validValues

validValues プロパティー (以前の range プロパティー) は、ユーザーが入力できる有効な一連の値を示します。このプロパティーは、数値フィールドまたは文字フィールドに使用されます。プロパティーの形式は、次のとおりです。
  validValues = arrayLiteral
arrayLiteral
単一および 2 つの値のエレメントからなる配列リテラルで、次の例のようになります。
  validValues = [ [1,3], 5, 12 ]
  validValues = [ "a", ["bbb", "i"]] 
各単一エレメントには、1 つの有効な値が含まれ、2 つの値の各エレメントには、以下のように範囲が含まれます。
  • 数値の場合、左端の値が有効な最下位の値で、右端の値が有効な最上位の値です。前述の例では、値 1、2、および 3 が INT 型のフィールドに有効です。
  • 文字フィールドでは、比較が可能な文字数である場合、ユーザー入力は値の範囲に照らして比較されます。例えば、範囲 ["a", "c"] には、先頭文字が「a」、「b」、または「c」であるすべての入力データが (有効として) 含まれます。照合シーケンスでは、ストリング「cat」は「c」より大きくなって いますが、「cat」は有効な入力データです。
    一般的な規則では、範囲内の最初の値は lowValue と呼ばれ、2 番目の値は highValue と呼ばれます。以下のすべて のテストが実行された場合、ユーザーの入力データは有効です。
    • ユーザー入力が、lowValue または highValue に等しい。
    • ユーザー入力が lowValue より大きく、highValue より小さい。
    • 比較が可能であるかぎり、最初の一連の入力文字は、lowValue 内の最初の一連の文字と一致する。
    • 比較が可能であるかぎり、最初の一連の入力文字は、highValue 内の最初の一連の文字と一致する。
追加の例は、次のとおりです。
  // 有効な値は、1、2、3、5、7、9、および 11
  validValues = [[1, 3], 5, 7, 11]

  // 有効な値は、文字「a」および「z」
  validValues = ["a", "z"]

  // 有効な値は、「a」で始まる任意のストリング
  validValues = [["a", "a"]]

  // 有効な値は、小文字で始まる
  // 任意のストリング
validValues = [["a", "z"]]

ユーザー入力が指定された範囲外の場合、EGL ランタイムは、フィールド・プロパティー validValuesMsgKey に関連して記述されているように、メッセージを表示します。

関連する概念
テキスト書式

関連する参照項目
検証プロパティー
validationFailed()
EGL ソース形式の DataTable パーツ
verifyChkDigitMod10()
verifyChkDigitMod11()

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