タスクを解決することでデプロイメントを完了します。各タスクを開始して、次にさまざまな状況をそれに適用することでタスクを解決します。
始める前に
デプロイメントをスケジュールして、使用するリリースにアプリケーションを関連付けます。ターゲット・リリース環境が、スケジュールされた日時に予約されていることを確認してください。
このタスクについて
「実行およびデプロイメント計画」ビューに、デプロイメントのタスクが表示され、デプロイメントの進行状況に関するフィードバックが提供されます。
このビューからタスクを変更し、完了することで、デプロイメントを実行できます。
タスクを作成することもでき、そのタスクがデプロイメント計画に含まれるようになります。
タスクが未解決のままである間は、進行状況表示バーにデプロイメントの進行状況が表示されます。
すべてのタスクが解決されると、デプロイメントは完了します。
手順
- 「デプロイメント」ビューを開くには、をクリックします。 「デプロイメント」ビューに、スケジュール済みデプロイメントがリストされます。環境やリリースなどの検索基準を使用して、リストをフィルター処理することができます。
- デプロイメントを選択するには、スケジュール済みデプロイメントの「実行日」をクリックします。 「実行およびデプロイメント計画」ビューに、デプロイメントのセグメントとタスクが表示され、デプロイメントの進行状況に関する状況情報が提供されます。
デプロイメントが開始されたら、以下の情報を使用してデプロイメントの進行状況をトラッキングして、その状況を判断します。
- デプロイメントの進行状況表示バーに、デプロイメントの全体的な進行状況が表示されます。パーセンテージは、解決済みタスクの所要時間を全タスクの合計所要時間と比較して算出されます。
タスクは、「完了」、「スキップ」、「適用外」、または「失敗」の状況になると解決済みと見なされます。すべてのタスクが「完了」、「スキップ」、または「適用外」の状況の場合、進捗バーの色は緑です。タスクの状況が「待機中」、「進行中」、あるいは「失敗」の場合、バーの色はオレンジ色です。
進行状況が 100% になると、デプロイメントは完了します。
- デプロイメントの開始値には、予期される開始日と開始時刻が表示されます。デプロイメントの開始後は、実際の開始時刻が表示されます。
- デプロイメントの終了値には、予期される終了時刻が表示されます。これは、セグメント所要時間を足し合わせて計算されます。
デプロイメントの開始前に、この値をオーバーライドすることができます。
すべてのタスクが解決されると、デプロイメントは、完了と見なされて、実際の終了日時が表示されます。
- 「計画の所要時間」のエリアには、デプロイメントの予期される所要時間が表示されます。
この値は、すべてのセグメントの所要時間を合計することで決定されます。デプロイメントが開始されたら、代わりに残りの時間が表示されます。
デプロイメントがスケジュールより進んでいるか遅れている場合は、その時間も表示されます。
- 「待機中タスク (Waiting Tasks)」エリアには、開始が適格とされるタスクがリストされます。
タスクは、その親セグメントが開始されると、開始が適格になります。
- 「遅延タスク (Late Tasks)」エリアには、予期された開始時刻を過ぎているタスクが表示されます。
各タスクの遅延時間も表示されます。
「タスク・カウント」エリアには、以下の各カテゴリーのタスクの数が提示されます。
- 計画
の値は、デプロイメントに含まれるタスクの数です。デプロイメントの開始時に、適用外のアプリケーションは合計には含まれなくなります。
- 待機中
の値は、開始が適格なタスクの数です。
- 進行中
の値は、まだ解決されていない開始済みタスクの数です。
- 残りの合計
の値は、未解決のタスクの数です。
- 適用外
の値は、現行デプロイメントには適用可能ではない自動タスクの数です。
タスクは、指定されたアプリケーション・バージョンがない場合には、適用外になります。
また、現行の環境で実行するように設定されていない場合、あるいは、環境ごとに 1 回実行するように設定されていて、既に実行されている場合にも、適用外になる可能性があります。
