プロファイル は、特定の
ドメインまたは目的のために UML 言語の要素 (メタクラス)
を拡張する UML ステレオタイプを含むパッケージです。
Rational® XDE プロファイル
が実際の XDE モデル・ファイル内部に組み込まれています
が、Rational UML
モデリング製品のモデルには、個別のファイルに保持される
プロファイルへの参照が含まれます。
Rational
XDE は、プロファイルを使用して、特定のプロジェクト、
プロセス、またはアドインのために UML をカスタマイズ
します。
プロファイルでは、ステレオタイプとタグ付き値を使用
することによって、UML セマンティクスを拡張することが
できます。ステレオタイプは、モデル要素をギュメ (« »)
で囲んだストリングでマークすることにより、または要素をアイコン
として表示することによって、モデル要素のセマンティクス
を拡張します。タグ付き値は、任意の情報をモデル要素
に付加することによって、UML を拡張します。UML 1.4
では、ステレオタイプはタグ付き値のセットであり、タグ付き値
を持つことがあります。
Rational
UML モデリング製品では、UML 2.0 基本、中間、配置、
デフォルト、および完全の各プロファイルが自動的に各
モデルに対して適用されます。これらの製品では、配置
プロファイルとデフォルト・プロファイルも提供され、両方
とも自動的に各モデルに対して適用されます。UML 2.0
プロファイル・ファイルは、.epx というファイル名拡張子
を持ち、モデル・エクスプローラー・ビューに表示する
ことができます。
XDE のインポート・プロセス中にプロファイルを処理
する場合、以下の点に注意してください。
- XDE プロファイルが実際の XDE モデル・ファイル
内部に組み込まれており、Rational
UML モデリング製品のモデルには、外部ファイルに保持
されるプロファイルへの参照が含まれる。
- Rational
UML モデリング製品でインポートされた XDE モデルを使用
するチーム・メンバーは
、Rational
XDE モデルのインポート・ウィザードをインストールする
必要がある。
XDE インポート・プラグインに保管されている変換前の
標準プロファイルは、インポート・プロセス中にモデルに
対して自動的に適用されます。インポートされたモデル
は、正しく開くように、標準プロファイルにアクセスできる
必要があります。
- インポートされたユーザー定義のプロファイルと
インポートされたモデルは、別のプロジェクトに配置する
必要がある。Rational XDE モデルの
インポート・ウィザードの先頭ページで、モデルおよび
ユーザー定義のプロファイルに関して異なるプロジェクトを
指定することができます。ユーザー定義のプロファイルを
参照するモデルに関して、別のプロジェクトを作成する必要
があるだけです。ユーザー定義のプロファイルを参照
するモデルは、別のプロジェクトに保管されなければ、
正しくマージされないことがあります (チーム環境
で動作している場合)。
- XDE ユーザー定義プロファイルには、インポート後に
プロファイルのモデル要素によって表すことができない
方法で名づけられた要素が含まれることがある。例えば
、XDE では、タグ付き値のセット名では、スペース、*
(アスタリスク)、または " (引用符) などの非 ID 文字を
使用することができます。ただし
、Rational
UML モデリング製品のプロパティー名では、英数字の ID を
使用する必要があります。Rational XDE
モデルのインポート・ウィザードが、非 ID 文字が含まれる
ユーザー定義のプロファイルを検出した場合、ウィザードは
XDE 名を有効な
Rational UML
モデリング・プロダクト名に変換します。
新規プロパティー・ファイルが、プロファイルに関して
作成され、名前が XDE の場合と同じように表示されるようになります。
プロファイルについて詳しくは、製品の
インフォメーション・センターのカスタム UML プロファイル
のヘルプ・トピックを使用して、『UML メタモデルの拡張』
を参照してください。