XML ドライバで HTTP パラメータを作成する

  1. [HTTP パラメータ]画面で、[プロパティの追加]をクリックします。
  2. [プロパティ値の編集]画面で、[プロパティ]フィールドにパラメータの名前を入力します。
  3. ]フィールドに @Prompt 関数の形式でパラメータ式を入力します。

    @Prompt 関数の構文の詳細は、パラメータ式を参照してください。

パラメータ式

パラメータ式は、@Prompt 関数を使用して作成されます。この関数は、XML ストリームで制限を強制しても、条件の値を事前に設定しない場合に便利です。

関数の構文は次のとおりです。

@Prompt('message','type',[lov],[MONO|MULTI],[FREE|CONSTRAINED])

構文 説明

'message'

このパラメータは、プロンプト メッセージのテキストです。テキストは一重引用符で囲む必要があります。たとえば、'地域の選択'、'期間の選択'、または'ショールームの選択'となります。このテキストは、接続が完了するとプロンプト ボックスに表示されます。

'type'

このパラメータは関数から返されるデータ型を示します。次のいずれか 1 つの値になります。

  • 'A' - 英数字
  • 'N' 数字
  • 'D' 日付

指定するデータ型は、一重引用符で囲む必要があります。

lov

このパラメータは、値リスト(lov)を提供します。このリストはハードコードされます。つまり、リストは個々の値を入力して作成します。それぞれの値は一重引用符で囲み、コンマで区切ります。リスト全体は大かっこで囲みます。たとえば、{'オーストラリア', 'フランス', '日本', 'イギリス', 'アメリカ'}となります。このパラメータは省略可能です。

MONO

ユーザーは値リストから 1 つの値のみを選択できます。MONO は MONO|MULTI ペアのデフォルトです。このパラメータは省略可能です。

MULTI

ユーザーは値リストから複数の値を選択できます。MONO は MONO|MULTI ペアのデフォルトです。このパラメータは省略可能です。

FREE

ユーザーは好きな値を入力するか、あるいは値リストから値を選択することもできます。FREE は FREE|CONSTRAINED ペアのデフォルトです。このパラメータは省略可能です。

CONSTRAINED

ユーザーは値リストから 1 つの値を選択する必要があります。FREE は FREE|CONSTRAINED ペアのデフォルトです。このパラメータは省略可能です。

メモ    省略可能な各パラメータについては、引数を省略する場合でも、区切り文字としてコンマを入力する必要があります。

XML データ ソースを選択する

XML をデータ ソースとして選択するには
  1. Crystal Reports で、[ファイル]メニューの[新規作成]をクリックします。
  2. [レポート ウィザ―ドを使用]をクリックします。
  3. [エキスパートの選択]リストで、[標準]をクリックし、[OK]をクリックします。
  4. レポート作成ウィザードの[データ]画面で、[接続の新規作成]ダブルクリックします。
  5. XML をダブルクリックします。

    [XML]ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. XML データ ソース アクセス タイプを選択します。
  7. 次のいずれかの節に記載されるステップを実行して、接続する XML ファイルを特定します。
ローカル データ ソースに接続するには
  1. ローカル データ ソースを使用]を選択した場合は、XML ファイルの完全パスと名前を入力するか、フィールドの横にあるボタンを使用してファイルを検索します。
  2. 選択した XML ファイルにスキーマを摘要する場合は、[スキーマ ファイルを指定する]チェック ボックスをオンにします。

    XML ファイルに埋め込みスキーマの情報が含まれていない限り、このオプションを選択してスキーマを指定する必要があります。

    メモ    スキーマの場所と名前の定義は、次の画面で行います。

  3. 次へ]をクリックします。

    前のステップで選択した内容に応じて、スキーマを指定する画面が表示されるか、または[完了]ボタンをクリックできます。

  4. スキーマ ファイルを指定するには、[ローカル スキーマを使用]または[HTTP(S)スキーマを使用]のいずれかを選択して、フィールドへの連結を完了します。
  5. 次へ]をクリックしてから、[完了]をクリックします。
HTTP(S)データ ソースに接続するには
  1. HTTP(S)データ ソースを使用]を選択した場合は、XML ファイルの場所を示す URL を入力します。

    HTTP または HTTPS を使用して URL を定義できます。

  2. 選択した XML ファイルにスキーマを摘要する場合は、[スキーマ ファイルを指定する]チェック ボックスをオンにします。

    XML ファイルに埋め込みスキーマの情報が含まれていない限り、このオプションを選択してスキーマを指定する必要があります。

    メモ    スキーマの場所と名前の定義は、後の画面で行います。

  3. 次へ]をクリックします。
  4. 必要に応じて認証情報を入力してから、再度[次へ]をクリックします。

    ステップ 2 で選択した内容に応じて、スキーマを指定する画面、または HTTP パラメータを定義する画面が表示されます。[HTTP パラメータ]画面が表示された場合は、ステップ 6 に進みます。

