないでください。
    6. 必要な場合は、プロパティー com.ibm.team.repository.db.db2.content.tablespace.location を、メインの表スペースを作成可能である Jazz Team Server 上のパスに変更してください。
      注:
      この値をデフォルトの content_tablespace から変更しない場合、データベース・ストレージ・ロケーションに表スペースが作成されます。 Windows で、新規のパスを指定する場合は、二重の円記号を使用して指定する必要があります。例えば、 com.ibm.team.repository.db.db2.content.tablespace.location=c:¥¥db2¥¥jazz¥¥content_tablespace のように指定します。

タスクの結果

これでデータベースのセットアップが完了しました。 次はJazz Team Server データベース表の作成に進んでください。

Oracle データベースのセットアップ

Jazz Team Server と連動するように、Oracle データベースをセットアップします。

始める前に

ここでは、次の前提条件が満たされているものとします。支援が必要であれば、 Oracle の資料を参照するか、Oracle データベース管理者 (DBA) に問い合わせてください。

Oracle 上で Jazz Team Server を実行する場合、パフォーマンスを向上させるため Oracle 表スペースを作成します。その表スペースに リンクされたユーザーを作成する必要があります。

注:
これらのステップは、いずれも、データベース・ビルダーがリポジトリー・ツールを使用して実行するものではありません。

このタスクについて

Oracle データベースをセットアップするには、次のようにします。

  1. 表スペースを作成します。 表スペースのロケーションは、マシンおよびディスク・ドライブに適合する場所でなければなりません。
    注:
    表スペースには、以下のプロパティーをいずれも指定できます。
    • oracle_tbs 以外の名前
    • 別のディレクトリー内の場所
    • 1GB を超えるサイズ。大規模なインストールの場合、より多くのスペースを割り振る必要があります。
    以下の例は、Windows マシンで実行される CREATE ステートメントを示しています。
    CREATE BIGFILE TABLESPACE oracle_tbs DATAFILE 'D:¥oracle_tbs¥oracle_tbs.dbf' SIZE 1G AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT LOCAL AUTOALLOCATE
    注:
    ディレクトリー・パス (この例では D:¥oracle_tbs) は既存でなければなりません。特別な表スペースを、別途作成する必要はありません。Oracle のデフォルトの USERS 表スペースを使用できますが、管理対象のディスクにスペースが事前に割り振られていると、Oracle のパフォーマンスが向上します。
  2. Oracle ユーザーを作成します。

    表スペースの作成後、Jazz で Oracle データベースを使用するためには、 特別な Oracle ユーザーを作成する必要があります。

    この例では、ユーザーの名前は jazzDBuser、 パスワード (Oracle 用語で IDENTIFIED BY) は jazzDBpswd であり、 『1』で作成した表スペースに存在します。
    CREATE USER jazzDBuser IDENTIFIED BY jazzDBpswd DEFAULT TABLESPACE oracle_tbs
    ユーザーを作成した後、以下のアクションを実行するために必要なデータベース・システム・アクセス権をユーザーに付与します。
  3. ディレクトリー JazzInstallDir/server でファイル teamserver.properties を見つけて、teamserver.derby.properties に名前変更します。
  4. ディレクトリー JazzInstallDir/server でファイル teamserver.oracle.properties を見つけて、 teamserver.properties に名前変更します。
  5. サーバーを構成します。
    1. テキスト・エディターでファイル teamserver.properties を開きます。 次の行を見つけ、ロケーションとパスワードのプロパティーをご使用の構成に合わせて変更します。
      com.ibm.team.repository.db.vendor = ORACLE
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=thin:jazzDBuser/{password}@localhost:1521/ORCL
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=thin:jazzDBuser/{password}@//oracleserver.example.com:1521/ORCL
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=jazzDBpswd
      注:
      Oracle Express を使用する場合、ORCL を XE に変更します。
      com.ibm.team.repository.db.vendor = ORACLE
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=thin:jazzDBuser/{password}@localhost:1521/XE
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=thin:jazzDBuser/{password}@//oracleserver.example.com:1521/XE
      com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=jazzDBpswd
      プロパティー com.ibm.team.repository.db.jdbc.password にユーザー・パスワードを指定します。
      注:
      プロパティー com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の password={password} テキストは、変更しないでください。
    2. サーバー・スクリプトと同じディレクトリー (JazzInstallDir/server) に、oracle という名前のディレクトリーを作成します。
    3. ojdbc14.jar という名前の Oracle JDBC ドライバー JAR ファイルを見つけます。 この場所は、Oracle 製品およびオペレーティング・システムによって異なることがあります。 このファイルを、oracle という名前のディレクトリーにコピーします。
      注:
      WebSphere® Application Server を使用する場合、「ORACLE_JDBC」という名前のプロパティーを構成してから、そのプロパティーを、Oracle JDBC ドライバーの (URL ではなく) 絶対ファイル・パスに設定します。 この操作については、WebSphere Application Server のセットアップ手順で説明されています。 後にそれらの手順で使用するため、このファイル・パスをメモしておいてください。

