答えは「はい」です。Rational® Synergy 7.1.0.1 には、更新されたアーカイブ属性が含まれています。そのため、Rational Synergy 7.1 データベースを Rational Synergy 7.1.0.1 にアップグレードする場合、アーカイブ変換を実行する必要があります。
Rational Synergy 6.5 から Rational Synergy 7.2 へのデータベースのアップグレードはサポートされていません。Rational Synergy 7.1 から Rational Synergy 7.1.0.1 へアップグレードし、その後 Rational Synergy 7.2 へアップグレードするのが標準的なアーカイブ変換の方法です。Rational Synergy 7.2 では、Rational Synergy 7.1 データベースのアーカイブを直接変換できます。
ccm fs_check コマンドは、データベースのメタデータ、キャッシュ、およびアーカイブの各部分が整合しているかどうかを検査するコマンドです。
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SERIOUS: Extracted archive and cache files differ for
four_part_name_of_object
Cache file path: path_to_cache_file
Cache file size: size
Extracted file path: Extracted_file_path
Extracted file size: size
Archive path: path_to_Archive_file
Archive version: archived_object_version
Source modify time: modify_time_of_source
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この例では、アーカイブまたはキャッシュ・ソースが正しくありません。アーカイブ・バージョンが正しいかキャッシュ・ファイルが破損している、またはアーカイブ・バージョンが破損しているかキャッシュ・ファイルが正しい、のいずれかになります。
Rational Synergy のソースが正しいように思える場合、キャッシュ・ファイルには正しいデータが含まれており、アーカイブが破損しています。
ファイルを比較して、どちらが正しいかを判断してください。このタイプの破損を解決するには、手動での作業が必要です。
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ccm archive_fix /i input.txt /l output.out
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NOTE: Input.txt has details of all the files or objects which need to be fixed. Objects specified should be in four-part name.
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ccm archive_fix –ort four_part_name_of_object
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エラーを修正したら、アーカイブ・データの変換を行います。
アーカイブ変換の状態を表示するには、コマンド・ラインで次のコマンドを実行します。
ccm info -f "Level=%level, total=%total, unconverted=%unconverted, errors=%bad" archive_conversion-1:admin:base
新規アーカイブ・ファイルはすべて database_path/st_root/archive/ccm_delta ディレクトリーに作成されます。アーカイブ変換の完了時に、database_path/st_root/archive 内に含まれるのは ccm_delta サブディレクトリーのみでなければなりません。変換後、ccm fs_check コマンドを実行してエラーをすべて検出してください。
他のサブディレクトリーが存在する場合、それらを手動で削除し、ccm fs_check コマンドを再実行します。このコマンドでエラーが検出されることがあってはなりません。
INFO: unused archive entry
Archive file path: database_path/st_root/archive/source/project/ccm_rcs/1/36/editor,v
Revision number: 1.1
Web アドミニストレーター・ユーザー・インターフェースから変換プロセスを再開できます。『アーカイブ・データの変換』を参照してください。
いいえ。 Rational Synergy のこれらのバージョンでは、アンパックされたデータベースに最新のアーカイブが含まれています。
CCM_HOME/etc/ccm.server.properties ファイルで、以下の行を編集して、変数 asynchronous.archive.query.poll および asynchronous.archive.startup.delay の値を小さくします。
# asynchronous.archive.query.poll is the number of seconds
# to wait before performing a query for objects which
# require archiving
#asynchronous.archive.query.poll = 300
# asynchronous.archive.startup.delay is the number of seconds
# to wait before the first query for objects which require
# archiving. If not set, the value of asynchronous.archive.query.poll
# is used.
#asynchronous.archive.startup.delay = 300
コンバーター (実際にはアンアーカイバー) およびアーカイバーという 2 つのプロセスがあります。コンバーターはほとんどの時間、アーカイバーがキャッチアップするのを待機しています。クエリー・ポーリングの時間を減らし、アーカイバーが別のアーカイブ・バッチを開始するまで 5 分間待機することのないようにすることができます。値を 60 秒に設定します。始動遅延にも同じ変更を加えます。これにより、コンバーターでアーカイバーがキャッチアップするのを待機する時間が短くなります。変換が完了したら、遅延の値を 300 に戻します。