WDO および SDO を使用する Web プロジェクトのデプロイ

データ・アクセスに WebSphere Data Objects (WDO) を使用する Web プロジェクトは、Agent Controller を使用するか、または管理コンソールを使用するかの 2 通りの方法で、 WebSphere® Application Server V5.1 にデプロイすることができます。 以下では、Faces Classifieds サンプルを例として用いて両方法について説明します。

またこれらの方法を使用して、データ・アクセスに Service Data Objects (SDO) を使用する Web プロジェクトを WebSphere Application Server V6 にデプロイすることもできます。ただし、できないと示されている場合を除きます。.

重要:

Agent Controller を使用する

開始前に、サーバー・マシン上に IBM® Agent Controller をインストールします。 インストールについては、該当の資料を参照してください。
  1. サーバー・サイドのパスを修正する。
    1. プロジェクト・エクスプローラーで details.jsp をダブルクリックして、Page Designer の中でこれを開く。
    2. 「ページ・データ」ビューの中で disp_ad を構成する。「接続」タブ上で、 ランタイム接続を編集するように選択します。
      • Cloudscape™ データベースを使用している場合は、 クラス・ロケーションデータベース・ロケーションを更新して、 ご使用のサーバー・マシン上のパスを反映させる必要があります。 使用のサーバーでは変数設定を使用することができます。 たとえば、パス ${CLOUDSCAPE_JDBC_DRIVER_PATH}¥db2j.jar は、WebSphere Application Server とともに組み込まれている Cloudscape ドライバーを指します。 パス ${APP_INSTALL_ROOT}¥localhost¥DefaultEAR.ear¥classifieds.war¥CloudscapeSampleData¥database は、ご使用のデータベースを指します。ここで、ご使用の EAR プロジェクトではデフォルト名の DefaultEAR が保持されており、ご使用の Web プロジェクトには classifieds という名前がつけられています。
      • Cloudscape 以外のデータベースの場合は、クラス・ロケーションを更新する必要があります。
  2. プロジェクト・エクスプローラーで、ご使用のプロジェクトを右マウス・ボタン・クリックして、「実行」 > 「サーバーで実行」を選択し、ご使用のアプリケーションをデプロイしてください。
    注: V5.1 Unit Test Server ではなく、 WebSphere Application Server V5.1 (またはそれ以上) を選択するようにしてください。
Agent Controller に関する更新済み情報については、Agent Controller のインストール・ディスク上の「最初にお読みください (Read Me)」文書を参照してください。

管理コンソールを使用する

  1. 「ファイル」 > 「エクスポート」 > 「EAR ファイル」をクリックして、ご使用のアプリケーションを EAR ファイルにエクスポートする。
  2. ブラウザーの中で、ご使用のサーバーの管理コンソールにナビゲートしてログインする。 デフォルトでは、WebSphere V51 サーバーの管理コンソールにアクセスする URL は http://servername.domain:9090/admin/ です。 また WebSphere V6 サーバーにアクセスするデフォルト URL は http://servername.domain:9060/ibm/console です。
  3. JDBC データ・ソースを追加する。
    1. 「リソース」 > 「JDBC プロバイダー」を選択し、サーバー・スコープに変更する。
    2. 「新規」をクリックして、新しい JDBC プロバイダーを作成する。 「広告」サンプルの場合は、以下の値を入力します。
      Name = WDO Cloudscape JDBC Provider
      Classpath = ${CLOUDSCAPE_JDBC_DRIVER_PATH}¥db2j.jar Implemenation
      Classname = com.ibm.db2j.jdbc.DB2jConnectionPoolDataSource
    3. 「適用」をクリックして、この変更をコミットする。該当ページ下部の「追加プロパティー」セクションが表示されます。
    4. 「データ・ソース」を選択する。「新規」をクリックして、 新しいデータ・ソースを追加します。 「広告」サンプルの場合は、以下の値を入力します。
      Name = MyConnection1
      JNDI Name = jdbc/MyConnection1
      Datasource Helper Classname = com.ibm.websphere.rsadapter.CloudscapeDataStoreHelper
    5. 「適用」をクリックして、この変更をコミットする。該当ページ下部の「追加プロパティー」セクションが表示されます。
    6. 「カスタム・プロパティー」を選択する。「データベース名」プロパティーを選択して、 これを編集します。
    7. ご使用のリモート・サーバー上のご使用のデータベースに至るパスに「値」フィールドを設定する。 データベースは「広告」サンプル・アプリケーションの一部ですから、以下のものを入力することができます。 ${APP_INSTALL_ROOT}¥localhost¥DefaultEAR.ear¥classifieds.war¥CloudscapeSampleData¥database
    8. 「OK」をクリックして、この変更をコミットする。
  4. アプリケーションをインストールする。
    1. 「アプリケーション」 > 「新規アプリケーションのインストール」を選択する。
    2. 「ローカル・パス:」テキスト・ファイルの隣にある「ブラウズ」をクリックし、 エクスポートされた EAR ファイルを選択する。
    3. 最初の 3 ページにある「次へ」をクリックする。 残るページの「次へ」はデフォルトです。 押します。
    4. 「ステップ 2: リソース参照をリソースにマップ」ページでは、 データ・ソースを「広告」モジュールの中の Myconnection1 リソース参照にマップする。
    5. 残るデフォルトを受け入れる。
  5. WebSphere V5.1 サーバー上にデプロイしている場合は、共用ライブラリーを作成する。 WebSphere V6.0 サーバー上にデプロイしている場合は、このステップをスキップする
    1. 「環境」 > 「共用ライブラリー」を選択する。
    2. 「新規」をクリックする。
    3. 以下のものを入力する。
      Name = WDO Relational Mediator Shared Library
      Classpath = ${WAS_INSTALL_ROOT}/optionalLibraries/WDO/wdo-interface.jar
      ${WAS_INSTALL_ROOT}/optionalLibraries/WDO/emf-runtime.jar
      ${WAS_INSTALL_ROOT}/optionalLibraries/WDO/emf-event.jar
      ${WAS_INSTALL_ROOT}/optionalLibraries/WDO/jdbcmediator.jar
      ${WAS_INSTALL_ROOT}/optionalLibraries/WDO/wdo.jar
      ${WAS_INSTALL_ROOT}/optionalLibraries/WDO/wdo.xmlmediator.jar
    4. 「OK」をクリックして、この変更をコミットする。
  6. WebSphere V5.1 サーバー上にデプロイしている場合は、EAR プロパティーを更新する。 WebSphere V6.0 サーバー上にデプロイしている場合は、このステップをスキップする
    1. 「アプリケーション」 > 「エンタープライズ・アプリケーション」を選択してから EAR ファイルを選択する。
    2. アプリケーション・クラス・ローダー・モードを PARENT_LAST に切り替える。
    3. 該当ページ下部の「追加プロパティー」セクションから「ライブラリー」を選択する。
    4. 「追加」をクリックする。
    5. 共用ライブラリーを選択する。
    6. 「OK」をクリックして、この変更をコミットする。
  7. 「保管」をクリックして、変更を保管する。
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