タスクの結果

これでデータベースのセットアップが完了しました。 次は、Jazz Team Server データベース表の作成に進んでください。

SQL サーバー・データベースのセットアップ

Jazz Team Server と連動するように SQL サーバー・データベースをセッ トアップします。

この手順では、次の前提条件が満たされているものとします。

注:
SQL サーバー・データベースに対するデフォルトのログイン名 (JazzInstallDir/server/teamserver.properties ファイルに定義されています) は jazzDBuser であり、デフォルトのパスワードは jazzDBPswd です。これらの 値は、以下のデータベースの作成ステップで使用します。 これらの値を、ご使用 のデータベースの ユーザー名およびパスワードで置き換えることができます。

データベースのセットアップ

注:
このセクションでは、SQL サーバー のインストールで用意されているコマンド行ツール sqlcmd を使用して、SQL サーバ ー・データベースをセットアップする方法を説明します。 SQL Server Studio Management (Express バージョンでも SQL Server Studio Management Express として利用可能) などのビジュアル・ツール を使用することもできます。 詳しくは、SQL サーバー資料を参照 するか、また は SQL サーバーのデータベース管理者 (DBA) に問い 合わせてください。

コマンド・ツール sqlcmd を使用して SQL サーバー ・データベースをセットアップするには、以下の手順を実行します。

  1. Jazz Team Server データベースを作成します。 コマンド行ツールから、以下のように入力します。
    CREATE DATABASE jazz 
    検索
  2. ユーザーとパスワードを作成して、 Jazz Team Server データベースの所有権を変更します。 コマンド行ツールから、以下の ように入力します。
    CREATE LOGIN jazzDBuser
    WITH PASSWORD = 'jazzDBPswd';
    USE jazz;
    exec sp_changedbowner 'jazzDBuser'
    検索
  3. Jazz Team Server データベースの照合を変更します。 コマンド行ツールから、以下のように入力します。
    ALTER DATABASE jazz COLLATE SQL_Latin1_General_CP437_CS_AS 
    検索

サーバーの構成

注:
デフォル トでは、 JazzInstallDir/server ディレ クトリー内の teamserver.properties ファイ ルは、SQL サーバー・データベースに接続するよう にセットアップされていません。 すべてのデフォルトの設定および SQL サーバー固有の設定は、同 じディレクトリー内の teamserver.sqlserver.properties ファイルにあります。

サーバーを構成するには、以 下の手順を実行します。

  1. 以下のファイルの名前を変更します。
    注:
    元の teamserver.properties ファイ ルの名前を変更することで、ファイルを以前の作業バ ージョンに戻すことができます。 デフォルトでは、 DB プロバイダーは derby です。
  2. 別のユーザー名、パスワード、またはデータベ ース名を使用した場合、SQL サーバーを Jazz Team Server 以外のマシンにインストールした場合、またはデフォ ルト以外のポートを使用している場合は、サーバー構 成ファイルを編集します。 JazzInstallDir/server ディレ クトリー内のファイル teamserver.properties を開き 、以下に示された情報を、実際のセットアップ内容に合わせて変更します。
    com.ibm.team.repository.db.vendor = SQLSERVER
    com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=//SQL SERVER MACHINE IP:SQL SERVER TCIP PORT;databaseName=JAZZ DATABASE NAME;user=JAZZ USERNAME;password={password}
    com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=JAZZ LOGIN PASSWORD
  3. sqljdbc.jar という、SQL サーバー JDBC ドライバーの JAR ファイルを見つけ ます。 前提条件のセクションで説明したように、どこにドライバーをインストールしたかによってロケーションは異なる場合があります。
  4. 以下のいずれかの操作を実行して、JDBC の JDBC JAR ファイルのロケーションを指定します。

