IBM Rational Performance Tester のインストール

目次

IBM Rational Performance Tester について

Rational Performance Tester のインストール後の作業

IBM Rational Performance Tester について

IBM Rational Performance Tester は、システム・パフォーマンスをテストする製品です。Rational Performance Tester は、Web アプリケーションのテストをサポートし、操作性およびスケーラビリティーの大幅な改善を提供します。Eclipse Integrated Development Environment でホスティングされ、Java ベースの実行エンジンを使用します。

本製品は、 デスクトップにインストールして使用する Rational Performance Tester と、リモート・コンピューターからの負荷を 生成する Rational Agent Controller という 2 つのコンポーネントで構成されます。Agent Controller はドライバー を実行し、ドライバーによってリモート・コンピューター上で仮想ユーザー がエミュレートされます。仮想ユーザーは、ロード・テストのインスタンスまたは反復です。ローカル・コンピューターに Performance Tester をインストールするときに、Agent Controller もインストールされます。

IBM Rational Software Development Platform について

IBM Rational Software Development Platform は、複数の製品によって共用される開発ワークベンチおよびその他のソフトウェア・コンポーネントを含む共通のプラットフォームです。
  • Rational Software Modeler
  • Rational Web Developer
  • Rational Application Developer
  • Rational Software Architect
  • Rational Functional Tester
  • Rational Performance Tester

これらのいずれかの製品をインストールすると、Rational Software 開発プラットフォームが 製品の一部としてインストールされます。複数の製品をインストールした場合、Rational Software Development Platform は一度のみインストールされます。これらの製品はすべて、Rational Software Development Platform の同じコピーを使用します。

マイグレーションと共存

次の表は、Rational Software Development Platform を含む別の製品をインストールしようとしたときに、それぞれの製品がどのように相互作用するかを要約しています。

インストール済み製品 Rational Software Modeler Rational Web Developer Rational Application Developer Rational Software Architect Rational Functional Tester Rational Performance Tester
Rational Software Modeler N/A シェル共用 シェル共用 アップグレード シェル共用 シェル共用
Rational Web Developer シェル共用 N/A アップグレード アップグレード シェル共用 シェル共用
Rational Application Developer シェル共用 ブロック N/A アップグレード シェル共用 シェル共用
Rational Software Architect ブロック ブロック ブロック N/A シェル共用 シェル共用
Rational Functional Tester シェル共用 シェル共用 シェル共用 シェル共用 N/A シェル共用
Rational Performance Tester シェル共用 シェル共用 シェル共用 シェル共用 シェル共用 N/A
  • ブロック: 製品をインストールできない場合は、まず旧バージョンの製品を アンインストールしてください。現在インストールされている製品と比べて機能性の低い製品をインストールしようとすると、この状況 (ブロック) が発生します。例えば、Software Architect がインストールされている場合、Application Developer をインストールしようとするとブロックされます。
  • アップグレード: 現在の製品に機能性を追加する製品をインストールする場合は、より機能性の高い製品にアップグレードされます。 最初の製品はアンインストールされますが、Rational Software Development Platform の場所と、最初の製品の作業を含むワークスペースの場所は、以前のままになります。
  • シェル共有: 他の製品は、インストールされている Rational Software Development Platform を共用します。2 番目の製品は Rational Software Development Platform のコピーをもう一つインストールせずに、既存の製品の機能を拡張します。したがって、例えば、Performance Tester をインストールし、その後で Application Developer をインストールする場合、この 2 つの製品は Rational Software Development Platform の同じコピーを使用します。プラットフォームには、Performance Tester と Application Developer の両方が提供するすべての機能が組み込まれます。

製品のアンインストールについて

  • アップグレードされた製品。製品がアップグレードされると、既存の製品が除去されて、置き換えられます。アップグレードされた新たな製品をアンインストールすると、製品全体がシステムから除去されます。例えば、Application Developer をインストールし、Software Architect にアップグレードした後で Software Architect をアンインストールすると、Development Platform を含むすべてのプラグインがアンインストールされます。Application Developer を置き換えるには、Application Developer を再インストールする必要があります。
  • シェル共用製品。シェル共用のシナリオで 2 つ以上の製品をインストールした場合、Development Platform は、最後の製品がアンインストールされるまでそのまま残ります。例えば、Application Developer と Performance Tester がインストールされている場合、Application Developer をアンインストールすると、Performance Tester (および Development Platform) はシステムに残ります。

Rational Software Development Platform を共用する製品の始動

「スタート」メニュー (あるいはこれに相当する Linux のメニュー) に移動したときは、 インストールした製品の種類に関係なく、最上位のメニューは常に 「IBM Rational」です。

最上位のメニューからは、それぞれの製品ごとにサブフォルダーが 1 つあります。これらのサブフォルダーには、製品固有の情報 (例えば、README ファイル) および Rational Software Development Platform の起動ポイントへのリンクがあります。起動ポイントには、製品の名前が付いています。

共通の Development Platform は、「IBM Rational」メニューから、「Rational Software Development Platform」というラベルの付いた起動ポイントを使用して始動することもできます。

Rational Performance Tester のインストール前の作業

Rational Performance Tester をインストールする前に、このセクションに記載されている情報を使用して、準備作業を行ってください。

システム要件

次の表に、サポートされるプラットフォームと、CPU、RAM、ディスク・スペース、ネットワーク・インターフェース、 およびディスプレイの各システム要件をリストします。Performance Tester と Agent Controller の システム要件は同じです。最新の更新情報については、「リリース情報」を参照してください。

表 1. サポートされるプラットフォーム (Rational Performance Tester の場合)
プラットフォーム Service Pack コンポーネント
Windows 2000 Professional SP3、SP4 Performance Tester および Agent Controller
Windows XP Professional SP1、SP2 Performance Tester および Agent Controller
Red Hat Enterprise Linux Workstation 3 なし Performance Tester および Agent Controller
SUSE Linux Enterprise Server 9 SP1 Performance Tester および Agent Controller
Windows Server 2003 Enterprise Edition、Windows Server 2003 Standard Edition なし Agent Controller のみ
Windows 2000 Server、Windows 2000 Advanced Server SP3、SP4 Agent Controller のみ
表 2. システム要件 (Rational Performance Tester の場合)
システム・コンポーネント 要件
CPU Intel Pentium IV 1.5 GHz または互換プロセッサー
メモリー (RAM) 768 MB
空きディスク・スペース 1.5 GB (Linux システムでは /tmp に 500 MB 以上)
ネットワーク・インターフェース 100 Mb/s イーサネット
ディスプレイ 1024 x 768、256 色
注: RAM が 768 MB 未満のシステムに Performance Tester をインストールすると、 パフォーマンスが低下し、アプリケーションが異常終了する場合があります。

ライセンス・キーの取得

Rational Performance Tester のインストールに際しては、ライセンス・キーは必要ありません。ただし、 同時に 6 仮想ユーザー以上の負荷をエミュレートする場合は、 ライセンス・キーが必要です。例えば、(試用ベースの場合などで) 4 仮想ユーザーで Performance Tester を実行する場合はライセンス・キーは必要ありませんが、10 仮想ユーザーを 実行する場合は、追加の 5 仮想ユーザーまたはそれ以上をサポートする仮想テスター・ライセンス・キー・パックを 購入する必要があります。ライセンス・キーは、仮想テスター・ライセンス・キー・パックというグループ単位で販売されています。これらの パックは、5、50、100、250、500、1000、2500、5000、10,000、20,000、50,000、および 100,000 仮想テスターの グループで提供されます。