  5. スキーマ ファイルを指定するには、[ローカル スキーマを使用]または[HTTP(S)スキーマを使用]のいずれかを選択して、フィールドへの連結を完了します。
  6. [HTTP パラメータ]画面では、XML ファイルに返される結果を制限するため、URL に追加できるパラメータを作成します。
  7. [HTTP パラメータ]画面での作業が完了したら、[完了]をクリックします。
Web サービス データ ソースに接続するには
  1. Web サービス データ ソースを使用]した場合は、[次へ]をクリックして続行します。
  2. Web サービス ファイルの場所を指定するには、[ローカル WSDL を使用]または[HTTP(S)WSDL を使用]のいずれかを選択して、フィールドへの連結を完了します。
  3. 次へ]をクリックします。

    前のステップで選択した内容に応じて、Web サービス、ポート、およびメソッドを指定する画面、または Web サービスの URL に対する認証を定義する画面のどちらかが表示されます。[Web サービス、ポートおよびメソッド]画面が表示された場合は、ステップ 5 に進みます。

  4. 必要に応じて認証情報を入力してから、[次へ]をクリックします。
  5. [Web サービス、ポートおよびメソッド]画面で、サービス、ポート、およびメソッドをリストからそれぞれ 1 つずつ選択します。
  6. [完了]をクリックします。

XML データ ソースから作成されたテーブルが表示されたら、その他のデータ ソースと同じように Crystal レポートの作成に使用することができます。Crystal レポートの作成についての詳細は、『Crystal Reports ユーザーズ ガイド』を参照してください。

CRDB_JavaServer.ini パラメータ リファレンス

CRDB_JavaServer.ini ファイルの場所については、必要なコンポーネントを参照してください。

CRDB_JavaServer.ini に表示されるパラメータは、インストールしたドライバによって異なります。たとえば、ネイティブ XML ドライバをインストールしなかった場合、[CRDB_XML] パラメータは表示されません。CRDB_JavaServer.ini ファイルに含まれているのが望ましいパラメータは、次のとおりです。

パラメータ名 説明

Path

Path パラメータの値には、Java 実行ファイルのディレクトリが含まれます。Java Runtime Environment の複数のバージョンをインストールしている場合は、使用するバージョンの場所をこのパラメータで指定します。たとえば、次のように指定します。

PATH=C:\apps\j2sdk1.4.2\bin

または、パス情報をユーザーまたはシステム環境変数として設定することもできます。この場合、JAVA_HOME が変数として定義されている場合は、次の例のように ${JAVA_HOME} を使用できます。

PATH=${JAVA_HOME}\bin

Classpath

Classpath パラメータの値には、以下の .jar ファイルのクラスパスの一覧が含まれます。

  • CRDBJavaServer.jar
  • データベース固有のすべての JDBC ドライバ .jar ファイル

    たとえば、Oracle JDBC ドライバの場合、ojdbc14.jar のクラスパスが必要です。

または、クラスパス情報をユーザーまたはシステム環境変数として設定することもできます。変数が定義されていない場合は、CLASSPATH=${CLASSPATH} と同じになります。

次の例のように、混合パスに環境変数を含めることもできます。

classpath=c:\java\lib\xerces.jar;${CommonProgramFiles}"/Crystal Decisions/2.5/bin/CRDBJavaServer.jar";${CLASSPATH}

メモ    スペースを含む長いフォルダ名やファイル名が入ったクラスパスを使用する場合、パスを引用符で囲むようにします。たとえば、"C:\Program Files\Common Files\Crystal Decisions\2.5\bin\CRDBJavaServer.jar" とします。

IORFileLocation

IORFileLocation パラメータの値には、JDBC ドライバで使用する一時ディレクトリを指定します。この場所は実際に存在し、システムで利用できる場所であることが必要です。それ以外の場合、ドライバは機能しません。

JavaServerTimeout

JavaServerTimeout パラメータには、Java サーバーがシャットダウンするまで要求の処理を継続する最大時間を指定します。デフォルト値は 1800 秒(30 分)です。

JVMMaxHeap

JVMMaxHeap パラメータには、JVM が Java サーバーの実行に割り当てることができる最大ヒープ領域を指定します。このパラメータはデフォルトで 64 MB に設定されます。大量のデータを処理する必要がある場合は、この数値をさらに高く設定してください。