これで、データベースのセットアップが完了しまし た。 次に、 Jazz Team Server データベース表を作成します。 詳しくは、Jazz Team Server データベース表の作成を参照してください。

トラブルシューティング

repotools コマンドが正常に実行できない場合、 JazzInstallDir/server ディレ クトリーにある repotools_createTables.log というログ・ファイルを確認してください。

以下につい ても確認してください。

注:
さまざまなデータベース・プラットフォームで使用できるように、Jazz Team Server のデータベース・コードは汎用性があり、標準的なものになるように設計されています。ただし、構文、最適化の戦略、およびロッキングのセマンティックは、エンタープライズ・データベースの各ベンダーで異なります。サーバーに対しては、SQL サーバー上で、自動テスト 、通常のワークロードのシミュレーション、およびストレス・テストを組み合わせ たテストを実行しています。 通常のワークロードのシミュレーション でのパフォーマンスは、許容できる範囲でした。 並行性の自動テストでは、データベースのデッドロックが発生した場合もありましたが、別のサーバー・ハードウェアではこの現象は常に再現されたわけではありませんでした。

サーバーは、同時に発生する多数の要求を処理 するように 設計されています。 例外として、リポジトリー・データベース でデッドロックが発生する場合があります。これは、要求に関連するトランザクションにおいて、類似オブジェクトや同等のオブジェクトが同時に更新されるためです。これらは、めったに発生しませんが、通常のイベントです。 これに対して防御できるようシステムが設計されており、データ保全性は維持されます。データの損失は発生しません。デッドロックは、ビルド・エンジンの 実行などのタスクによってログに記録されること があります。 通常は、状態が検出され、タスクが再試行さ れます。 デッドロックによってビルドが失敗することが あります。 デッドロックを解決するために、ワークアイテムやソー ス・コードでの作業などのユーザー・アクションが中断されることが、非常にまれにあります。 この場合、ユーザー・アクシ ョンは失敗し、デッドロックについての詳細とともに 、エラーがユーザーに表示されます。 このとき、ユーザーはアクションを再試行することができます。

発生したすべてのデッドロックは、サーバーでロ グに記録されます。ログには、デッドロックの発生 時に起こったことについての情報が記載されています。 ログ・エントリーのテキストは、com.ibm.team.repository.common.RetryableDatabaseException: Serialization failure のようになります。

システムでデッドロックが発生した場合は、https://servername:9443/jazz/service/com.ibm.team.repository.common.internal.IFeedService?category=SystemLog にあるエラー・ログを参照してください。

頻繁にデッドロックの例外が発生する場合は、製品サポートに連絡するか、または jazz.net のフォーラムにアクセスして、最新情報や更新情報、または問題の軽減手法を確認してください。

Jazz Team Server データベース表の作成

リポジトリー・ツールを使用してデータベース表を作成します。

このタスクについて

データベース表を作成するには、次のようにします。

  1. コマンド repotools -createTables を実行して、 Jazz リポジトリーのデータベース表を作成します。

    repotools ファイルは、JazzInstallDir/server にあります。

    このコマンドでは、接続およびサイズの設定に、teamserver.properties の構成プロパティーを使用します。デフォルトでは、このコマンドは現行ディレクトリー内を検索します。 パラメーター teamserver.properties を使用すると、別のプロパティー・ファイルを参照できます。

    このコマンドにより、 Jazz Team Server リポジトリー用に、表スペースや、必要なすべての表および索引が作成されます。
  2. データベース表の作成後、すべての変更を有効にするため、データベースを停止してから再始動する必要があります。
    ヒント:
    DB2 を停止および開始するコマンドの例として、db2stop と db2start があります。 これらのコマンドは、DB2 コマンド・ウィンドウで実行されます。このコマンド・ウィンドウは、 「DB2 コマンド行ツール」カスケード・メニュー下のアプリケーション開始メニューから開くことができます。

