Java Reporting Component は、JNDI(Java Naming and Directory Interface)を使用して、レポートに指定されているデータ ソースへの接続を確立します。JNDI サーバーから接続情報を取得すると、Java Reporting Component はその情報を使用して、データ ソースへの JDBC 接続を確立します。
メモ Crystal Reports 用の JDBC ドライバを使用する JDBC データ ソースに対して設計されたレポートは、JDBC データベースへのネイティブ接続に必要な情報をすでに含んでいます。その場合は、この節で説明されている設定手順を実行する必要はありません。ただし、JDBC データ ソースに接続するためには、Web アプリケーションが適切なドライバ ファイルを利用できることを確認する必要があります。
レポート データの取得時に Java Reporting Component が確実に接続を確立できるようにするには、必要なデータ ソースの JNDI エントリを正しく設定する必要があります。JNDI データ ソース エントリの設定方法の詳細については、使用するアプリケーション サーバーおよび JDBC ドライバのマニュアルを参照してください。
接続を確立する際、Java Reporting Component は Crystal レポートからデータ ソース名を取得し、JNDI 検索を行って対応する JDBC データ ソース情報を調べます。したがって、Crystal レポートで使用されている正確なデータ ソース名を使用することが重要です。
データ ソース名を表示するには、Crystal Report Designer でレポートを開き、データベース エキスパートを使用してデータ ソース名を表示します。JDBC データ ソースの定義に使用できる方法は、どのバージョンの Java Runtime Environment を使用しているかに応じて異なります。
JRE バージョン 1.3 では、JDBC データ ソースは Java Web アプリケーション サーバー上のグローバル JNDI リソースとして定義されます。
JDBC データ ソースを JNDI リソースとして定義するには、Web アプリケーションのデプロイメント記述子ファイルに環境エントリを追加します。これは /WEB
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{DataSourceName}は、レポートで使用されるデータ ソース名を定義します。
{DriverName}は、JDBC ドライバの完全修飾クラス名を定義します。
{ConnectionURL}は、ドライバがデータベースへの接続に使用する接続 URL を定義します。接続 URL の構文とパラメータはデータベースに固有です。
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の開始タグと終了タグの間にある最初の文字は、エントリ値を隔てる区切り文字です。この例では、感嘆符(“!”)がドライバのクラス名と接続 URL を隔てる区切り文字です。
JDBC ソースをグローバル JNDI リソースとして定義する方法(Java Runtime Environment 1.3 で説明されている)は JRE バージョン 1.4 以降でも使用できますが、推奨される方法は JDBC データ ソースをアプリケーション サーバーのネーミング サービスに登録することです。ただし、JDBC データ ソースを登録する方法はアプリケーション サーバーに固有です。詳細については、アプリケーション サーバーのマニュアルを参照してください。
Windows システムでは、Xtreme サンプル データベースを使用してサンプル レポートを作成および表示できます。Xtreme サンプル データベースがインストールされていない場合は、Developer Zone(英語)からダウンロードしてください。
http://www.businessobjects.com/ipl/default.asp?destination=developerzone&language=EN&product=CRJavaProducts&edition=Professional&version=10.0&Partner=IBM
メモ Crystal Reports 10 または Crystal Enterprise 10 がインストールされている場合、Xtreme Sample Database 10 DSN はすでに存在します。
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メモ Java 2 SDK, Standard Edition(J2SE)では自動的に JDBC
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