Rational XDE モデル・インポート・ウィザード: 「インポート・オプション」ページ

「Rational XDE モデル・インポート」ウィザードの「インポート・オプション」ページは、インポートされた XDE モデルにおけるダイアグラムの外観を制御する、さまざまな設定を指定する場合に使用します。 このトピックでは、そのページで指定可能な各オプションについて説明します。

このトピックにリストされたそれぞれのダイアグラムのオプションごとに、以下の設定のいずれかを選択できます。
  • すべて: できるかぎり多くのカスタマイズ可能設定をインポートして、インポートされたダイアグラムをオリジナルの XDE ダイアグラムのようにします。
  • 変更したデフォルトのみ: XDE のデフォルトの工場出荷時設定と異なる XDE ダイアグラム設定 (値が変更された設定) のみをインポートします。 XDE のデフォルト設定が使用されていた状態では、インポートされたダイアグラムは Rational® UML モデリング製品のデフォルト設定を使用します。
  • なし: XDE ダイアグラム設定をインポートしないで、常に Rational UML モデリング製品のデフォルトを使用します。

図形、フォント、および線の色
色がインポートされる方法を指定します。 「すべて」に設定すると、すべての色がインポートされ、XDE のルック・アンド・フィールが保存されます。 「変更したデフォルトのみ」に設定すると、変更された色が保持されます。 「なし」に設定すると、新規のデフォルトの色が使用されます。
図形ステレオタイプのレンダリング:
ダイアグラム上の図形の外観を指定します。 デフォルトの XDE スタイルは、「アイコン (定義されている場合)」です。 この設定を適用すると、ある図形にステレオタイプが適用され、そのステレオタイプに画像がある場合、その図形は画像として表示されます。 ステレオタイプに画像がない場合は、その図形の名前区画にステレオタイプがテキストとして表示されます。

Rational UML モデリング製品のデフォルトのスタイルは「装飾とテキスト」であり、ステレオタイプは、小さいアイコンおよび名前区画内のテキストの両方で表示されます。 ステレオタイプにアイコンがなく、ステレオタイプが適用されていない場合には、アイコンは常に、非ステレオタイプ・クラスを表す緑の円に白い「C」などで表示されます。

区画ステレオタイプのレンダリング:
クラスおよびインターフェースの各図形にリストされた属性、操作、およびシグナルなど、図形のリスト区画内のメンバーのステレオタイプの外観を指定します。

デフォルトの XDE スタイルは「ラベル」であり、 適用されたステレオタイプをリスト内で «stereotype» として表します。

Rational UML モデリング製品のデフォルトのスタイルは、「装飾」であり、XDE では使用できません。 ステレオタイプがメンバーに適用され、そのステレオタイプにアイコンが定義されている場合、そのステレオタイプは名前の次に小さいアイコンとしてレンダリングされます。 それ以外の場合は、ステレオタイプの名前が表示されます。

可視性のレンダリング
属性、操作、およびシグナルなどの図形メンバーの可視性がレンダリングされる方法を指定します。

デフォルトの XDE スタイルは「テキスト」であり、 1 文字の記号 (専用を表す - (負符号)、公開を表す + (正符号) など) を提供します。 他のオプションとして「アイコン」があり、 メンバー名の次に小さいシンボルを表示します。

Rational UML モデリング製品のデフォルトのスタイルは「装飾」です。 対応する XDE の「アイコン」オプションのように、小さいアイコンを表示しますが、UML 2.0 ではアイコンが変更されています。

関連クラスのマッピング
XDE では、関連クラスは、関連、クラス、および associatedClass 関係 (関連からクラスへの) の 3 つのクラスで表されます。 関連クラス・マッピングのオプションにより、UML 2.0 AssociationClass へのマージに加えて、XDE クラスが UML 2.0 クラスとして保存されるかどうかが制御されます。 これにより、XDE 内の関連クラスを構成する 3 つの XDE モデル要素が表されます。

デフォルト・オプション「必要な場合にのみ XDE クラスを保存」により、関連およびクラスが同じ XDE モデル内にある限り、関連、クラス、および XDE 内の AssociatedClass 関係が UML 2.0 関連クラスにインポートされます。

「常に XDE クラスを保存」オプションでは、その内容が新規に作成された UML 2.0 関連クラスにコピーされる場合であっても、XDE クラスが個々の UML 2.0 クラスとしてインポートされます。これにより、XDE 内の関連、クラスおよび AssociatedClass 関係が結合されます。

デフォルトに戻す
XDE モデルのすべてのインポート・オプションをオリジナルの状態に戻します。
関連タスク
XDE インポート・オプションの指定
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