タスクの結果

これでデータベースのセットアップが完了しました。 次は、サーバーの始動に進んでください。

サーバーの始動

このトピックでは、サーバー始動スクリプトを実行する場合のさまざまなオプションについて説明します。

このタスクについて

組み込みの Apache Tomcat アプリケーション・サーバーを使用する予定の場合は、Jazz Team Server を始動する準備はすでにできています。

WebSphere Application Server を使用する予定の場合は、WebSphere Application Server のセットアップでの説明に従ってご使用のサーバー環境をセットアップします。

Apache Tomcat サーバーの始動

Apache Tomcat サーバーを始動する準備ができました。

Apache Tomcat は、ディレクトリー JazzInstallDir/server/tomcat にインストールされています。 Web アプリケーション (jazz.war) は、Apache Tomcat ディレクトリー webapps にインストールされています。コマンド・ウィンドウで、現行ディレクトリーを JazzInstallDir/server に設定します。 サーバー始動スクリプトとサーバー・シャットダウン・スクリプトはこのディレクトリーにあります。

Windows でのサーバーの始動

Windows でサーバーを始動するには、スタートアップ・ファイルを実行します。

このタスクについて

  1. サーバーを始動するには、 JazzInstallDir/server ディレ クトリーから以下のコマンドを実行します。
    server.startup.bat
    注:
    別の Apache Tomcat コンソール・ウィンドウが開きます。このウィンドウは閉じないでください。閉じると、サーバーの動作が停止します。また、Apache Tomcat ネイティブ・ライブラリーに関するメッセージを含め、いくつかの通知メッセージが起動します。これらの通知メッセージは、Jazz Team Server の機能には影響しません。
  2. サーバーを停止するには、 JazzInstallDir/server ディレ クトリーから以下のコマンドを実行します。
    server.shutdown.bat

次のタスク

注:
上の例では、始動スクリプトと停止スクリプトはディレクトリー JazzInstallDir/server から直接実行されます。 IBM Installation Manager を使用して Jazz Team Server をインストールした場合は、Jazz Team Server Windows の「スタート」メニューからもコマンドを実行できます。

サーバーが始動したら、セットアップ・ウィザードの実行に進んでください。

Linux でのサーバーの始動

Linux でサーバーを始動するためスタートアップ・ファイルを実行します。

このタスクについて

  1. サーバーを始動するには、 JazzInstallDir/server ディ レクトリーから root ユーザーと して以下のコマンドを実行します。
    ./server.startup
    ユーザー ID が管理者権限を持っている場合は、次のコマンドを実行します。
    sudo ./server.startup

    別の Apache Tomcat コンソール・ウィンドウは表示されません。サーバーの始動の進行状況を確認するには、JazzInstallDir/server/tomcat/logs/catalina.out にあるログ・ファイルを調べてください。

  2. サーバーを停止するには、 JazzInstallDir/server ディレ クトリーから root ユーザーとして以下のコ マン ドを実行します。
    ./server.shutdown
    ユーザー ID が管理者権限を持っている場合は、次のコマンドを実行します。
    sudo ./server.shutdown

次のタスク

注:
この例では、始動スクリプトと停止スクリプトはディレクトリー JazzInstallDir/server から直接実行されます。 IBM Installation Manager を使用して Jazz Team Server をインストールした場合は、Jazz Team Server アプリケーションの「開始」メニューからもコマンドを実行できます。

サーバーが始動したら、セットアップ・ウィザードの実行に進んでください。

WebSphere Application Server のセットアップ

このトピックでは、WebSphere Application Server と連動するように Jazz Team Server をセットアップする方法について説明します。 このセットアップでは、Websphere Application Server と同じマシンに Jazz Team Server をインストールしていることを前提とします。

