考慮事項には、チャンク・ファイルのロケーションおよびデータベース領域の初期チャンクのサイズが含まれます。
データベース・サーバーのインストール時には、setup プログラムから、Informix® チャンク・ファイルのロケーションを求めるプロンプトが出されます。ロケーションを選択するときには、以下の点に注意してください。
- ユーザーが削除できない場所にチャンク・ファイルを配置してください。チャンク・ファイルは、データベース・サーバー上のローカル・ディスクに配置する必要があります。 データベース・サーバー上にチャンク・ファイルを作成した後で、そのファイルを移動しないでください。移動した場合、データベース・サーバーは機能しなくなり、データが失われる可能性があります。
- ローカル NTFS ファイル・システムを使用する必要があります。
- 将来、データベース・サーバーの容量を拡張する必要が生じることがあります。その場合は、追加チャンク・ファイルを作成する必要があります。
デフォルトでは、Rational Synergy は、以下の基準を使用して、データベース領域 (dbspace) の初期チャンクを作成します。
- root、log、および temp dbspace では、1 MB にユーザー数を掛け合わせたサイズを使用します (root dbspace は少なくとも 60 MB である必要があります)。
- 初期 ccm dbspace では、2 MB にユーザー数を掛け合わせたサイズを使用します。
注: この基準は、初期データベース・チャンクの概算のための単なる推定値です。ccm dbspace にはすべてのメタデータが保管され、データベースのサイズはこの領域で増大することが多いため、原則として、ccm dbspace には十分なスペースを割り振ってください。