エクスポート コントロールを作成および初期化する

エクスポート コントロールでは、レポートのエクスポートに関係するあらゆる処理を行います。エクスポート コントロールにより、エクスポートされたレポートをブラウザ ウィンドウ内でプレビューしたり、ダウンロード ダイアログを使用して添付ファイルとしてエクスポートしたりできます。エクスポート コントロールは、ReportExportControl クラスで表されます。

エクスポート コントロールを作成するには
  1. 必要な Java クラスとパッケージを参照します。

    <%@ page import="com.crystaldecisions.report.web.viewer.ReportExportControl" %>

    <%@ page import="com.crystaldecisions.reports.reportengineinterface.JPEReportSourceFactory" %>

    <%@ page import="com.crystaldecisions.sdk.occa.report.reportsource.IReportSourceFactory2" %>

    <%@ page import="com.crystaldecisions.sdk.occa.report.exportoptions.ExportOptions" %>

    <%@ page import="com.crystaldecisions.sdk.occa.report.exportoptions.ReportExportFormat" %>

    <%@ page import="com.crystaldecisions.sdk.occa.report.exportoptions.RTFWordExportFormatOptions" %>



  2. ReportExportControl オブジェクトを作成します。

    ReportExportControl exportControl = new ReportExportControl();



ReportExportControl オブジェクトの作成が完了したら、エクスポート形式を指定する必要があります。この例では、RTF をエクスポート形式として選択しています。エクスポート形式の全一覧は、6 ページの「エクスポート形式」を参照してください。

エクスポート形式を指定するには
  1. ExportOptions オブジェクトを作成します。

    ExportOptions exportOptions = new ExportOptions();



  2. setExportFormatType メソッドを呼び出し、形式を表す ReportExportFormat 定数をそのメソッドに渡して、エクスポート形式を指定します。

    exportOptions.setExportFormatType(ReportExportFormat.RTF);



    メモ    エクスポート形式を指定する有効な定数の一覧は、『Crystal Reports for Rational Application Developer Java API リファレンス』の中の ReportExportFormat クラスのドキュメントにあります。

一部の形式では、レポートのエクスポート方法をカスタマイズするために設定できる、追加オプションがあります。たとえば一部の形式では、エクスポートするページ範囲を制御できます。

エクスポート形式特有のオプションを設定するには
  1. 適切な形式オプション オブジェクトを作成します。

    この場合はエクスポート形式が RTF なので、RTFWordExportFormatOptions オブジェクトを作成します。

    RTFWordExportFormatOptions RTFExpOpts = new RTFWordExportFormatOptions();



  2. 目的のオプションを設定します。

    この例では、1 〜 3 ページだけをエクスポートするようにエクスポート オプションを設定します。

    RTFExpOpts.setStartPageNumber(1);

        RTFExpOpts.setEndPageNumber(3);



  3. ReportExportOptions オブジェクトの setFormatOptions メソッドを呼び出し、形式オプション オブジェクトを渡します。

    exportOptions.setFormatOptions(RTFExpOpts);    



エクスポート コントロールを初期化する
  1. コントロールのレポート ソースの setReportSource メソッドを呼び出し、作成したレポート ソース オブジェクトに対する参照をそのメソッドに渡して、コントロールのレポート ソースを設定します。

    exportControl.setReportSource(reportSource);



  2. setExportOptions メソッドを呼び出し、以前に作成した ExportOptions オブジェクトを渡します。

    exportControl.setExportOptions(exportOptions);



  3. setExportAsAttachment メソッドを呼び出す場合もあります。

    このメソッドに true を設定することによって表示されるダイアログ ボックスを使用すると、Web アプリケーションのユーザーはエクスポートしたレポートを保存してから、そのレポートを開くことができます。それ以外の場合は、エクスポートされたファイルの種類をブラウザがサポートしていれば、レポートが直接ブラウザ ウィンドウに表示されます。

    exportControl.setExportAsAttachment(true);




Business Objects
http://japan.businessobjects.com/
サポート サービス
http://japan.businessobjects.com/services/