仮想テスター・ライセンス・キー・パックは分割できません。Performance Tester は、 6 つ以上の仮想テスターでテストを実行するときにパックをチェックアウトします。 50 仮想テスターのライセンス・パックがあり、Performance Tester が マシン A で 25 仮想テスターを使用するテストを開始する場合は、マシン B の 仮想テスター数は、マシン A から開始されたテストが完了するまで 5 に制限されます。

他方では、仮想テスター・ライセンス・キー・パックは追加できます。特定のマシンの Performance Tester は、任意のライセンス・サーバーから複数のライセンス・キーをチェックアウトして テストを実行できます。例えば、マシン A が 50 仮想テスターの ライセンス・キー・パック 2 つをチェックアウトして 100 仮想ユーザーのテストを実行できます。

パスポート・アドバンテージ経由で Performance Tester を購入した場合、パスポート・アドバンテージのソフトウェア出荷またはダウンロードには、「ライセンスとインストールに関する重要なお知らせ」という文書が含まれています。この文書には、次の情報が含まれています。

  • 製品コンポーネントのリスト
  • 各コンポーネントに必要なライセンス・キーのタイプ (例えば、ドライバー・コンポーネントには浮動ライセンスが必要です。)
  • 製品アカウント番号
  • 各コンポーネントのライセンス・キーの取得方法に関する説明

この文書または ライセンス証書を使用して、IBM からライセンス・キーを取得することができます。

ライセンス・キーを取得するには、次のようにします。

  1. http://www.ibm.com/rational/support/licensing/ に移動します。
  2. 「Rational Licensing and Download Center」をクリックします。
  3. IBM Web Management (IWM) に登録し、「Request and Manage License Keys」をクリックします。
  4. ライセンスとインストールに関する重要なお知らせ」の情報 またはライセンス証書に記載されている情報を使用して、 説明に従ってライセンス・キーを取得します。ライセンス・キーは、ファイル拡張子 .upd のファイルで送付されます。

ライセンス交付要件

ライセンス・キーを使用して、Rational ライセンス・サーバーに対して認証します。他の Rational 製品を使用している場合は、ライセンス・サーバーにアクセスできるはずです。そうでない場合は、「IBM Rational Software ライセンス管理ガイド」に記載されている手順を使用して、ライセンス・サーバーをセットアップします。この資料は、http://www.ibm.com/shop/publications/order から無償でダウンロードできます。

Linux の場合は、ランチパッドから直接 Rational ライセンス・サーバーをインストールできます。 Linux ランチパッドで、「IBM Rational Common Licensing Server for Linux のインストール」をクリックします。このオプションは、現在は、Windows ランチパッドからは利用できません。

ライセンス・サーバーとクライアントは別個のプラットフォームで実行できます。例えば、 ライセンス・サーバーがすでに Linux コンピューターで稼働中の場合は、Windows クライアントに サービスを提供するために Windows 上にライセンス・サーバーをインストールする必要はありません。

その他のプリインストール考慮事項

このセクションでは、本製品をインストールする前に実行する必要がある追加のステップについて説明します。

ベータ版からのアップグレード

システムに Rational Performance Tester のベータ・コピーがインストールされている場合は、本バージョンをインストールする前に、このベータ版を完全にアンインストールする必要があります。 ベータ版がインストールされている上に本製品の新バージョンをインストールすることはできません。ベータ版の ワークスペースに作成されたデータは、本製品のフルリリース版では 使用できない可能性があります。

製品のアンインストールに関する情報については、本資料内の該当するアンインストール手順に関する説明を参照してください。

試用版からのアップグレード

本製品の試用版の上に、現行バージョンの Rational Performance Tester を直接インストールすることができます。ワークスペース上のすべてのデータは保存されます。

Agent Controller の前のバージョンのアンインストール

Agent Controller の前のバージョンまたは Hyades Data Collection Engine から 派生したソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールしてから、Rational Performance Tester をインストールしてください。詳細については、『Windows での Agent Controller のアンインストール』および『Linux での Agent Controller のアンインストール』を参照してください。

公開されていないネットワーク位置からのインストール

UNC パス名を使用して、公開されていないネットワーク位置から Rational Performance Tester を インストールすることはできません。ネットワーク上の位置から Performance Tester をインストールする計画の場合は、ネットワーク位置をローカル・システム上のドライブにマップする必要があります。

Rational Performance Tester のインストールおよびアンインストール

このセクションでは、Rational Performance Tester のインストールについて説明します。Performance Tester は、CD-ROM またはダウンロードした 電子イメージのいずれかからインストールできます。インストール・ウィザードは提供されていますが、後に本書で説明するように、 コマンド・プロンプト、またはサイレント・インストールを実行して Performance Tester をインストールすることもできます。インストール・プログラムは対話式コンソール・モードでも実行できます。 このモードはユーザー補助が必要な人に適しています。アクセシビリティ・モード・コマンド行オプション (-accessibility) により、 ランタイム・コンソール・モード・ウィザードがスクリーン・リーダー・プログラムで 使いやすくなります。

Windows においてコンソール・モードで実行するには、Performance Tester インストール CD の ¥setup ディレクトリーから次のコマンドを実行します。

setup.exe -is:javaconsole -log @NONE -accessibility

Linux でコンソール・モードで実行するには、次のコマンドを 1 行で入力します。

CD_device/setup/setup.bin -is:javaconsole -log @NONE -accessibility

ここで、

CD-ROM からの Rational Performance Tester のインストール

Windows または Linux システム上で Rational Performance Tester をインストールするには、次のようにします。

  1. Windows 上で、管理者としてログインします。Linux 上では、root としてログインします。
  2. Performance Tester CD を CD-ROM ドライブに挿入します。Windows では、自動実行が使用可能な場合は、ランチパッド・アプリケーションが開始します。Linux では、CD-ROM の ルート・ディレクトリーから launchpad.bin ファイルを開始してください。
  3. ランチパッドで、「IBM Rational Performance Tester v6.1 のインストール」をクリックします。 インストール・ウィザードで「ようこそ」ページが開きます。先へ進む準備ができたら、「次へ」をクリックします。
  4. プログラムのご使用条件を確認します。条件に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  5. ローカル・コンポーネントのインストール先ディレクトリーを指定します。 デフォルトのディレクトリー位置を受け入れることをお勧めします。「次へ」をクリックします。
  6. 「フィーチャー」ページで、インストールするフィーチャーを選択します。
    • 言語パック: 英語以外の言語のサポートをインストールします。
    • Eclipse プラグイン開発のサンプル: Eclipse プラグイン実装のサンプルをインストールします。
    デフォルトでは、開発環境 (IDE)、Agent Controller、および Common Licensing が 選択済みの状態です。先へ進む準備ができたら、「次へ」をクリックします。
  7. Agent Controller の標準インストール (デフォルト) またはカスタム・インストールのいずれかを指定します。 「次へ」をクリックします。
  8. Windows では、インストール処理の終了時に License Key Administrator を自動的に 始動するかどうかを指定します。「次へ」をクリックします。
  9. 「要約」ページで、選択したオプションを確認します。インストール開始の準備ができたら、 「次へ」をクリックします。
  10. インストールが完了したら、「完了」をクリックしてウィザードを終了します。ステップ 7 で Agent Controller のカスタム・インストールを選択していない場合は、ランチパッドに戻ります。「終了」をクリックして、ランチパッドを終了します。
  11. ランチパッドを終了した後、Rational Performance Tester を始動して Java 仮想マシンの ヒープ・サイズを調整します。
    1. 「ウィンドウ」 > 「設定」をクリックします。
    2. 「テスト」を展開します。
    3. 「Performance Test ワークベンチ」をクリックします。
    4. 「Java 仮想マシンのヒープ・サイズ」で、 画面に推奨されるメモリー・サイズを入力します。
    5. 「OK」をクリックします。

