レポートへの実行時データのプッシュ

データ定義ファイルに基づくレポートを作成したら(詳細についてはデータ定義(TTX)ファイルに基づいたレポートの設定を参照)、実行時データをレポートにプッシュできます。

メモ    レポートにプッシュする実行時データのデータ構造は、データ定義ファイルで定義したデータ構造と一致する必要があります。次の例は、適切なデータ構造を持つ runtimeResultSet という名前の java.squl.ResultSet オブジェクトがあることを前提にしています。

レポートに実行時データをプッシュする
  1. ReportClientDocument オブジェクトを作成し、レポートを開きます。

    ReportClientDocument clientDoc = new ReportClientDocument();

    clientDoc.open("RuntimeDataReport.rpt", 0);

  2. ReportClientDocument オブジェクトから DatabaseController オブジェクトを取得します。

    DatabaseController dbCtrl = clientDoc.getDatabaseController ();

  3. データのプッシュ先のデータベース テーブルを取得してから、DatabaseController オブジェクトの setDataSource() メソッドを使用して java.sql.ResultSet データをそのデータベース テーブルにプッシュします。

    メモ    次のコードでは、データを最初のテーブルにプッシュします。また、runtimeResultSet という名前の java.sql.ResultSet オブジェクトが、最初のテーブルと一致する構造を持っていることを前提にしています。

    ITable table = dbCtrl.getDatabase ().getTables ().getTable (0);

    dbCtrl.setDataSource (runtimeResultSet, table.getAlias (), "RuntimeResultSet");

  4. ReportClientDocument から ReportSource オブジェクトを取得します。

    IReportSource reportSource = clientDoc.getReportSource ();

  5. レポート ソースを取得したら、レポート ソースをセッション変数にキャッシュする必要があります。

    session.setAttribute ("reportsource",reportSource);

レポート ソースをキャッシュしたら、レポートを表示またはエクスポートすることができます。詳細については、表示とエクスポートのチュートリアルを参照してください。


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