属性

UML モデリングでは、属性は分類子のインスタンスに属する情報、データ、プロパティーを表しています。

分類子が保有できる属性の数に制限はなく、属性を一切保有しない場合もあります。属性には、分類子のインスタンスが保有できる 1 つの値、あるいは値の範囲が記述されています。ユーザーは、整数やブールなどの属性のタイプと初期値を指定することができます。また属性に制約を添付し、保有する値の範囲を定義することもできます。

属性名は属性を示す短い名詞か名詞句です。以下の例に示すように、属性名に関する UML の構文には名前だけでなく、属性の可視性、タイプ、初期値などの情報も含まれます。

visibility «stereotype» name : type-expression = initial-value

以下の例に示す e-コマースのアプリケーションでは、Customer クラスが顧客残高の金額を表す属性を持っています。

- balance : MoneyType = 0.00
関連タスク
分類子の属性および操作の管理
ダイアグラム内の分類子への属性の追加
特定の属性と操作のソートとフィルタリング
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2004, 2005. All Rights Reserved. (C) Copyright IBM Japan 2005