練習 1.3: Java メソッドの作成
この練習を始める前に、「練習 1.2: Web プロジェクト
および Java インターフェースと Java 実装のセットアップ」を完了しておく必要があります。
Java メソッドの作成
ここでは、COBOL インポーターを使用して COBOL ソースと Java メソッドのデータの間でデータ型
をマップする Java メソッドを作成します。
- 「断片」ビューで、「J2C」を選択します。「Java メソッドを J2C Java Bean に追加する (Add Java method to J2C Java bean)」を右クリックします。
- 「Java メソッド名 (Java method name)」フィールドに、操作の名前として getCustomer と入力します。
「次へ」をクリックします。
COBOL と Java の間の入出力データ・マッピングの作成
このステップでは、アプリケーションを作成するために必要
な taderc99.cbl (COBOL) ファイル
をインポートします。
taderc99.cbl ファイルは、<RSDP_installdir>¥rad¥eclipse¥plugins¥com.ibm.j2c.cheatsheet.content_6.0.0¥Samples¥CICS¥taderc99
にあります。ここで、<RSDP_installdir> は、この製品がインストール
されているディレクトリーです。
この COBOL ファイルには、CICS サーバーで実行されるアプリケーション・プログラムが含まれています。
これには、連絡域 (COMMAREA) を介して CICS サーバーに渡される構造の定義があります。
この構造は、CICS アプリケーションから戻されるカスタマー・レコードを表します。
ファイルで作業を行う前に、ファイル・システムからワークベンチにインポートしておく必要があります。
- 「Java メソッド」ページの「入出力タイプの指定 (Specify the input/output
type)」で、「新規」をクリックします。
- 「データ・インポート」ページで、「マッピングの選択」フィールドが COBOL_TO_JAVA と
なっていることを確認します。
- 「COBOL ファイル」
フィールドの横にある「ブラウズ」をクリックします。
- ファイル・システム内で taderc99.cbl ファイルを探して選択し、「開く」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 「COBOL インポーター (COBOL Importer)」ページで、通信データ構造を選択します。
- 「プラットフォーム名 (Platform Name)」には Win32 を選択する。
- 「コード・ページ」には ISO-8859-1 を選択する。
- 「クエリー」をクリックする。
- 「データ構造 (Data structures)」には「DFHCOMMAREA」を選択する。
- 「プロパティーの保管 (Saving Properties)」ページで、次の手順を実行します。
- 「スタイルの生成」で「デフォルト」を選択する。
- 「ブラウズ」をクリックする。
- Web プロジェクト CustomerProj を選択する。「開く」をクリックします。
- 「パッケージ名」フィールドで、sample.cics.data と入力する。
- 「クラス名」フィールドで、CustomerInfo と入力する。「完了」
をクリックします。
- 「Java メソッド」ページで、「出力のために入力を使用 (Use Input for output)」を選択します。「完了」をクリックします。
- 「Java メソッド」ページで、「完了」をクリックして操作を完了します。
- 「functionName」フィールドで、COBOL プログラム ID (TADERC99) を
入力します。「次へ」をクリックします。
これで、「練習 1.4: アプリケーションのデプロイ」に進むことができます。