Crystal Reports Designer  

HTML クラスを使ったレポートの書式設定

埋め込み Crystal Report Designer でレポート オブジェクトやレポート セクションの書式を設定する代わりに、カスケード スタイル シート(CSS)のクラスを使用して、Web 上で表示されるレポートに書式を適用できます。

一般に、レポートを作成するときは、埋め込み Crystal Report Designer 内で特定のレポート オブジェクト(データベース フィールドやテキスト オブジェクトなど)の書式を設定します。レポートが HTML 形式に変換され、表示されるときに、これらの書式設定オプションが自動的に HTML に変換されます。HTML ページの書式を変更するには、Crystal レポート自体に変更を加える必要があります。

[CSS クラスの設定]オプションを使用すると、レポートの書式を手動で変更する代わりに、レポート オブジェクトおよびレポート セクションにクラスを適用できます。埋め込み Crystal Report Designer でクラスの名前とスコープを指定し、Web アプリケーション ファイル内で、または外部スタイル シートを通じて、クラスの値を指定します。指定された書式は、レポートが HTML 形式に変換されるときにレポートに適用されます。

HTML クラスの値を使ってレポートの書式を設定するには

  1. 埋め込み Crystal Report Designer 内で右クリックし、[CSS クラスの設定]をクリックします。
  2. [オブジェクト スコープ]フィールドで、クラスを適用するオブジェクトまたはセクションを選択します。
  3. [CSS クラス名]フィールドにクラスの名前を入力します。
    ヒント   特定のレポート オブジェクトまたはセクションのクラスの値を表示、編集、または削除するには、[プロパティ]ウィンドウの[CssClass]を使用します。
  4. [OK]をクリックします。
  5. レポートを保存します。
  6. Web アプリケーション ファイルで、既にクラスが定義された外部スタイル シートを参照するか、クラスの値を入力します。

    例 :

    <HTML>
       <STYLE>
    .classname
    {
       background-color:808080; border-color:000000; color:000000; font-family:Arial; font-weight:bold; font-style:italic; }
       <STYLE>
    </HTML>

参照

絶対書式設定 | 条件付き書式設定 | レポート セクションの書式設定 | 効果的なレポートの体裁