リモート実行ツールのカスタマイズ

ccm_rsh コマンドは、リモート・コマンドを実行するためのデフォルト・ツールです。ccm_rsh コマンドは rsh プロトコルを使用しており、さらにいくつかの機能拡張があります。独自のツール (ssh など) を使用してリモート・コマンドを実行する場合は、remexec.cfg ファイルをカスタマイズしてください。

Windows

  1. ccm_rem と同様の機能を持つ独自のツールを開発する際には、以下の項目について検討してください。
    • リモート・コマンドの戻り状況を保持する。(必須)
    • ローカル環境変数をリモート・マシンに複製する機能を追加する。(オプション)
    • リモート・コマンドの現行ディレクトリーを保持する。(オプション)
  2. remexec.cfg ファイル内の対応するフィールドを変更して、独自のツールを使用するようにします。

    例えば、remexec.cfg ファイルで以下の行を編集して、独自のツールを使用するようにファイルを変更します。

    以下の行を見つけます。
    DEFAULT DEFAULT ccm_rem %hostname [ %shell /C ] %cmdline
    以下のように変更します。
    DEFAULT DEFAULT my_rexec_tool %hostname %cmdline

UNIX

  1. ccm_rsh と同様の機能を持つ独自のツールを開発する際には、以下の項目について検討してください。
    • リモート・コマンドの戻り状況を保持する。(必須)
    • ローカル環境変数をリモート・マシンに複製する機能を追加する。この変更はオプションですが、Rational® Synergy Distributed の auto_receive 機能を使用する場合はこの機能が必要になります。
    • リモート・コマンドの現行ディレクトリーを保持する。(オプション)
  2. remexec.cfg ファイル内の対応するフィールドを変更して、独自のツールを使用するようにします。

    例えば、remexec.cfg ファイルで以下の行を変更して、独自のツールを使用するように DCM を変更します。

    以下の行を見つけます。
    DEFAULT  DEFAULT %DCM  -HOME,PWD,TMP  ccm_rsh -n [-s %shell] %hostname
    以下のように変更します。
    DEFAULT  DEFAULT %DCM  -HOME,PWD,TMP  my_ssh %hostname
  3. DCM に独自のツールを使用する場合は、環境変数の部分的複製機能を実装してください。

    複製された環境変数は、独自のツールに渡される CCM_REMOTE_ENV 環境変数によって制御されます。

    すべての環境変数をリモート・マシンに複製するには、CCM_REMOTE_ENV フォーマットを ALL に設定します。


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