絶対ワークエリア

絶対ワークエリアは別個のディレクトリー階層として存在します。 つまり、絶対サブプロジェクトのワークエリア・パスは、親プロジェクトのパスの下に含まれている必要はありません。

どの場所にあるサブプロジェクトでも同期できます。ただし、デフォルトで、サブプロジェクトはホーム・ディレクトリーの下の以下のパスにあります。

Windows クライアント: home_directory¥ccm_wa¥database_name¥project-version

UNIX クライアント: ~/ccm_wa/database_name/project-version

UNIX クライアントでは、絶対ワークエリアを持つサブプロジェクトが親プロジェクトに含まれている場合、親プロジェクトのワークエリアには、そのサブプロジェクトのワークエリアへのシンボリック・リンクが常に含まれています。これは、親プロジェクトがリンク・ベースであってもコピー・ベースであっても同じです。

サブプロジェクトが絶対サブプロジェクトである場合に、Windows クライアントで親プロジェクトのワークエリアを見ても、そのサブプロジェクトは表示されません。Windows ではシンボリック・リンクがサポートされていないためです。ただし、GUI および CLI では、そのサブプロジェクトが親プロジェクトのメンバーとして表示されます。

例えば、bar-1ccm_tools データベース内の foo-1のサブプロジェクトであり、コピー・ベースのワークエリアを使用しているとします。 bar-1 が絶対サブプロジェクトである場合、ワークエリアは以下の出力のようになります。

For Windows以下の出力は、Windows のワークエリアを示しています。
c:¥ccm_wa¥ccm_tools
    foo-1¥
        foo¥
            a.c
            b.c

    bar-1¥
        bar¥
            c.c
For UNIX以下の出力は、UNIX のワークエリアを示しています。
/users/joe/ccm_wa/ccm_tools
    foo-1/
        bar -> /users/joe/ccm_wa_ccm_tools/bar-1/bar
        foo/
            a.c
            b.c
    bar-1/
        bar/
            c.c

絶対プロジェクトは、サブプロジェクトとして複数回使用できます。一般に開発者は、複数の開発者が使用できるように絶対プロジェクトを共有ファイル・システムに置きます。これは、外部プロジェクト (共有プロダクト、ライブラリー、およびヘッダー・ファイルを格納するプロジェクトなど) の場合に便利です。

絶対サブプロジェクトから相対サブプロジェクトに変更することができます。


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