ガイドライン: クラス図
トピック
クラス図は、モデルの静的構造、特にクラス、内部構造、ほかのクラスへの関係などを示します。時間的な情報は示しません。
クラス図は、クラス、パッケージ、これらの間の関係などの宣言的 (静的) なモデル要素の集合として表され、これらの要素相互およびその内容とのリンクが図で示されます。クラス図は、パッケージに組み込み (およびパッケージの所有とし)、特定のパッケージ内で関係するものだけを示すことができます。
次に、クラス図を表現する場合に適したクラス構造を挙げます。ただし、すべての状況でこれらすべてを使うわけではありません。
- 最も重要な設計サブシステム、クラス、インターフェイス、およびそれらの関係。この種のダイアグラムは、設計モデルの要約として使用でき、モデルのレビューに非常に役立ちます。このようなダイアグラムは、普通、アーキテクチャの論理ビューに含まれます。
- 機能的に関連性のある、または一貫性のあるクラス群。
- 同じパッケージに属するクラス群。
- 重要な集約階層と汎化階層。
- 関連、集約、汎化の各関係を持つクラス構造を含む、エンティティ クラスの重要な構造。可能な場合は、寿命の長いオブジェクトの全クラスとそれらの関係を示すクラス図を作成します。この種のダイアグラムは、システムに格納されるものや格納構造をレビューする際に特に役立ちます。
- パッケージとその依存関係 。場合によっては、これらのレイヤリングを図示します。
- 特定のユース ケースの実現に参加するクラス。
- 単独のクラス、その属性、操作、ほかのクラスとの関係。
各クラスを少なくとも 1 つのダイアグラムで示す必要があります。場合によっては、1 つのクラスを同じビューで繰り返し使用することにより、モデルを理解しやすくすることができます。たとえば、クラスの異なるオブジェクトを区別する場合などです。
|