サーバー・エディターを使用して J2C リソース・アダプターを WebSphere Application Server v5.x に追加するときに、次のような IWAA1350E エラーが表示される場合があります。
IWAA1350E RAR デプロイメント記述子を読み取れませんでした。別の RAR を選択するか、この操作を取り消してください。(IWAE0099E xml: 行 #: 2 :列 #:241 の構文解析中に例外が発生しました)
このエラーは、ワークスペース内の RAR ファイルに正しくないデプロイメント記述子があることを示していますが、ワークスペース内に JCA v1.5 プロジェクトが存在する場合にも誤って表示される可能性があります。WebSphere Application Server v5.x は、JCA v1.0 のみをサポートします。JCA v1.0 プロジェクトを追加しようとしていて、JCA v1.5 プロジェクトがワークスペースに存在する場合は、問題を回避するために次の手順を行ってください。
- ワークスペース内の JCA v1.5 プロジェクトをすべて閉じ、JCA v1.0 プロジェクトのみを残す。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー内で、JCA 1.5 プロジェクトを右クリックする。
- 「プロジェクトを閉じる」を選択する。
- 「サーバー」ビュー内で、WebSphere Application Server v5.x をダブルクリックしてサーバー・エディターを開く。
- サーバー・エディターの下部にある「J2C」タブを選択して、リソース・アダプターを追加する。
- JCA v1.5 プロジェクトすべてを再度開く。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー内で、JCA v1.5 プロジェクトを右クリックする。
- 「プロジェクトを開く」を選択する。
WebSphere v5.1.x テスト環境を SuSE Linux Enterprise Server (SLES)9.0 および Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 3 のもとで使用して、組み込みメッセージング・アプリケーションを正常に実行するためには、次の手順を行う必要があります。
- SLES9.0 および RHEL3 に対して、次の環境変数がユーザー・プロファイル内で設定されていることを確認する。
- export LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19
- export LC_CTYPE='C'
- export LANG=$LC_CYPE
- SLES9.0 に対して、Java VM 引き数の中で次のようなシステム・プロパティーを設定できます。
-Djava.net.preferIPv4Stack=true
これにより、JVM は「localhost」を ::1 でなく 127.0.0.1 に解決するようになります。
SuSE Linux Enterprise Server (SLES)9.0 および Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 3 の環境のデフォルトでは、WebSphere Application Server v6.0 を root 以外の ID で開始することはできません。root 以外の ID で WebSphere Application Server v6.0 を開始するには、WebSphere Application Server v6.0 InfoCenter に記載されている次善策が使用できます。詳しくは、WebSphere Application Server v6.0 InfoCenter のトピック件名「root 以外のユーザーからアプリケーション・サーバーを実行する (Running application servers from a non-root user)」を参照してください。
WebSphere Application Server v6.0 の場合、ホスト別名を追加するための「追加」ボタンは常に使用不可になっています。この「追加」ボタンは、「アプリケーション・デプロイメント記述子」エディターの「デプロイメント」ページの「仮想ホスト」セクションにある「ホスト別名 (Host aliases)」テーブルのそばにあります。
「仮想ホスト名リスト」テーブルのエントリーを追加または選択する場合に、「ホスト別名 (Host aliases)」テーブルの「追加」ボタンが使用可能になりません。
この問題に対する次善策としては、WebSphere Application Server V6.0 管理コンソールを使用して、ホスト名とその別名を追加してください。
WebSphere Application Server v6.0 を開始し、「コンソール」ビューに進んでから「終了 (Terminate)」ボタンを選択すると、「コンソール」ビューの「終了 (Terminate)」ボタンは使用可能であるように見えますが、WebSphere Application Server v6.0 は終了しません。
WebSphere Application Server v6.0 を終了するには、「サーバー (Servers)」ビューの「停止 (Stop)」ボタンを使用してサーバーを停止してください。
WebSphere Application Server v6.0 の環境でユニバーサル・テスト・クライアント (UTC) を使用するときは、以下の 2 つの問題に注意してください。
- サーバーが非デフォルトの管理 (SOAP) ポートを使用している場合は、UTC を直接起動するとき、または再始動するときに、UTC がサーバーのクラスパスを正しく選択しません。この問題を回避する方法は 2 つあります。
- EJB Bean からテスト・クライアントを起動する。例えば、 EJB を右クリックして、「サーバーで実行」を選択します。
- Web ブラウザーを開き、次の URL を使用してテスト・クライアントを起動する。ご使用の管理 (SOAP) ポートを指定どおり入力します。
http://<hostname>:<HTTP port>/UTC/initialize?wasAdminPort=<SOAP port>- Bean クラスが変更された場合、UTC は自動的に再始動しません。UTC に問題が生じた場合、または UTC が最新の変更を解決できない場合は、UTC を再始動して、EJB Bean またはクラスのルックアップを再度行ってください。
プロジェクト・エクスプローラー内で、Java リソースを選択して右クリックし、「ユニバーサル・テスト・クライアントを起動」をポップアップ・メニューから選択すると、bean が UTC にロードされていないことがブラウザーに表示される場合があります。この問題は、選択した Java リソースのプロジェクトがサーバー上で公開されていない場合に起こります。この問題は、WebSphere Application Server v6.0 を使用している場合に限って発生します。
