DCM を使用する前に、ソース・プロジェクトと宛先プロジェクトの更新プロパティーが同じであることを確認してください。そうでないと、転送オブジェクトが宛先データベース内のプロジェクトに正しく構成されない可能性があります。
更新プロパティーは、DCM クラスター内のすべてのデータベースで同じである必要はありません。ただし、ソース・データベースと宛先データベースの各ペアで、プロジェクト目的リスト、プラットフォーム、リリース区切り文字、リリース定義、およびタスク属性値の範囲設定の値が同じである必要があります。
- プロジェクト目的リスト
- 宛先データベースは、転送された prep プロジェクトのプロジェクト目的を認識できなければなりません。
このプロパティーに使用可能な値は、基本モデル・オブジェクトの project_purpose_list 属性に格納されています。プロジェクト目的リストを変更するには、project purpose コマンドを使用します。このプロパティーは、prep プロジェクトの作成時、チェックアウト時、または更新時に使用されます。
- プラットフォーム
- 宛先データベースは、転送オブジェクトのプラットフォーム設定を使用して、プロジェクトを更新します。このプロパティーに使用可能な値は、Rational® Synergy インストール領域にある etc¥om_hosts.cfg ファイルに格納されています。
- プラットフォーム設定は、タスク・ベースの CM に使用されます。
- リリース区切り文字
- リリース区切り文字は、リリース定義のコンポーネント名とコンポーネント・リリースの部分からリリース値を構成するのに使用されます。リリース定義で同じリリース値を生成するため、またはリリース値が対応するリリース定義を指すためには、DCM クラスター内のすべてのデータベースでリリース区切り文字が同一でなければなりません。
- リリース定義
- 宛先データベースは、転送オブジェクトのリリース設定を使用して、プロジェクトのメンバーシップを更新します。したがって、転送オブジェクトで使用される値に対応するリリース定義が等しく定義されている必要があります。この状況を最も簡単に実現するには、リリース定義を複製可能にし、複製に使用される転送セットにリリース定義を組み込みます。
各転送セットには通常、適格なリリース定義がデフォルトで組み込まれています。
- タスク属性値の範囲設定