プロジェクトを更新するとき、プロジェクトはプロパティー・セットを使用します。
これらのプロパティーは更新プロパティーと呼ばれ、どのオブジェクト・バージョンを選択しワークエリアへ設定するのかを自動的に決定します。
更新プロパティーはプロジェクト・グルーピングと共に保管され、ベースラインとタスクまたはフォルダーのリストから構成されます。
すべてのプロジェクト・グルーピングに、更新プロパティーがあります。プロジェクトをチェックアウトした場合、
選択した目的とプロジェクトのリリース値が、プロジェクト更新プロパティーの設定方法を決定します。
あるいは、更新プロパティーを手動で設定することができます。
更新を実行した時に、Rational Synergy は以下のようにプロジェクトを更新します。
- Rational Synergy は、どのタスクを使用するかを決定します。これは更新プロパティーにリストされている各フォルダーを評価し、さらに更新プロパティーに直接指定したすべてのタスクを加えて、そのタスク・リストを追加します。
- Rational Synergy は、まだベースラインに含まれていないリストの各タスクを調べ、オブジェクト・バージョンのリストを評価します。
このベースライン・プロジェクトのオブジェクトとメンバーのリストは、更新する候補リストになります。
このリストのオブジェクト・バージョンのみが候補と見なされます。
- Rational Synergy は、候補のプロパティーとプロジェクトのプロパティーを比較して最善の組み合わせを選択するという単純なルール・セットを使用して、各候補を評価します。