この問題を回避するには、まずサーバー上でプロジェクトを公開してから、「ユニバーサル・テスト・クライアントを起動」コマンドを実行してください。
自動デプロイメントのプログラム例が提供されています。この例のアクセスおよび実行方法の指示を表示するには、オンライン・ヘルプを開き、「Java アプリケーションの開発」>「エンタープライズ・アプリケーションの開発 (Developing enterprise applications)」>「J2EEアプリケーション (J2EE applications)」>「Ant の使用 (Working with Ant)」>「例: 自動デプロイ (Example: Automated deploy)」と展開します。この例に対して、更新の提供が予定されています。この更新は、Developer Domain WebSphere ライブラリー・サンプルのサンプル・スクリプト Web ページ (www.ibm.com/developerworks/websphere/library/samples/SampleScripts.html)から使用可能になります。この更新により、プログラム例の問題が修正されたり、例に新機能が追加されたりする可能性があります。
J2EE エクスポート (EJBExport、WARExport、AppClientExport、および EARExport) の Ant タスクは、エラー・メッセージが表示されることなく実行できますが、出力ファイルは作成されません。この問題はすでに確認されており、その修正は次回の暫定修正で修正予定です。
この問題を回避するには、ワークベンチからエクスポート操作を使用して、J2EE プロジェクトを手動でエクスポートできます。
java.lang.ClassNotFoundException: com.ibm.etools.siteedit.builder.SiteUpdateBuilder でのヘッドレス (コマンド行インターフェース) Ant によるマイグレーションされない v5.1.x Web プロジェクトのビルドが失敗しました。この問題を避けるには、以下のいずれかを実行する必要があります。
- ビルドの前に、プロジェクトを v6 Web プロジェクトにマイグレーションする。プロジェクトを v5.1.x から v6 Web プロジェクトにマイグレーションするには、インポート・ウィザードを使用して、Web プロジェクトを v6 ワークスペースにインポートする必要があります。
- 以下のようにして、障害のある Web プロジェクトのルート・ディレクトリーの下の .project ファイルに
<nature>com.ibm.wtp.web.StaticWebNature</nature>
ステートメントを追加する。
<natures>
<nature>com.ibm.wtp.web.StaticWebNature</nature>
:
:
</natures>
プロジェクトにデフォルト・サーバーを設定し、「サーバーで実行」タスクを使用して、アプリケーションをデフォルト・サーバーで実行する場合、以下の問題が発生することがあります。
- プロジェクトがこのデフォルト・サーバーに自動的に公開 (追加) されない。
- サーバー選択ウィザードが表示されない。結果として、テーブルやデータ・ソースの作成、EJB デプロイや RMIC コードの生成などのそれ以上のサーバー・タスクを実行するかどうかの質問が出なくなります。
任意のサーバーでアプリケーションを実行するには、以下の 2 つのオプションのいずれかを選択できます。
- プロジェクトのデフォルト・サーバー設定を削除する。
- デフォルト・サーバーを「なし」に設定します。「プロジェクト・エクスプローラー」ビューでプロジェクトを右クリックし、「プロパティー」>「サーバー」と選択することにより、これを実行できます。
- プロジェクト・エクスプローラーで、プロジェクトを右クリックして、「実行」>「サーバーで実行」を選択します。サーバー選択ウィザードが開くので、ここで追加のサーバー・タスクを指定できます。
- プロジェクトを手動でサーバーに追加する。
- 「サーバー」ビューで任意のサーバーを右クリックし、「プロジェクトの追加および削除」を選択します。
- 「プロジェクトの追加および削除」ウィザードが開くので、ここで追加のサーバー・タスクを指定できます。
WebSphere Application Server v6.0 をセキュア・モードで実行する場合、サーバーのコンソール出力が「コンソール」ビューに表示されないことがあります。さらに以下のようなエラー・メッセージが数秒ごとにサーバーの SystemOut.log ファイルに書き込まれます。
[11/3/04 16:58:18:412 CST] 0000003b RoleBasedAuth A SECJ0305I: admin-authz 操作 ConfigService:queryConfigObjects:com.ibm.websphere.management.Session:javax.management.ObjectName:javax.management.ObjectName:javax.management.QueryExpで役割ベースの許可検査が失敗しました。ユーザー <null> (固有の ID: null_access_id) に必要な役割 (管理者、オペレーター、監視者、構成者) が付与されていません。
[11/3/04 16:58:18:431 CST] 0000003b FileTransferS A ADFS0107E: ダウンロードするファイル "/usr/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/default/config/temp/logs/sysout" が存在しません。この問題を修正するには、以下を実行してください。
- 「サーバー」ビュー内で、WebSphere Application Server v6.0 を始動する。
- サーバーが始動したら、「WebSphere Application Server v6.0」を右クリックして、「外部管理スクリプトの実行 (Run external admin script)」を選択する。「実行する Jacl または Jython 管理スクリプト・ファイル (Jacl or Jython admin script file to run)」ダイアログが開きます。
- WAS_HOME/bin (WAS_HOME は WebSphere がインストールされているインストール・ディレクトリー) から redeployFileTransfer.jacl を見付け、「開く」をクリックする。
- サーバーを再始動して、デフォルトのファイル転送アプリケーションからセキュア・ファイル転送アプリケーションに切り替える。