OSLC 統合は、リンク・データを使用してツール成果物にアクセスします。
W3C で定義されているように、リンク・データは以下のガイドラインに従います。
- URI を対象物の名前として使用する
- ユーザーが名前を検索できるように HTTP URI を使用する
- ユーザーが URI を検索するときに、標準 (RDF、SPARQL) を使用して有益な情報を提供する
- 他の URI へのリンクを組み込んで、より多くの対象物を見つけられるようにする
データ型のマッピングおよび異種データベースの同期化に依存する統合とは対照的に、リンク・データを使用すると、他の製品からデータに直接アクセスすることができます。
リンク・データにより、データ・リンケージにおいて意味のある関係が形成され、追跡可能性が実現します。
各ツールは、OSLC のコンシューマーまたはプロバイダー、あるいはその両方として有効化できます。
OSLC コンシューマーは、OSLC プロバイダーとして有効化されたツールから、リソースの形でデータを取得できます。
数多くの Rational ツールが OSLC に対応しています。
このことは、オープンかつスケーラブルで拡張可能な OSLC 仕様を使用して、Rational ツールに対する独自の統合を容易に構築できることを意味します。
Rational の開発による OSLC ベースの統合は、共通のインターフェース・エレメントおよび管理タスクを共有します。