RUP® (Rational Unified Process®) は、ソフトウェア開発プロセスです。開発組織内でタスクや責務を割り当てるための統制された手法が提供されます。Rational Unified Process の目標は、予想可能なスケジュールと予算の範囲内で、エンドユーザーのニーズに適合する品質の高いソフトウェアの生産を保証することです。
上の図は、RUP の包括的なアーキテクチャを 2 つの次元で示しています。
- 横軸は時間を示し、プロセスのライフサイクル的な側面をプロセスの進行に従って示しています。この次元は時間の経過に伴うプロセスの動的な側面を表し、フェーズ、反復、マイルストーンの形式で表現されます。
- 縦軸は基本ワークフローを示し、すべての作業がその性質に応じて論理的にグループ分けされています。この次元は、プロセスの静的な側面を表します。つまり、プロセスのコンポーネント、基本ワークフロー、作業、ワークフロー、成果物、役割に関して、プロセスがどのように表現されるかを表しています (「主要概念」を参照)。
このグラフは、時間の経過に伴って、重視する点がどのように変化するかを示しています。たとえば、初期の反復では要求に時間をかけますが、後半の反復では実装に時間をかけます。
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