コネクター

UML モデリングでは、コネクターは、モデル内での関係を示す図の中の線です。コネクターは、それらの基本となる関係のセマンティクスのすべてまたは一部を示しますが、モデルにセマンティクス情報を追加することはありません。

コネクターはそれぞれの関係を示すグラフィック表現です。図内にコネクターを配置して、モデル要素を示す図要素を関係させます。

関係は「モデル・エクスプローラー」ビューで表示し、コネクターは図エディターで表示します。図にコネクターを挿入することによってのみ、関係をモデルに追加できます。「モデル・エクスプローラー」ビューでは関係を追加できません。コネクターはただ 1 つの関係を示し、それぞれの関係は通常 1 つのコネクターで示されます。ただし、1 つ以上の図において、ある関係を示すのにコネクターの複数インスタンスを使用する場合もあれば、コネクターを使用しないこともあります。

それぞれのコネクターは、図エディターでの外観を規定するプロパティーを持っています。特定コネクターのプロパティーは、その基本となる関係や、その関係を示す他のコネクターに影響を与えません。

さらに、それぞれのコネクターはその基本となる関係と同様のプロパティーを持ちます。これらのプロパティーのいずれか 1 つの値を変更すると、コネクターおよびその基本となる関係の両方に影響を及ぼします。例えば、Name プロパティーを変更した場合、関係および関係を示すすべてのコネクターで変更が更新されます。これは、名前が「モデル・エクスプローラー」ビュー、「プロパティー」ビュー、または図エディターのいずれで変更された場合でも同じです。

関連タスク
モデリング図の要素の接続
モデリング図の要素へのコネクターの追加
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