特定の XDE モデル項目の無視によるメモリー消費量の削減

rationalsdp.ini ファイルを編集することによって、プロファイル、型式、および図などの特定のモデル成果物を、XDE モデルのインポート・プロセス中に無視するように選択することができます。特定の成果物を無視することによって、Rational® UML モデリング製品への XDE モデルのインポートに必要なメモリー量を減らすことができます。

rationalsdp.ini ファイルを編集する前に、使用中の Rational モデリング製品をクローズしてください。

以下の表は、インポート中に無視することが可能な成果物、および rationalsdp.ini ファイル内で使用されるその成果物に関連するキーのリストです。

無視される成果物 キー 説明
型式
-DXDE_IMPORT_NO_TYPEEXPR
このキーを使用すると、型式は Rational UML モデリング製品にインポートされません。インポート後、インポートされたモデルからは型式が失われますが、このキーによって削減できるメモリー量は最少です。
-DXDE_IMPORT_NO_DIAGRAMS 
このキーを使用すると、図は Rational UML モデリング製品にインポートされません。インポート後、必要に応じて、そのモデルにとって最も重要な図を手動で再作成してください。
プロファイル
-DXDE_IMPORT_NO_PROFILES
このキーを使用すると、プロファイルおよび型式は Rational UML モデリング製品にインポートされません。一部のインスタンスでは、型式はプロファイルではステレオタイプとしてマイグレーションされるため、インポート・プロセス中にプロファイルを無視すると、型式のマイグレーションは抑止されます。
プロファイルおよび図
-DXDE_IMPORT_NO_PROFILES_AND_DIAGRAMS
このキーを使用すると、プロファイル、図、および型式は Rational UML モデリング製品にインポートされません。このキーはメモリー使用量を最も減らすことができますが、生成されるモデルからは多くの XDE モデル成果物が失われます。
注: 上記のオプションのいずれかを使用してメモリー消費量を削減すると、XDE インポート・レポートには、予期しない内部エラーのみが表示されます。

インポート中、特定の XDE モデル成果物を無視するには、以下のようにします。

  1. ワードパッドなどのテキスト・エディターで、デフォルトの場所 x:¥Program Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0¥ (「x」は Rational Software Development Platform のインストール先のドライブ) にある rationalsdp.ini ファイルを開きます。
  2. 上の表で説明しているキーの 1 つを rationalsdp.ini ファイルに追加します。 例えば、図なしの XDE モデルをインポートするには、VMArgs=-DXDE_IMPORT_NO_DIAGRAMS キーを追加します。
  3. rationalsdp.ini ファイルを保管して閉じます。
Rational UML モデリング製品を始動して、XDE モデルまたはモデル・セットを再インポートします。
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