IBM Rational Performance Tester は、システム・パフォーマンスをテストする製品です。Rational Performance Tester は、Web アプリケーションのテストをサポートし、操作性およびスケーラビリティーの大幅な改善を提供します。Eclipse Integrated Development Environment でホスティングされ、Java ベースの実行エンジンを使用します。
本製品は、 デスクトップにインストールして使用する Rational Performance Tester と、リモート・コンピューターからの負荷を 生成する Rational Agent Controller という 2 つのコンポーネントで構成されます。Agent Controller はドライバー を実行し、ドライバーによってリモート・コンピューター上で仮想ユーザー がエミュレートされます。仮想ユーザーは、ロード・テストのインスタンスまたは反復です。ローカル・コンピューターに Performance Tester をインストールするときに、Agent Controller もインストールされます。
これらのいずれかの製品をインストールすると、Rational Software 開発プラットフォームが 製品の一部としてインストールされます。複数の製品をインストールした場合、Rational Software Development Platform は一度のみインストールされます。これらの製品はすべて、Rational Software Development Platform の同じコピーを使用します。
次の表は、Rational Software Development Platform を含む別の製品をインストールしようとしたときに、それぞれの製品がどのように相互作用するかを要約しています。
インストール済み製品 | Rational Software Modeler | Rational Web Developer | Rational Application Developer | Rational Software Architect | Rational Functional Tester | Rational Performance Tester | |
Rational Software Modeler | N/A | シェル共用 | シェル共用 | アップグレード | シェル共用 | シェル共用 | |
Rational Web Developer | シェル共用 | N/A | アップグレード | アップグレード | シェル共用 | シェル共用 | |
Rational Application Developer | シェル共用 | ブロック | N/A | アップグレード | シェル共用 | シェル共用 | |
Rational Software Architect | ブロック | ブロック | ブロック | N/A | シェル共用 | シェル共用 | |
Rational Functional Tester | シェル共用 | シェル共用 | シェル共用 | シェル共用 | N/A | シェル共用 | |
Rational Performance Tester | シェル共用 | シェル共用 | シェル共用 | シェル共用 | シェル共用 | N/A |
Rational Performance Tester をインストールする前に、このセクションに記載されている情報を使用して、準備作業を行ってください。
次の表に、サポートされるプラットフォームと、CPU、RAM、ディスク・スペース、ネットワーク・インターフェース、 およびディスプレイの各システム要件をリストします。Performance Tester と Agent Controller の システム要件は同じです。最新の更新情報については、「リリース情報」を参照してください。
プラットフォーム | Service Pack | コンポーネント |
---|---|---|
Windows 2000 Professional | SP3、SP4 | Performance Tester および Agent Controller |
Windows XP Professional | SP1、SP2 | Performance Tester および Agent Controller |
Red Hat Enterprise Linux Workstation 3 | なし | Performance Tester および Agent Controller |
SUSE Linux Enterprise Server 9 | SP1 | Performance Tester および Agent Controller |
Windows Server 2003 Enterprise Edition、Windows Server 2003 Standard Edition | なし | Agent Controller のみ |
Windows 2000 Server、Windows 2000 Advanced Server | SP3、SP4 | Agent Controller のみ |
システム・コンポーネント | 要件 |
---|---|
CPU | Intel Pentium IV 1.5 GHz または互換プロセッサー |
メモリー (RAM) | 768 MB |
空きディスク・スペース | 1.5 GB (Linux システムでは /tmp に 500 MB 以上) |
ネットワーク・インターフェース | 100 Mb/s イーサネット |
ディスプレイ | 1024 x 768、256 色 |
