Crystal Reports Designer  

式の概要

Crystal Reports には、レポート式、条件付き書式設定式、選択式、検索式、積算合計条件式といった、さまざまな種類の式があります。レポート中の式のほとんどは、レポート式と条件付き書式設定式です。

レポート式

レポート式は、レポート中で独立した役割を果たすために作成する式です。たとえば、注文日から出荷日までの日数を計算する式は、レポート式です。

条件付き書式設定式

書式設定式は、レポートのレイアウトとデザインを変更するために使います。テキスト、データベース フィールド、オブジェクト、またはレポート セクション全体の外観も変更できます。テキストの書式設定には書式エディタを使います。書式設定式を作成するに必要がある場合は、書式エディタから式エディタにアクセスします。

選択式

選択式は、レポートに表示するレコードまたはグループの範囲を特定するために使います。通常、選択式は直接入力せずに、選択エキスパートで選択条件を指定します。そこで Crystal Reports がレコード選択式やグループ選択式を生成します。これらの式は直接編集することもできますが、その場合は Crystal 構文に従う必要があります。

検索式

検索式は、レポート中のデータの検索に使います。検索式は、選択式と同様、通常は直接入力せずに、検索エキスパートで検索条件を指定します。Crystal Reports によって式が生成されます。これらの式は直接編集することもできますが、その場合は Crystal 構文に従う必要があります。

既に Basic 構文の知識がある場合は、Crystal 構文独自の規則について少し学ぶだけで、ほとんどの選択式と検索式を編集できるようになります。

積算合計条件式

積算合計条件式を使うと、積算合計の評価またはリセットの条件を定義できます。詳細については、「条件付き積算合計の作成」を参照してください。

参照

式の挿入