この演習では、「残高表示 (Display Balance)」アクティビティー図を作成します。「残高表示 (Display Balance)」アクティビティー図では、顧客または出納係が口座の残高を表示するときにイベントの内部フローが表示されます。
ユースケース図には動作が表示され、システムのアクターおよび機能が識別されますが、ワークフローまたはプロセスなどの時間の経過順の情報は表示されません。アクティビティー図は、より広範なプロセスにおけるイベントの時間経過順序が表示されるので、フローチャートの UML と同等です。アクティビティー図では、ユースケースに出現するイベントのフローが記述されます。
「残高表示 (Display Balance)」アクティビティー図では、所定口座の残高を表示するワークフローが記述されます。顧客および出納係は両方ともこの操作を実行できます。実際のシステムである CityBank アクターは、取り引きを確認します。
「残高表示 (Display Balance)」アクティビティー図では、ユーザーがメインメニューの「残高表示 (Display Balance)」項目をクリックすると行われるステップがモデル化されます。この手順では、「顧客/出納係」アクティビティー・パーティションを作成する方法について説明します。
これで、「顧客/出納係」アクティビティーのワークフローのモデル化は完了です。作成した図は次のようになります。
「残高表示 (Display Balance)」アクティビティー図では、ユーザーがメインメニューの「残高表示 (Display Balance)」項目をクリックすると行われるステップがモデル化されます。この手順では、「システム」アクティビティー・パーティションを作成する方法について説明します。
これで、「残高表示 (Display Balance)」アクティビティー図の作成は完了です。作成した図は次のようになります。
「残高表示 (Display Balance)」アクティビティー図では、ユーザーがメインメニューの「残高表示 (Display Balance)」をクリックすると行われる単純なワークフローを示すために 2 つのアクティビティー・パーティションが使用されます。
この図へのリンクを「勘定業務」ユースケース図に挿入できます。このリンクによって、ユーザーは関連した図の間をナビゲートできるようになり、モデルの読み易さが向上します。
続行するには、『演習 1.7: 「金銭の振り替え」アクティビティー図の作成』に進んでください。