Rational Synergy は、タスク・ベースの手法をサポートします。そのため、基本作業単位としてタスクを使用して、ソフトウェア・アプリケーションに対する変更を追跡することができます。タスクは、1 つの論理変更を表します。
タスク・ベースの構成管理 (CM) のいくつかのメリットを以下に示します。
開発者は、必然的に論理変更の点から考え、変更する必要がある特定のファイルに各変更を知的にマップします。ほとんどの構成管理システムでは、開発者は、変更する各ファイルを確実にチェックインする必要があります。タスク・ベースの CM 手法は、関連するすべての変更を自動的に追跡してそれらを 1 つのステップとして一緒にチェックインすることで、開発者の思考方法で開発者が作業するのを支援します。
タスク・ベースの CM により、ご使用のアプリケーションをベースラインにタスク・セットを加えたものとして構成することができます。最終のマイルストーンまたはリリースから始めて修正または拡張の特定のリストを追加することによりご使用のアプリケーションのリリースを作成することは理にかなっています。
タスク・ベースの CM では、タスク・ベース以外のシステムよりファイル間の関係について詳しく認識しているので、テストが行われる前にソフトウェア構成内のコンフリクトを検出することができます。Rational Synergyは、構成の更新時に欠落タスクまたは部分的に欠落しているタスクを検出することができます。
ソース・ファイルのリストだけでなく、タスクの説明を使用して、意味のある方法でリリースのコンテンツをリストできます。
変更依頼システムと実際のソフトウェアとの間の密接な統合が変更される場合は、タスクを、顧客がサブミットする問題点レポートと機能拡張レポートに関連付けることができます。