ツール メンター: Rational ClearQuest で作成するクエリー
目的
このツール メンターでは、Rational ClearQuest を使って ClearQuest データベースのレコードを検索するクエリーの使い方を説明します。
このツール メンターは、以下の RUP 情報に関連しています。
概要
クエリーとは、ClearQuest データの特定のレコードを検索する方法です。クエリーには検索基準があり、利用可能なクエリーを使用するか、クエリー エディタでクエリーを作成して指定します。クエリーを実行する場合、ClearQuest はクエリーが提供する基準を使ってデータベースを検索します。1 つ以上のレコードが検索基準に該当する場合、ClearQuest は [結果] ペインにレコードの要約リストを表示します。
このツール メンターには次の手順があります。
クエリーの作成には複数の方法がありますが、どの場合もクエリーの名前の設定、定義、実行、保存が必要です。初めてデータベースを使用する場合、クエリー ウィザードを使うと表示するフィールドがすぐにわかり、クエリーのフィルタとして使用するフィールドと対応する値を指定できます。クエリーの作成に慣れてきたら、後から [クエリー] ウィンドウを使ってクエリーのフィルタを編集し、表示フィールドを設定することができます。
ツールの操作手順
Rational ClearQuest でクエリー ウィザードを使ってクエリーを作成する手順は次のとおりです。
- [クエリー] メニューの [クエリー ウィザードを使用] オプションがオンになっていることを確認します。
- [クエリー] メニューの [新規クエリーの作成] をクリックし、[レコード タイプの選択] ダイアログ ボックスを開きます。
- レコード タイプを選択し、[OK] をクリックします。
- [ClearQuest クエリー ウィザード] ダイアログ ボックスで次の手順を実行します。
- [既存のクエリーから開始します] で、テンプレートとして使用するクエリーの名前を指定します。
- [閲覧] をクリックして [はい] をクリックすると、テンプレートとして使用できるクエリーのリストが表示されます。[共用クエリー] のクエリーを選択することをお勧めします。
- [次へ] をクリックし、クエリー ウィザードで空白の新規クエリーの作成を作成します。
- [クエリー表示方法の定義] ダイアログ ボックスで表示するフィールドを選択すると、クエリー結果の表示方法がカスタマイズできます。たとえば、[ID]、[State]、[Heading] を表示フィールドとして選択すると、クエリー結果にはこの 3 つのフィールドだけが表示されます。
- 選択したフィールドを表示するには、レコードをダブルクリックして表示グリッドに移動します。表示グリッドには、フィールド、タイトル、ソート、表示、ソート順序の列があります。
- 必要な表示フィールドを選択し、[次へ] をクリックします。
- クエリー フィルタとして使用するフィールドを選択します。クエリー フィルタを使うと、表示するレコードが指定できます。
- [クエリー フィルタとして使用するフィールドの選択] ダイアログ ボックスで、[フィルタ] ペインに移動するフィールドをダブルクリックし、クエリー フィルタとして使用するフィールドを選択します。
- [次へ] をクリックします。
- クエリー ウィザードのフィルタ定義ページで有効な値や指定した範囲の値を検索する式を作成すると、クエリー フィルタが定義できます。フィルタ定義ページは 2 つのペインで区切られています。左の [フィルタ] ペインには選択したフィールドが表示され、右のフィルタ ツールでフィルタの値を定義します。
- 定義するフィルタをクリックします。
- 右のフィルタ ツールで、使用する演算子を選択します。使用できる演算子は、そのフィールドに必要なデータのタイプによって異なります。[以外] チェックボックスをオンにすると、選択した演算子とは逆の計算を実行します。
- [値] をクリックして、このフィルタで使用できる値のリストを表示します。
- [値] ダイアログ ボックスで含める値を選択し、[OK] をクリックします。
- [値の設定] をクリックして選択したフィールドの値を設定します。フィールドごとにこの手順を繰り返します。
- 終了するには、[実行] をクリックします。クエリーにデフォルト名が割り当てられ、実行します。[クエリー] ウィンドウに結果が表示されます。
- 満足な結果が得られ、ほかの場合もクエリーを実行させたい場合は、[ファイル] メニューの [保存] をクリックするか、[ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。ファイル名とクエリーの保存先ディレクトリを指定します。
- クエリーを保存せずに [クエリー] ウィンドウを閉じるには、[ファイル] メニューで [閉じる] をクリックして、[いいえ] をクリックします。
クエリー結果は、表示エディタで選択するフィールドに従って [変更セット] タブに表示され、グリッドに一覧表示されます。レコード データは結果グリッドの [メイン]、[分析]、[解決]、などのタブに振り分けられます。各タブに表示されるフィールドや各レコードのタブの数は、ユーザーの ClearQuest 環境によって異なります。
ツールの操作手順
ここでは、Rational ClearQuest を使ってクエリーの結果を表示する方法を説明します。
- レコードの情報がある列をクリックします。
- さらに詳しい情報を表示するには、関連するタブをクリックします。
Rational ClearQuest のクエリーは、個人用クエリー フォルダと 共用クエリー フォルダに保存されます。作成したクエリーは Personal Queries フォルダに自動的に保存されます。どちらのフォルダのクエリーもいつでも実行でき、用途に応じてカスタマイズできます。
ツールの操作手順
ここでは、Rational ClearQuest を使ってクエリー結果を実行する方法を説明します。
- 個人用クエリー フォルダまたは 共用クエリー フォルダを開き、どのようなクエリーがあるかを確認します。
- 実行したいクエリーをダブルクリックします。
- 必要に応じてダイアログ ボックスのオプションに入力または設定し、[OK] をクリックします。
クエリーを実行したら、[結果セット] タブに表示されているレコードが印刷できます。クエリー結果を印刷する場合、ヘッダーやフッターを追加するかどうかをオプションで設定できます。レコードのタイプに関連付けられているレポート形式により、印刷するフィールドが決まります。
ツールの操作手順
ここでは、Rational ClearQuest を使ってクエリー結果を印刷する方法を説明します。
- クエリーを実行し、[結果セット] タブを選択します。
- ヘッダーとフッターを印刷する場合は、クエリー グリッドに追加できます。ヘッダーとフッターを変更するには、次の手順を実行します。
- [ファイル] メニューの [ヘッダー/フッター] をクリックします。
- [ヘッダー] タブをクリックしてヘッダーを追加または変更し、それぞれの列で使用するテストを入力します。中央揃え、左揃え、右揃えのいずれかに設定できます。
- [フッター] タブをクリックしてフッターを追加または変更します。
- 次回 Rational ClearQuest を実行したときにこれらの設定を適用する場合は、[設定をプロファイルに保存] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
- [ファイル] メニューの [グリッドの印刷] をクリックするか、ツールバーの [印刷] をクリックします。
- [印刷] ダイアログ ボックスで、[プリンタ]、[ファイルへ出力]、[印刷範囲]、[印刷部数] のオプションを必要に応じて設定または指定し、[OK] をクリックします。
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