この状況のタスクがあっても、デプロイメントを正常に完了できなくなることはありません。
- スキップ
の値は、スキップされたタスクの数を表します。この状況のタスクがあっても、デプロイメントを正常に完了できなくなることはありません。
- 完了
の値は、正常に解決されたタスクの数を表します。
- 失敗
の値は、失敗したタスクの数です。この状況のタスクがあると、デプロイメントを正常に完了できなくなります。
通常、失敗したタスクは再オープンされます。
- オプション: アプリケーション・バージョンを自動的に選択するようにデプロイメントを構成しなかった場合で、アプリケーションを使用したい場合は、デプロイメントの開始前にいつでもバージョンを選択できます。
アプリケーション・バージョンを選択するには、デプロイメントに追加したい各バージョンで以下のステップを実行します。
- 「コンテンツおよび通知」タブをクリックします。
- 「デプロイメントのコンテンツ」ページで、アプリケーションの「編集」アイコン
をクリックします。リリースに関連付けられているすべてのアプリケーションが使用可能です。
- 「バージョン」リストでアプリケーション・バージョンを選択します。
- 「保存」をクリックします。
注: 指定のアプリケーション・バージョンがない自動タスクは、実行不可で、適用外の状況になります。
デプロイメントの開始後にはアプリケーション・バージョンをデプロイメントに追加することはできません。
- オプション: 「適用外のタスクの非表示」をクリックすることで適用可能ではないタスクを非表示にします。 このアクションにより、指定されたバージョンのない自動タスクは非表示になります。「適用外のタスクの表示」をクリックすると、非表示のタスクを再表示することができます。
- デプロイメントを開始するには、「デプロイメントの開始」をクリックします。
デプロイメントが開始されると、デプロイメントの進行状況が計算されて、状況情報が表示されます。
「デプロイメントの中断」をクリックすると、開始済みデプロイメントを停止することができます。デプロイメントを中断すると、それに予約されていたリリース環境が解放されます。
通常、デプロイメントが中止されるとユーザーにアラートを出すように通知が構成されています。
最終的に、「デプロイメントの再オープン」をクリックすることで中断されたデプロイメントを再オープンすることができます。デプロイメントが中止されてから再オープンされるまでの間の時間はデプロイメントの進行状況に反映されます。
- オプション: 新規タスクおよびセグメントの追加や、既存のタスクおよびセグメントの変更ができます。セグメントおよびタスクを追加または変更するには、以下の任意のアクティビティーを実行します。
解決されたタスクを変更するには、まず、タスクを再オープンします。変更や追加は現在のデプロイメントの一部になり、デプロイメント計画の一部になります。
現行リリースと計画の組み合わせから作成されるデプロイメントに、変更が含まれます。
- セグメント内のタスクは、そのセグメント自体が開始されるまで開始できません。セグメントを開始するには、そのセグメントの「開始」をクリックします。 同時に複数のセグメントを開始して、進行中にすることができます。
セグメントに前提条件がある場合、すべての前提条件セグメントが完了するまでそのセグメントは開始できません。
セグメントが開始したら、その所要時間のカウンターも始動し、進行状況表示バーにそのセグメントのタスクの進行状況が表示されます。
親セグメントが開始されると自動タスクは自動的に開始されますが、そのタスクにコメントを追加して、その状況をオーバーライドすることができます。
手動タスクは、個別に解決されるまで待機中と見なされます。
- 開始済みセグメントのタスクを解決するには、以下のステップを実行します。
- タスクを開始するには、その前に、タスクに割り当てられた役割を持つユーザーからの要求が必要です。
タスクを要求するには、「要求」をクリックします。 通常、そのタスクに指定されている役割を持つユーザーであれば誰でもこれを要求することができます。
ただし、タスクを特定のユーザーに制限することが可能です。
- 待機中の手動タスクを開始するには、「開始」をクリックします。
