EJB ビジネス・ロジック・テスト・パターンを使用して、Enterprise JavaBeans™ (EJB) の実際のビジネス・ロジックをテストできます。
ビジネス・ロジックは、通常はセッション Bean に実装されるため、通常はセッション Bean をテストすることでビジネス・ロジックをテストします。
EJB ビジネス・メソッドをテストするには、テスト・シナリオを作成します。その手順は、Java™ コンポーネント用のテスト・シナリオの作成手順と似ています。
ビジネス・メソッドをテストするときには、必ずビジネス・ロジック自体 (つまり、パラメーター内のデータを処理するアルゴリズム) をテストしてください。
また、テスト・データ・テーブルを使用して、データ駆動型のテストを広い範囲の入力データに対して確実に行ってください。
Enterprise JavaBeans のビジネス・ロジックをテストするには、次のようにします。
- をクリックし、「次へ」をクリックする。
これにより、「EJB テストの作成」ウィザードが開始されます。
- ウィザードの最初のページで、
- テストを入れるテスト・プロジェクトを選択し、「次へ」をクリックする。
- または、「新規」をクリックして、新しいテスト・プロジェクトを作成する。
この時点で、テスト・プロジェクトに関連付けられている EJB に対して静的分析が実行されます。
これらのファイルは、テスト・プロジェクトの作成時に選択したもので、これらによってテストのスコープが定義されます。
(プロジェクト内のファイルのリストは、テスト・プロジェクトの「テスト・スコープ」のプロパティーを変更することで更新できます。)
分析が完了すると、計算されたメトリックに従ってソートされた表形式のコンポーネント・リストが表示されます。
これらのメトリックによって提供されるガイダンスを使用すると、テストすることの重要性が最も高い EJB コンポーネントの判別に役立ちます。
値が強調表示されているコンポーネント、または高い数値を持つコンポーネントは、優先順位の高いテスト候補と考えられます。
- 「テスト対象のコンポーネントの選択」ページで、テストに含めるコンポーネントを選択して、「次へ」をクリックする。
- 「テスト・パターンの選択」ページで、「EJB ビジネス・ロジック・テスト」を選択して、「次へ」をクリックする。 このパターンにより、テスト対象 EJB のビジネス・ロジックをテストするためのシナリオが作成されます。
- 「EJB インターフェースの選択 (Select the EJB interfaces)」ページで、テストの実行に使用するインターフェース (ローカルまたはリモート) を選択する。
- 「テスト・シナリオの定義」ページで、テストに含める create メソッド、ビジネス・メソッド、およびその他のメソッドを選択して、テスト・シナリオを作成する。
- テスト対象 EJB のインスタンスを少なくとも 1 つは追加する。これを行うには、リストから create メソッドを選択して、「追加」をクリックします。
(また、任意のメソッドをダブルクリックしてシナリオに追加することもできます。)
- EJB インスタンスに分かりやすい名前を割り当てるには、テスト・シナリオからインスタンスを選択して、「名前変更」をクリックし、新しい名前を入力して、「OK」をクリックする。
- シナリオに含める追加メソッドをそれぞれダブルクリックする。
- シナリオのビルドを完了したら、「完了 (Finish)」をクリックする。
終了結果は、テスト振る舞いスクリプトと、シナリオ全体を対象とする 1 つのテスト・ケースを含むテスト・スイートです。
テストの作成後には、必ずテスト・データ・テーブルにテスト・データを取り込んでください。
テスト・データ・テーブルを表示するには、以下のいずれかを行います。
- テスト振る舞いスクリプトを開いて、テスト・メソッド内にカーソルを置く。
- 「アウトライン」ビュー内でメソッドをクリックする。