電子イメージからのインストール

製品をインストールする前に、十分なスペースがあることを確認してください。

  • ダウンロード可能なイメージの フル・セットの保管用に約 1.5 GB のディスク・スペースが必要です。
  • Windows の場合、環境変数 TEMP または TMP が、少なくとも 500 MB のフリー・スペースのある有効な一時ディレクトリーを指していなければなりません。
  • Linux の場合、/tmp には少なくとも 500 MB のフリー・スペースが必要です。

電子インストール・イメージをダウンロードして作成するには、次の手順を実行します。

  1. すべての必要なパーツと必要なオプション・パーツを同じ一時 ディレクトリーにダウンロードします。後でオプション・パーツが必要になった場合は、 インストールを試行する前に、追加のオプション・パーツをダウンロードして、抽出ツールを再実行してください。
    注: 電子イメージを使用して 1 つの Rational Software Development Platform 製品から別の製品にアップグレードする場合は、 必ず元の製品でダウンロードして抽出したのと同じイメージのセットを、 新規製品でもダウンロードして抽出してください。アップグレードされた製品でも、 元の製品にインストールされているのと同じコンポーネントが自動的にインストールされます。 例えば、言語パックが元々インストールされていた場合、 アップグレードするときには、その言語パックをダウンロードして新規製品のインストール・イメージに 抽出する必要があります。
  2. 抽出ウィザードを開始します。
    • Windows の場合、一時ディレクトリーにある extractor.exe ファイルを 起動します。インストール・イメージを作成するためのウィザードが開始されます。
    • Linux の場合、chmod +x extractor.bin と入力してこの一時ディレクトリーにある extractor.bin ファイル に対するアクセス権を変更します。 次に、./extractor.bin と入力してファイルを実行します。
  3. ウィザードの説明に従って、イメージの作成先と組み込む機能を指定します。
  4. イメージが作成されたら、いつ製品をインストールするかを決定します。
    • 製品を即時にインストールするには、「終了」をクリックします。
    • 製品を後でインストールするには、「インストール・ウィザードの開始」 チェック・ボックスをクリアします。インストール・プログラムを実行する準備が整ったら、 インストール・イメージを作成したディレクトリーから disk1¥launchpad.exe を 起動します。
  5. CD-ROM からの Rational Performance Tester のインストール』に記載されている説明に従います。

ネットワーク・インストール・イメージの作成

ユーザーがネットワーク上からインストールできるように、インストール・イメージのコピーを ネットワーク・ドライブに置くことができます。

ネットワーク・ドライブからインストール・プログラムを実行するには、 ダウンロードした Rational Performance Tester の電子イメージで作業するか、 以下のように CD の内容をコピーする必要があります。

ディスクに Windows、Linux、およびエージェント CD の内容を保管するために、 約 1.5 GB のディスク・スペースが必要です。CD からコア・インストール・ファイルをコピーするには、 次のようにします。

  1. Windows にインストールする場合、イメージを保管する一時ディレクトリーをネットワーク・ドライブ上に 作成します (例: network_drive:¥install_image)。
  2. Windows 版 Rational Performance Tester インストール CD を CD ドライブに 挿入します。
  3. 一時ディレクトリーの下に、disk1 という名前のサブディレクトリーを作成します。この サブディレクトリーは、disk1 という小文字の名前にする必要があります。
  4. インストール CD 上のすべてのファイルとディレクトリーを、一時ディレクトリーの disk1 サブディレクトリーに コピーします。
  5. ステップ 3 と 4 を繰り返して、Linux およびエージェント CD の内容を それぞれ専用のサブディレクトリーにコピーします。(Linux では、必ず root としてログインしてください。)
注:
  • 装置名 (例えば ¥¥computername¥sharename) を指定せずにネットワーク・ドライブに マップした場合、Performance Tester をインストールしようとすると、次のメッセージを受け取ることがあります。
    次のエラーが原因でウィザードを継続できません: /wizard.inf に指定されたウィザードをロードできませんでした (104)(The wizard cannot continue because of the following error: could not load wizard specified in /wizard.inf(104))

    装置名 (例えば x:¥sharename) を指定してドライブをマップする 必要があります。

  • ネットワーク・インストール・イメージからのインストール中に マシンが待機モードになると、インストールが失敗することがあります。

サイレント・インストールの起動

インストール・ウィザードと対話したくない場合、Rational Performance Tester インストール・プログラムを サイレントで実行できます。

ローカル・イメージのセットアップ

Rational Performance Tester のサイレント・インストールを実行する前に、以下に従ってローカル・イメージをセットアップします。

  1. 使用するユーザー ID に 2 バイト文字が含まれていないことを確認します。
  2. ネットワーク・インストール・イメージの作成』の説明に従って、ローカルまたはネットワーク・インストール・イメージを作成します。

デフォルト・ディレクトリーへのデフォルト機能のサイレント・インストール

以下の機能は、Rational Performance Tester のサイレント・インストール時にデフォルトでインストールされます。

  • 統合開発環境
  • Agent Controller
  • Common Licensing (まだインストールされていない場合)

Windows の場合、デフォルトのディレクトリーは system_drive:¥Program Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0 です。

Linux の場合、デフォルトのディレクトリーは /opt/IBM/Rational/SDP/6.0 です。

デフォルトで選択される機能のみとともにデフォルト・ディレクトリーへの Rational Performance Tester のサイレント・インストールを実行するには、次のようにします。

  1. ネットワーク・インストール・イメージの作成』の説明に従って、 イメージを (まだコピーしていない場合) コピーします。
  2. コマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリーの ¥disk1¥setup ディレクトリー (例え ば Windows では network_drive:¥install_image¥disk1¥setup、Linux で は /tmp/install_image/disk1/setup) に移動します。
  3. 次の適切なコマンドを実行します。
    • Windows の場合: setup.exe -silent
    • Linux の場合: ./setup.bin -silent
  4. Performance Tester のサイレント・インストールは、完了するまでにしばらく時間がかかります。いつ インストールが完了したかを判別するには、デフォルト・インストール・ディレクトリー内の ¥logs ディレクトリーを 確認してください。license.log ファイルがある場合は、 サイレント・インストールが完了しています。

別のディレクトリーへのサイレント・インストール

installLocation パラメーターを変更することで、Rational Performance Tester を別のディレクトリーにインストールできます。