- オプション: タスクに関連付けられているコメントをレビューすることができます。コメントをレビューするには、タスクに対する
「編集」アイコン
をクリックします。 「実行の詳細」エリアに、アプリケーション環境ごとに編成されているコメントが表示されます。
自動タスク用のコメントは、次の図に示すように自動的に生成されます。
- オプション: タスクにコメントを追加することができます。コメントを追加するには、タスクに対する「編集」アイコン
をクリックし、「コメントの追加」をクリックしてから、コメントを入力します。
終了したら、「保存」をクリックします。 コメントはタスクの実行前、実行中、あるいは実行後に追加することができます。
- オプション: IBM® UrbanCode Deploy の自動タスクに関する情報を表示することができます。実行の詳細を表示するには、コメントの「実行の表示」をクリックします。 このアクションにより、アプリケーション・プロセスの IBM UrbanCode Deploy
「アプリケーション・プロセス要求」ビューが表示されます。
「アプリケーション・プロセス要求」ビューから、デプロイメント要求を表示し、IBM UrbanCode Release に戻ることができます。
- タスクの状況を変更することで開始済みタスクを解決します。手動タスクの状況を変更するには、次の新規状況を選択します。
- 「終了」は、タスクが完了していることを意味します。
- 「スキップ」は、タスクが現行デプロイメントで使用されず、予期される所要時間がセグメントの合計にもう組み込まれていないことを意味します。
スキップされたタスクのために、セグメントが完了されなくなったり、デプロイメントが完了されなくなることはありません。
- 「失敗」は、タスクが完了しなかったことを意味します。失敗タスクがあると、その親セグメントは完了できなくなります。
失敗タスクのあるセグメントが他のセグメントの前提条件である場合、失敗タスクが完了されるかスキップされるまでその依存セグメントは開始できません。
失敗タスクがあると、デプロイメントも正常に完了できなくなります。
- 自動タスクの状況を変更するには、「状況のオーバーライド」をクリックして、次の状況を選択します。
- 「終了」は、タスクが完了していることを意味します。
- 「スキップ」は、タスクが使用されていないことを意味します。
- 「失敗」は、タスクが正常に完了しなかったことを意味します。
- オプション: 解決済みタスクは、デプロイメントの完了後でもいつでも再オープンしたり再始動することができます。
- 解決済み手動タスクを再オープンするには、「再オープン」をクリックします。再オープンしたタスクは、任意の開始済みタスクと同様に解決されます。
- 解決済みの自動タスクを再始動するには、「状況のオーバーライド」をクリックして、次に「再始動」を選択します。
タスクを再オープンまたは再始動すると、デプロイメントの進行状況は、タスクの所要時間を反映するように変更されます。
完了したデプロイメントのタスクを再オープンすると、デプロイメントは、完了と見なされなくなります。
注: 前提条件のある開始済みセグメントは、前提条件セグメント内のタスクが再オープンされて失敗した場合でも閉じられません。
セグメントは開始されると、再オープンされた前提条件セグメントにより影響を受けなくなります。
タスクの結果
すべてのタスクが解決されると、進行状況表示バーは 100 % を示し、デプロイメントは完了したと見なされます。
正常に完了したデプロイメントとは、
「完了」、
「スキップ」もしくは
「適用外」のいずれかの状況ですべてのタスクが解決されているデプロイメントです。正常に完了しなかったデプロイメントとは、
「失敗」の状況を持つ 1 つ以上のタスクがあるデプロイメントです。
次のタスク
正常に完了しなかったデプロイメントは、そのまま
「進行中」の状況になります。
通常、正常に完了しなかったデプロイメントは再オープンされます。正常に完了したデプロイメントも再オープンすることができます。
デプロイメント中に行われた変更は、デプロイメント計画の一部になり、リリースと計画の組み合わせを使用して作成された新規デプロイメントに組み込まれます。