UML 図 - リリース情報


1.0 既知の問題
   1.1 SVG イメージが正しく生成されない場合がある
   1.2 コミュニケーション図で、SVG イメージが正しいカラーで保管されない場合がある
   1.3 テキスト・フィールドでショートカット・キーが動作しない場合がある
   1.4 関連エンドポイントに関する制約を表示できない
   1.5 可視性の変更を反映するようデコレーターが更新されない場合がある
   1.6 ライフラインにデコレーターが表示できない
   1.7 Javadoc 文書の生成時、無効な例外が発生する
   1.8 C++ シーケンス図で新規操作を作成できない
   1.9 制約違反がダイアグラム・エディターにロードされない
   1.10 アーキテクチャー・ディスカバリー・パターン・カウントが誤っている場合がある
   1.11 実装の表記が汎化として表示される場合がある
   1.12 テキスト・エディターにファイルが正しく表示されない場合がある
   1.13 LANG 環境変数に誤りがある場合、Rational Software Modeler が正しく応答しないことがある
   1.14 操作によって UML 図が使用できなくなる場合がある

1.0 既知の問題

1.1 SVG イメージが正しく生成されない場合がある

SuSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 では、UML 図を SVG イメージとして保存するときに SVG トランスコーダーが誤った色にマッピングします。その結果、製品に表示される図と SVG イメージとして表示される図とでは色が異なります。

1.2 コミュニケーション図で、SVG イメージが正しいカラーで保管されない場合がある

コミュニケーション図を SVG イメージとして保管すると、ライフラインの塗りつぶしの色が正しく保管されない場合があります。 この問題を回避するには、コミュニケーション図を GIF または JPEG イメージとして保管してください。

1.3 テキスト・フィールドでショートカット・キーが動作しない場合がある

編集可能ダイアグラムを操作しているとき、「コピー」ショートカット・キー (Ctrl+C) と「貼り付け」 ショートカット・キー (Ctrl+V) がテキスト・フィールドで動作しない場合があります。 この問題を回避するには、以下のように「編集」メニューでテキストをコピーし、貼り付けてください。

  1. コピーするテキストを選択します。
  2. 選択した項目を右クリックし、「コピー」をクリックします。
  3. 新しいテキスト・ダイアグラム要素を作成します。
  4. そのテキスト・ダイアグラム要素を右クリックし、「貼り付け」をクリックします。

1.4 関連エンドポイントに関する制約を表示できない

UML ダイアグラムを操作しているとき、関連エンドポイントに関する制約を表示できません。

1.5 可視性の変更を反映するようデコレーターが更新されない場合がある

状態マシン図を操作しているとき、状態要素の可視性を変更することができます。 ただし、「状態」ビューでは、状態要素のデコレーターが可視性の変更を反映するよう更新されない場合があります。

1.6 ライフラインにデコレーターが表示できない

ある特定の種類の classifier またはステレオタイプ要素のプロパティーを表すライフラインを 表示すると、デコレーター・アイコンが表示されていません。 ステレオタイプおよび可視性の設定を変更しても、効果はありません。 この問題を回避するため、カラーを変更し、ライフラインを異なるものにすることができます。

1.7 Javadoc 文書の生成時、無効な例外が発生する

UML ダイアグラムの Javadoc 文書を生成済みの Ant スクリプトから生成すると、スクリプトは実行を 完了しますが、例外がスローされます。 この例外は無視することができます。

1.8 C++ シーケンス図で新規操作を作成できない

新規操作を C++ シーケンス図で作成することはできません。 この問題を回避するには、新規操作が組み込まれるよう C++ ソース・コードを更新してください。

1.9 制約違反がダイアグラム・エディターにロードされない

制約違反を「問題 (Problems)」ビューでダブルクリックすると、その要素が UML モデル・エディターでオープンします。 ただし、要素はダイアグラム・エディターでオープンしなければなりません。

1.10 アーキテクチャー・ディスカバリー・パターン・カウントが誤っている場合がある

ダイアグラム・ナビゲーター (Diagram Navigator) で、アーキテクチャー・ディスカバリー・パターン・カウントは、 分析時に見つかった一致の数を示しています。 新しいプロジェクトをインポートすることによって、または既存のプロジェクトをクローズすることによって ワークスペースを更新すると、カウントは更新されません。 カウントを更新するには、分析を再実行してください。

