Windows および Informix 用データベースの名前変更または移動

データベースを移動 (または名前変更) して、そのデータベースを別のマシンや別のドライブで使用したり、別の場所で使用する目的でデータベースを複製したりすることができます。データベースを名前変更するか、データベースをあるロケーションから別のロケーションに移動するには、ccmdb copy コマンドを使用します。圧縮ファイルは、UNIX から Windows にコピーすることはできますが、Windows から UNIX にコピーすることはできません。

データベースの移動については、以下のような制限があります。

Rational® Synergy データベースを移動する際には、古い製品バージョンを使用してデータベースを圧縮した後、新しい製品バージョンを使用してそれを解凍することができます。(新しいバージョンに解凍するには、追加手順が必要となります。詳しくは、Windows での Rational Synergy のアップグレード または UNIX での Rational Synergy のアップグレード を参照してください。

データベースの移動後は、必要に応じて、一部のデータベース・プロパティー (プロジェクト・ワークエリアのパスなど) を変更してください。移動したデータベースのプロパティーの変更に関する重要情報については、ccm wa (ワークエリア) コマンドに関する Rational Synergy CLI ヘルプを参照してください。

Windows

手順

Windows 用のデータベースを名前変更または移動するには、次のようにします。

  1. ローカル管理者 として作業していることを確認します。

    管理ツールがインストールされているマシンにログオンしている必要があります。管理ツールはメイン・サーバーと追加サーバーに組み込まれています。

  2. Rational Synergy アドミニストレーターとしてログオンします。
  3. データベースを新規ロケーションにコピーします。

    > ccmdb copy src_database_path dest_database_path

    src_database_path は、データベースのソース・パスを指定します。

    dest_database_path は、新規データベースの宛先パス (UNC) を指定します。

    例:

    > ccmdb copy ¥¥loon¥ccmdb¥prod_db ¥¥loon¥ccmdb¥tstgonzo

  4. 新規データベースが使用可能であることを確認します。

    データベース・サーバー・マシンで、以下のコマンドを実行します。

    ccmdb check database_path

    Rational Synergy は、ユーザーがデータベースにログオンしないようにデータベースを保護します。その後、チェックが完了したら、システムによりデータベースの保護が解除されます。

  5. 新規データベースを圧縮します。

    バックアップ計画を変更します。

    ccmdb pack database_path /to packfile

    database_path は、データベースのパス (絶対または相対) です。

    packfile は、バックアップ・ファイルの書き込み先ディレクトリーのパスです。通常のファイル・システムのバックアップ手順によって定期的にバックアップされるディレクトリーを指すパスを使用してください。または、独立したファイル・システム上のディレクトリーを指すパスを使用してください。

  6. 旧データベースを削除します。

    > ccmdb delete database_path

  7. Rational Synergy アドミニストレーターからログオフします。

Informix

始める前に

インストール時に、ユーザー informix に対して CCM_HOMEPATH をセットアップしなかった場合、ここでこれらの環境変数を設定します。

手順

Informix® 用のデータベースを名前変更または移動するには、次のようにします。

  1. データベース・サーバーにログオンします。
  2. ユーザーを ccm_root に設定します。
    $ su - ccm_root
    Password: *****
  3. データベースを新規ロケーションにコピーします。

    例えば、prod_db データベースを trask という名前の新規データベースにコピーすることでデータベース名を変更するには、以下のようにします。

    $ ccmdb copy /vol/hydra/ccmdb/prod_db /vol/hydra/ccmdb/trask

  4. 新規データベースが使用可能であることを確認します。

    例えば、trask データベースをチェックするには、以下のようにします。

    $ ccmdb check /vol/hydra/ccmdb/trask

    Rational Synergy は、チェック中にユーザーが新規セッションを開始できないようにデータベースを保護します。その後、チェックが完了したら、システムによりデータベースの保護が解除されます。

  5. 新規データベースを圧縮します。

    $ ccmdb pack database_path -to packfile

    この圧縮ファイルは、通常のファイル・システムのバックアップ手順によって定期的にバックアップされるディレクトリーか、または少なくとも独立したファイル・システム上のディレクトリーに書き込んでください。

  6. 旧データベースを削除します。

    $ ccmdb delete database_path

  7. ユーザー ccm_root を終了した後、バックアップ計画を更新します。

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