プロセスの検討および選択

DCM 初期化されていないデータベースは、デフォルトで標準 というデフォルト・プロセスを使用します。このプロセスには、他のデータベースのタスクがローカルで完了したタスクと異なる扱いをされない、組み込みの汎用プロセス・ルールが含まれています。例えば、統合テストでは、ローカル・タスクと非ローカル・タスクを両方とも含む、すべての完了済みタスクが収集されます。

データベースが DCM 初期化されると、分散 という追加プロセスが作成されます。このプロセスは 2 層形式の開発とテストをサポートするので、標準プロセスとは異なります。

この 2 層方式では、ビルドを中断する変更はローカルのビルドのみに影響し、リモート・サイトの開発者には直接影響しません。サイト間に大きな時間帯の差がある場合は特に、このプロセスはより一層制御しやすくなります。欠点としては、開発者が、そのプロジェクトを非ローカルの変更によって更新するために、まずマスター統合ベースラインが作成されるまで待たなければならない可能性がある点です。

DCM 初期化されたデータベースでは、デフォルトの標準プロセスまたは分散プロセスを使用するか、いずれかのプロセスを修正するか、または独自の設計のカスタム・プロセスを作成することができます。

既存のリリース定義およびプロセス・ルールは、DCM 初期化中に修正されません。DCM 初期化されたデータベースが既に開発用に使用されている場合、カレント・リリースに使用されているプロセスについて検討してください。現在のプロセスが引き続きそれらのリリースに適当であるかどうかを確認します。そのリリースに使用されているプロセス・ルールを修正することができます。また、代わりの汎用プロセス・ルールをリリース固有のプロセス・ルールにコピーして、改訂したプロセスをそのリリース用に実装することもできます。

DCM 初期化したデータベースがリリース定義を使用してまだセットアップされていない場合、2 つのデフォルト・プロセスについて検討してください。どちらもリリースに適当ではない場合、どちらかを修正できます。カスタム・プロセスを作成することもできます。リリースを作成する場合、どのプロセスを使用するかを選択できます。


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