XDE では、すべてのパラメーター、属性、および関連の端には、要素のタイプの保持に使用される任意の文字列である、TypeExpression フィールドがあります。 パラメーターおよび属性の場合、この文字列はダイアグラムに表示されます。 Rational® UML モデリング製品では、 パラメーターおよびプロパティー (UML 2.0 の属性および関連の端の両方と等価です) には、「タイプ」フィールドがあります。 このフィールドは文字列ではなく、モデル内のタイプ要素への参照です。 この任意の文字列と要素の参照との間の違いにより、XDE 内の TypeExpression フィールドを広範囲に使用するモデルをインポートする場合に、問題が発生します。
XDE 要素がパラメーターまたは属性である場合、タイプ参照に関する正しい要素の検索は、インポート・プロセス時に以下の 4 つのステップからなるプロセスで行います。
XDE では、関連の端の TypeExpression フィールドは、その関連の端に対応するアソシエーションのターゲット要素から完全に独立しています。 Rational モデリング製品では、関連の端でもあるプロパティー要素の「タイプ」フィールドは、そのアソシエーションのターゲットである要素を参照する必要があります。 アソシエーションそのものをリダイレクトせずに別のものをポイントするように、「タイプ」フィールドを設定することはできません。 そのため、インポートされたモデル内で「タイプ」フィールドを設定するために XDE モデルの TypeExpression フィールドにある情報を使用することはできません。 代わりに、簡単に可視になる方法ではありませんが、ステレオタイプのプロパティーが使用されて、インポート時に XDE TypeExpression 文字列が保持されます。
関連の端の TypeExpression フィールドが空ではない場合は、ステレオタイプ «XDE TypeExpression» が Rational モデリング製品内の対応するプロパティー要素に適用され、ステレオタイプのプロパティー TypeExpression が XDE TypeExpression フィールドの値に設定されます。 このステレオタイプのプロパティーは、プロパティー・モデル要素に関する「プロパティー」ウィンドウの「詳細」ページでのみ表示されます。