お使いの Web プロジェクトの WEB
ディレクトリにある CRConfig.xml
ファイルを変更することにより、Java Reporting Component のパス動作とタイムアウト間隔を設定できます。
Java Reporting Component を使用してレポート ソースを作成するとき、レポートのパスは相対パスまたは絶対パスで指定されます。
相対パスを使用する場合、パスは Web サーバー上の Java Reporting Component の場所に相対的になります。たとえば、Java Reporting Component JAR ファイルが /WEB
にあると想定すると、../reports/sample.rpt
は、/WEB
となります。 相対パスの動作を変更するには、CRConfig.xml
ファイル内の reportlocation
タグの値を指定します。reportlocation タグの値には、Java Reporting Component の場所(デフォルトでは、WEB
)を基準とした相対パスとしての場所を指定する必要があります。この reportlocation タグの値が、レポートの場所を特定するのに使用される、新しいルート ディレクトリになります。reportlocation タグが存在しない場合、Java Reporting Component は絶対パスを使用します。
メモ 絶対パスを使用すると、Java Reporting Component は Web アプリケーションのリソースの場所も検索します。たとえば、レポートを classes フォルダに格納してから、JSP ファイルでレポートの名前を(パスを指定せずに)直接指定できます。この場合、Java Reporting Component はレポートを見つけます。
絶対パスを使用する場合、CRConfig.xml
ファイルでは reportlocation タグを含まないようにしてください。
CRConfig.xml
ファイルにより、アクティブではないレポート ソースが破棄されるタイミングを決定する、タイムアウト間隔(単位は分)を設定できます。アクティブではないレポート ソースを解放しないと、データベース接続、サーバー メモリ、一時ファイルが使用するディスク領域などのシステム リソースが消費されてしまいます。 タイムアウト間隔は、CRConfig.xml
ファイルにある timeout
タグの値を設定することにより指定できます。デフォルトでは、タイムアウト間隔は 10 分です。値を 0 に設定して、タイムアウトなしに Java Reporting Component を設定することができます。
タイムアウト間隔が適用されるのは、アクティブではないレポートだけです。処理中のレポートは、この設定値を超過してもタイムアウトになりません。レポート ソースのリクエストが正常に完了するたびに、タイムアウトのタイマーがリセットされます。このタイムアウト間隔の時間内にレポート ソースが使用されなかった場合、そのレポート ソースは破棄され、他のプロセスがリソースを利用できるようになります。
Business Objects http://japan.businessobjects.com/ サポート サービス http://japan.businessobjects.com/services/ |