ただし、デーモンを複数の異なるコンピューターで実行する場合、それらのコンピューターが同じプラットフォームである必要はありません。例えば、Oracle Sun サーバーでデータベースを管理しながら、Linux ワークステーションで Rational Synergy ソフトウェアを実行することができます。
以下のセクションでは、複数のインストール済み環境を使用している場合に Rational Synergy デーモンを実行できる場所について説明します。
Rational Synergy デーモン・プロセスの実行に関する以下のガイドラインに従ってください。
ネットワーク Rational Synergy インストール済み環境に対して、1 つのルーター・プロセスを実行する必要があります。このプロセスは、Rational Synergy がインストールされているどのコンピューター上でも実行できます。このコンピューターは、プライマリー・インストールの際に選択する必要があります。
CCM_HOME ロケーションごとに、複数のオブジェクト・レジストラーを実行できます。オブジェクト・レジストラーは、通常は各データベース・ホスト・コンピューター上で実行されます。
セキュア接続を使用して Rational Synergy エンジンを実行する予定のコンピューターでは、1 つの ESD プロセスを実行する必要があります。ESD は、Rational Change に対して使用する場合のみ適用できます。
ネットワーク Rational Synergy インストール済み環境に対して、1 つの CCM サーバーを実行する必要があります。デフォルトでは、CCM サーバーはルーターと同じコンピューターで実行されます。他のコンピューターで追加の CCM サーバーを実行することができます。通常は、データベース・サーバーごとに 1 つの CCM サーバーを実行します。
ソフトウェアをインストールした後に、ライブラリー・リンクを作成する必要があります。プライマリー・プラットフォームにソフトウェアをインストールし、ファイル・サーバーにセカンダリー・プラットフォームをインストールした後に、各エンジン・ホストで 1 回ずつ ccm_install -l コマンドを実行する必要があります。このコマンドとオプションによって、ローカル・コンピューターから Oracle インストール済み環境へのライブラリー・リンクが /usr/lib ディレクトリーに作成されます。このコマンドは root として実行する必要があります。
Rational Synergy データベースは、任意のデータベース・サーバー上に作成できます。