ccmdb check

ccmdb check コマンドは、データベースの保全性を検査します。

概要

ccmdb check database_path|
For Informix
ccmdb check database_path| [-d|-c]

用途

このコマンドは、問題が検出された場合にそれを報告します。問題が検出された場合は、IBM® Rational® ソフトウェア・サポートにお問い合わせください。

データベースの保全性検査で障害が発生することはめったにありませんが、障害が発生した場合は素早くその障害を検出して、ユーザーがすぐに問題を修正できるようにします。したがって、各データベースに対して毎日 ccmdb check プログラムを実行するほか、ハードウェア障害やオペレーティング・システムの異常終了が発生した後でシステムを再起動した後でも、このプログラムを実行してください。

For Informix-c フラグを使用した Rational Synergy レベルまたは -d フラグを使用した Informix® レベル、あるいはその両方のレベルで検査を実行します。オプションを指定しなかった場合は、両方の検査が実行されます。

For Informix-d フラグを使用した Informix レベルで (またはオプションを指定せずに) 検査を実行する場合は、その前にデータベースをシャットダウンしてください。Informix レベルの検査の実行中にユーザーがレコードをロックすると、コマンドは偽の障害を示す場合があります。

For Informix-c フラグを使用した Rational Synergy レベルで検査する場合、その前にデータベースをシャットダウンする必要はありません。データベースの可用性を拡張するには、次のようにします。
  • 平日には、データベースをシャットダウンせずに ccmdb check -c オプションを使用します。
  • 週末には、データベースをシャットダウンした後で、引数を指定せずに ccmdb check オプションを使用して、週 1 回完全な検査を行います。

For Informixccmdb check プログラムは、検査中は Informix データベースをロックします。このロックによって、検査の実行中にユーザーがデータベース内のデータを変更できないようになります。検査の実行中にユーザーが新規セッションを開始しようとすると、データベースがロックされていることを知らせるメッセージを受け取ります。

このコマンドは、データベース・サーバー上で、ユーザー ccm_root として実行する必要があります。

詳しくは、『データベースの保全性チェックの実行』を参照してください。

オプションおよび引数

database_path
検査するデータベースへの絶対パスまたは相対パスを指定します。
For Informix
-c
Informix データベース・レベル検査を除き、すべての検査を実行します。
For Informix
-d
Informix データベース・レベル検査のみを実行します。

現行ディレクトリー内の cheops データベースを検査します。

$ ccmdb check cheops


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