1.11 実装の表記が汎化として表示される場合がある

Linux オペレーティング・システムでは、実装の表記が汎化として表示される場合があります。

1.12 テキスト・エディターにファイルが正しく表示されない場合がある

UML ダイアグラム (例えば、拡張子が .emx、.epx、.dnx、または .tpx のファイル) をテキスト・モードで 表示するコマンドを起動すると、テキスト・エディターにファイルが正しく表示されない場合があります。 この問題を回避するには、以下のステップに従ってください。

  1. 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューで、ダイアグラム・ファイルを選択します。
  2. 選択した項目を右クリックし、「プロパティー」をクリックします。
  3. 「情報 (Info)」タブをクリックします。
  4. 「テキスト・ファイル・エンコード (Text file encode)」「その他 (Other)」をクリックします。
  5. ドロップダウン・リストから「UTF-8」を選択します。
  6. 「適用」をクリックします。
  7. OK」をクリックする。

1.13 LANG 環境変数に誤りがある場合、Rational Software Modeler が正しく応答しないことがある

ご使用のコンピューターの LANG 環境変数が設定されていない場合、または GIMP Toolkit (GTK) でサポートされていない値に設定されている場合、UML 図を扱う仕事をすると製品が正しく応答しない場合があります。いずれの場合も、以下の Gdk 警告が Eclipse ログ・ファイルに出力されます。

 (process:9793): Gdk-WARNING **: locale not supported by Xlib
(process:9793): Gdk-WARNING **: can not set locale modifiers

この問題を解決するには、LANG 環境変数を Gdkによってサポートされている値 (例えば en_US) に設定し、設定がご使用の X Window システム環境のロケールに一致していることを確認してください。

1.14 操作によって UML 図が使用できなくなる場合がある

Red Hat Enterprise Linux 3.0 では、特定の操作により UML 図が使用できなくなる場合があります。この場合は、以下のエラー・メッセージが表示されます。

内部エラーの表示中に内部エラーが生じました (An internal error occurred while showing an internal error.)。ワークベンチを終了することをお勧めします。 後続のエラーが起こる可能性があり、ワークベンチが警告なしに終了することがあります。 詳細については .log ファイルを参照してください。ワークベンチを終了しますか? (Do you want to exit the workbench?)

.log ファイルには以下のような例外が出力されます。

 !MESSAGE Failed to execute runnable (java.lang.InternalError: Can't connect to X11 
window server using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.)
!STACK 0
org.eclipse.swt.SWTException: Failed to execute runnable (java.lang.InternalError:
Can't connect to X11 window server using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.)
at org.eclipse.swt.SWT.error(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.SWT.error(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.widgets.Synchronizer.runAsyncMessages(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.widgets.Display.runAsyncMessages(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.widgets.Display.readAndDispatch(Unknown Source)
at org.eclipse.ui.internal.Workbench.runEventLoop(Workbench.java:1377)
...

 !MESSAGE Can't connect to X11 window server using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.
!STACK 0
java.lang.InternalError: Can't connect to X11 window server using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.
at sun.awt.X11GraphicsEnvironment.initDisplay(Native Method)
at sun.awt.X11GraphicsEnvironment.<clinit>(X11GraphicsEnvironment.java:175)
at java.lang.Class.initializeImpl(Native Method)
at java.lang.Class.initialize(Class.java:350)
at java.lang.Class.forNameImpl(Native Method)
at java.lang.Class.forName(Class.java:116)
at java.awt.GraphicsEnvironment.getLocalGraphicsEnvironment(GraphicsEnvironment.java:91)
at java.awt.image.BufferedImage.createGraphics(BufferedImage.java:1073)
at org.apache.batik.ext.awt.image.GraphicsUtil.createGraphics(Unknown Source)
at org.apache.batik.gvt.filter.GraphicsNodeRed8Bit.genRect(Unknown Source)
at org.apache.batik.gvt.filter.GraphicsNodeRed8Bit.copyData(Unknown Source)
at org.apache.batik.ext.awt.image.rendered.TileCacheRed.genRect(Unknown Source)
...

この問題を解決するには、製品を終了してから再開します。

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