DCM が使用するためのデータベースの初期化について

データベースは、DCM が使用するための初期化を行った後に DCM によって使用可能になります。DCM 初期化には、データベースへの排他的アクセスが必要です。

DCM 初期化中は、ユーザーがそのデータベースで操作することはできません。 データベースからユーザーを排除するのに十分な時間を設定してください。データベースが使用されていた時間が長いほど、DCM 初期化に時間がかかります。

DCM クラスター内で固有の DCM データベース識別子を選択してください。DCM で要件となるのは、データベースがクラスター内の他のデータベースと共通のデータベース・プロパティー、および共通のデータベース・パラメーターを持っていることです。詳しくは、『共通データベース・プロパティーの設定』および『共通データベース・パラメーターの設定』を参照してください。

初期化中のデータベースで、リリース値および DCM 転送を定義します。複数のデータベースを初期化している場合は、これらのリリースを他のデータベースで定義しないでください。

初期化中のデータベースで、カレント・リリースにリリース済みベースラインが作成されていること、およびそのベースラインにカレント・プロジェクトが含まれていることを確認してください。例えば、カレント・リリースが hello/1.0 の場合、関連プロジェクトがすべてそこに含まれていることを確認します。

初期化中のデータベースで、前のリリースを新規リリースにコピーし、その際に新規リリースに対して分散型プロセスを選択します。その新規リリースが DCM オブジェクトを転送できることを確認してください。データベースが DCM 初期化される前に新規リリースが定義されていた場合は、「プロパティー」ダイアログ・ボックスで新規リリースのプロパティーを表示します。「プロセス・ルール」タブで、「追加」をクリックして分散型プロセスから汎用プロセス・ルールを追加します。

データベースを初期化して DCM で使用できるようにしたら、宛先データベース定義と転送セットを作成できます。そのデータベースは DCM 転送にも使用できます。


フィードバック