Rational Synergy のライセンスは、IBM® Rational Common Licensing を使用して交付されます。Rational Common Licensing については、Rational Common Licensing インフォメーション・センターを参照してください。
Rational Synergy は、フローティング、指定ユーザー・フローティング、およびトークンの各ライセンス・タイプをサポートします。ライセンス・タイプの説明については、Rational Common Licensing インフォメーション・センターの『ライセンスの種類の定義』を参照してください。
Rational Synergy ユーザーの場合、ログイン名がトークン・ライセンスのユーザーであると見なされます。特定ユーザーの指定ユーザー・ライセンスを予約するには、Rational Common Licensing インフォメーション・センターの『オプション・ファイルの構成』を参照してください。
Rational Synergy および Rational Change のオプション・ファイルを構成する場合は、デフォルトの管理ユーザー (ccm_root、ChangeAdmin、および csuser) を INCLUDE リストに含める必要はありません。ライセンス・ファイルには、これらのユーザーの追加フローティング・ライセンスが含まれています。製品が失敗する可能性があるため、これらのライセンスを他のユーザーに割り当てないでください。
Rational Synergy を開始すると、この製品は、ライセンスを要求するためにライセンス・マネージャーにアクセスします。Rational Synergy は、サーバー・インストール・プロセス中に提供された情報を使用して、ライセンス・マネージャーを探します。以下の例では、インストール中にライセンスをどのように構成するかについて説明します。この例では、Rational Synergy をインストールする前に IBM Rational Common Licensing がインストールされたと想定します。
$CCM_HOME/etc/system_info.txt ファイル、TELELOGIC_LICENSE_FILE システム環境変数、または LM_LICENSE_FILE システム環境変数は、ライセンス・サーバーのロケーションを保管します。ロケーションは、port@license-server-name として指定されます。これは、ライセンス・マネージャーのインストール先のポートおよびコンピューターです。
ロケーションに 3 つの port@host 指定子から成るコンマ区切りリストを含めることにより、3 つのサーバーから成る冗長構成を表すこともできます。例えば、port1@host1,port2@host2,port3@host3 は、host1、host2、および host3 上の 3 つのサーバーから成る冗長構成を指定します。
Rational Synergy は、ライセンス・サーバーおよびライセンス・ファイルを以下の順序で検索します。
ライセンス・マネージャーを別のシステムに移動する場合は、$CCM_HOME/etc/system_info.txt ファイルを編集するか、TELELOGIC_LICENSE_FILE システム環境変数または LM_LICENSE_FILE システム環境変数を更新して、新しい値を指定する必要があります。