Windows では、インストール・ディレクトリーとして「d:¥my softdev」を指定し、 コマンド setup.exe -silent -P installLocation="d:¥my softdev" を実行します。

Linux では、インストール・ディレクトリーとして「/my_softdev」を指定し、 コマンド ./setup.bin -silent -P installLocation="/my_softdev" を実行します。

(これらの例では、デフォルト機能のみがインストールされます。)

追加機能のサイレント・インストール

Rational Performance Tester には、すべてのデフォルト機能をサイレント・インストールする サンプルの応答ファイル が付属しています。この応答ファイルは responsefile.txt という名前で、¥disk1¥util ディレクトリー (Linux の場合は /disk/util) ディレクトリーにあります。他の機能を インストールするように応答ファイルを変更するときには、最初に responsefile.txt のバックアップ・コピーを取っておいてください。

Rational Performance Tester の 1 つ以上のオプショナル機能をインストールするように応答ファイルを更新することができます。以下の表に、 機能と対応する応答ファイルのエントリーをリストします。

表 3. 応答ファイル・オプションのリスト
機能 応答ファイルのエントリー
製品インストール・ディレクトリー installLocation
言語パック feature_lang_pack_rad_win32.active
Eclipse プラグイン開発のサンプル feature_examples_win32.active

このいずれかのオプショナル機能をサイレント・モードでインストールするには、以下のようにします。

  1. responsefile.txt を myresponsefile.txt などの新規ファイルにコピーします。
  2. 応答ファイルのコピーを編集します。
  3. 前記の表に示した機能名が含まれる行を探します。 例えば、Eclipse プラグイン開発のサンプルをインストールするには、 応答ファイルで次の行を探します。

    Windows の場合: :# -P feature_examples_win32.active=<value>

    Linux の場合: :# -P feature_examples_linux.active=<value>

  4. この行に次の変更を加えます。
    • 最初のカラムの # を除去します。
    •  <value> を true に変更します。

    Windows の例では、この行を次のように変更します。

    -P feature_examples_win32.active=true
    Linux の 例では、この行を次のように変更します。
    -P feature_examples_linux.active=true
  5. 変更を保管します。
  6. Linux 上では、root としてログインします。
  7. ローカル・イメージのセットアップ の説明に従って、 イメージを (まだコピーしていない場合、) コピーします。
  8. Windows のコマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー (例えば、network_drive:¥install_image¥disk1¥setup) の ¥disk1¥setup ディレクトリーに移動します。

    Linux のコマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー (例えば、/tmp/install_image/disk1/setup) の /disk1/setup ディレクトリーに移動します。

  9. 応答ファイルを実行するとき、下記のように -options パラメーター と応答ファイルの完全修飾名を追加します。

    Windows の場合: setup.exe -silent -options "Your_directory¥myresponsefile.txt"

    Linux の場合: ./setup.bin -silent -options "Your_directory/myresponsefile.txt"

    
    

    Your_directory は、応答ファイルが含まれるディレクトリーの 完全修飾名です。

    注: 応答ファイルが使用されていることを確認するためには、-silent オプションを指定せずに、まずこのコマンドを (サイレント・インストールの実行前に) 実行して、 設定がインストール・ウィザードに登録されていることを確認してください。登録されていない場合は、 応答ファイルの設定またはコマンド構文に問題があります。
  10. Rational Performance Tester のサイレント・インストールは、完了するまでにしばらく時間がかかります。 いつインストールが完了したかを判別するには、インストール・ディレクトリー内の ¥logs サブディレクトリーを 確認してください。license.log ファイルがある場合は、 サイレント・インストールが完了しています。

次の表に、サイレント・インストール・コマンドの例を示します。

表 4. サイレント・インストール・コマンドの例
コマンド 説明
setup.exe -options-template c:¥responseFile.txt 応答ファイルのテンプレートを作成します。
setup.exe -options-record c:¥responseFile.txt 実際のインストールにおけるユーザー選択項目を記録することにより、応答ファイルを作成します。
setup.exe -silent -options c:¥responseFile.txt サイレント・インストールを実行します。
uninstall.exe -silent -options c:¥responseFile.txt サイレント・アンインストールを実行します。

Windows でのアンインストール

Windows システム上で Rational Performance Tester をアンインストールするには、次のようにします。

  1. 「スタート」 > 「コントロール パネル」 > 「アプリケーションの追加と削除」をクリックします。
  2. アンインストールするアプリケーションをリストから選択し、「変更と削除」を選択します。
  3. アンインストール・ウィザードの指示に従います。

Linux でのアンインストール

Linux システム上で Rational Performance Tester をアンインストールするには、次のようにします。

  1. root としてログインします。
  2. ディレクトリーを install_dir/rpt_prod/_unist に変更します。
  3. uninstall.bin を実行します。

Agent Controller のインストール

Agent Controller は、クライアント・アプリケーションによる ローカル・アプリケーションまたはリモート・アプリケーションの起動および管理を可能にするデーモンです。また、 アプリケーションの実行に関する情報を他のアプリケーションに提供します。Agent Controller は Rational Performance Tester に必要であり、Rational Performance Tester をインストールしたローカル・システムで 実行する必要があります。

Agent Controller は Rational Performance Tester のインストール時にローカル・システムに 自動的にインストールされますが、インストール方法を 選択することもできます。デフォルト・インストールまたはカスタム・インストールが 可能です。カスタム・インストールの場合、ページごとにインストール・ウィザードに従ってインストールを進めます。 さらに、Agent Controller をリモートの Windows、Red Hat Linux、および SuSE Linux システムに インストールすることもできます。Rational Performance Tester のインストール処理中に Agent Controller のカスタム・インストールを実行したり、リモート・システムに Agent Controller を インストールしたりするには、このセクションの説明を使用してください。

Agent Controller をスタンドアロンで (Rational Performance Tester なしで) インストールすると、 リモート・ユーザーがインストール先マシンで Java プログラムを 起動できます。したがって、次のオプションを使用して Agent Controller への アクセスを制限する必要があります。

注:
  • Rational Performance Tester をインストールするときに、Agent Controller が自動的に インストールされ、ローカル・ホストからの接続のみを許可するように構成されます。したがって、 スタンドアロン Agent Controller のセキュリティーを確保するための上記の 2 つの推奨オプションは、 デフォルトの Rational Performance Tester インストール先マシンでは 不要です。
  • Agent Controller のオンライン資料は、ソフトウェアのインストール後にインストールされます。その時点で、資料は Rational Performance Tester のオンライン・ヘルプに追加されます。
  • Agent Controller の使用に伴うセキュリティーの詳細については、Rational Performance Tester に付属の Agent Controller の資料を参照してください。

ローカル Windows システムへの Agent Controller のインストール

Agent Controller は、Rational Performance Tester のインストール後に 自動的にインストールされます。

Rational Performance Tester のインストール先ローカル Windows システムへの Agent Controller の カスタム・インストールを実行するには、次のようにします。

