演習 1: Rose サンプル・モデルのインポートと検査

この演習では、サンプル・ギャラリー (Sample Gallery) にある Rose モデル (RoseSampleModel.mdl) を インポートして、作成された Java.epx プロファイルを検査します。 特に、プロファイルのバージョンの確認方法について学びます。 また、Rose C++ アドインから定義された default__Class ステレオタイプのプロパティー・セットを調べ、インポート後にどのようになるかを学習します。

「Rose モデルのインポート (Rose Model Import)」ウィザードは、 Rose モデル・プロパティー・セットおよびステレオタイプ構成ファイルを UML 2.0 プロファイルに変換します。 UML 2.0 プロファイルのファイル名拡張子は .epx です。

最初の Rose サンプル・モデル (RoseImportSample.mdl) のインポート

以下のステップに従って、最初のサンプル・モデルを Software Architect または Software Modeler にインポートします。

  1. サンプル・ギャラリー (Sample Gallery) にナビゲートして、モデルをインポートします。
  2. 「テクノロジー・サンプル (Technology samples)」「Rose モデルのインポート (Rose Model Import)」を展開して、「Rose モデルのインポート・サンプル (Rose model import sample)」をクリックします。
  3. 「Rose モデルのインポート・サンプル (Rose model import sample)」 ページで、 「セットアップ手順」をクリックします。
  4. セットアップ手順に従って、最初の Rose モデル (RoseImportSample.mdl) をインポートします。

インポートした Java™ UML 2.0 プロファイルの検査

モデルをインポートした後で、「モデル・エクスプローラー」ビュー を使用して UML 2.0 プロファイルを見て、プロファイルが Rose プロパティー・セットおよびステレオタイプ 構成ファイルからどのように作成されたか調べます。特に、 Java.epx ファイルを検査して、プロファイルのバージョン管理メカニズムについて学習します。

  1. 「モデル・エクスプローラー」ビューで、 SampleRoseModel_profiles プロジェクトを展開して、 生成されたプロファイルを見て、プロパティー・セットおよびステレオタイプ構成ファイルが UML 2.0 プロファイルとしてどのようにインポートされているか理解します。
  2. Java.epx プロファイルにナビゲートします。 ステレオタイプ、プロパティー、および列挙が、どのように構造化され、オリジナルの Rose モデル・プロパティー の類似要素にどのように対応しているかに注目します。
  3. 「モデル・エクスプローラー」ビューで、Java.epx ファイルの直下にある Java プロファイル要素をクリックします。
  4. 「プロパティー」ビューで、「一般」タブをクリックして、プロファイルのバージョン番号が 8.2 であることを 確認します。この番号は、演習 2 で重要な意味を持ちます。 演習 2 で、同じプロファイルを参照する別のモデルをインポートすることにより、バージョン番号が 変わるためです。
Java.epx プロファイルが含まれているワークスペースと同じワークスペースに Rose モデルが既にインポートされている場合、プロファイルのバージョン番号は 8.2 とは異なることがあります。 同様に、他の理由がある場合にも、番号が異なる可能性があります。 例えば、バージョンが 2003.06.13 以外の Rose からモデルをインポートする場合、プロファイルの バージョン番号は 8.2 とは異なることがあります。

default__Class プロパティー・セット・ステレオタイプの観察

モデルをインポートした後で、「モデル・エクスプローラー」ビューを使用して、CLoanDataSet クラスに適用されているステレオタイプを調べます。

  1. インポートされたモデル (RoseImportSample.mdl) で、 論理ビュー・パッケージにある「開始 (Start Here)」図を開きます
  2. ハイパーリンクされた 06.1 C++ 実装パッケージ概要 (06.1 C++ Implementation Package Overview) 図ノートをダブルクリックして、モデル内の図にジャンプします。
  3. ダイアグラム・エディターで、CLoanDataSet クラスをクリックして、「プロパティー」ビューの「ステレオタイプ」タブをクリックします。
  4. ANSI C++ アドイン default__Class プロパティー・セットから作成されたデフォルト (default__Class) ステレオタイプを観察します。 ステレオタイプのプロパティーは、「ステレオタイプのプロパティー」 テーブルに表示されます。これには、ボディ (BodySourceFile) およびヘッダー (HeaderSourceFile) ソース・ファイル名も含まれます。
  5. 次の演習に備えて、モデルとすべてのプロファイルを閉じます。
これで、『演習 2』で、既存のプロファイル (Java.epx) にコンテンツを追加する準備ができました。
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