始める前に

これらのステップを実行する前に、以下の作業が完了している必要があります。

ヒント:
IBM Installation Manager を使用する場合は、Jazz Team Server ファイルを Web アプリケーション・ディレクトリーにインストールできます。インストール・プロセス中に、組み込みの Apache Tomcat アプリケーション・サーバーをインストールすることはできません。これによって、Installation Manager は、Web アプリケーション・ディレクトリーを入力するよう要求し、WebSphere に必要なファイルのみをインストールします。 デフォルト・ディレクトリーは、Windows では C:¥Program Files¥IBM¥JazzTeamServer で、Linux では /opt/IBM/JazzTeamServer です。 インストール・ディレクトリーは、この手順では JazzInstallDir と呼ばれます。IBM Installation Manager を使用してファイルを WebSphere Application Server Web アプリケーション・ディレクトリーにインストールする場合は、上述したようにファイルを手動で移動する必要はありません。

このタスクについて

注:
この資料では、複雑なトピックである WebSphere 認証または SSL の構成については説明しません。WebSphere のさまざまな認証と暗号化オプションの詳細については、WebSphere インフォメーション・センターで説明されています。詳細については、 WebSphere インフォメーション・センターにアクセスして、アプリケーションとその環境の保護を検索してください。Jazz Web UI では、許可を実行してアプリケーションを個別設定するためには、認証が構成されている必要があります。

  1. profile.ini ファイルと license-profile.ini ファイルを変更します。

    JazzInstallDir/server/provision_profiles/ にある各プロファイルを編集して、URL プロパティーの絶対パスを設定します。

    以下に例を示します。

    注:
    ディレクトリー JazzInstallDir/server/provision_profiles/ には、.ini ファイルのみが含まれている必要があり、バックアップ・ファイルを格納しないでください。一部のエディターでは、除去しなければならないバックアップ・ファイルが自動的に保存されます。
  2. teamserver.properties ファイル内のデータベースの場所を確認して更新します。
    com.ibm.team.repository.db.vendor = DB2
    com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=//localhost:50000/JAZZ:fullyMaterializeLobData=false;user=db2admin;password={password};
    com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=db2admin
  3. WebSphere Application Server レベルを確認または更新します。

    Jazz Team Server では、IBM Java SDK 1.5 SR5 以降の累積フィックスが適用された WebSphere Application Server Version 6.1 が必要です。IBM Java SDK 1.5 SR6 SDK の更新は、http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg24017492 から入手可能です。 WebSphere 6.1 と GA IBM Java SDK を使用して、Jazz は、いくつかの操作後に「プロキシー・エラー」の報告を開始します。

  4. JVM 引数を更新します。

    Jazz Team Server では、実行される Java 仮想マシンで固有の設定を行う必要があります。

    最初に、サーバーと log4j (サーバーで使用されるロギング・フレームワーク) 用の構成ファイルの検索場所を確認する必要があります。これを行うには、システム・プロパティー com.ibm.team.server.configURL と log4j.configuration を設定します。 これらのプロパティーは、単純なパスではなく URL を使用するため、値は file://-style URL として指定する必要があります。

    Jazz JVM で必要な 2 番目のプロパティーでは、-Xmx 設定を使用してデフォルトの最大メモリー割り振りを超えるメモリーを提供します。これは、サーバーでサポートされるチームのサイズ、およびJazz Team Server が実行されているサーバーのメモリー容量に基づいて設定する必要があります。標準の中規模チームでは、値 -Xmx1000M を使用して、Jazz Team Server プロセスに 1000 MB のヒープ・メモリーを提供できます。

    Oracle データベースに接続している場合は、「ORACLE_JDBC」という名前のプロパティーを追加する必要があります。プロパティーを、Oracle jdbc ドライバーへの絶対ファイル・パス (URL ではない) に設定します。

    サーバーの動作を制御するために設定する必要があるその他のシステム・プロパティーがいくつかあります。そのようなプロパティーは以下に記載されています。以下に、WebSphere 管理コンソールにおけるこれらの JVM プロパティーの固有の詳細を示します。JazzInstallDir はご使用の Jazz Team Server インストール・ディレクトリーに置き換えてください。

