「ロギング設定 (Logging preferences)」ウィンドウ

Log and Trace Analyzer には、「ロギング設定 (Logging preferences)」ウィンドウがあります。このウィンドウを使用すると、CommonBaseEvents.log に記録されるロギングの詳細のレベルを指定できます。「ロギング設定 (logging preferences)」は、「ロガー (Loggers)」タブおよび「その他 (General)」タブで構成されます。

ロガー (Loggers)

このタブには、com.ibm.etools.common.logging プラグインによって定義されている com.ibm.etools.common.logging.commonLoggingOptions 拡張ポイントを実装するプラグインのリストが表示されます。

この表は以下の列から構成されています。

ロガー名 (Logger Name)
commonLogginOptions 拡張ポイントによって指定されるロガーの名前。  
注: 名前が指定されていない場合は、com.ibm.etools.logging.commonLoggingDefault 拡張ポイントによって定義されるデフォルトのロギング名が使用されます。
 
ロギング・レベル (Logging Level)
commonLoggingOptions 拡張ポイントによって指定されるロギング・レベル。
ロギング・レベルは、ログに記録される詳細の量を示しています。ロギング・レベルを選択すると、選択したロギング・レベルとロギング・レベルが同じか、またはそれ以上のロギング・レベルのメッセージが、CommonBaseEvents.log ファイルに記録されます。
注: 選択されたレベルが NONE の場合、メッセージはまったくログに記録されません。

ロギング・レベルの順序は、次のとおりです。

  1. ALL (すべて) (すべての情報がログに記録されます)
  2. FINEST (最も詳細) (最低レベル: ほとんどの情報がログに記録されます)
  3. FINER (より詳細)
  4. FINE (詳細)
  5. CONFIG (構成)
  6. INFO (通知)
  7. WARNING (警告)
  8. SEVERE (重大) (最高レベル: 最も少ない情報がログに記録されます)
  9. NONE (なし) (ロギングなし)

たとえば、「WARNING (警告)」を選択すると、「SEVERE (重大)」メッセージは組み込まれますが、「INFO (通知)」メッセージは組み込まれません。


注:

その他 (General)

このタブには、ワークベンチのデフォルト・ロギング・オプションが表示され、以下のフィールドがあります。

デフォルトのロギング・レベル (Default logging level)

独自のロギング・レベルを持たないロガーには、このデフォルトのロギング・レベルが適用されます。デフォルト・レベルは、 com.ibm.etools.common.logging.commonLoggingDefaultOptions 拡張ポイントによって指定され、「CONFIG (構成)」に設定されています。

選択されたロギング・レベルと同じかそれ以上のロギング・レベルのメッセージだけが、CommonBaseEvents.log ファイルに記録されます。「NONE (なし)」が選択されていると、メッセージはまったくログに記録されません。ロガーのロギング・レベルのセクションの下にある『ロギング・レベルの順序』を参照してください。

関連参照
共通ロギング・ストラテジー

関連タスク
ロギング設定の変更