ポートレットの作成、追加、除去、または編集

ポートレットの作成

新規ポートレットの作成、ポートレット・デプロイメント記述子への既存のポートレットの追加、またはポートレット・デプロイメント記述子からの選択したポートレットの除去を行うことができます。

新規ポートレットを作成するには、次の手順に従います。

  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューでポートレット・デプロイメント記述子エディターをダブルクリックして、ポートレット・デプロイメント記述子エディターを開く。
  2. 「新規」ボタンをクリックして、ウィザードを開く。ポートレットのカスタマイズ
  3. 新規ポートレットを配置するフォルダー、そのポートレットが属するパッケージ (何も指定しない場合、ポートレットはデフォルトのパッケージ内に追加されます)、 ポートレットのクラス名、およびポートレットのスーパークラスを指定する。GenericPortlet、 またはその階層に GenericPortlet があるクラスを、そのスーパークラスとして指定する必要があります。
  4. ポートレット・クラス修飾子およびインターフェース情報を入力する。クラスは抽象と最終の両方になることはできません。生成するメソッドのスタブを指定します。「追加」ボタンをクリックして、「インターフェースの選択」ダイアログを開きます。 ここで、実行するポートレットの追加インターフェースを指定できます。適切なチェック・ボックスを使用して、 ポートレット・ファイル内に作成するメソッドのスタブを選択します。「継承された抽象メソッド」および「スーパークラスからのコンストラクター」オプションにより、 継承された抽象メソッドのスタブと実装する必要があるスーパークラス・コンストラクターが追加されます (抽象ポートレットを作成する予定がある場合を除く)。

既存のポートレットの追加

既存のポートレットを追加するには、次の手順に従います。

  1. 「追加」ボタンをクリックして、ウィザードを開く。
  2. ポートレットのクラスおよびパッケージ名を選択する。

ポートレットの構成

ポートレットを構成するには、 最初に「ポートレット」リスト・ボックスからポートレットを選択し、次の値を指定します。

表 1. ポートレット・クラス
プロパティー名 説明
ポートレット・クラス 「ポートレット」リスト・ボックスで選択されているポートレットの正規名。 「ブラウズ」ボタンを選択して「ポートレットの選択」ダイアログを開き、 デプロイメント記述子の新規マッピングを作成します。<portlet-class> ノードで使用されます。
表 2. デプロイメント記述子値のローカリゼーション
プロパティー名 説明
言語 「表示名」および「説明」をローカライズするために xml:lang 属性で使用されるロケール情報。xml:lang 属性の デフォルト値は、英語 (en) です。 <portlet><display-name> および <description>xml:lang 属性で使用されます。
表示名 ポートレットを識別するために使用される管理名。GUI ツールのみで表示されます。<portlet><display-name> で使用されます。
説明 ポートレットに関する説明テキスト。このテキストはエンド・ユーザーには表示されません。<portlet><description> で使用されます。
表 3. 言語固有のポートレット情報
プロパティー名 説明
リソース・バンドル タイトルやキーワードのような言語固有のポートレット情報を指定するため、リソース・バンドルが使用されます。リソース・バンドルの完全修飾クラス名を設定します。<resource-bundle> で使用されます。
サポートされるロケール ポートレットが実行時にサポートするロケールを宣言します。<supported-locale> で、 ロケールごとのリソース・バンドル・ファイルの検索に使用されます。
ポートレット情報 サポートされる各ロケールの、次のようなポートレット情報を指定します。 上記のサポートされるロケールを選択し、選択したロケールのポートレット情報を指定します。 指定した情報は、リソース・バンドル・ファイルに保管されます。
タイトル
このポートレットのタイトル・バーに表示されるタイトル。ロケール当たり 1 つのタイトルのみが許可されます。 このタイトルは、ポータルによって、またはプログラム上でポートレットによってオーバーライドされる場合があることに注意してください。デフォルトのロケールの場合は <portlet-info><title> で使用され、 その他のロケールの場合は言語固有のリソース・バンドル・ファイルの javax.portlet.title で使用されます。
ショート・タイトル
ショート・バージョンのタイトル。表示機能が制限されているデバイスに使用することがあります。ロケール当たり 1 つのショート・タイトルのみが許可されます。 デフォルトのロケールの場合は <portlet-info><short-title> で使用され、 その他のロケールの場合は言語固有のリソース・バンドル・ファイルの javax.portlet.short-title で 使用されます。
キーワード
ポートレットの機能を説明するキーワード。ユーザーがキーワードを基にしてポートレットを検索できるようにするポータルは、 これらのキーワードを使用することがあります。1 ロケールに対して複数のキーワードを使用できますが、 コンマ (,) で区切る必要があります。デフォルトのロケールの場合は <portlet-info><keywords> で使用され、 その他のロケールの場合は言語固有のリソース・バンドル・ファイルの javax.portlet.keywords で使用されます。

ポートレットの除去

「ポートレット・デプロイメント記述子」で、 除去するポートレットを強調表示し、次に「除去」をクリックします。

関連概念
ポートレット API
ポートレットおよびポートレット・プロジェクトの作成
ポートレット・デプロイメント記述子の処理
関連タスク
JSR 168 ポートレットの構成
ポートレット・セキュリティー制約の定義
カスタム・ポートレット・モードの定義
カスタム・ウィンドウ状態の定義
ユーザー属性の定義
関連資料
参考資料

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