JVMMinHeap

JVMMinHeap パラメータには、JVM が Java サーバーの実行に割り当てることができる最小ヒープ領域を指定します。このパラメータはデフォルトで 32 MB に設定されます。

CacheRowSetSize

CacheRowSetSize パラメータには、メモリ内にキャッシュする行数を指定します。このパラメータはデフォルトで 100 行に設定されます。

JDBCURL

JDBCURL パラメータの値は、新しい JDBC データ接続を作成するときに Crystal Reports で表示されるデフォルトの JDBC 接続 URL です。この接続 URL の正しい書式はデータベース ドライバに固有で、データベース ドライバのベンダによって指定されます。

たとえば、Oracle JDBC ドライバの接続 URL は以下のとおりです。

jdbc:oracle:thin:@<hostname>:<port>:<sid>

この場合、

  • <hostname> は接続するサーバーの TCP/IP アドレスか TCP/IP ホスト名です。
  • <port> は TCP/IP ポートの番号です。
  • <sid> は Oracle データベース ID です。

JNDIURL

JNDIURL パラメータの値は、新しい JNDI データ接続を作成するときに Crystal Reports で表示されるデフォルトの JNDI 接続 URL です。この接続 URL の正しい書式はデータベース ドライバに固有で、データベース ドライバのベンダによって指定されます。

JDBCUserName

JDBCUserName は、新しい JDBC データ接続を作成するときに Crystal Reports で表示されるデフォルトのユーザー ID です。JDBC ドライバは、このユーザー ID を使用してデータベースに接続します。

JDBCDriverName

JDBCDriverName は、新しい JDBC データ接続を作成するとき Crystal Reports に表示される JDBC ドライバの完全なデフォルト クラス名です。

たとえば、Oracle JDBC ドライバの完全なクラス名は以下のとおりです。

oracle.jdbc.driver.OracleDriver

JNDIUserName

JNDIUserName は、新しい JNDI データ接続を作成するときに Crystal Reports で表示されるデフォルトのユーザー ID です。JDBC ドライバは、このユーザー ID を使用してデータベースに接続します。

JNDIConnectionFactory

JNDIConnectionFactory パラメータは、JNDI サーバーの接続ファクトリの名前です。WebLogic の場合は weblogic.jndi.WLInitialContextFactory です。WebSphere の場合は com.ibm.websphere.naming.WsnInitialContextFactory です。

JNDIInitContext

JNDIInitContext パラメータから、JNDI サーバー上で JNDI コンテキストの検索を開始します。たとえば、WebLogic の場合は JNDIInitContext=/ を設定できます。このパラメータはツリーの先頭から検索を開始します。このノードで接続を作成した場合、WebSphere ではこのパラメータを cell/nodes/localhost/servers/server1/jdbc に設定できます。

GenericJDBCDriverBehavior

特定のドライバではなく汎用 JDBC ドライバを使用している場合は、動作をエミュレートするドライバを GenericJDBCDriverBehavior パラメータで指定します。DB2 JDBC ドライバの動作のエミュレートは、デフォルトで設定されています。この設定を維持することは、DB2 JDBC ドライバと同様の機能をエンド ユーザーに公開することを意味します。有効値は DB2SQLServer、および Oracle です。

PREREADNBYTE

PREREADNBYTE パラメータは、XML 文書から読み込むバイト数を、それぞれの論理読み込みごとに決定します。このパラメータは、効率を良くするためと、一度に 1 バイトずつ読み込まれるのを回避するために使用します。これは、ブロック読み込みサイズと同じです。このパラメータには、4096 より小さい値を指定しないでください。設定した値が大きすぎると、メモリの使用量に影響します。このパラメータはデフォルトで 5000 に設定されます。

XMLLOCALURL

この XMLLOCALURL パラメータ値は、ローカル XML ファイルのデフォルトの接続 URL です。このデフォルトは、新しい XML データ接続を作成するとき Crystal Reports で表示されます。

SCHEMALOCALURL

この SCHEMALOCALURL パラメータ値は、ローカル スキーマ ファイルのデフォルトの接続 URL です。このデフォルトは、新しい XML データ接続を作成するとき Crystal Reports で表示されます。

XMLHTTPURL

この XMLHTTPURL パラメータ値は、HTTP XML ファイルのデフォルトの接続 URL です。このデフォルトは、HTTP(S)を使用して新しい XML データ接続を作成するとき Crystal Reports で表示されます。

SCHEMAHTTPURL

この SCHEMAHTTPURL パラメータ値は、HTTP スキーマ ファイルのデフォルトの接続 URL です。このデフォルトは、HTTP(S)を使用して新しい XML データ接続を作成するとき Crystal Reports で表示されます。


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