Informix データベース・サーバーのアーカイブおよび復元
Informix データベース・サーバーのアーカイブおよび復元について説明します。
データベース・サーバーのアーカイブおよび復元の概要
サーバーのアーカイブと復元は、データベースをバックアップおよび復元するための最も複雑で難解な作業です。そのため、データベース・ロギング手法について習熟しており、かつ前述の手法をご使用の環境で実施できない場合のみ、サーバーのアーカイブおよび復元コマンドを使用してください。このバックアップ方式の管理は非常に複雑であるため、高可用性を実現するハードウェア・ソリューション (ディスク・ミラーリングやその他の RAID 機能など) に投資したり、他のいずれかのバックアップ方式を利用して完全なシステム障害から保護し、各種バックアップ要件を満たすようにするなど、別の手段を検討する方が費用効率が高い可能性があります。
データベース・サーバー・アーカイブの作成
データベース・サーバー・アーカイブを作成するには、
ccmsrv archive
コマンドを使用します。
増分バックアップ
定期的に
ccmsrv archive
を実行することで、増分バックアップを実行できます。論理ログ・バックアップを利用して、これらの増分バックアップを拡張していくことができます。
アーカイブ・スケジュール
何らかのレベルの日次アーカイブの実行について計画を作成します。極端な状況では、1 日に複数回アーカイブを実行することが必要となる場合があります。例えば、メジャー・リリースの前、あるいは主要なバグ修正フェーズの間に、1 日に 3 回ファイルをアーカイブすることが考えられます。
アーカイブ・メディア
オンライン・サーバーを復元するにはアーカイブ磁気テープが必要です。復元する場合、アーカイブ計画を使用して、必要な磁気テープを決定します。
データベース・サーバーのアーカイブ
ccmsrv archive
コマンドを使用して、ご使用のデータベース・サーバーをアーカイブします。Rational Synergy の外部で作業しているユーザーが、各自のワークエリアで作業していることを確認してください。データベース・サーバーをアーカイブする前に、ユーザーに各自のワークエリアをデータベースと同期 (レコンサイル) するよう要請してください。同期方法の説明については、Rational Synergy ヘルプを参照してください。
データベース・サーバーの復元
データベース・サーバーを復元すると、最後のアーカイブが行われた時点まで、サーバーおよびそのデータベースが以前の状態に戻ります。
システム構成
システム構成には、ディスク・パス、チャンク・ファイル・サイズ、共有メモリーの容量などが含まれます。システム構成は、前回のレベル 0 のアーカイブが作成されたときと同じか、またはそれより大きくなければなりません。
構成ファイル
構成ファイル
CCM_HOME¥informix¥etc¥onconfig
は、レベル 0 のアーカイブの実行に使用される構成ファイルと同一でなければなりません。
Windows のデータベース・サーバーの復元
ccmsrv restore
コマンドを使用して、データベース・サーバーを復元します。
Windows のアーカイブからのデータベース・サーバーの復元
磁気テープにアーカイブした場合は、
ccmsrv restore
コマンドを実行する前に、最新のレベル 0 の磁気テープを挿入する必要があります。アーカイブ・デバイスとしてディレクトリーを使用した場合は、いくつかの手動の手順を実行して、アーカイブ・デバイスをシミュレートする必要があります。
Informix のデータベース・サーバーの復元
データベース・サーバーを復元するには、システム構成、関連するデータベース・サーバー・パラメーター・ファイル、およびアーカイブ・ソース (
最も重要
です) が適切であることを事前に確認しておく必要があります。
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