クエリー式で使用される日付

クエリー式で time() 演算子を使用して日付が指定される場合があります。

time() 演算子は、絶対日付または相対日付のいずれかを取ることができます。このような日付ストリングは、Rational® Synergy サーバー上で、(クライアントのではなく) そのサーバーのロケールおよびタイム・ゾーンを使用して処理されます。相対日付では、サーバーのタイム・ゾーンが使用され、00:00:00 は今日の始まる時刻を意味します。クライアント・マシンとは異なるタイム・ゾーンがサーバー・マシンで使用されている場合には、(特に相対日付において) 予期しない結果が生成されることがあります。

time() 演算子は、以下のいずれの形式も受け入れます。

  1. 'YYYY/MM/DD hh:mm:ss'。この形式は、すべてのサーバー・ロケールで受け入れられます。ただし、タイム・ゾーンが明示されていないため、サーバーのタイム・ゾーンで時刻が処理されます。例えば、'2009/03/12 15:12:33' は、サーバーのタイム・ゾーンにおける 2009 年 3 月 12 日 15:12:33 を意味します。
  2. Rational Synergy は複数の形式を試行します。そのほとんどは、言語、句読法、および順序の点において、アメリカ合衆国の表記規則に固有のものです。例えば、'Thu May 2 12:15' は、サーバーのタイム・ゾーンにおける今年の 5 月 2 日 12:15 を意味し、'April 10 1998' は、サーバーのタイム・ゾーンにおける 1998 年 4 月 10 日 00:00:00 を意味します。
  3. ISO8601 形式。クエリー内で使用する日時ストリングは、以下のパラメーターを使用した ISO 8601 形式で (例えば '2006-08-21 T09:12:15-0100' のように) 記述できます。

    年を表す 4 桁の完全な数値を指定する必要があります。

    月、日、時、分、秒の各フィールドは、すべて存在している必要があり、正確に 2 桁であることが必要です (必要に応じてゼロを先頭に置きます)。

    年、月、日の各フィールドは単一のダッシュ (-) で区切る必要があります。

    日付と時刻は単一の大文字の T で区切る必要があります。

    時刻の各フィールドは単一のコロン (:) で区切る必要があります。

    タイム・ゾーン・フィールドは、存在している必要があり、単一の大文字の Z であるか (UTC (GMT) 時刻の場合)、または正符号 (+) か負符号 (-) の後に UTC からのオフセットを付加したものであることが必要です。

    UTC からのオフセットは、時間 (2 桁) と分 (2 桁) で指定します。時間と分をオプションのコロン (:) 分離文字で区切ることができます。したがって、-0500 と -05:00 はどちらも有効なタイム・ゾーン・フィールドです。

  4. 相対時刻の '-d:h:m:s' または '+d:h:m:s'。いくつかの例を以下に示します。

    '-0:0:0:0' は、サーバーのタイム・ゾーンにおける今日の始まる時刻を意味します。

    '+0:0:0:0' は、サーバーのタイム・ゾーンにおける、今日の午前零時を意味します。

    '-1:18:0:0' は、サーバーのタイム・ゾーンにおける一昨日の午前 6 時を意味します。

    '-2:0:0:0' は、サーバーのタイム・ゾーンにおける一昨日の始まる時刻を意味します。

    '-2:8:0:0' はサーバーのタイム・ゾーンにおける 3 日前の午前 4 時を意味します。

絶対日付に ISO8601 形式を使用する場合に利点があります。タイム・ゾーンが明示的に指定されていると日付が明示的に定義されるため、サーバーのタイム・ゾーンやロケールに依存することがありません。


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