Rational Performance Tester のインストールに際しては、ライセンス・キーは必要ありません。ただし、 同時に 6 仮想ユーザー以上の負荷をエミュレートする場合は、 ライセンス・キーが必要です。例えば、(試用ベースの場合などで) 4 仮想ユーザーで Performance Tester を実行する場合はライセンス・キーは必要ありませんが、10 仮想ユーザーを 実行する場合は、追加の 5 仮想ユーザーまたはそれ以上をサポートする仮想テスター・ライセンス・キー・パックを 購入する必要があります。ライセンス・キーは、仮想テスター・ライセンス・キー・パックというグループ単位で販売されています。これらの パックは、5、50、100、250、500、1000、2500、5000、10,000、20,000、50,000、および 100,000 仮想テスターの グループで提供されます。
仮想テスター・ライセンス・キー・パックは分割できません。Performance Tester は、 6 つ以上の仮想テスターでテストを実行するときにパックをチェックアウトします。 50 仮想テスターのライセンス・パックがあり、Performance Tester が マシン A で 25 仮想テスターを使用するテストを開始する場合は、マシン B の 仮想テスター数は、マシン A から開始されたテストが完了するまで 5 に制限されます。
他方では、仮想テスター・ライセンス・キー・パックは追加できます。特定のマシンの Performance Tester は、任意のライセンス・サーバーから複数のライセンス・キーをチェックアウトして テストを実行できます。例えば、マシン A が 50 仮想テスターの ライセンス・キー・パック 2 つをチェックアウトして 100 仮想ユーザーのテストを実行できます。
パスポート・アドバンテージ経由で Performance Tester を購入した場合、パスポート・アドバンテージのソフトウェア出荷またはダウンロードには、「ライセンスとインストールに関する重要なお知らせ」という文書が含まれています。この文書には、次の情報が含まれています。
この文書または ライセンス証書を使用して、IBM からライセンス・キーを取得することができます。
ライセンス・キーを取得するには、次のようにします。
ライセンス・キーを使用して、Rational ライセンス・サーバーに対して認証します。他の Rational 製品を使用している場合は、ライセンス・サーバーにアクセスできるはずです。そうでない場合は、「IBM Rational Software ライセンス管理ガイド」に記載されている手順を使用して、ライセンス・サーバーをセットアップします。この資料は、http://www.ibm.com/shop/publications/order から無償でダウンロードできます。
Linux の場合は、ランチパッドから直接 Rational ライセンス・サーバーをインストールできます。 Linux ランチパッドで、「IBM Rational Common Licensing Server for Linux のインストール」をクリックします。このオプションは、現在は、Windows ランチパッドからは利用できません。
ライセンス・サーバーとクライアントは別個のプラットフォームで実行できます。例えば、 ライセンス・サーバーがすでに Linux コンピューターで稼働中の場合は、Windows クライアントに サービスを提供するために Windows 上にライセンス・サーバーをインストールする必要はありません。
このセクションでは、本製品をインストールする前に実行する必要がある追加のステップについて説明します。
システムに Rational Performance Tester のベータ・コピーがインストールされている場合は、本バージョンをインストールする前に、このベータ版を完全にアンインストールする必要があります。 ベータ版がインストールされている上に本製品の新バージョンをインストールすることはできません。ベータ版の ワークスペースに作成されたデータは、本製品のフルリリース版では 使用できない可能性があります。
製品のアンインストールに関する情報については、本資料内の該当するアンインストール手順に関する説明を参照してください。
本製品の試用版の上に、現行バージョンの Rational Performance Tester を直接インストールすることができます。ワークスペース上のすべてのデータは保存されます。
Agent Controller の前のバージョンまたは Hyades Data Collection Engine から 派生したソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールしてから、Rational Performance Tester をインストールしてください。詳細については、『Windows での Agent Controller のアンインストール』および『Linux での Agent Controller のアンインストール』を参照してください。
このセクションでは、Rational Performance Tester のインストールについて説明します。Performance Tester は、CD-ROM またはダウンロードした 電子イメージのいずれかからインストールできます。インストール・ウィザードは提供されていますが、後に本書で説明するように、 コマンド・プロンプト、またはサイレント・インストールを実行して Performance Tester をインストールすることもできます。インストール・プログラムは対話式コンソール・モードでも実行できます。 このモードはユーザー補助が必要な人に適しています。アクセシビリティ・モード・コマンド行オプション (-accessibility) により、 ランタイム・コンソール・モード・ウィザードがスクリーン・リーダー・プログラムで 使いやすくなります。
Windows においてコンソール・モードで実行するには、Performance Tester インストール CD の ¥setup ディレクトリーから次のコマンドを実行します。
setup.exe -is:javaconsole -log @NONE -accessibility
Linux でコンソール・モードで実行するには、次のコマンドを 1 行で入力します。
CD_device/setup/setup.bin -is:javaconsole -log @NONE -accessibility
ここで、
Windows または Linux システム上で Rational Performance Tester をインストールするには、次のようにします。
製品をインストールする前に、十分なスペースがあることを確認してください。
電子インストール・イメージをダウンロードして作成するには、次の手順を実行します。
ユーザーがネットワーク上からインストールできるように、インストール・イメージのコピーを ネットワーク・ドライブに置くことができます。
ネットワーク・ドライブからインストール・プログラムを実行するには、 ダウンロードした Rational Performance Tester の電子イメージで作業するか、 以下のように CD の内容をコピーする必要があります。
ディスクに Windows、Linux、およびエージェント CD の内容を保管するために、 約 1.5 GB のディスク・スペースが必要です。CD からコア・インストール・ファイルをコピーするには、 次のようにします。
次のエラーが原因でウィザードを継続できません: /wizard.inf に指定されたウィザードをロードできませんでした (104)(The wizard cannot continue because of the following error: could not load wizard specified in /wizard.inf(104))
装置名 (例えば x:¥sharename) を指定してドライブをマップする 必要があります。
インストール・ウィザードと対話したくない場合、Rational Performance Tester インストール・プログラムを サイレントで実行できます。
Rational Performance Tester のサイレント・インストールを実行する前に、以下に従ってローカル・イメージをセットアップします。
以下の機能は、Rational Performance Tester のサイレント・インストール時にデフォルトでインストールされます。
Windows の場合、デフォルトのディレクトリーは system_drive:¥Program Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0 です。
Linux の場合、デフォルトのディレクトリーは /opt/IBM/Rational/SDP/6.0 です。
デフォルトで選択される機能のみとともにデフォルト・ディレクトリーへの Rational Performance Tester のサイレント・インストールを実行するには、次のようにします。
installLocation パラメーターを変更することで、Rational Performance Tester を別のディレクトリーにインストールできます。
Windows では、インストール・ディレクトリーとして「d:¥my softdev」を指定し、 コマンド setup.exe -silent -P installLocation="d:¥my softdev" を実行します。
Linux では、インストール・ディレクトリーとして「/my_softdev」を指定し、 コマンド ./setup.bin -silent -P installLocation="/my_softdev" を実行します。
(これらの例では、デフォルト機能のみがインストールされます。)
Rational Performance Tester には、すべてのデフォルト機能をサイレント・インストールする サンプルの応答ファイル が付属しています。この応答ファイルは responsefile.txt という名前で、¥disk1¥util ディレクトリー (Linux の場合は /disk/util) ディレクトリーにあります。他の機能を インストールするように応答ファイルを変更するときには、最初に responsefile.txt のバックアップ・コピーを取っておいてください。
Rational Performance Tester の 1 つ以上のオプショナル機能をインストールするように応答ファイルを更新することができます。以下の表に、 機能と対応する応答ファイルのエントリーをリストします。
機能 | 応答ファイルのエントリー |
---|---|
製品インストール・ディレクトリー | installLocation |
言語パック | feature_lang_pack_rad_win32.active |
Eclipse プラグイン開発のサンプル | feature_examples_win32.active |
このいずれかのオプショナル機能をサイレント・モードでインストールするには、以下のようにします。
Windows の場合: :# -P feature_examples_win32.active=<value>
Linux の場合: :# -P feature_examples_linux.active=<value>
Windows の例では、この行を次のように変更します。
-P feature_examples_win32.active=true
-P feature_examples_linux.active=true
Linux のコマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー (例えば、/tmp/install_image/disk1/setup) の /disk1/setup ディレクトリーに移動します。
Windows の場合: setup.exe -silent -options "Your_directory¥myresponsefile.txt"
Linux の場合: ./setup.bin -silent -options "Your_directory/myresponsefile.txt"
Your_directory は、応答ファイルが含まれるディレクトリーの 完全修飾名です。
次の表に、サイレント・インストール・コマンドの例を示します。
コマンド | 説明 |
---|---|
setup.exe -options-template c:¥responseFile.txt | 応答ファイルのテンプレートを作成します。 |
setup.exe -options-record c:¥responseFile.txt | 実際のインストールにおけるユーザー選択項目を記録することにより、応答ファイルを作成します。 |
setup.exe -silent -options c:¥responseFile.txt | サイレント・インストールを実行します。 |
uninstall.exe -silent -options c:¥responseFile.txt | サイレント・アンインストールを実行します。 |
Agent Controller は、クライアント・アプリケーションによる ローカル・アプリケーションまたはリモート・アプリケーションの起動および管理を可能にするデーモンです。また、 アプリケーションの実行に関する情報を他のアプリケーションに提供します。Agent Controller は Rational Performance Tester に必要であり、Rational Performance Tester をインストールしたローカル・システムで 実行する必要があります。
Agent Controller は Rational Performance Tester のインストール時にローカル・システムに 自動的にインストールされますが、インストール方法を 選択することもできます。デフォルト・インストールまたはカスタム・インストールが 可能です。カスタム・インストールの場合、ページごとにインストール・ウィザードに従ってインストールを進めます。 さらに、Agent Controller をリモートの Windows、Red Hat Linux、および SuSE Linux システムに インストールすることもできます。Rational Performance Tester のインストール処理中に Agent Controller のカスタム・インストールを実行したり、リモート・システムに Agent Controller を インストールしたりするには、このセクションの説明を使用してください。
Agent Controller をスタンドアロンで (Rational Performance Tester なしで) インストールすると、 リモート・ユーザーがインストール先マシンで Java プログラムを 起動できます。したがって、次のオプションを使用して Agent Controller への アクセスを制限する必要があります。
Agent Controller は、Rational Performance Tester のインストール後に 自動的にインストールされます。
Rational Performance Tester のインストール先ローカル Windows システムへの Agent Controller の カスタム・インストールを実行するには、次のようにします。
Agent Controller をインストールする前に、Eclipse プラットフォームが 実行されていないことを確認します。必要に応じて Eclipse を終了します。
デフォルトでは、Agent Controller サービスは、Agent Controller をインストールしたとき、およびコンピューターを始動するたびに開始されます。Agent Controller の使用について詳しくは、オンライン・ヘルプを参照してください。
Agent Controller をインストールまたはアップグレードするには、次のようにします。
Agent Controller の使用について詳しくは、オンライン・ヘルプを参照してください。
Linux のプラットフォームでは、Agent Controller プロセス (RAServer) は 自動的に開始されません。ユーザー自身が開始する必要があります。
Agent Controller を開始するには、次のように操作します。
ここで、$RASERVER_HOME の デフォルトは /opt/IBM/Rational/SDP/6.0/IBM_Agent_Controller です。
Agent Controller のアンインストールに失敗した場合は、Java プロファイル・エージェントまたは J2EE Request Profiler を実行中の Java プロセスがある可能性があります。これらのプロセスを 終了しなければ、Agent Controller を正常にアンインストールできません。アプリケーションのプロファイル作成について詳しくは、オンライン・ヘルプを参照してください。
Linux システム上で Agent Controller をアンインストールするには、次のようにします。
以下のリストには、すべてのプラットフォームで Agent Controller のセキュリティー機能を使用するためのヒントが含まれています。
このセクションでは、Agent Controller のインストールおよびアンインストールに関する既知の問題と制限について説明します。 特に記載がなければ、以下の情報は Agent Controller をサポートするすべてのオペレーティング・システムに適用されます。
RAServer failed to start. (RAServer が始動に失敗しました)
この障害は通常、TCP/IP ポート 10002 が空いていないために起こります。Agent Controller はデフォルトでこのポートを listen します。 Agent Controller を始動したときに システムで実行されていた別のプロセスがこのポートを 使用していたか、Agent Controller が停止され、その後再始動されたばかりで、 ポートがまだ解放されていないことが考えられます。
製品をインストールした後で、このセクションに記載されている情報を使用して、オプションの作業を行ってください。
5 つを超える仮想ユーザーを実行する計画の場合は、このセクションに記載されている手順を使用して、Windows および Linux システムにライセンス・キーをインストールします。
Windows 上にライセンス・キーをインストールするには、ライセンス・サーバーおよびライセンス・クライアントにアクセスする必要があります。アクセスできない場合は、ライセンス交付要件に記載されているサーバーのインストールに関する説明を参照してください。
ライセンス・クライアントをインストールした後に (ライセンス・クライアントは Rational Performance Tester インストールの一部としてインストールされます)、Rational License Key Administrator が 始動します。「IBM Rational Software ライセンス管理ガイド」に記載されている手順に従って、ライセンス・キーをインストールします。この資料は、http://www.ibm.com/shop/publications/order から無償でダウンロードできます。
Rational Licensing を使用する他の製品を Windows で稼働している場合、Rational ライセンス・クライアントを誤ってアンインストールしてしまう可能性があります。この状況が発生した場合は、 クライアントを手動でインストールするように指示されます。これを行うには、ランチパッドから「IBM Rational Common Licensing Client のインストール」をクリックします。Rational ライセンス・クライアントのインストール方法について詳しくは、「 IBM Rational Software ライセンス管理ガイド」を参照してください。
Rational ClearCase LT は、 小規模なプロジェクト・チーム向けの構成管理ツールです。ClearCase LT は、IBM Rational ClearCase 製品ファミリーの一部であり、小規模なプロジェクト・ワークグループから、分散されたグローバル企業まで対応することができます。
Rational Performance Tester の資産を構成するファイル・タイプに関するオンライン・ヘルプについては、 『パフォーマンス・テスト資産をソース管理下に配置』を 参照してください。この情報は、ClearCase LT などのバージョン管理ツールを使用して Rational Performance Tester の資産を管理するために役立ちます。
このセクションのインストール説明は、Rational ClearCase LT のクライアントおよびサーバー・コードのインストールを支援します。 製品をインストールするときには、 「Rational ClearCase LT インストレーション ガイド」にある完全なインストール説明を参照してください。
Rational ClearCase LT の最新版での変更点について確認するは、 「Rational ClearCase LT リリース ノート」を参照してください。
ClearCase LT を日本語のシステムにインストールする場合は、 「Rational ClearCase LT リリース ノート」の中の『日本語システム上での ClearCase 使用時におけるガイドライン 』というセクションを参照してください。
お客様の購入した Rational Software Development Platform 製品には、 Rational ClearCase LT のフリー・ライセンスの権利が付いています。
ClearCase LT 製品メディアをお持ちでない場合は、 ClearCase LT の最新のサポート・バージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。
すでに ClearCase LT v2002.05 または ClearCase LT v2003.06 製品メディアがある場合は、 ClearCase LT と Rational Software Development Platform 製品との統合をサポートするために、ClearCase LT パッチの最新版をダウンロードしてインストールする必要があります。
ClearCase LT のサポート・バージョンと、IBM Rational Software Development Platform でサポートされている必要なパッチの最新版の入手方法については、IBM Rational サポートの技術情報番号 1188585: www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21188585 を参照してください。あるいは、http://www.ibm.com で、 検索ボックスに「1188585」と入力してください。
Rational ClearCase LT をインストールする前に、製品のリリース情報とインストール資料を 参照してください。この資料は、http://www.ibm.com/shop/publications/order の IBM Publications Center からオンラインで入手できます。また、http://www.ibm.com/software/rational/support/documentation も参照してください。Acrobat PDF ファイルを開くには、Adobe Reader ソフトウェアが インストール済みである必要があります。これは http://www.adobe.com/products/acrobat/readstep2.html からダウンロードできます。
Windows では、次のようにして、最新の「IBM Rational ClearCase LT リリース ノート (Windows)」、「IBM Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド」、「IBM Rational Software サーバー製品インストレーション ガイド (Windows)」を http://www.ibm.com/shop/publications/order にある IBM Publications Center からダウンロードします。
Linux 上では、最新版の「Rational ClearCase LT Release Notes」と「Rational ClearCase LT Installation Guide for UNIX」を IBM Publications Center http://www.ibm.com/shop/publications/order からダウンロードしてください。
製品のインストール準備について詳しくは、「IBM Rational Software デスクトップ製品インストレーション ガイド」を 参照してください。
デフォルトで、Red Hat Enterprise Linux 3.0 および SuSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 は、US インストールでロケールを Unicode ロケール (en_US.UTF-8) に設定します。 また、英語版以外のインストールでもそうすることがあります。ClearCase LT は Unicode ロケールを サポートしません。したがって、明示的にロケールを非 Unicode 設定に 設定する必要があります。ロケールは以下のようにして変更することができます。
Rational ClearCase LT バージョン 2003.06.00 を Linux にインストールするには、以下のようにします。
cd /usr/ccase_lt_rls/rhat_x86/clearcase/install ./site_prep
./install_release
例えば、Bourne シェルを使用している場合は、 以下のコマンドを実行してパスを変更することができます。
PATH=${PATH}:/opt/rational/clearcase/bin export PATH
詳細な指示、および ClearCase LT のクライアント・ホストの環境のカスタマイズに関する追加情報については、「インストレーション ガイド」を参照してください。
cleartool hostinfo -long
Rational Performance Tester が Rational ClearCase LT と同じコンピューターにインストールされている場合は、Rational ClearCase LT のライセンスの構成を行う必要はありません。しかし、Rational ClearCase LT を Rational Performance Tester なしで インストールする場合は、ClearCase LT のライセンスを構成する必要があります。ライセンスの構成方法について詳しくは、 「ClearCase LT インストレーション ガイド」を参照してください。
Rational Performance Tester に組み込まれている Rational ClearCase LT ライセンスには、Rational ClearCase Web インターフェースのライセンスは含まれていません。 Rational ClearCase Web インターフェースを使用する場合は、追加の Rational ClearCase または ClearCase LT ライセンスを購入する必要があります。ライセンス取得についての詳細は、IBM Rational Support にお問い合わせください。
Rational ClearCase の使用法について詳しくは、ClearCase のオンライン・ヘルプを参照してください。
前述した、環境に対するパッチ適用または環境のセットアップの前に、 ダイアグラム・ファイルがユーザーの ClearCase 環境内の VOB にチェックインされている場合、 次のコマンドを実行して Versioned Object Bases (VOB) 内のエレメントのファイル・タイプを変更し、 適切にマージできるようにしてください。
cleartool find . -name *.emx -exec "cleartool chtype -force xtools2 %CLEARCASE_PN%"
Windows システム上で Rational ClearCase LT をアンインストールするには、次のようにします。
Linux システム上で Rational ClearCase LT をアンインストールするには、次のようにします。
cd /usr/ccase_lt_rls/rhat_x86/clearcase/install ./install_release