  1. Rational Performance Tester のインストール時にカスタム Agent Controller インストールを 指定します。
  2. Agent Controller の「ようこそ」画面が開いたら、「次へ」をクリックします。
  3. Eclipse プラットフォームが実行されていないことを確認するためのチェックに関する 警告はすべて無視します。「次へ」をクリックして先に進みます。
  4. 使用許諾契約書を読んで受諾し、「次へ」をクリックして先に進みます。
  5. 既に Agent Controller がインストールされている場合は、除去されることが 通知されます。「次へ」をクリックして先に進みます。
  6. Agent Controller をインストールするパスを指定し、「次へ」をクリックして先に進みます。
  7. インストールしたい Agent Controller 機能を選択し、「次へ」をクリックして先に進みます。デフォルトを受け入れて、 すべての機能を選択します。
    • Hyades データ収集エンジン: Eclipse オープン・ソース・プロジェクト によりローカルまたはリモート Java アプリケーションの起動およびプロファイル作成のために提供されるフレームワーク。必須です。
    • IBM Rational プラグイン: このリストの残りの機能を選択するために選択する必要があります。
    • ロギング: アプリケーションのプロファイル作成および トレースのための、イベント・ベースのロギング・フレームワーク。必須です。
    • コンポーネント・テスト: 手動テストを使用可能にするための レガシー・サポート。必須です。
    • ランタイム分析: プローブの挿入、コード・カバレッジ、およびリーク分析 のための機能。必須です。
    • セキュリティー: Eclipse ワークベンチと Agent Controller 間のセキュア・データ通信チャネルを作成します。推奨します。
    • WebSphere Application Server リモート・サポート: デプロイメント、管理、およびパフォーマンス分析のために、リモート WebSphere Application Server バージョン 5.0 または 5.1 に 接続するための機能。Rational Performance Tester はこれを使用しません。
  8. Agent Controller が使用する Java ランタイム環境 (JRE) のパスを指定し、 「次へ」をクリックして先に進みます。Rational Performance Tester は JRE バージョン 1.4.2 以降を必要とします。この要件は、Rational Performance Tester インストール・メディアからインストールしており、変更していない場合に 満たされます。ここに入力された JRE が Java アプリケーションを起動するために、 Agent Controller によって使用されます。
  9. 「WebSphere Application Server のリモート・サポート」を 選択した場合は、IBM WebSphere Application Server バージョン 5.0 および 5.1 のパスを指定し、 「次へ」をクリックして先に進みます。Rational Performance Tester は これらの機能を使用しないため、このページはブランクのままで構いません。
  10. どのホストが Agent Controller にアクセスできるかを指定し、「次へ」をクリックして先に進みます。この 設定はシステム・セキュリティーに影響を及ぼします。次の中から選択できます。
    • 任意のコンピューター: 最も低い保護設定です。このマシンに アクセスできる他の任意のマシンで、管理者/root 特権で 実行される任意のプログラムを実行できます。
    • このコンピューターのみ (デフォルト): 最も保護される 設定です。この設定をお勧めします。
    • 特定のコンピューター: お勧めしませんが、この機能を使用する場合は、 コンマを使用してホスト名を区切ってリストしてください。
  11. ステップ 7 でセキュリティーを選択した場合は、次のいずれかのセキュリティー設定を選択し、 「次へ」をクリックして先に進みます。
    • 使用不可: 通信は暗号化されず、アクセス制御は 定義されたホストのリストに限定されます (デフォルト選択)。
    • 使用可能: 通信は暗号化され、すべての接続が セキュア・ソケット通信の認証を強制されます。「ユーザー」に、Agent Controller に 接続できるユーザーをリストします。(ユーザー名の区切りには コンマを使用します。) ツールを使用するために、これらのユーザーは認証が必要になります。
  12. 要約画面で「次へ」をクリックして先に進みます。
  13. ファイル転送が完了したら、「完了」をクリックします。

リモート Windows エージェントへの Agent Controller のインストール

以下のような理由から、リモート・コンピューター上に Agent Controller をインストールする必要が生じる場合があります。
  • リモート・コンピューター上で仮想テスターを実行する場合。
  • ローカル・コンピューターには、テストに使用するすべての仮想テスターをホスティングするための十分なリソースがない場合。
  • 実行するテストには、ローカル・コンピューターにインストールされていない特別なソフトウェアが必要な場合。
注: セキュリティー上の理由で、リモート・エージェントとして Rational Performance Tester を インストールしたシステムの使用はお勧めしません。

Agent Controller をインストールする前に、Eclipse プラットフォームが 実行されていないことを確認します。必要に応じて Eclipse を終了します。

  1. Rational Performance Tester がインストールされていないリモート Windows システムの CD-ROM ドライブに インストール CD を挿入します。
    注: 必ずインストール CD を使用して、 まだ Agent Controller がインストールされていない別のシステムから Agent Controller を インストールする必要があります。
  2. 管理者としてログインします。Agent Controller はシステム・サービスとして 実行されるので、Agent Controller をインストールする際は管理者特権を持つユーザー ID を 使用してください。そうしないと、Agent Controller サービスのインストールまたは開始が失敗する可能性があります。
  3. 自動実行が無効な場合は、最初のインストール CD のルートから launchpad.exe を実行します。
  4. ランチパッドから、「IBM Rational Performance Tester Agent Controller v6.0 のインストール」を選択します。ウィザードの指示に従います。
重要: 「Java ランタイム環境」ページ では、Java ランタイム・ファイル (java.exe) の位置が指定されています。 このフィールドには、Agent Controller とともに組み込まれている Java ランタイム・ファイルのデフォルト・ロケーションが指定されています。システム管理者から別のロケーションを指示されないかぎり、このフィールドは変更しないでください。変更すると、Agent Controller が誤動作する場合があります。システム管理者から指示されないかぎり、ウィザード内のその他のデフォルト値を変更しないでください。
注: 「ホスト・アクセス設定 (Host Access Settings)」ページにある オプションは次のとおりです。
  • このコンピューターのみ: 選択しないでください。リモート・エージェントに アクセスできなくなってしまいます。
  • 任意のコンピューター (デフォルト): 他の任意のマシンがこのエージェントを 使用できます。使用している環境によっては、機密漏れが発生する場合があります。
  • 特定のコンピューター: この選択項目をお勧めします。これにより、 悪意のある攻撃からマシンを保護できますが、変更頻度の高い環境では 管理のオーバーヘッドが増えることがあります。(ホスト名の区切りにはコンマを使用します。)

デフォルトでは、Agent Controller サービスは、Agent Controller をインストールしたとき、およびコンピューターを始動するたびに開始されます。Agent Controller の使用について詳しくは、オンライン・ヘルプを参照してください。

Linux への Agent Controller のインストール

Agent Controller をインストールまたはアップグレードするには、次のようにします。

  1. root としてログインします。
  2. CD-ROM のルート・ディレクトリーに移動して、launchpad.bin を開始します。
重要: 「Java ランタイム・ファイル (java.exe) が配置されている場所を指定してください」フィールドには、Agent Controller とともに組み込まれている Java ランタイム・ファイルのデフォルト・ロケーションが指定されています。システム管理者から別のロケーションを指示されないかぎり、このフィールドは変更しないでください。変更すると、Agent Controller が誤動作する場合があります。システム管理者から指示されないかぎり、ウィザード内のその他のデフォルト値を変更しないでください。

