テスト・パースペクティブ

テスト・パースペクティブでは、テストの作成および管理に最もよく使用されるビューとエディターが結合されます。

デフォルトでは、テスト・パースペクティブは、以下のビューとエディターから構成されます。

「テスト・ナビゲーター」ビュー

デフォルトで、テスト・パースペクティブには「テスト・ナビゲーター」ビューというエクスプローラー型のビューが 1 つ含まれています。 テスト・ナビゲーターは、テスト・プロジェクトの実行指向のビューを提供します。 テスト・ナビゲーターでは、テスト・スイートの参照、再編成、および実行が可能です。 各テスト・スイートには、テスト・スイート内で実際に実行されるテスト・ケースが含まれており、これらのテスト・ケースはそれぞれテスト振る舞いコード内のメソッドにリンクされています。

「テスト・ナビゲーター」ビューでは、テスト・プロジェクトの実行指向のビューが提供されるため、テスト振る舞いスクリプトやスタブのような一部のテスト成果物は表示されません。 そのため、Java コンポーネントのテスト時には、テスト・パースペクティブに「パッケージ・エクスプローラー」ビューを追加すると便利な場合があります。 (「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 >「Java」 > 「パッケージ・エクスプローラー」をクリックしてください。) 同様に、作業対象が EJB および Web サービスであるときは、テスト・パースペクティブに「プロジェクト・エクスプローラー」ビューと「Web サービス・エクスプローラー」ビューを追加すると便利な場合があります。 これらの 3 種類のエクスプローラー・ビューはすべて、テスト・プロジェクトのコード指向のビューを提供します。これらのビューには、Java の標準的なソース・ファイル、クラス、およびパッケージとして表わされるテスト成果物が表示されます。

「テスト・データ・テーブル」ビュー、「スタブ・データ・テーブル」ビュー、および「テスト・データ・コンパレーター」ビュー

これらのデータ・テーブル・ビューでは、テストのデータ指向のビューが提供されます。 それぞれがスプレッドシートの形式で表示されます。 名前から推測できるように、テスト・データ・テーブルはテストにテスト・データを提供するのに使用します。テスト・データには、入力値、予期出力値、戻り値、および例外が含まれます。

一方、スタブ・データ・テーブルは、スタブのデフォルトの振る舞いの定義に使用します。 スタブ・データ・テーブルは、特定の入力に対するスタブ・クラスの出力における振る舞いを定義します。 スタブ・データ・テーブルを使用し、それぞれのスタブ・メソッドごとに実際の入力値と戻り値を指定して、スタブ・クラスをシミュレートしてください。

テスト・データ・コンパレーターは、ある個々のテスト実行から予期されるデータと、そのテスト実行の実際の結果を比較します。

テスト・スイート・エディターおよび Java エディター

テスト・スイートの内容とデプロイメント情報をテスト・スイート・エディターで編集できます。 テスト・スイートは、テスト・ケース、スタブ、およびテスト・デプロイメント・データを含むグループ化のための機構です。 テスト・スイート・エディターは、以下の 4 つのタブ付きビューから構成されています。

「概要」: 選択したテスト・スイートに関する一般情報が含まれています。

「テスト・ケース」: テスト・スイートに入っているテスト・ケースに関する情報が含まれています。

「スタブ」: テスト・スイートで使用されるスタブに関する情報が含まれています。

「デプロイメント」: テスト・スイートの実行に必要な情報が含まれています。

テスト・スイートは、新しいテストを作成するたびに作成されます。 テスト・スイート・エディターを開くには、「テスト・ナビゲーター」ビュー内でテスト・スイートをダブルクリックしてください。

テスト・パースペクティブで、Java エディターは、Java パースペクティブで果たすのと同じ機能を果たします。 Java エディターは、テスト振る舞いスクリプトとスタブ・ユーザー・コードを表示および編集するのに使用します。

関連概念
テスト・データ・テーブル
スタブ・データ・テーブル
関連資料
テスト・スイート・エディターに関する参照
テスト・ナビゲーターに関する参照
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