ccm import コマンドは、インポート・パッケージ圧縮ファイルに含まれているオブジェクトをインポートするのに使用します。
概要
ccm import
[/f|/format format] [/nf|/noformat]
([/ch|/column_header] | [/nch|/nocolumn_header])
[/sep|/separator separator]
([/sby|/sortby sortspec] | [/ns|/nosort|/no_sort])
[/gby|/groupby groupformat] [/u|/unnumbered]
[/log import_log] [/s|/sh|/show] [/serverdir server_path]
import_package_compressed_file
用途
ccm import コマンドは、ccm migrate コマンドで作成したインポート・パッケージからデータをインポートするのに使用します。
ユーザーは、インポート・パッケージのデータと整合したロールに属している必要があります。マイグレーション・オブジェクトの中に以前にインポートされたものがなく、開発者として必要な所定の状態に作成および遷移できるものがない場合は、このコマンドを使用するユーザーは developer ロールまたは build_mgr ロールに属していても構いません。
オブジェクトのいずれかが以前から存在していて、static 状態の場合、それらのオブジェクトを更新するには、ユーザーは ccm_admin ロールに属している必要があります。
また、以前に ccm export コマンドを使用してエクスポートされたオブジェクトをインポートする場合にも、このコマンドを使用します。このコマンドは、主としてアドミニストレーターが使用するためのもので、ccm exportで説明されている制限が適用されます。
ccm import コマンドは、Rational Synergy データベースでデータを作成または変更する他のタイプのアクションと同じセキュリティー規則によって管理されます。ccm_admin ロールを使用する場合、静的オブジェクトを更新する特権を持っていなければならず、エクスポート/インポートの制限に従う必要があります。
オプションおよび引数
- /ch|/column_header
- 出力フォーマットで列ヘッダーを使用するように指定します。
- /f|/format format
- コマンド出力フォーマットを指定します。
- /gby|/groupby groupformat
- コマンド出力のグループ化の方法を指定します。
- import_package_compressed_file
- インポート・パッケージ圧縮ファイルがあるクライアント・ファイル・システムの場所を指定します。
- /log import_log
- インポート・ログ・ファイルがあるクライアント・ファイル・システムの場所を指定します。インポート・ログ・ファイルには、インポート操作から出されたメッセージがすべて含まれています。場所を指定しなかった場合、インポート・ログは現行作業ディレクトリー内にファイル名を使用して作成されます。
- /nch|/nocolumn_header
- 出力フォーマットで列ヘッダーを使用しないように指定します。
- /nf|/noformat
- 桁合わせを使用しないように指定します。
- /ns|/no_sort
- 出力をソートしないように指定します。
- /sep|/separator separator
- 別の分離文字を指定します。
- /sby|/sortby sortspec
- コマンド出力のソート方法を指定します。
- /serverdir server_path
- インポート・データの処理に代替一時ディレクトリーとして使用されるサーバー・ファイル・システムがある場所を指定します。このオプションを使用するには、ユーザーは ccm_admin ロールに属している必要があります。デフォルトでは、ディレクトリー dbpath/import がインポートの一時ディレクトリーとして使用されます。Rational Synergy データベースをホスティングしているファイル・システムで使用可能なディスク・スペースが不十分な場合は、このオプションを使用してください。
- /s|/sh|/show
- インポートによって作成または更新されたオブジェクトの詳細を表示します。デフォルトでは、この詳細は表示されません。
- /u|/unnumbered
- 出力の自動番号付けを抑止します (出力は番号付けされません)。