エディター・コマンドの発行

エディター・コマンドを使用して、編集環境のカスタマイズ、文書内のテキストの検索または変更、あるいはその他の多くの機能の実行が可能です。

エディター・コマンドの実行

エディター・コマンドを発行するには、次のようにしてください。

  1. Esc を押して、エディターのコマンド行に移動します。コマンド行は、編集域の下にあります。 現行エディター・ビューでコマンド行が表示されていない場合は、Esc キーを押すと 表示されます。このコマンド行は、フォーカスがウィンドウの編集域に戻るまで表示されたままになります。
  2. コマンド行にエディター・コマンドを入力し、Enter キーを押してコマンドを実行します。 例えば、次のように入力します。
    add 1

    すると、文書に新しい 1 行が追加されます。

エディター・コマンドの再呼び出し

以前使用したコマンドを再呼び出しするには、次のとおり実行してください。

  1. コマンド行の中で、または矢印キーを押します。これまでに使用したコマンドがメッセージ・ウィンドウに表示されます。 エディターによって、編集セッションを通して以前使用した多数のコマンドが保管されます。
  2. 再使用するコマンドを選択して、Enter キーを押します。

暗黙のパラメーター Set/Query

現行エディター・ビューで使用可能なコマンド名と競合しないパラメーターは、そのパラメーターに対する 暗黙の query または set コマンドとして解釈されます。 例えば、次のように入力します。

version 
これは、以下のように入力することに相当します。
query version 
いずれの場合も、メッセージ行に使用中のエディターのバージョンが表示されます。追加の パラメーターを指定すると、エディターは set コマンドの実行を試行します。以下に例を示します。
hex e1 
これは、エディターによって次のように解釈されます。
set hex e1 
その結果、現在のカーソル位置の文字が、指定した 16 進値の文字に設定されます。

エディター・アクションの実行

エディター・アクションは、通常はキー、マウス・イベント、およびメニューと関連付けられています。 また、アクションは、action コマンドを使用してコマンド行から実行することもできます。 このことは、独自のエディター拡張機能を開発する場合に役立ちます。以下に例を示します。

action duplicateLine
上記のように入力すると、duplicateLine アクションが実行されて、現在行がコピーされます。

関連参照
デフォルト・エディター・コマンド
エディター・パラメーター
デフォルト・エディター・アクション