Rational® Developer 製品には、Java™ コンポーネント用のテストの作成に使用すると便利な幾つかのテスト・パターンが含まれています。 テスト・パターンを選択して、「Java コンポーネント・テスト」ウィザードの一部として使用します。 これらのパターンを基にしたすべてのテストは、テスト・データ・テーブルからのデータを使用します。
標準 Java コンポーネントをテストするための、以下のテスト・パターンが含まれています。
テスト・パターン | 説明 |
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メソッド・レベル・テスト用 | 1 つ以上の public クラス (抽象クラスでないもの) の 1 つ以上の public メソッドをテストするための JUnit テスト・スクリプトを作成します。これにより、個々のメソッドを単体で個別にテストできます。 メソッド・レベル・テストを作成すると、選択したメソッドごとにテスト・ケースが 1 つずつ作成されます。 |
シナリオ・テスト用 | 1 つ以上の public クラス (抽象クラスでないもの) の public メソッドのシーケンスをテストするための JUnit テスト・スクリプトを作成します。 シナリオ・ベースのテストを作成すると、シナリオ全体を対象とするテスト・ケースが 1 つ作成されます。 |
抽象クラス、インターフェース、またはスーパークラスのテスト用 | 抽象クラス、インターフェース、およびスーパークラスをテストするための JUnit 抽象テスト・スクリプトを作成します。 これらのテストは、単独では実行できず、またテスト・スイートも含みません。 抽象テストを実行するためには、インターフェースを実装するクラス、抽象クラスを実現するクラス、またはスーパークラスから継承されるクラスを指定して、そのテストを具象化する必要があります。 テストの具象化は、使用可能な実装クラスがある場合はテストの作成時に行えます。また、抽象テストの作成後にはいつでも行えます。 |
以下の図に、メソッド・レベル・テスト・パターンを使用して作成したテストの場合のテスト振る舞いスクリプトを示します。 この例では、テストされるメソッド (createLoanProposal および SetCustomer) のそれぞれに対して 1 つずつテスト・ケースが作成されます。
以下の図に、シナリオ・ベースのテスト・パターンを使用して作成したテストの場合のテスト振る舞いスクリプトを示します。 この例では、テストされる 2 つのメソッド (createLoanProposal および SetCustomer) に対して 1 つのテスト・ケースが作成されます。
以下の図に、IRandomGenerator という名前のインターフェースをテストするために作成したテスト振る舞いスクリプトを示します。