この演習では、itso.ad.business 設計レイヤーのパッケージ構造およびパッケージ図を作成します。itso.ad.business レイヤーには、PiggyBank 設計モデルのビジネス・ロジックが含まれています。 また、itso.ad.business レイヤーには、delegate.ejb、ejb、および framework 実装設計サブパッケージが含まれています。
さらに、itso.ad.business レイヤーには、PiggyBank オンライン・バンキング・システムのビジネス・ロジックの実装、および次の表のサブパッケージが含まれています。
パッケージ | 説明 |
---|---|
delegate.ejb | このサブパッケージには、PiggyBank EJB にアクセスするためのフレームワーク実装が含まれています。 |
ejb | このサブパッケージには、PiggyBank 取り引きおよび顧客データ用の永続ストレージ・モデルが含まれています。 |
framework | このサブパッケージは、PiggyBank ユーザー・インターフェースのプレゼンテーション・レイヤーと永続モデルとの間の分離レイヤーを表します。フレームワーク・レイヤーによって、クライアント・インターフェースと実装との間が抽象化されます。 |
この演習では、itso.ad.business 設計要素概要ダイアグラムを作成することによって、itso.ad.business 実装設計サブパッケージ構造を識別します。
itso.ad.business サブパッケージには、ejb、ejb.delegate、および framework サブパッケージが含まれています。
itso.ad.business 設計要素図の基本的アウトラインを作成することによって、itso.ad.business サブパッケージの基本構造の識別が完了しました。この図はサブパッケージの構造を表示し、さらに、パッケージ間に存在する関係も表示します。 itso.ad.business サブパッケージのモデル化を継続するにともない、この図に追加を行います。作成した図は次のようになります。
概要ダイアグラムを作成すると、itso.ad.business サブパッケージ内にパッケージ構造が自動的に作成されます。作成したモデル構造は、次の図のようになります。
itso.ad.business サブパッケージ構造を作成したため、各コンポーネントをモデル化できます。継続する場合は、『演習 3.5: フレームワーク・コンポーネント・レイヤーのモデル化』に進みます。