    1. 「サーバー」 -> 「アプリケーション・サーバー (Application Servers)」をクリックします。
    2. 「server1」をクリックします。
    3. 「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」 -> 「プロセス管理 (Process Definition)」をクリックします。
    4. 「Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」をクリックします。
    5. 値 100 を「初期ヒープ」に追加します。
    6. 値 1000 を「最大ヒープ・サイズ (Maximum Heap Size)」に追加します。
    7. 「適用」をクリックします。
    8. 「ロギングおよびトレース」をクリックします。 「ログ詳細レベルの変更」をクリックします。 Jazz Team Server は、Birt レポート・エンジンを使用します。BIRT 通知項目が WebSphere ログ・ファイルに書き込まれるないようにするために、org.eclipse.birt.* パッケージに対して、ロギング・レベルを 「重大」に設定します。 「適用」をクリックします。
    9. 「カスタム・プロパティー (Custom Properties)」をクリックします。
    10. 次のプロパティーを追加します。 「新規 (New)」をクリックして、次のように「名前 (Name)」「値 (Value)」に入力してから、「OK」をクリックします。
      • 名前: com.ibm.team.repository.provision.profile : file:///JazzInstallDir/server/provision_profiles (ファイル URL として)
        注:
        プロパティー com.ibm.team.repository.provision.profile は、provision_profiles が格納されているディレクトリーを指している必要があります。
      • 名前: com.ibm.team.server.configURL : file:///JazzInstallDir/server/teamserver.properties (ファイル URL として)
      • 名前: log4j.configuration : file:///JazzInstallDir/server/log4j.properties (ファイル URL として)
      • 名前: java.awt.headless : true
      • 名前: org.eclipse.emf.ecore.plugin.EcorePlugin.doNotLoadResourcesPlugin : true
    11. 「保存」をクリックして、マスター構成に直接保存します。
  5. Websphere を再始動して、Jazz アプリケーションをインストールします。

    次のコマンド行の例では、WASInstallDir は、WebSphere Application Server がインストールされているサーバー上の場所を表しています。

    1. WebSphere Application Server の管理コンソールを開きます。
    2. 「アプリケーション (Applications)」 -> 「新規アプリケーションのインストール (Install New Application)」をクリックします。
    3. 「新規アプリケーションへのパス (Path to new Application)」の下にある「ローカル・ファイル・システム (Local file system)」をクリックします。
    4. 「絶対パス (Full path)」に次のように入力します。
      JazzInstallDir/server/jazz.war
    5. 「コンテキスト・ルート (Context Root)」を /jazz に設定します。
    6. 「次へ」をクリックして、「新規アプリケーションのインストール (Install New Application)」の残りのステップを続行します。
    7. 「終了」をクリックします。
    8. 「保存」をクリックして、マスター構成に直接保存します。
    9. 「アプリケーション (Applications)」 -> 「エンタープライズ・アプリケーション (Enterprise Applications)」をクリックします。
    10. jazz_war の横にあるボックスを選択して、「開始 (Start)」をクリックします。

      アプリケーションが正常に開始されたことを示す緑の矢印が表示されます。

次のタスク

サーバーが始動したら、セットアップ・ウィザードの実行に進んでください。

セットアップ・ウィザードの実行

セットアップ・ウィザードを実行すると、サーバーが正しく機能していることが検証され、サーバーの構成ステップが示されます。

このタスクについて

Jazz Team Server がデータベースに接続していることを確認するには、サーバー・ログまたはコンソール出力を調べます。接続とデータベース情報は最初にアクセスしたときにエコー出力されます。 ディレクトリー JazzInstallDir/server/tomcat/logs が、サーバー・ログ・ファイル用に使用されます。

この手順では、ホスト名 localhost とデフォルト・ポート 9443 を使用してサーバーを使用できることが前提となっています。必要に応じて、localhost をご使用のサーバーのホスト名に置き換えて、ポート 9443 を置き換えてください。

セットアップ・ウィザードを開始して、ご使用のサーバーを構成します。URL https://localhost:9443/jazz/setup を使用してください。
デフォルトのユーザー名とパスワードでは大/小文字が区別されます。

LDAP ディレクトリー Web コンテナーを構成した場合は、LDAP ディレクトリーで定義されている JazzAdmin ユーザーでログインします。

セットアップ・パスを選択します。セットアップ・ウィザードには 2 つのメインパスがあります。



初期セットアップが完了したら、URL https://localhost:9443/jazz/admin を使用して、Jazz Team Server 管理 Web ユーザー・インターフェースから追加のオプションを構成できます。

