Rational XDE モデルのインポートの拡張機能

一部の例外的なケースでは、モデルおよびプロファイルのインポート方法に対して、「Rational® XDE モデルのインポート」ウィザードのデフォルトのインポート動作より高度な制御が必要になる場合があります。拡張機能は、ウィザードの最後のページに、デフォルトのモデル・インポート機能のオーバーライドを可能にする 2 つの追加ボタンを追加します。

拡張機能フラグを使用すると、ウィザードの最後のページに、「インポート・データの書き込み」および「インポート・データの読み取り」の 2 つのボタンを含む、「拡張機能」域が新しく表示されます。拡張機能を使用するシナリオの 1 つとしては、「Rational XDE モデルのインポート」ウィザードによって、単一の UML2 プロファイルに同一の XDE プロファイルの複数のコピーがマージされる場合があります。この場合も、上記の 2 つのオプションによって、デフォルトのウィザードの振る舞いをオーバーライドし、インポート後もそれらのプロファイルを区別することができます。 また、インポートする XDE モデルのセットで複雑なフォルダー階層を保持する場合にも、高度機能を使用することができます。XDEModelImportDataFile.txt を編集してすべての宛先を更新し、必要な階層を反映します。

高度機能を使用するには、以下のようにします。

  1. 高度機能をアクティブにするには、コマンド行引数 -vmargs -DXDE_IMPORT_ADVANCED_USER を使用して、Rational UML モデリング製品を始動します。
  2. ウィザードをウォークスルーしてインポートするモデルおよびプロファイル (もしあれば) を指定し、それらが含まれているプロジェクトを定義して、さまざまなダイアグラムのオプションを指定します。
  3. 「XDE モデルのインポート」ウィザードの最後のページ (「検証」ページ) まで来たら、「インポート・データの書き込み」をクリックして、「XDE モデルのインポート」ウィザードによって収集された情報を XDEModelImportDataFile.txt というファイルに書き込みます。このファイルは、Rational モデリング製品の実行可能ファイルと同じディレクトリーに作成されます。
  4. テキスト・エディターを使用してファイルを編集します。
  5. ファイルの編集が完了してから、「インポート・データの読み取り」をクリックして、ファイルを「XDE モデルのインポート」ウィザードに読み取ります。
  6. 「XDE モデルのインポート」ウィザードを使用してインポート・データに対する追加の変更を行うか、または「完了」をクリックしてモデルのインポートを開始します。
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