文字列型のパラメータ フィールドにデフォルト値を設定する場合は、範囲を指定する代わりに、[マスクの編集]フィールドにエディット マスクを入力することもできます。エディット マスクでは、マスク文字列を使用して、パラメータ値として入力できる文字列を制限します。デフォルトの値も、エディット マスクの制限を受けます。
次のマスク文字またはその組み合わせを入力できます。
- "A" は任意の英数字を表します。このパラメータ値には入力が必要です。
- "a" は任意の英数字を表します。このパラメータ値に入力がなくても有効です。
- "0" は数字(0 から 9 まで)を表します。このパラメータ値には入力が必要です。
- "9" は数字またはスペースを表します。このパラメータ値に入力がなくても有効です。
- "#" は数字、スペース、プラス記号(+)、またはマイナス記号(-)を表します。このパラメータ値に入力がなくても有効です。
- "L" は英文字(A から Z まで)を表します。このパラメータ値には入力が必要です。
- "?" は、英文字を表します。このパラメータ値に入力がなくても有効です。
- "&" は任意の文字またはスペースを表します。このパラメータ値には入力が必要です。
- "C" は任意の文字またはスペースを表します。このパラメータ値に入力がなくても有効です。
- ". , : ; - /"(区切り文字)。エディット マスクに区切り文字を挿入するのは、パラメータ フィールドに書式を設定するのと同じです。レポートにそのフィールドを配置すると、オブジェクト フレームには、たとえば“LLLL/0000”と表示されます。これは、4 つの英文字と 4 つの数字を必要とするエディット マスクを表しています。
- "<" はその後に続く文字を小文字に変換します。
- ">" はその後に続く文字を大文字に変換します。
- "\" はその後に続く文字をリテラルで表示します。たとえば、エディット マスクが "\A" の場合は、"A" というパラメータ値が表示されます。エディット マスクが "00\A00" の場合、有効なパラメータ値は、2 つの数字、"A" の文字、および 2 つの数字から成ります。
- "Password"。エディット マスクを "Password" に設定すると、入力した文字はすべて "*" で表示されます。これを使用することで、たとえば、特定のパスワードを入力したときのみに、あるセクションやフィールドを表示する条件式を作成できます。
エディット マスク文字には、パラメータ値の入力のとき、そこに文字の入力が必要なものと、必要なら空白にしておけるものとがあります。たとえば、エディット マスクが 000099 の場合は、4 桁、5 桁、または 6 桁のパラメータ値を入力できます。"9" というエディット マスク文字は、必ずしも文字の入力を必要としないからです。反対に、"0" は文字の入力を要求するので、4 桁未満のパラメータ値を入力することはできません。
参照
式へのパラメータの組み込み | パラメータの設定