テキスト・フィルター・バインダーを使用すると、
データ・オブジェクトにバインドされたテーブルのコンテンツにフィルターを掛けることができす。
このダイアログを使用して、テキスト・フィルター・バインダーを作成するには、
まず、データ・オブジェクトにバインドされた JTable が必要です。
アプリケーションには、フィルター入力として使用するテキスト・フィールドも必要です。
フィルターが、テキスト・フィールドから入力を取り込み、
テーブルをテーブル内の特定のプロパティーまたは列を基にしてフィルターに掛けます。
例えば、姓名別にすべての従業員をリストした JTable がある場合、JTextField からの入力を使用して、
姓の列を対象にして、JTable に表示された行をフィルターに掛けることができます。
したがって、フィルター入力用のテキスト・フィールドに文字を入力すると、
入力された文字と全く同じ姓である従業員のみがテーブルに表示されます。
次のスクリーン・ショットは、この仕組みを利用してフィルター済みのテーブルのサンプル結果を示しています。

テキスト・フィルター・バインダーを定義すると、
ビジュアル・エディターは、必要なインターフェースとクラスを jve.generated パッケージ内に生成し、
定義したプロパティーに基づいて SwingPropertyFilter の新規インスタンスを作成します。
テーブルのコンテンツ用に新規フィルター・バインダーを構成する方法:
- フィルター操作をしたい JTable を選択する。 テーブルは既にデータ・オブジェクトにバインド済みでなければならない。
- デザイン・ビュー内で、JTable のためのテーブル・バインダー・アイコン
を右クリックして、ポップアップ・メニューから
「バインディング・プロパティーのフィルタリング」を選択する。
menu. 「フィルター・バインディング」ダイアログが開きます。
- 「フィルター・バインディング」ダイアログのドロップダウン・リストを使用して、
フィルターの入力にするテキスト・フィールドを選択する。
ドロップダウン・リストには、現在、対象のアプリケーションで定義済みのすべての JTextField インスタンスが表示されます。
- テーブルのフィルター操作に使用するテーブル・プロパティーを選択する。
このリストには、テーブルにバインドされたデータ・オブジェクト内のプロパティーが示されます。

- 「OK」をクリックする。