UML 図 - リリース情報


1.0 既知の問題
   1.1 LANG 環境変数が誤っていると Rational Application Developer が正しく応答しない場合がある
   1.2 操作によって UML 図が使用できなくなる場合がある
   1.3 SVG イメージが正しく生成されない場合がある
   1.4 テキスト・エディターにファイルが正しく表示されない場合がある
   1.5 関係コネクターが正しく表示されない場合がある
   1.6 「関係する要素の表示」操作がエラーを引き起こす場合がある

1.0 既知の問題

1.1 LANG 環境変数が誤っていると Rational Application Developer が正しく応答しない場合がある

ご使用のコンピューターの LANG 環境変数が設定されていない場合、または GIMP Toolkit (GTK) でサポートされていない値に設定されている場合、UML 図を扱う仕事をすると製品が正しく応答しない場合があります。いずれの場合も、以下の Gdk 警告が Eclipse ログ・ファイルに出力されます。

 (process:9793): Gdk-WARNING **: locale not supported by Xlib
(process:9793): Gdk-WARNING **: can not set locale modifiers

この問題を解決するには、LANG 環境変数を Gdk によってサポートされている値 (例えば en_US) に設定し、設定がご使用の X Window システム環境のロケールに一致していることを確認してください。

1.2 操作によって UML 図が使用できなくなる場合がある

Red Hat Enterprise Linux 3.0 では、特定の操作により UML 図が使用できなくなる場合があります。この場合は、以下のエラー・メッセージが表示されます。

内部エラーの表示中に内部エラーが生じました (An internal error occurred while showing an internal error.)。ワークベンチを終了することをお勧めします。 後続のエラーが起こる可能性があり、ワークベンチが警告なしに終了することがあります。 詳細については .log ファイルを参照してください。ワークベンチを終了しますか? (Do you want to exit the workbench?)

.log ファイルには以下のような例外が出力されます。

 !MESSAGE Failed to execute runnable (java.lang.InternalError: Can't connect to X11 
window server using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.)
!STACK 0
org.eclipse.swt.SWTException: Failed to execute runnable (java.lang.InternalError:
Can't connect to X11 window server using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.)
at org.eclipse.swt.SWT.error(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.SWT.error(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.widgets.Synchronizer.runAsyncMessages(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.widgets.Display.runAsyncMessages(Unknown Source)
at org.eclipse.swt.widgets.Display.readAndDispatch(Unknown Source)
at org.eclipse.ui.internal.Workbench.runEventLoop(Workbench.java:1377)
...

 !MESSAGE Can't connect to X11 window server using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.
!STACK 0
java.lang.InternalError: Can't connect to X11 window server using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.
at sun.awt.X11GraphicsEnvironment.initDisplay(Native Method)
at sun.awt.X11GraphicsEnvironment.<clinit>(X11GraphicsEnvironment.java:175)
at java.lang.Class.initializeImpl(Native Method)
at java.lang.Class.initialize(Class.java:350)
at java.lang.Class.forNameImpl(Native Method)
at java.lang.Class.forName(Class.java:116)
at java.awt.GraphicsEnvironment.getLocalGraphicsEnvironment(GraphicsEnvironment.java:91)
at java.awt.image.BufferedImage.createGraphics(BufferedImage.java:1073)
at org.apache.batik.ext.awt.image.GraphicsUtil.createGraphics(Unknown Source)
at org.apache.batik.gvt.filter.GraphicsNodeRed8Bit.genRect(Unknown Source)
at org.apache.batik.gvt.filter.GraphicsNodeRed8Bit.copyData(Unknown Source)
at org.apache.batik.ext.awt.image.rendered.TileCacheRed.genRect(Unknown Source)
...

この問題を解決するには、製品を終了してから再開します。

1.3 SVG イメージが正しく生成されない場合がある

SuSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 では、UML 図を SVG イメージとして保存するときに SVG トランスコーダーが誤った色にマッピングします。その結果、製品に表示される図と SVG イメージとして表示される図とでは色が異なります。

1.4 テキスト・エディターにファイルが正しく表示されない場合がある

UML ダイアグラム (例えば、拡張子が .emx、.epx、.dnx、または .tpx のファイル) をテキスト・モードで 表示するコマンドを起動すると、テキスト・エディターにファイルが正しく表示されない場合があります。 この問題を回避するには、以下のステップに従ってください。

  1. 「モデル・エクスプローラー (Model Explorer)」ビューで、ダイアグラム・ファイルを選択します。
  2. 選択した項目を右クリックし、「プロパティー」をクリックします。
  3. 「情報 (Info)」タブをクリックします。
  4. 「テキスト・ファイル・エンコード (Text file encode)」「その他 (Other)」をクリックします。
  5. ドロップダウン・リストから「UTF-8」を選択します。
  6. 「適用」をクリックします。
  7. OK」をクリックします。

1.5 関係コネクターが正しく表示されない場合がある

Enterprise JavaBeans (EJB) ダイアグラムを WebSphere Application Developer バージョン 5.1.1 からインポートしているとき、 関係コネクターが正しく表示されない場合があります。この問題を回避するには、コネクターを選択し、「プロパティー」ビューの「Appearance」「障害物の回避」チェック・ボックスをクリアしてください。

1.6 「関係する要素の表示」操作がエラーを引き起こす場合がある

UML ダイアグラムを操作しているとき、「関係する要素の表示」操作によって 大量の要素が返され、コンピューターのメモリー不足を引き起こすことがあります。 この問題は通常、1 よりも大きい検索レベルを指定したとき、また関係すべてを検索したときに発生します。 この問題を回避するには、より小さい検索レベルの値を指定し、照会を再実行してください。 この情報は、「ダイアグラムの参照」照会にも適用されます。

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