この演習では、クラス階層を表示するために C++ Shapes プロジェクトを可視化します。
C++ Shapes プロジェクトには、二次元および三次元の図形を表す一連のクラスが含まれています。 shape クラスは、他のすべてのクラスの継承元となる基本クラスです。 shape2d クラスおよび shape3d クラスは、基本 shape クラスから継承を行い、 二次元および三次元の図形を表します。 したがって、各図形は二次元の図形クラスまたは三次元の図形クラスのいずれかから継承を行うことになります。
アプリケーションを拡張する前に、C++ Visualizer を使用してアプリケーションの階層を参照することができます。 クラス間の関係を参照することによって、アプリケーションの構造をよりよく理解することができます。 また、Visualizer を使用することによって、クラス図のモデリング・インターフェースを使用して、アプリケーションを素早く拡張することもできます。
始める前に、Shapes プロジェクトをインポートしなければなりません。 サンプル・ギャラリー (Sample Gallery) から Shapes プロジェクトをインポートするか、 「概要」ページの「関連サンプルを参照 (See a related sample)」をクリックすることができます。
プロジェクトをコンパイルするには、互換性のある C++ コンパイラーがインストールされていなければなりません。 C++ コンパイラーについての詳細は、オンライン・ヘルプを参照してください。
shape クラスと circle クラスを可視化して、プロジェクトの階層をより分かりやすく表示し、理解することができます。
図は、Shapes プロジェクトの階層を表しています。 図は、可視化されたクラス、そのオペレーション、そしてクラス間に存在する継承および使用の関係を示しています。 この図は、二次元および三次元のクラス階層と、それらと基本 shape クラスとの関係を示しています。
次の演習では、この図を使用して、Shapes プロジェクトを視覚的に拡張します。
続いて、『演習 2: circle クラスおよび sphere クラスの拡張』に進んでください。