UNIX 用の論理ログ・ファイルのバックアップ

Informix® は、論理ログ・ファイルを使用して、データ・リカバリーの実行や整合性の確保を行います。 論理ログ・ファイルをバックアップすると、データベース・サーバーを最後にコミットされたトランザクションの状態に復元することができます。サーバーが破損すると、予期しないサーバー・シャットダウンの後、システムによって高速リカバリーが実行されます。これにより、新しい論理ログ・レコード用のスペースが解放されます。データベース・サーバーを最後のサーバー・アーカイブの状態に復元することができます。論理ログ・バックアップを使用すると、最後にアーカイブが作成されたときから、データベース・サーバーがシャットダウンまたは破損したときまでの間に行われた作業を復元できます。論理ログ・ファイルをバックアップする前に、以下のステップを実行する必要があります。

手順

  1. バックアップ計画を設定し、それを定期的に更新します。

    定期バックアップの計画を作成およびテストして、その計画が機能し、現在の実稼働環境に影響を与えないことを確認します。定期的なデータベース・サーバーのアーカイブおよび論理ログ・ファイルのバックアップを計画に含めてください。

  2. バックアップ時にユーザーを Rational® Synergy セッションからログアウトさせるように計画します。

    バックアップの実行中、データベース・アクティビティーが中断している間でもユーザーがまだファイル・システムで作業をしていると、データの不整合が生じる可能性があります。

    サーバーの復元時にデータの不整合が生じるのを防ぐため、論理ログ・ファイルのバックアップ中はユーザーがファイル・システム内で変更操作を行えないようにしてください。

    注: 論理ログ・バックアップから復元できるのは、データベース・サーバーの復元中のみです。Informix のデータベース・サーバーの復元ステップ 8 の最後にあるコメントを参照してください。

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