レポートの作成に使用するフィールドの多くは、式の中でも参照できます。たとえば、データベース フィールド、パラメータ フィールド、積算合計フィールド、SQL 式フィールド、集計フィールド、およびグループ名フィールドは、どれも式の中で使用できます。また、式の中で別の式フィールドを参照することもできます。
レポートにフィールドを挿入する最も簡単な方法は、レポート フィールド ツリーでフィールド名をダブルクリックすることです。この方法では、確実に正しい構文でそのフィールドを使用できます。
データベース フィールド、パラメータ フィールド、式フィールド、積算合計フィールド、および SQL 式フィールドの名前は、中かっこ({})で囲む必要があります。
データベース フィールド名はデータベースから取得されます。
{Employee.Last Name}
パラメータ フィールド、式フィールド、積算合計フィールド、および SQL 式フィールドの名前は、それらのフィールドの作成時に指定されます。
集計フィールドとグループ名フィールドは、関数の呼び出しに似ています。しかし、実際はレポート フィールドを短く表記したものです。
例
Xtreme サンプル データベースを使用して、受注日から製品を出荷するまでにかかる何日を算出するには、"受注日" データベース
フィールドから "出荷日" データベース
フィールドを引きます。
//データ {Orders.出荷日} - {Orders.受注日}
ある製品の受注金額の合計を算出するには、製品の単価に受注量をかけます。
{Orders Detail.単価} * {Orders Detail.数量}
元の単価の 80% の特売価格を算出するには、次のようにします。
{Orders Detail.単価} * 0.80