この演習では、Citybank 統合設計レイヤーを作成します。この統合設計レイヤーは、PiggyBank の取り引きを検証する外部 CityBank システムと PiggyBank との統合を表します。また、この統合設計レイヤーは、小切手換金ユースケースの実現の一部分となります。
PiggyBank は、CityBank に依存して取り引きを検証します。 CityBank は、CityBank バンキング・システムへの外部インターフェースを提供することによって、PiggyBank にサービスを提供します。CityBank 統合レイヤーは、PiggyBank オンライン・バンキング・アプリケーションと CityBank 取り引き検証インターフェースとの間の統合を表します。この統合コンポーネントは、分析モデルからの情報を基礎としており、データ・アクセス・オブジェクト (DAO) パターンを基にしています。
CityBank 統合レイヤーは、CityBank インターフェースを実装する CityBank コンポーネント仕様と、CityBank 統合コンポーネントのラッパーである CityBankDataAccessObject から構成されます。
CityBank データ・アクセス・オブジェクトは、CityBank 統合コンポーネント用のラッパーです。この CityBank データ・アクセス・オブジェクトには、CityBank 銀行口座に小切手を換金するのに十分なお金があるかどうかを検証する checkCityBankAccount 操作が含まれています。
CityBank Web サービス・コンポーネントは、小切手が換金されるたびに PiggyBank が使用する CityBank 取り引き検証サービスを表します。
CityBank 統合レイヤーの作成が完了しました。CityBankDataAccessObject と、CityBank インターフェースを実装する CityBank Web サービス・コンポーネントで、操作のシグニチャーが一致することに注意してください。 作成した図は次のようになります。
継続する場合は、『演習 3.4: ビジネス設計レイヤーのパッケージ構造の作成』に進みます。