Agent Controller の使用について詳しくは、オンライン・ヘルプを参照してください。

Linux での Agent Controller の開始

Linux のプラットフォームでは、Agent Controller プロセス (RAServer) は 自動的に開始されません。ユーザー自身が開始する必要があります。

Agent Controller を開始するには、次のように操作します。

  1. ディレクトリーを $RASERVER_HOME/bin に変更します。

    ここで、$RASERVER_HOME の デフォルトは /opt/IBM/Rational/SDP/6.0/IBM_Agent_Controller です。

  2. ./RAStart.sh と入力します。

Windows での Agent Controller のアンインストール

Agent Controller をアンインストールするには、以下のステップを実行します。
  1. Rational Performance Tester を閉じます。
  2. 「コントロール パネル」を開き、「アプリケーションの追加と削除」を選択します。
  3. 「Agent Controller」を選択し、「変更と削除」をクリックしてアンインストールします。

Agent Controller のアンインストールに失敗した場合は、Java プロファイル・エージェントまたは J2EE Request Profiler を実行中の Java プロセスがある可能性があります。これらのプロセスを 終了しなければ、Agent Controller を正常にアンインストールできません。アプリケーションのプロファイル作成について詳しくは、オンライン・ヘルプを参照してください。

Linux での Agent Controller のアンインストール

Linux システム上で Agent Controller をアンインストールするには、次のようにします。

  1. Rational Performance Tester を閉じます。
  2. root としてログインします。
  3. ルート・ディレクトリーで、_uninst.bin ファイルに移動します。
  4. _uninst.bin を実行します

Agent Controller セキュリティー機能の使用

以下のリストには、すべてのプラットフォームで Agent Controller のセキュリティー機能を使用するためのヒントが含まれています。

  • オペレーティング・システムによって認証が付与されます。 インストール時に指定されたユーザーのみが認証を許可されます。ユーザー名として ANY が指定されると、 有効なユーザー名とパスワードのペアは、すべて認証のためにオペレーション・システムに 送られます。それ以外の場合は、リストされたペアのみが送られます。
  • セキュリティーが使用可能になっている場合、インストール時に指定されたユーザーは、 Agent Controller との情報を交換を行う前に、オペレーティング・システムの 認証を受ける必要があります。ワークベンチのユーザーは、 オペレーティング・システムのユーザー名とパスワードである、 有効なユーザー名およびパスワードの組み合わせを提供する必要があります。
  • ドメイン名パスワードは認証されません。 ローカル・ユーザー名とパスワードのペアを指定する必要があります。 (Windows のみ)
  • 鍵管理機能は提供されません。Agent Controller は、セキュリティーのために Java 鍵ストアを使用します。
  • サンプルの鍵ストアとエクスポート済み証明書は、Windows では Agent Controller ディレクトリーの ¥plugins¥com.ibm.etools.pd.security¥security にあり、Linux では /plugins/com.ibm.etools.pd.security/security にあります。意味のある証明書を含む鍵ストアで置き換えます。

既知の問題と制限事項

このセクションでは、Agent Controller のインストールおよびアンインストールに関する既知の問題と制限について説明します。 特に記載がなければ、以下の情報は Agent Controller をサポートするすべてのオペレーティング・システムに適用されます。

Agent Controller が Windows 以外のプラットフォームで始動に失敗することがある

Agent Controller が Windows 以外のプラットフォームで始動に失敗し、 次のメッセージが表示されることがあります。
RAServer failed to start. (RAServer が始動に失敗しました)

この障害は通常、TCP/IP ポート 10002 が空いていないために起こります。Agent Controller はデフォルトでこのポートを listen します。 Agent Controller を始動したときに システムで実行されていた別のプロセスがこのポートを 使用していたか、Agent Controller が停止され、その後再始動されたばかりで、 ポートがまだ解放されていないことが考えられます。

Agent Controller が開始しない場合は、以下の方法で開始することができます。
  • ポート 10002 が他のプロセスによって使用中である場合は、 serviceconfig.xml ファイルを編集してポート番号を変更します。これについては、ドキュメンテーションに説明があります。
    注: serviceconfig.xml ファイルに構成されている通信ポート番号が変更された場合、 WebSphere Application Server 構成に定義されているプロパティー INSTANCE_RAC_PORT_NUM_ID を 同じポート番号に変更する必要があります。
  • Agent Controller が停止したばかりの場合は、 数分待って再始動してください。

インストール中およびアンインストール中のその他のエラー

インストールまたはアンインストール中にエラーが発生する場合は、実行中のプロセスによって Agent Controller の オブジェクト・ファイルがロードされるためだと考えられます。オブジェクト・ファイルが確実に変更されるように、以下の操作を行なってください。

  1. Rational Performance Tester をシャットダウンします。
  2. Java Profiling Agent または J2EE Request Profiler のいずれかを含む、すべての java.exe プロセスを終了します。

Rational Performance Tester のインストール後の作業

製品をインストールした後で、このセクションに記載されている情報を使用して、オプションの作業を行ってください。

ライセンス・キーのインストール

5 つを超える仮想ユーザーを実行する計画の場合は、このセクションに記載されている手順を使用して、Windows および Linux システムにライセンス・キーをインストールします。

Windows へのライセンス・キーのインストール

Windows 上にライセンス・キーをインストールするには、ライセンス・サーバーおよびライセンス・クライアントにアクセスする必要があります。アクセスできない場合は、ライセンス交付要件に記載されているサーバーのインストールに関する説明を参照してください。

ライセンス・クライアントをインストールした後に (ライセンス・クライアントは Rational Performance Tester インストールの一部としてインストールされます)、Rational License Key Administrator が 始動します。「IBM Rational Software ライセンス管理ガイド」に記載されている手順に従って、ライセンス・キーをインストールします。この資料は、http://www.ibm.com/shop/publications/order から無償でダウンロードできます。

Rational ライセンス・クライアントの手動インストール

Rational Licensing を使用する他の製品を Windows で稼働している場合、Rational ライセンス・クライアントを誤ってアンインストールしてしまう可能性があります。この状況が発生した場合は、 クライアントを手動でインストールするように指示されます。これを行うには、ランチパッドから「IBM Rational Common Licensing Client のインストール」をクリックします。Rational ライセンス・クライアントのインストール方法について詳しくは、「 IBM Rational Software ライセンス管理ガイド」を参照してください。

Linux へのライセンス・キーのインストール

Linux クライアントにライセンス・キーをインストールするには、$HOME/.flexlmrc ファイルに (このファイルがない場合は 作成して) Rational ライセンス・サーバーのコンピューター名または IP アドレスを設定します。例えば、.flexlmrc ファイルに行 @server-name.com または @ip-address を追加することができます。 .flexlmrc ファイルは、6 つ以上の仮想テスターを実行すると予測されるターゲット・システム上の すべてのユーザーのホーム・ディレクトリーに作成する必要があります。

Rational ClearCase LT のインストール

Rational ClearCase LT は、 小規模なプロジェクト・チーム向けの構成管理ツールです。ClearCase LT は、IBM Rational ClearCase 製品ファミリーの一部であり、小規模なプロジェクト・ワークグループから、分散されたグローバル企業まで対応することができます。

