「UML から EJB への変換の構成」ウィンドウには、次の 5 つのタブが含まれます: 「ターゲット」, 「エンティティー」, 「セッション」, 「マッピング」、および「共通」. この節では、最初の 3 つのタブが EJB 変換にどのように影響するか説明します。
「ターゲット」タブを使用すると、EJB 変換で出力ファイルを生成するターゲット EJB プロジェクトを選択できます。 EJB プロジェクトが使用可能な場合でも、新規のターゲット・コンテナーを作成できます。 各プロジェクトは単一の EJB コンテナーに関連付けられます。 EJB 変換は、EJB プロジェクト・ウィザードが提供する、利用可能なすべての EJB コンテナーのバージョンをサポートします。
ターゲット EJB プロジェクト・コンテナーのバージョンにより、「エンティティー」タブおよび「セッション」タブで使用可能なオプションが制限される場合があります。 EJB コンテナーの各タイプの制限の詳細については、 『ターゲット EJB コンテナー』の節を参照してください。
「エンティティー」タブを使用すると、新しく生成される Entity Bean をカスタマイズできます。 「エンティティー」タブでは、次の 2 つの異なるオプションを構成できます: 「Entity Bean タイプ」および「Entity Bean インターフェース」。 次の図は、「EJB 変換の構成」ウィンドウの 「エンティティー」タブです:
プロジェクトの EJB コンテナーのバージョンによっては、特定の組み合わせのプロパティーを選択しないと、EJB 変換を実行できない場合があります。 次の表は、変換に対応している Entity Bean のタイプ、Entity Bean がサポートしているインターフェース、およびデフォルトで選択されるインターフェースの一覧です:
EJB コンテナーのバージョン |
Entity Bean タイプ |
Entity Bean に対応しているインターフェース |
デフォルトで選択されるインターフェース |
2.x |
CMP 2.x |
ローカルおよびリモート |
ローカル・インターフェースのみ |
2.x |
CMP 1.1 |
リモート |
リモート・インターフェースのみ |
2.x |
BMP |
ローカルおよびリモート |
ローカル・インターフェースのみ |
1.1 |
CMP 2.x |
該当なし |
該当なし |
1.1 |
CMP 1.1 |
リモート |
リモート・インターフェースのみ |
1.1 |
BMP |
リモート |
リモート・インターフェースのみ |
表内のデフォルトの選択は、Entity Bean 作成ウィザードのデフォルトの動作を反映させてあります。
無効なオプションの組み合わせを選択すると、「EJB 変換の構成」ウィンドウの上部にエラー・メッセージが表示され、変換を実行する「実行」ボタンが使用不可になります。 有効なオプションの組み合わせを選択すると、「実行」ボタンは使用可能になり、エラー・メッセージは表示されなくなります。
「セッション」タブを使用すると、新しく生成される Session Bean 用のインターフェースの生成をカスタマイズできます。 次の図は、「EJB 変換の構成」ウィンドウの「セッション」タブです:
プロジェクトの EJB コンテナーのバージョンによっては、特定の組み合わせのプロパティーを選択しないと、EJB 変換を実行できない場合があります。 次の表は、変換でサポートされるインターフェースで Session Bean に対応しているもの、対応する EJB コンテナーのバージョン、デフォルトで選択されるインターフェースの一覧です:
EJB コンテナーのバージョン |
Session Bean に対応しているインターフェース |
デフォルトで選択されるインターフェース |
1.1 |
リモート |
リモート・インターフェースのみ |
2.0 |
ローカルおよびリモート |
リモート・インターフェースのみ |
2.1 |
ローカルおよびリモート |
リモート・インターフェースのみ |
無効なオプションの組み合わせを選択すると、「EJB 変換の構成」ウィンドウの上部にエラー・メッセージが表示され、変換を実行する「実行」ボタンが使用不可になります。 有効なオプションの組み合わせを選択すると、「実行」ボタンは使用可能になり、エラー・メッセージは表示されなくなります。