データベースおよびデータベース・サーバーの管理
データベースおよびデータベース・サーバーの管理について説明します。
データベース・ディレクトリーの構造
一般に、Rational Synergy の各データベース・ディレクトリーにはいくつかのサブディレクトリーが含まれています。
データベースの命名上の制約
Rational Synergy の各データベース名は、以下の命名上の制約に従う必要があります。
提供されるデータベース (圧縮ファイル)
以下のデータベースは、インストール・プログラムと共に提供されています。 このトピックでは、Rational Synergy の各データベースについて説明し、これらをいつ使用すべきか判断できるようにします。
Informix データベース・サーバー dbspaces
Rational Synergy データベースは、Informix® サーバーを使用してそのメタデータを格納します。用語「
データベース・サーバー
」、「
オンライン・サーバー
」、「
Informix サーバー
」、および「
オンライン Dynamic Server
」は、このインフォメーション・センターでは同義的に使用されます。
Informix Dynamic Server for Windows
主サーバーまたは追加サーバーをインストールすると、Informix Dynamic Server が作成され、始動されます。
Informix サービス (Windows)
自動的に開始されるサービスに加えて、他の 2 つのサービスが必要です。これらは Informix サービスです。データベース・サーバーのインストールごとに、2 つの Informix サービス (Informix Dynamic Server および Informix Message) が必要です。
Informix データベースの準備、作成、および構成 (UNIX の場合)
Informix データベースの準備と調整に使用する方法は以下のとおりです。
圧縮ファイルを解凍してデータベースを作成する
Rational Synergy には、
base.cpk
という圧縮ファイルが付属しています。このファイルには、標準開発モデルが含まれ、ユーザー・アプリケーション・データは含まれていません。標準基本モデルを使用する場合、
base.cpk
圧縮ファイルを使用して新規データベースを作成します。
base.cpk
圧縮ファイルを解凍して、別のデータベース名にすることができます。データベースは、標準と圧縮ファイルの 2 つのフォーマットで保管できます。圧縮ファイルには
.cpk
拡張子が付いており、これを使用するには、
ccmdb unpack
コマンドで解凍しておく必要があります。
ファイル・システムの検証
ccm fs_check
コマンドを使用して、データベースのファイル・システム部分を検証します。各データベースでこのコマンドを毎週実行します。
dbspace チャンク・ファイル
チャンク・ファイルとは、Informix Dynamic Server の dbspace により使用される物理ディスク・スペースです。各 dbspace は、1 つ以上のチャンク・ファイルで構成されている必要があります。データベース・サーバーでチャンク・ファイルを使用した後は、これを移動することはできません。移動すると、データベース・サーバーが機能しなくなります。この結果、データベース・サーバーのデータが失われる可能性があります。
データベース・サーバーの状況および状態の管理
データベース・サーバー管理者は、データベース・サーバーの作成、変更、および削除を管理します。これらの操作では、データベースがオンライン、オフライン、または無活動のいずれかの状態である必要があります。
データベース・サーバーのパラメーター値の変更
データベース・サーバー上で許容されるユーザー数を変更するには、
ccmsrv modify
コマンドを使用します。
max_users
オプションを変更する場合は、データベース・サーバーが必要とするメモリーの量が多くなります。
データベース・サーバーの削除
データベース・サーバー (構成ファイル、
sqlhosts
ファイル内のサーバー・エントリー、およびロー・デバイスではないサーバー・チャンク・ファイルを含む) を完全に削除するには、この手順を使用します。この操作により、パラメーター・ファイル、
sqlhosts
レジストリー項目内で指定されたサーバーのレコード、およびすべてのチャンク・ファイルが削除されます。
データベース・サーバーの dbspace を増やす
Informix は、データベース用のスペースを割り振ります。
ccmsrv expand
コマンドを使用すると、割り振られた dbspace 容量を増やすことができます。このコマンドは、チャンク・ファイルを追加することで Informix サーバーの dbspace を拡張します。dbspace の容量が不足しているサーバーのサイズを増やすには、この方法が便利です。
詳細な Informix エラー・メッセージの表示
データベース・サーバー・エラーの発生時に、より詳細なエラー・メッセージを表示するには、
finderr
コマンドを使用します。
データベースの管理
データベースの管理について説明します。
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