Rational Performance Tester の資産を構成するファイル・タイプに関するオンライン・ヘルプについては、 『パフォーマンス・テスト資産をソース管理下に配置』を 参照してください。この情報は、ClearCase LT などのバージョン管理ツールを使用して Rational Performance Tester の資産を管理するために役立ちます。

このセクションのインストール説明は、Rational ClearCase LT のクライアントおよびサーバー・コードのインストールを支援します。 製品をインストールするときには、 「Rational ClearCase LT インストレーション ガイド」にある完全なインストール説明を参照してください。

Rational ClearCase LT の最新版での変更点について確認するは、 「Rational ClearCase LT リリース ノート」を参照してください。

ClearCase LT を日本語のシステムにインストールする場合は、 「Rational ClearCase LT リリース ノート」の中の『日本語システム上での ClearCase 使用時におけるガイドライン 』というセクションを参照してください。

Rational ClearCase LT のダウンロード

お客様の購入した Rational Software Development Platform 製品には、 Rational ClearCase LT のフリー・ライセンスの権利が付いています。

ClearCase LT 製品メディアをお持ちでない場合は、 ClearCase LT の最新のサポート・バージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。

すでに ClearCase LT v2002.05 または ClearCase LT v2003.06 製品メディアがある場合は、 ClearCase LT と Rational Software Development Platform 製品との統合をサポートするために、ClearCase LT パッチの最新版をダウンロードしてインストールする必要があります。

ClearCase LT のサポート・バージョンと、IBM Rational Software Development Platform でサポートされている必要なパッチの最新版の入手方法については、IBM Rational サポートの技術情報番号 1188585: www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21188585 を参照してください。あるいは、http://www.ibm.com で、 検索ボックスに「1188585」と入力してください。

リリース情報とインストール説明の探索

Rational ClearCase LT をインストールする前に、製品のリリース情報とインストール資料を 参照してください。この資料は、http://www.ibm.com/shop/publications/order の IBM Publications Center からオンラインで入手できます。また、http://www.ibm.com/software/rational/support/documentation も参照してください。Acrobat PDF ファイルを開くには、Adobe Reader ソフトウェアが インストール済みである必要があります。これは http://www.adobe.com/products/acrobat/readstep2.html からダウンロードできます。

Windows では、次のようにして、最新の「IBM Rational ClearCase LT リリース ノート (Windows)」、「IBM Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド」、「IBM Rational Software サーバー製品インストレーション ガイド (Windows)」を http://www.ibm.com/shop/publications/order にある IBM Publications Center からダウンロードします。

  1. Publications Center の開始ページで国/地域を選択します。
  2. 「マニュアル検索 (Search for Publications)」リンクをクリックします。「IBM Publications Center (Quick Publications Center)」検索ページが開きます。
  3. IBM Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド バージョン 2003.06.13 Windows」を ダウンロードするには、次のようにします。
    1. 「資料番号 (Publication number)」フィールドに G126-5384-03 と 入力し、Enter を押します。
    2. 結果ページで、任意の文書のダウンロード方法を 選択します。
  4. IBM Rational Software サーバー製品インストレーション ガイド バージョン 2003.06.13 Windows」をダウンロードするには、次のようにします。
    1. 「資料番号 (Publication number)」フィールドに G126-5492-03 と 入力し、Enter を押します。
    2. 結果ページで、任意の文書のダウンロード方法を 選択します。
  5. Rational ClearCase LT リリース ノート バージョン 2003.06.14 Windows」をダウンロードするには、次のようにします。
    1. 「資料番号 (Publication number)」フィールドに GI11-4675-04 と 入力し、Enter を押します。
    2. 結果ページで、任意の文書のダウンロード方法を 選択します。

Linux 上では、最新版の「Rational ClearCase LT Release Notes」と「Rational ClearCase LT Installation Guide for UNIX」を IBM Publications Center http://www.ibm.com/shop/publications/order からダウンロードしてください。

  1. Publications Center の開始ページで国/地域を選択します。
  2. 「マニュアル検索 (Search for Publications)」リンクをクリックします。「IBM Publications Center (Quick Publications Center)」 検索ページが開きます。
  3. ClearCase LT Installation Guide 2003.06.00 and later UNIX Edition」をダウンロードするには、次のようにします。
    1. 「資料番号 (Publication number)」フィールドに G126-5310-00 と 入力し、Enter を押します。
    2. 結果ページで、任意の文書のダウンロード方法を 選択します。
  4. Rational ClearCase LT Release Notes December 2004 UNIX」をダウンロードするには、次のようにします。
    1. 「資料番号 (Publication number)」フィールドに GI11-6232-04 と 入力し、Enter を押します。
    2. 結果ページで、任意の文書のダウンロード方法を 選択します。

Rational ClearCase LT を Windows 上にインストール

製品のインストール準備について詳しくは、「IBM Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド」を 参照してください。

  1. インストール・イメージのルート・ディレクトリーから setup.exe を実行します。Rational セットアップ・ウィザードが開きます。「次へ」をクリックして先に進みます。
  2. 製品選択画面で、「Rational ClearCase LT」を選択します。「次へ」をクリックして先に進みます。
  3. 次のようにデプロイメント方法を選択します。
    • エンタープライズ・デプロイメント (ネットワークのリリース領域を作成し、 Siteprep を使用してそれをカスタマイズする)。
    • CD イメージからのデスクトップ・インストール。デプロイメント・タイプの選択について詳しくは、 「IBM Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド」を参照してください。
  4. エンタープライズ・デプロイメントの場合:
    • ダイアログ・ボックスの指示に従って構成プロセスを完了します。
    • すべての構成ステップが完了したら「完了」を選択します。
  5. CD イメージからのデスクトップ・インストールの場合:
    • クライアント・ソフトウェアとサーバー・ソフトウェアの両方、 またはクライアント・ソフトウェアだけ のインストールを選択します。「次へ」をクリックして先に進みます。
    • セットアップ・ウィザードが開きます。「次へ」をクリックして先に進みます。
    • 次の画面に、次のようなメッセージが表示されます。「このインストールで製品固有の 警告があります: 停止してください。このインストールを進める前に、すべてのアプリケーションをクローズし、AntiVirus ソフトウェアを使用不可にしてください。」インストール・プロセスを 継続する前に、警告メッセージで提供されている Web アドレス (http://ibm.com/support/docview.wss?rs=203&context=SW000&q1=1135295&uid=swg21135295) を 参照してください。文書を読み、潜在的なシステム破壊を回避するために必要なステップを実行してください。「次へ」をクリックして先に進みます。
  6. 画面の指示に従って構成プロセスを完了します。 デフォルトで、Rational ClearCase LT は、 system_drive:¥Program Files¥Rational¥ ディレクトリーにインストールされます。構成ステップが完了したら、「完了」を選択してください。
  7. 「インストール」を選択してインストールを開始します。

Rational ClearCase LT を Linux にインストール

デフォルトで、Red Hat Enterprise Linux 3.0 および SuSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 は、US インストールでロケールを Unicode ロケール (en_US.UTF-8) に設定します。 また、英語版以外のインストールでもそうすることがあります。ClearCase LT は Unicode ロケールを サポートしません。したがって、明示的にロケールを非 Unicode 設定に 設定する必要があります。ロケールは以下のようにして変更することができます。

