Rational Rose® モデルのインポート後に、
そのモデルと図のデータ保全性を検証することをお勧めします。
各モデルを突き合わせて比較して、特に UML 1.4 と UML 2.0 の表記に関して、
類似点と異なる点を確認することもできます。「問題」ビューを調べて、
インポート・プロセス時に表示されるエラー、警告、および通知メッセージを確認します。インポート後に、モデルが UML 1.4 と UML 2.0 の違いに起因する多数のエラー、警告、および
通知メッセージを受けることも珍しくありません。
データ保全性を検証するには、以下のようにします。
- 「モデル・エクスプローラー」ビューでモデルを右クリックし、
「検証の実行」をクリックして、モデル内の壊れたセマンティック・ルールを探します。通常、検出されるエラーのタイプは、UML 2.0 要件の準拠、ロジック、構造、使用法に関連のあるものです。エラー、警告、および通知メッセージなどの結果はすべて、
「問題」ビューに表示されます。
- 元の Rose モデルと新しいモデルを比較すると、
UML 2.0 と Rose で使用される UML 表記との違いがわかります。モデルと図を突き合わせて比較することにより、UML 表記の違いを発見し、図の整合性を検査します。
- UML 表記の違いを理解するには、Rose モデル要素マッピングのヘルプ・トピックを参照してください。
UML の相違の大半は比較的小さなことですが、
状態マシンやアクティビティー、相互作用には、重大な相違が見られます。詳しくは、UML 2.0 の仕様を参照してください。