Rational Synergy のインストール

インストール・ガイドの説明に従って、ライセンス・サーバーをインストールし、すべてのクライアントとサーバーに Rational® Synergy リリース 7.2 以降 をインストールします。

このタスクについて

注: Rational Synergy リリース 7.2 以降 を旧インストール済み環境に上書きインストールしないでください。このチェックリストで前述したように、リリースごとに個別のインストール・ディレクトリーを使用するか、旧リリースを最初にアンインストールしてください。
注: ccm_install コマンドについて詳しくは、管理ガイドを参照してください。

手順

  1. Rational Synergy サポート Web サイトから該当するインストール・イメージをダウンロードして解凍します。次の例では、イメージを /synergy_image に解凍したことを前提としています。
  2. インストール・ガイドにある ccm_install の実行手順に従って、『Rational Synergy の環境設定』の前まで行います。ただし、旧リリースの Rational Synergy のインストール・ディレクトリーがこのコンピューターから可視の場合に -x オプションを使用する点が異なります。 例えば Bourne シェルを使用している場合は、アップグレード・インストール手順を実行するコマンドは次のようになります。
    root# mkdir /usr/local/ccm72x
    root# chown ccm_root:ccm_root /usr/local/ccm72x
    root# chmod 755 /usr/local/ccm72x
    root# CCM_HOME=/usr/local/ccm72x; export CCM_HOME
    root# PATH=$CCM_HOME/bin:$PATH; export PATH
    root# cd /usr/local/ccm72x
    root# /synergy_image/ccm/unix/bin/ccm_install -x

    説明:

    -x により、インストール・イメージからソフトウェアが解凍されます。

データベース・サーバーの作成

特に明記されている場合を除き、リリース 7.2 以降 のデータベース・サーバーをホストする各マシンで以下のステップを実行する必要があります。

このタスクについて

Oracle ユーザーは、インストール・ガイドの『Oracle データベースの準備 (Prepare the Oracle Database)』を必ず参照してください。また、作業を続ける前に、そのセクションにリストされている項目が完了していることも確認してください。

手順

  1. データベース・サーバー共有ライブラリー・リンクを作成します。

    データベース・サーバーでは、シンボリック・リンクが /usr/lib からその共有ライブラリーを指し示すように設定されている必要があります。 新しいリリースのインストール時に実行した ccm_install コマンドによってそれらのリンクが作成されるのは、インストールするバイナリー・ファイルと同じマシン・タイプでこのコマンドが実行される場合に限ります (その場合でも、リンクはインストール・マシンにのみ作成されます)。それぞれのデータベース・サーバーおよびエンジン・サーバーで ccm_install -l を実行する必要があります。

    $ su -
    root# CCM_HOME=/usr/local/ccm72x; export CCM_HOME
    root# PATH=$CCM_HOME/bin:$PATH:/usr/ucb; export PATH
    root# cd $CCM_HOME
    root# $CCM_HOME/bin/ccm_install -l
  2. データベース・サーバーを作成します。この情報は、Oracle 実行ユーザーには適用されません。

    新たに割り振られたディスク・スペースを使用してサーバーを作成します。古い Informix® データベース・サーバーを削除している場合は、そのデータベース・サーバーに割り振られていたスペースを再利用できます。

    インストール・ガイドの説明に従ってデータベース・サーバーを作成します。また、データベース・サーバーを作成する前に、該当する管理ガイドを読んでおいてください。


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