Rose モデルのインポートの設定

「Rational Rose モデルのインポート」ウィザードの「Rational Rose モデルのインポートの設定」ページを使用して、Rose モデルのインポートの表示方法を制御するさまざまな設定を指定できます。 このトピックでは、ページ上で指定できる各設定の詳細な説明を提供しています。

「Rational Rose モデルのインポートの設定」ページは、「Rational Rose モデルのインポート」ウィザードの最後のページです。

非マップ式 Rose メタモデル・プロパティーを使用可能に設定
このチェック・ボックスを使用して、UML 2.0 へマップしない固有の Rose プロパティーがインポートされたモデル内で表示されるかどうかを指定する、Rose.epx と呼ばれるプロファイルをアクティブ化します。 デフォルトでは、固有の Rose プロパティーは対応する UML 2.0 プロパティーを持っていないにもかかわらず、ステレオタイプとしてインポートします。 チェック・ボックスを選択すると、UML 2.0 へマップしない Rose プロパティーが、ステレオタイプ・カテゴリー内のプロパティー・ビューに表示されます。 チェック・ボックスをクリアした場合は、Rose プロパティーはインポートされません。
Rose モデルで UML 2.0 規則を解釈
このチェック・ボックスを使用して、インポート時の固有のクラス図関連のモデル要素をマップする方法を制御できます。 チェック・ボックスをクリアした場合は、マッピングはインポートされたモデルに適用されません。 影響を受けたモデル要素のほとんどは、クラスと関連の端に関連しています。 固有のマッピングについての詳細は、クラス図マッピングについてのヘルプ・トピックを参照してください。
「問題」ビューにマイグレーション問題を表示
このチェック・ボックスを使用して、「問題」ビュー内のエラー、警告、および通知メッセージなどの Rose インポート問題を表示することができます。
注: エラーおよび警告メッセージは常時ログ・ファイルおよび「問題」ビューの両方に表示されますが、通知メッセージはこのチェック・ボックスが選択された場合は「問題」ビューでのみ表示されます。
生成される問題の最大数
このチェック・ボックスを使用して、「問題」ビューで表示されるエラー、警告、および通知メッセージの最大数を定義することができます。 ご使用のモデルが問題の最大数を超えた場合、「問題」ビュー内に追加の警告メッセージが表示されます。この警告メッセージは、マーカーとして報告された問題の数と、ログ・ファイルに表示された追加のエラーおよび警告の数を示します。
Rose 色を使用
このチェック・ボックスを使用して、現行の UML モデリング製品設定の代わりに Rose モデル内の指定された色をインポートすることができます。
チェック・ボックスをクリアした場合は、新規 UML モデリング製品で使用されているカラー・スキームにすべての図形が表示されます。
Rose フォントを使用
このチェック・ボックスを使用して、現行の UML モデリング製品設定の代わりに Rose モデル内の指定されたフォントをインポートすることができます。
チェック・ボックスをクリアした場合は、新規 UML モデリング製品で使用されているフォントがインポートされたモデル内で使用されます。
状態およびアクティビティーのアクションにビューを作成
このチェック・ボックスを使用して、ダイアグラム・エディター内の自己遷移として OnEvent アクションをインポートすることができます。 このチェック・ボックスをクリアすると、OnEvent アクションはインポートされますが、ダイアグラム・エディターに表示されません。 ご希望であれば、ご使用の図に対して最も重要なアクションを、「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューからダイアグラム・エディターへドラッグすることができます。
アクティビティー図の場合は、(構造化アクティビティー・ノード・ダイアグラム要素内でネストされた) EntryDoExit、および Event などのようなすべてのアクションは、ダイアグラム・エディター内に表示されます。 これらのダイアグラム要素は、親ノードの図形区画内でカスケードします。
注: Rose では、個々の状態のアクションを非表示にすることができます。 Rose モデルが非表示アクションを持つ状態を含んでいる場合は、「状態およびアクティビティーのアクションにビューを作成」設定であるにもかかわらず、アクションは同様に非表示でインポートされます。
選択したダイグラム・タイプにダイアグラム要素の自動サイズ設定を受け入れる
このチェック・ボックスを使用して、図ごとにダイアグラム要素の自動サイジングを制御できます。 ユースケースのようなダイアグラム・チェック・ボックスを選択した場合、ダイアグラム要素は Rose モデルのダイアグラム・ビューの自動サイズ設定プロパティーを基にしてサイズ変更されます。自動サイズ設定が使用不可になっている Rose ダイアグラム内のモデル要素は、インポート・プロセスの間は自動サイズ設定されることはありません。 このチェック・ボックスをクリアすると、ダイアグラム要素は元の Rose ダイアグラム内で表示されるようにインポートされます。
注: シーケンス図の場合は自動サイズ変更設定を変更することができません。その他のすべてのダイアグラム・タイプで設定を変更することができます。
デフォルトに戻す
このボタンを使用して、Rose モデルのすべてのインポート設定を元の状態に戻すことができます。
関連概念
Rose ユーザーにとっての主要な差異
関連タスク
Rose モデルのマイグレーション
Rose モデルのインポート設定の指定
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