Rational® Synergy 7.2 以降 ではアーカイブ変換が必要です。
7.2 より後のリリースでは、古いアーカイバーはサポートされていません。アーカイブ変換は、Rational Synergy データベースを 7.2 以降 にアップグレードした後であればいつでも実行できます。フィックスパック 7.1.0.2 がインストールされている場合、7.2 以降 へのアップグレード前にアーカイブ変換を実行することもできます。
始める前に
以下の項目を参照してください。
アーカイブ変換を実行するには CM アドミニストレーター でなければなりません。
手順
- Web アドミニストレーター・ユーザー・インターフェースにアクセスします。
- ブラウザーを開きます。
- http://HostName:ccm_server_port_number/admin と入力します。
ここで、HostName:ccm_server_port_number は Rational Synergy Web 管理インターフェースがあるサーバーとポート番号です。例: http://hawk:8890/admin
CCM サーバーの URL を表示するには、ccm
monitor コマンドを実行します。
- 「アーカイブ変換」タブで、「開始」をクリックして変換を開始します。
変換が必要なデータベースのリストと、各アーカイブ変換の状況が表示されます。右端の列には、変換の開始/停止、または変換が不要なデータベースの削除を実行するためのアイコンが表示されます。
アイコンが「開始」から「停止」に変わります。
また、変換プログラムが、変換の必要なオブジェクトのクエリーを実行している間は状況が
「初期化中」になります。この初期クエリーには数分かかることがあります。
- 「状況」セクションで、変換プロセスをモニターします。
アーカイブ変換の実行中は、最新情報 (変換対象オブジェクトの総数、未処理のオブジェクトの数、完了パーセンテージなど) を表示するために、ブラウザーを手動で再表示する必要があります。
データベースのアーカイブ変換は、「停止」をクリックすることでいつでも停止できます。アイコンが「停止」から「開始」に変わります。
「開始」をクリックすると、プロセスは停止した箇所から続行されます。
- 変換中に報告されるエラーがないかプロセスをモニターします。
アーカイブ変換で変換できなかったアーカイブがある場合、状況列には「エラー」リンクが表示されます。変換中にエラーが発生した場合、IBM® Rational サポートに連絡する必要があります。「エラー」リンクをクリックすると、
エラーの数、変換に失敗したオブジェクトのリスト、
サポート・サイトへのリンクなどの情報がページに追加されます。
- 変換が正常に完了したら、Web アドミニストレーター・ユーザー・インターフェースで、「削除」をクリックして「アーカイブ変換」タブからデータベースを削除します。
アーカイブ変換が正常に終了すると、「削除」ボタンが表示されます。「削除」をクリックしてもまだ「アーカイブ変換」タブにデータベースがリストされる場合、ccm clean_cache および ccm fs_check コマンドを実行すると削除されます。
- ccm clean_cache を実行してディスク・スペースをクリーンアップします。
> ccm clean_cache -c “+1:0:0:0”–u –v
変換された各ファイルは、キャッシュ内に存在していなければ、キャッシュに抽出されます。
データベースに対して以前に ccm clean_cache を実行している場合、アーカイブ変換では、新しいアーカイバーでアーカイブできるようにするために、以前に削除されたキャッシュ・ファイルが古いアーカイブから抽出されます。このため、データベースが占有するディスク・スペースが増える可能性があります。アーカイブ変換の完了後に、ccm clean_cache コマンドを再実行して、このスペースを回復します。データベース・キャッシュ用のディスク・スペースが不足している場合には、アーカイブ変換の実行中に ccm clean_cache を繰り返し実行することで対処できることがあります。
- ccm fs_check を再実行して、変換によりエラーが発生していないことを確認します。
- タブの右側にある「ログアウト」リンクをクリックして、Web アドミニストレーター・ユーザー・インターフェースを終了します。