Crystal Reports Designer  

基本的なレコード選択

選択エキスパートを使用すると、レポートに挿入するレコードを簡単に指定できます。選択エキスパートを使って作業する場合は、選択条件を適用するフィールドを選択してから、選択条件を指定します。

選択エキスパートは、単純なレコード選択要求の設定に使用できます。例 :

選択エキスパートは、次のような複雑な要求の設定にも使用できます。

これらは、すべて範囲を限定する要求です。範囲は、1 つ以上の定数で定義されます。プログラムにより、各レコードのフィールド値が定数と比較され、範囲外の値を持つレコードは除かれます。その結果、レポートは範囲内の値に限定されます。このようなレコード選択要求は、どれも式言語の予備知識なしで設定できます。

   選択エキスパートは、レコード選択要求およびグループ選択要求のどちらの設定にも使用できます。グループ名や集計フィールドを選択すると、グループ選択用に選択条件が設定されたと認識されます。それ以外の場合は、レコード選択用に選択条件が設定されたと認識されます。

選択エキスパートを使ってレコードを選択するには

  1. 埋め込み Crystal Reports Designer 内で右クリックし、[レポート]をポイントして、[選択エキスパート]をクリックします。
  2. [フィールドの選択]ダイアログ ボックスで、レコード選択の基準とするフィールドを選択し、[OK]をクリックします。
  3. [選択エキスパート]ダイアログ ボックスで、ドロップダウン リストを使用して、指定したフィールドの選択条件を入力します。
    ヒント 複数のフィールドを基準としてレコードを選択するには、[新規作成]タブをクリックします。[フィールドの選択]ダイアログ ボックスが表示されたら、新しいフィールドを選択します。
  4. 最後に[OK]をクリックします。

    指定した内容に基づいて選択式が生成され、指定したレコードだけがレポートに表示されます。

       選択式を表示するには、[式を表示]をクリックします。選択エキスパートが拡張し、式が表示されます。式を変更するには、[式エディタ]をクリックします。

参照

データベース サーバーへのレコード選択のプッシュ ダウン | レコード選択式のカスタマイズ