実装ビューは、システムの 5 つのアーキテクチャ ビューのうちの 1 つです。残りのアーキテクチャ ビューは、論理ビュー、ユース ケース ビュー、プロセス ビュー、配置ビューです。

実装ビューの目的は、実装に関して行われたアーキテクチャ上の決定を把握することです。通常、実装ビューは次のようなものを含みます。

  • 実装モデル内のすべてのサブシステムの列挙
  • サブシステムがレイヤと階層でどのように編成されるかを示すコンポーネント図
  • サブシステム間のインポートの依存関係の図

実装ビューは、次のような場合に役立ちます。

  • 個人、チーム、または下請け業者に実装作業を割り当てる
  • 開発、変更、削除されるコードの量を評価する
  • 大規模な再利用を推論する
  • リリース戦略を検討する

実装ビューとそのほかのアーキテクチャ ビュー ビューは、ソフトウェア アーキテクチャ説明書に文書化されます。



Rational Unified Process   2003.06.15