目的
  • 反復期間中に完了した作業が反復の目標に合っているかどうかを判断するために使用する基準を承認すること
ステップ
入力とする成果物:    結果となる成果物:   
頻度: 反復ごとに 1 回 
役割:  管理レビュー担当者 
ツール メンター:   

ワークフローの詳細:   

反復評価基準のレビューは、テストとレビューの正式なレビューです。反復の目標が達成されたことを顧客に示すために使用します。これにより、プロジェクト チームと顧客が、反復の作業の成功を測定する方法に関して一貫した期待を持つことを確認します。

反復評価基準のレビュー会合のスケジュール作成 ページの先頭へ

反復評価基準のレビュー会合は、顧客の代表者とプロジェクトの管理チーム (プロジェクト管理者とプロジェクト チームのさまざまな担当領域のチーム リーダー) 間の会合です。プロジェクト レビュー委員会の代表者が入る場合もあります。

会合への出席者が決定したら、開催される会合の日時を設定します。参加者が、承認決定の基礎として使用する資料をレビューできるように、十分な準備期間を与えることが重要です。

会合資料の配布 ページの先頭へ

会合に先立って、レビュー担当者にレビューの資料を配布します。レビュー担当者がレビューに十分な時間をかけられるよう、会合まで十分な時間的余裕を持ってこれらの資料を送付します。レビューのために最低限提示すべき成果物のセットを次に挙げます。

  • 反復計画書
  • テスト計画書

反復評価基準のレビュー会合の開催 ページの先頭へ

会合中に、レビュー担当者は、テスト計画書に定義されたテストとレビューのプログラム案を評価します。このプログラムは、反復の目標が達成されたかを判断するために使用されます。会合中に、次のことを確認します。

  • 顧客の代表者とプロジェクト チームの両方が、反復の最後にどのプロジェクト成果物が納品されるかを明確に理解した
  • 顧客の代表者とプロジェクト チームの両方が、実施するレビュー、テスト、立証、その結果を解釈する方法を明確に理解した
  • レビューとテストを、反復計画書でその反復のために定義された全目標を網羅するように計画した

会合の終了時にレビュー担当者は、承認決定を下します。結果は次のいずれかになります。

基準の承認  顧客の代表者とプロジェクト チームが、評価基準が満足のいくものであることに合意した。 
基準の却下  評価基準を容認できない。反復の全目標が網羅されていないか、特定の目標が達成されているかを正しく評価しないテストかレビューがあることが原因。 

基準が却下された場合、プロジェクト チームは、識別されている不完全部分に対処します。また、改訂した反復評価基準を再提出して、フォローアップ レビューを受けます。

決定の記録 ページの先頭へ

会合の最後に、重要なディスカッションやアクション項目を記載し、反復評価基準のレビューの結果を記録した、レビュー記録を完成します。結果が「基準の却下」だった場合、フォローアップの反復評価基準のレビュー会合を、後日にスケジュールします。



Rational Unified Process   2003.06.15