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[データベース]タブ(デフォルト設定)

[データベース] タブは、SQL/ODBC データベース オプション、テーブル名やフィールド名の並べ替えと表示の方法、およびその他の詳細オプションを設定するために使用します。

エクスプローラ オプション

表示

テーブル
このチェック ボックスをオンにすると、SQL/ODBC データ ソース内のデータベース テーブルについてのレポート作成ができるようになります。このオプションは、デフォルトで選択されています。
ビュー
このチェック ボックスをオンにすると、SQL/ODBC データ ソース内の仮想テーブルについてのレポート作成ができるようになります。このオプションは、デフォルトで選択されています。
システム テーブル
このチェック ボックスをオンにすると、システム テーブルについてのレポート作成ができるようになります。これらのテーブルは、通常、システム管理者のみが使用しますが、適切なアクセス権を持っている場合は使用できます。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。
シノニム
このチェック ボックスをオンにすると、一部のホストで使用可能な仮想テーブルについてのレポート作成ができるようになります。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。
ストアド プロシージャ
このチェック ボックスをオンにすると、ストアド プロシージャをサポートする SQL システムを使用している場合に、ストアド プロシージャから返される結果セットについてのレポート作成ができるようになります。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。
テーブル名 LIKE
このボックスでは SQL LIKE 関数を入力することにより、データベース エキスパートに表示するテーブル名の種類を指定できます。この関数では、アンダースコア (_) やパーセント記号 (%) をワイルドカードとして使用できます。アンダースコアは任意の 1 文字を指定し、パーセント記号は任意の文字列を指定します。たとえば、DAV_ は DAVE だけに一致し、DAV% は DAVE と DAVID の両方に一致します。"テーブル名 Like C%" と指定すると、名前が文字 C で始まるテーブルだけを表示できます。
オーナー LIKE
このボックスの機能は [テーブル名 LIKE] ボックスと同じですが、テーブル名自体ではなく、テーブルのオーナー (または作成者やエイリアス) の選択に LIKE 関数を使用する点が異なります。たとえば、"オーナー Like C%" と指定すると、オーナーの名前が文字 C で始まるテーブルだけを表示できます。

テーブルとフィールドのリスト方法

[データベース] タブのこのセクションにあるオプションを使用すると、テーブルおよびフィールドに使用されるテキストを指定できます。

名前
このオプションを選択すると、テーブルおよびフィールドを識別するために実際の名前が使用されます ("Customer" テーブル、"顧客名" フィールドなど)。このオプションは、デフォルトで選択されています。
説明
このオプションを選択すると、テーブルおよびフィールドを識別するために、ユーザーが指定した説明が使用されます ("Our Clients" テーブル、"The names of all our customers" フィールドなど)。
両方
このオプションを選択すると、テーブルおよびフィールドを識別するために、その名前とユーザーが割り当てた説明の両方が使用されます ("Customer - Our Clients" テーブル、"顧客名 - The names of all our customers" フィールドなど)。

並べ替え

テーブルをアルファベット順に並べ替える
このチェック ボックスをオンにすると、プログラム全体をとおして、テーブルが (データベース内に出現する順序ではなく) アルファベット順に並べ替えられて表示されます。このオプションは、デフォルトで選択されています。
フィールドをアルファベット順に並べ替える
このチェック ボックスをオンにすると、プログラム全体をとおして、フィールドが (データベース テーブル内に出現する順序ではなく) アルファベット順に並べ替えられて表示されます。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。

詳細オプション

インデックスまたはサーバーを使用して高速化
このチェック ボックスをオンにすると、利用可能なインデックスまたはサーバーを使用して、レコード選択プロセスが高速化されます。このチェック ボックスをオフにすると、レコード選択プロセスの処理速度が大幅に低下する場合があります。このオプションは、デフォルトで選択されています。
   インデックスの名前が、そのインデックスが指すデータベース名と異なっている場合は、インデックスをプログラムのために指定する必要があります。この操作は、[リンク オプション] ダイアログ ボックスで行います。
サーバー上でグループ化を実行
このチェック ボックスをオンにすると、サーバー上でグループ化が実行されます (サーバー側処理)。サーバー上で処理の大部分を実行し、クライアントでは処理の一部だけを実行するようにレポートを設定できます。サーバー側で処理を行うことには、多くの利点があります。サーバー サイド プロセスには、次のような利点があります。
  • サーバーへの接続時間が短縮される。
  • より少量のメモリでレポートを処理できる。
  • サーバーからクライアントへの転送時間が短縮される。

サーバーサイド プロセスを行えるのは、SQL データ ソースに基づいたレポートだけです。たとえばクエリーは SQL データ ソースではないので、クエリーを基にしたレポートに対してサーバーサイド プロセスは利用できません。

このオプションは、デフォルトでは選択されていません。

データベース サーバーは大文字/小文字を区別しない
このチェック ボックスをオンにすると、大文字と小文字を区別しないで、SQL データ内の文字列が検索されます。たとえば、レポートに SQL データが含まれており、そのデータ内に大文字と小文字が混在している (red、RED、Red など) 場合、大文字と小文字を区別して "red" を検索すると、"red" のみが検索されます。このチェック ボックスをオンにして同じクエリーを実行すると、レコード選択値に "red" を指定すると、red、RED、および Red が検索されます。このオプションは、デフォルトで選択されています。
固有データを選択して参照する
[固有データを選択して参照する] チェック ボックスをオンにすると、データベース フィールドの内容を参照するときに、最初の 500件の重複しない一意なレコードを参照できます。

[固有データを選択して参照する] オプションがオフの場合は、参照時に最初の 500 件のレコード内にある一意な値が返されます。

   大部分の SQL サーバーでは、メモ フィールドや BLOB フィールドなどの長整数型に対する固有レコードの選択はサポートされていないため、このようなフィールドに対する固有データの選択および参照はできません。
最初のリフレッシュ時に照合
このチェック ボックスをオンにすると、各セッションで最初にレポートをリフレッシュしたときに、レポートは使用しているデータベースの現在のバージョンで更新され、データベースのレコード バッファは現在のレコード サイズにリセットされます。このオプションは、デフォルトで選択されています。
最初のリフレッシュ時にストアド プロシージャを照合
このチェック ボックスをオンにすると、各セッションでレポートを最初にリフレッシュするとき、レポートはストアド プロシージャの現在のバージョンで更新され、そのレコード バッファが現在のレコード サイズにリセットされます。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。
データベース ドライバ更新時に照合
このチェック ボックスをオンにすると、データベース ドライバの変更時に、レポートは使用しているデータベースの現在のバージョンで更新され、データベースのレコード バッファは現在のレコード サイズにリセットされます。このオプションは、デフォルトで選択されています。

参照

[リンク オプション] ダイアログ ボックス | [デフォルト設定] ダイアログ ボックス | レポートのパフォーマンスの最適化