次のタスク

サーバー・セットアップ・ウィザードがロードされない場合は、以下の項目を確認してください。

インストールの完了

サーバーのインストールが完了したら、次に進む前に、いくつかの構成オプションについて検討する必要があります。

このタスクについて

インストール後に実行する追加アクションがいくつかあります。

IBM Installation Manager の 使用によるクライアントのインストール

クライアントは、IBM Installation Manager を使用して、ダウンロード可能なファイルとして配布されます。

このタスクについて

注:
クライアントを既存の Eclipse ワークベンチにインストールするには、IBM Installation Manager を使用します。IBM Installation Manager のインストールでは、拡張するワークベンチを指定するようにプロンプトが出され、将来のワークベンチの更新、ロールバック、および変更の管理が自動的に行われます。
注:
Security-Enhanced Linux (SELinux) が使用可能な場合は、Rational Team Concert をインストールして実行するには、これを使用不可にするか、テキストの再配置を行えるように Java ランタイム環境 (JRE) のセキュリティー・コンテキストを変更する必要があります。詳しくは、Security-Enhanced Linux での Rational Team Concert のインストールを参照してください。

  1. 次のインストール・パッケージのいずれかをダウンロードします。

    Rational Team Concert クライアントをインストールする方法は、次の 3 とおりあります。

  2. ランチパッド・プログラムを開始します。

    Installation Manager がまだ実行されていない場合は、以下のステップを実行して開始してください。

    注:
    ランチパッド・プログラムを実行するには、管理者特権が必要です。
    注:
    ランチパッド・プログラムを開始する Linux コマンドは、 Rational Team Concert for Eclipse IDE 専用です。
    ランチパッド・プログラム・ファイルを開始するには、以下の手順を実行します。
  3. 次のクライアントをインストールできます。 「Installation Manager」ウィザードが表示されます。 ウィザードにより、クライアントのインストールについて説明されます。
  4. クライアントを始動するには、インストールによって作成された Rational Team Concert のショートカットをクリックします。
  5. サーバーに接続します。 サーバーに接続する最も簡単な方法は、チームの招待を使用することです。招待がない場合は、手動で接続できます。
    1. 「ファイル」 -> 「チームの招待を受諾」とクリックします。ウィザードでプロセスが説明されます。
      注:
      招待がない場合は、サーバー管理者からの URI または URL が必要です。(サンプル・フォーマットは https://example.com:9443/jazz です)。「チームの招待を受諾」ウィンドウの右下隅に表示される「既存プロジェクト・エリアへの接続 (connecting to an existing project area)」ハイパーリンクをクリックします。
    2. ウィザードの指示に従って、接続をセットアップします。

トラブルシューティング: 以下に、推奨される問題管理の手法を示します。

次のタスク

クライアントを正常にインストールした後で、次のトピックを参照して、Rational Team Concert を開始する必要があります。

IBM Installation Manager からの Build System Toolkit のインストール

Build System Toolkit は、IBM Installation Manager を使用してビルド・マシンにインストールできます。

このタスクについて

  1. ランチパッド・プログラムを開始します。

    Installation Manager が実行されていない場合は、開始してください。

    注:
    ランチパッド・プログラムを実行するには、管理者特権が必要です。
  2. ランチパッド・プログラムが表示されたら、「Build System Toolkit」をクリックしてインストール・プロセスを開始します。
  3. インストールが完了したら、ビルドを構成する必要があります。 Build System Toolkit についての詳細は、『About Jazz team build』で参照できます。

Security-Enhanced Linux での Rational Team Concert のインストール

Security-Enhanced Linux (SELinux) が使用可能に設定されている場合、これを使用不可にするか、または Rational Team Concert のインストールおよび実行に使用される Java ランタイム環境 (JRE) のセキュリティー・コンテキストを、テキストの再配置が許可されるように変更する必要があります。

このタスクについて

Rational Team Concert を評価することのみを目的にマシンをセットアップしており、 SELinux フィーチャーが重要ではないと判断している場合、操作を続行する一番簡単な方法は、SELinux を使用不可にすることです。

注: