IBM Rational Manual Tester フィックスパック 6.1.1.1 - リリース情報

Rational Manual Tester バージョン 6.1

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このファイルの最新バージョンを見るには、www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rmt/61/html/readme_6111_ja.html のリリース情報をご覧ください。

重要: Rational Product Updater のアンインストール (ロールバック) 機能は、Rational Manual Tester および Rational Functional Tester の単一製品のインストールの場合にサポートされているものです。 また、更新処理が開始されたなら、それ以降に更新処理を取り消さないようにしてください。

目次

1.0 このリリースについて
   1.1 このリリースの新規内容
   1.2 製品修正履歴
2.0 インストールについての情報
   2.1 ハードウェア要件
   2.2 ソフトウェア要件
3.0 既知の制限事項、問題、対処方法
4.0 カスタマー・サポート
5.0 特記事項および商標
 

1.0 このリリースについて

この修正パッケージには、いくつかの新規フィーチャーと問題点の修正が含まれています。 この資料では、問題点の修正について概説しています。 ここで説明されている新規フィーチャーについては、Manual Tester オンライン・ヘルプに記載されています。

1.1 このリリースの新規内容

検索機能

Manual Tester では、単一のクエリーを使用して複数のテスト・スクリプトを検索できるようになりました。 テキスト・ストリングや既存のステートメントへの参照を検索できます。 この機能は、ステートメントを変更したり再利用したりする際に便利です。 また、この機能を使用することによって、変更する参照先ステートメントが他のテスト・スクリプトを中断することがないようにすることができます。

テスト・スクリプトの HTML 発行

Manual Tester のテスト・スクリプトを HTML の形式で発行するなら、他の人が Web ブラウザーなどを使用して簡単に表示できるようになります。

インポート・フォーマッターの作成

Rational Manual Tester に含まれているインポート・フォーマッターを使用することにより、Microsoft Excel、Microsoft Word、および Rational TestManager ManualTest のテスト文書をインポートできます。 別のプログラムで作成されたテスト文書がある場合、またはステートメントの形式が標準的なものでない場合、カスタマイズされたインポート・フォーマッターを Manual Tester で作成できるようになりました。

カスタマイズされたインポート・フォーマッターを作成するには、Java プログラミングの知識が必要です。

エクスポート・フォーマッターの作成

Manual Tester には、テスト・ログを CSV テキスト・ファイルとしてエクスポートするために使用できるエクスポート・フォーマッターが含まれています。 テスト結果を Lotus Notes データベースなどの別の形式にエクスポートするフォーマッターを作成できるようになりました。

カスタマイズされたエクスポート・フォーマッターを作成するには、Java プログラミングの知識が必要です。

1.2 製品修正履歴

この修正パッケージには、以下の問題の修正が含まれています。

RMT 実行の終了方法がわかりにくい。(APAR PK12656)

実行モードの終了は、選択されているメソッドには関係なく一貫性のあるものになりました。

RMT スクリプトが TestManager から実行された場合、スクリプト固有のイベントがログに書き込まれず、実行がうまくパスしたかのように見えていた。(APAR PK12659)

このリリースでは、スクリプトが見つからない場合に障害ログ・イベントが生成されます。

Rational Manual Tester を TestManager から実行した場合、それ以降、ユーザーは「スクリプトを停止して戻る」べきではない。(APAR PK12661)

TestManager から実行した場合、この機能は使用不可になりました。

RMT スクリプト実行時に、キャプチャーしたイメージと実行コメントが TestManager に戻されない。(APAR PK12664)

RMT スクリプト実行時に、キャプチャーしたイメージと実行コメントが TestManager に戻されるようになりました。

RMT 実行ビューの透過性レベルの最大値が 95% であったため、ウィンドウが非常に見にくくなっていた。(APAR PK12665)

透過性レベルの最大値は 85% になりました。

「最近使用したファイル」ビューのファイルを対象とするアクションをフォルダーに対して実行すると、エラーが表示される。(APAR PK12671)

「最近使用したファイル」ビューで、フォルダーに対してはアクションを実行できなくなりました。

最後に実行されたステートメントより後に発生した場合も含め、すべてのステートメントについてログ・イベントが生成される。(APAR PK13147)

最初のステートメントから最後に実行されたステートメントまでの間にあるステートメント (最初と最後を含む) についてのみ、ログ・イベントが生成されるようになりました。

イメージがステートメント中の最後のオブジェクトであり、そのイメージの前にテキストがある場合、そのイメージを選択して削除する操作が正しく動作しない。(APAR PK15197)

カーソルがステートメントの先頭に移動し、その位置にあるものがイメージでなくても、それが削除されていました。 現在 RMT は、削除ロジックを実行する際に、イメージが選択されているかどうかを確認するようになりました。

「再利用」ビューの最後のエントリーを削除できない。また、「再利用」ビューに含まれるフォルダー内の最後のエントリーも削除できない。(APAR PK15578)

「再利用」ビューが修正され、最後のエントリーを削除できるようになりました。

TestLog の中で、スクリプト名と検査ポイント名が正しく設定されない。TestLog から障害が作成された場合に、障害レコードの中でそれらのフィールドを設定できない。(APAR IC46691)

Rational Manual Tester から作成されたログ・イベントに、スクリプト名と検査ポイント (VP) 名が含まれるようになりました。

Internet Explorer 6.x がインストールされていない場合、Manual Tester エディターを起動するとブランクで表示される。(APAR PK13082)

IE 6.x がシステム要件になりました。

2.0 インストールについての情報

IBM Rational Manual Tester フィックスパック 6.1.1.1 のインストール、インストール前提条件、コマンド行からのインストール、および更新サーバーのローカル・ミラーのセットアップについては、http://www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/rmt/61/install_instruction/6111/install_ja.html にあるインストール手順を参照してください。

2.1 ハードウェア要件

この修正パッケージのインストールには追加のハードウェア要件は必要ありません。

2.2 ソフトウェア要件

この修正パッケージは、IBM Rational Manual Tester 6.1 以降の更新とともに使用するためにインストールできます。

3.0 既知の制限事項、問題、対処方法

これらのリリース情報では、製品または資料の完成後に発見された問題や制限事項などのリリース固有の情報を記載しています。

オペレーティング・システムの Service Pack サポートについてのインストール・ガイドの情報は適用できない

IBM Rational Manual Tester Version 6.1 - インストールの説明」のプラットフォームのサポートに関するセクションでは、オペレーティング・システムの Service Pack の情報は適用されません。 Manual Tester は、最新のすべての Service Pack およびロールアップを適用したオペレーティング・システムをサポートします。

Manual Tester は、以下のオペレーティング・システムをサポートします。

o Windows XP Professional
o Windows XP Home
o Windows 2000 Professional
o Windows Server バージョン 2000 およびバージョン 2003

Rational Manual Tester で Windows NT はサポートされていません。

Rational TestManager の統合

Manual Tester のこのリリースでは、分散機能テストはサポートされていません。

Manual Tester 検査ポイントまたは報告ポイントを開いたり、そのプロパティーを ClearQuest から表示することはできません。

サンプル・スクリプト

Manual Tester にはテスト・スクリプトのサンプルが含まれています。 それらは、製品インストール先ディレクトリーの中の SampleScripts フォルダーに入っています。 「ようこそ」ドキュメンテーションの「サンプル」ページと Manual Tester の 4 つのチュートリアルは、いずれもこのフォルダーを参照しており、パスの例が示されています。 そのパスは正しいものではありません。 SampleScripts フォルダーにアクセスするための正しいパスは、¥Program Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0¥ManualTest¥eclipse¥SampleScripts です。

Rational Manual Tester のアンインストールと再インストール - 問題点と対処方法

最新の RMT 更新を適用してインストールした IBM Rational Agent Controller は、正常にアンインストールされません。 それをアンインストールしようとしても、IBM Rational Agent Controller コンポーネントのインストール状態は変化しません。

RMT 更新の IBM Rational Agent Controller コンポーネントを手動でアンインストールするには、以下のようにします。

1. マシン上で実行されている IBM Rational Agent Controller サービスを停止します。 「コントロール パネル」で「管理ツール」>「サービス」をクリックします。 「IBM Rational Agent Control」>「停止」を右クリックします。

2. IBM Agent Controller コンポーネントのインストール・ディレクトリーを削除します。 Windows エクスプローラーで、Manual Tester のインストール先ディレクトリー内にある IBM_Agent_Controller のフォルダーを削除します。 Rational インストール・ディレクトリーのデフォルトの位置は、C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0 です。

3. 更新ヒストリー・フォルダー C:¥Windows¥IBM¥RAC60 を削除します。

4. レジストリー設定値 HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥IBM¥Rational Agent Controller を削除します。 regedit.exe を使用してそのレジストリーを検索し、キーを右クリックしてから、「削除」を選択します。

5. 「コントロール パネル」>「プログラムの追加と削除」から「IBM Rational Agent Controller」を選択し、「変更と削除」をクリックします。 「プログラムの追加と削除」のリストで IBM Rational Agent Controller を選択してください。

6. ファイル C:¥WINDOWS¥vpd.properties を編集して、"IBM_Agent_Controller" という文字列を含む行をすべて削除します。

4.0 カスタマー・サポート

Rational Manual Tester の製品ホーム・ページは、www.ibm.com/software/awdtools/tester/Manual/index.html です。 FAQ、既知の問題とその修正のリスト、その他のサポート情報については、製品ホーム・ページの「サポート」リンクをクリックしてください。

5.0 特記事項および商標

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この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

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本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

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ただし、この情報には、診断、修正、および調整情報が含まれている場合が あります。診断、修正、調整情報は、お客様のアプリケーション・ソフトウェアの デバッグ支援のために提供されています。

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