インポート後に、関連クラスの構成が変更され、関連、関連クラス (AC)、および関係 (破線) が単一の要素 (AC という名前の AssociationClass 要素) で表されるようになっています。
UML 2.0 では、AssociationClass 要素は関連およびクラスの両方であり、ダイアグラム上では両方として表示されます。
インポート・プロセス時には、以下のその他の重要な変更も行われます。
- 複数の XDE 要素が単一の UML 2.0 要素にマージされるため、
ダイアグラム上の関連クラスの表示ではコントロールが少なくなります。
例えば、関連をクラスに接続する点線の特性 (色や曲がりポイントなど) は、それらの特性を適用できる要素が UML 2.0 にないため、インポートされません。
- ほとんどの場合、関連クラスの一部である XDE クラスは UML 2.0 の関連クラスに変換され、別個のクラスとしては存在しなくなります。
クラスおよび関連が別のモデルにある場合、そのクラスは別個にマイグレーションされ、その内容は関連クラスに単純にコピーされます。
以下の取り込んだ図のダイアグラムには、クラスが変換ではなくコピーされた、後者の例が示されています。
- XDE クラスが (関連クラスとして) 汎化関係を使用して通常のクラスに接続している場合には、その汎化関係は依存関係としてマイグレーションされます。
これは関連クラスが UML 2.0 の通常クラスを特化できないためです。
重要: これらの画面取りは、「XDE モデル・インポート」ウィザードの「インポート・オプション」ページの「常に XDE クラスを保存」オプションを選択した場合の、ダイアグラムがインポートされる様子を示しています。
このオプションを選択した場合には、XDE クラスの内容は新規に作成された UML 2.0 AssociationClass (これは、XDE からの関連と AssociatedClass の関係を結合します) にコピーされますが、XDE クラスは UML2 クラスとしてインポートされます。
「必要な場合にのみ XDE クラスを保存」を選択した場合は、
XDE の関連、クラス、および AssociatedClass 関係が UML 2.0 AssociationClass としてインポートされます (同じ XDE モデルに関連およびクラスがある場合)。