  • Red Hat Enterprise Linux 3.0 の場合、/etc/sysconfig/i18n ファイルの LANG の値を非 Unicode ロケールに 設定します。使用可能なロケールとしては、 C ロケールまたは en_US.iso885915 があります。LANG 環境変数を ClearCase がサポートしている値に設定した後、i18n ファイルの SUPPORTED 変数にもこの値が含まれていることを確認してください。指定されていない場合は、この値を SUPPORTED 変数に追加してください。
  • SuSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 の場合、次のようにして UTF-8 エンコードを オフにします。
    1. YaST コントロール・センターを起動します (例えば、画面下部の隅にある SuSE アイコンから、「SuSE」>「System」>「YaST」を選択します)。
    2. YaST で、「System」を選択します。
    3. 「Choose Language」を選択します。
    4. 「Details」ボタンをクリックします。
    5. 「Use UTF-8 encoding」フィールドをクリアして「OK」をクリックします。
    6. 「Accept」をクリックします。
    7. ログアウトしてから、再びログインします。

Rational ClearCase LT バージョン 2003.06.00 を Linux にインストールするには、以下のようにします。

  1. su と入力して root ユーザーとしてログインします。
  2. Rational ClearCase LT をダウンロードしたディレクトリーで、 次のようにして ClearCase LT ダウンロード・ファイルの内容をリリース領域に抽出します。
    1. mkdir /usr/ccase_lt_rls と入力し、リリース領域のディレクトリーを 作成します。この後の説明では、リリース・ディレクトリーとして /usr/ccase_lt_rls を 使用するとします。別の名前を指定した場合は、/usr/ccase_lt_rls の代わりに その名前を使用してください。
    2. uncompress <cclt_filename.Z> と入力します。ここで、<cclt_filename.Z> は 圧縮済み ClearCase LT ダウンロード tar ファイルの名前です。結果として得られる ファイルの拡張子は .tar.Z ではなく、.tar です。例えば、ファイルの名前が C54UANA.tar.Z の場合、 コマンド uncompress C54UANA.tar.Z によって C54UANA.tar という名前のファイルが 生成されます。
    3. コマンド tar xvf <cclt_filename> -C /usr/ccase_lt_rls を 入力して tar ファイルをリリース領域のディレクトリーに展開します。ここで、<cclt_filename> は 解凍した ClearCase LT tar ファイルの名前です。
    注: 抽出されたファイルには製品資料が含まれています。インストール・プロセスを 継続する前に、「Release Notes」と 「インストレーション ガイド」を参照してください。リリース領域の目的についての説明は、 「インストレーション ガイド」を参照してください。
  3. site_prep を実行し、以下の説明に従ってリリース領域を作成します。

    cd /usr/ccase_lt_rls/rhat_x86/clearcase/install ./site_prep

  4. 要件ごとにプロンプトに値を入力します。ClearCase LT ライセンス・ホストを 指定するように求められた場合は、マシンのホスト名を指定します。 site_prep の実行について詳しくは、 「Rational ClearCase LT インストレーション ガイド」を参照してください。
  5. install_release を実行し、以下の説明に従って ClearCase をインストールします。

    ./install_release

    要件ごとに プロンプトに値を入力します。SuSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 への ClearCase LT クライアント・インストールの例を次に示します。
    1. 「Local Install」を選択します。
    2. 使用許諾契約書を受諾します。
    3. 「Standard install」を選択します。
    4. 「3. ClearCase LT Client installation」を選択します。
    5. install_release プログラムが終了すると、エラーが発生せずに完了したことを通知する メッセージが表示されます。メッセージには、ログ・ファイルの位置および名前も 示されます。install_release の実行について詳しくは、 「Rational ClearCase LT インストレーション ガイド」を参照してください。
  6. 検索パスに ClearCase 実行可能ファイルを追加します。

    例えば、Bourne シェルを使用している場合は、 以下のコマンドを実行してパスを変更することができます。

    PATH=${PATH}:/opt/rational/clearcase/bin export PATH

    詳細な指示、および ClearCase LT のクライアント・ホストの環境のカスタマイズに関する追加情報については、「インストレーション ガイド」を参照してください。

  7. まだ Rational Performance Tester をインストールしていない場合は、ここでインストールしてください。
  8. ClearCase が正しくインストールされたことを検証するために、 root 以外のユーザー ID で以下のコマンドを実行してください。コマンドが成功すると、 ホストは ClearCase LT ライセンスを獲得することができます。エラー・メッセージが戻された場合は、 ClearCase LT の資料を参照してください。

    cleartool hostinfo -long

  9. Rational 開発プラットフォームを始動し、ClearCase に接続できることを 確認します。
    注: デフォルトで、リリース領域は、抽出されたインストール・ファイルのロケーションであり、 アンインストール・プログラム用のファイルが含まれています。このディレクトリーを削除すると、アンインストール・プログラムを実行できなくなります。

Rational ClearCase LT ライセンスの構成

Rational Performance Tester が Rational ClearCase LT と同じコンピューターにインストールされている場合は、Rational ClearCase LT のライセンスの構成を行う必要はありません。しかし、Rational ClearCase LT を Rational Performance Tester なしで インストールする場合は、ClearCase LT のライセンスを構成する必要があります。ライセンスの構成方法について詳しくは、 「ClearCase LT インストレーション ガイド」を参照してください。

Rational Performance Tester に組み込まれている Rational ClearCase LT ライセンスには、Rational ClearCase Web インターフェースのライセンスは含まれていません。 Rational ClearCase Web インターフェースを使用する場合は、追加の Rational ClearCase または ClearCase LT ライセンスを購入する必要があります。ライセンス取得についての詳細は、IBM Rational Support にお問い合わせください。

Rational Performance Tester での Rational ClearCase の使用

Rational ClearCase の使用法について詳しくは、ClearCase のオンライン・ヘルプを参照してください。

既存のダイアグラム・エレメント・タイプの修正

前述した、環境に対するパッチ適用または環境のセットアップの前に、 ダイアグラム・ファイルがユーザーの ClearCase 環境内の VOB にチェックインされている場合、 次のコマンドを実行して Versioned Object Bases (VOB) 内のエレメントのファイル・タイプを変更し、 適切にマージできるようにしてください。

cleartool find . -name *.emx -exec "cleartool chtype -force xtools2 %CLEARCASE_PN%"

Rational ClearCase LT のアンインストール

Windows システム上で Rational ClearCase LT をアンインストールするには、次のようにします。

  1. Rational Performance Tester を閉じます。
  2. 「コントロール パネル」を開いて、「アプリケーションの追加と削除」ウィンドウを開きます。「Rational ClearCase LT」を選択し、「変更と削除」をクリックしてアンインストールします。
  3. ウィザードの説明に従って製品をアンインストールします。

Linux システム上で Rational ClearCase LT をアンインストールするには、次のようにします。

  1. su と入力して root ユーザーとしてログインします。
  2. リリース領域ディレクトリーから、install_release を実行します。 例えば、リリース領域が /usr/ccase_lt_rls ディレクトリーにある場合、次のように入力します。

    cd /usr/ccase_lt_rls/rhat_x86/clearcase/install ./install_release

  3. 「Local Deinstall」を選択して、 ローカル・コンピューターからソフトウェアを除去します。

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