ファイル・エンコード

Rational® Synergy で標準出力および標準エラー・ストリームに書き出されるテキストには、デフォルトのシステム・エンコードが使用されます。標準入力ストリームから Rational Synergy に読み取られるテキストには、同じデフォルトのシステム・エンコードが使用されていると見なされます。

したがって、CLI を使用するスクリプトでは、複数のロケールからの属性値がサポートされない場合があります。これは多くのエンコードが、例えば中国語の文字と日本語の文字の両方を同時に表すことができないためです。

Windows では、プログラムがデフォルトのシステム・エンコードまたは Unicode のコマンド・ライン・パラメーターを読み取る場合があります。Unicode のパラメーター値を読み取るプログラムは、複数のロケールのストリングをサポートします。デフォルトのシステム・エンコードを使用するプログラムは、おそらく 1 つのロケールしかサポートしません。

UNIX では、コマンド・ライン・パラメーターに現在のロケールのエンコードのみが使用されます。このエンコードが Unicode (UTF-8 など) である場合は、複数のロケールの文字が正しくサポートされます。ロケールのエンコードが Unicode でない場合 (EUC など)、プログラムではそのロケールのコマンド・ライン文字のみがサポートされます。

ソース・ファイルは、エディター、ビューアー、マージ・ツールなどとの間で、未解釈のバイト・ストリームとして送受信されます。ユーザーは、ソース・ファイルのエンコードに対応したツールおよびツール・オプションを選択する必要があります。

Rational Synergy 自体のファイルには、特定のエンコード (UTF-8 またはシステム・エンコード) を使用する必要があります。7 ビットの ASCII 文字のみを含むファイルは、UTF-8 とシステム・エンコード (Shift-JIS など) の両方と互換性があります。


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