候補とは、ディレクトリー・エントリーでの使用対象となるすべてのファイル・バージョンです。オブジェクトまたはディレクトリー・エントリーの候補を表示し、出力をさまざまな方法でフォーマットできます。
このタスクについて
ccm cand|candidates [-r|-recommend] [-f|-format format] [-nf|-noformat]
([-ch|-column_header] | [-nch|-nocolumn_header])
[-sep|-separator separator] ([-sby|-sortby sortspec] |
[-ns|-nosort|-no_sort]) [-gby|-groupby groupformat]
[-u|-unnumbered] file_spec...
- -ch|-column_header
- 出力形式で列ヘッダーを使用するよう指定します。詳しくは、『-ch|-column_headers』を参照してください。
- file_spec
- 候補のバージョンをリストするオブジェクトまたはディレクトリー・エントリーの名前を指定します。詳しくは、『ファイル仕様』を参照してください。
- -f|-format format
- 出力形式で列ヘッダーを使用するよう指定します。詳しくは、『-f|-format』を参照してください。
キーワードは、
(%fullname、%displayname、%objectname) の形式か、%modify_time または %status などの既存の属性の名前とすることができます。
キーワードのリストについては、『組み込みキーワード』を参照してください。
- -gby|-groupby groupformat
- コマンド出力のグループ化の方法を指定します。詳しくは、『-gby|-groupby』を参照してください。
- -nch|-nocolumn_header
- 出力形式で列ヘッダーを使用しないよう指定します。詳しくは、『-nch|-nocolumn_header』を参照してください。
- -nf|-noformat
- 桁合わせを使用しないよう指定します。詳しくは、『-nf|-noformat』を参照してください。
- -ns|-nosort|-no_sort
- コマンド出力をソートしないように指定します。詳しくは、『-ns|-nosort』を参照してください。
- -r|-recommend
- 推奨されるバージョンを表示します。推奨バージョンは、選択ルールに基づいて選択されます。デフォルト形式では、推奨バージョンがアスタリスク (*) でマークされます。ユーザー指定の形式では、キーワード %recommended を使用して、計算された推奨バージョンを表示します。
- -sby|-sortby sortspec
- コマンド出力のソート方法を指定します。詳しくは、『-sby|-sortby』を参照してください。
- -sep|-separator separator
- -f|-format オプションでのみ使用されます。別の分離文字を指定します。詳しくは、『-sep|-separator』を参照してください。
- -u|-unnumbered
- 出力の自動番号付けを抑制します (つまり出力には番号が付けられません)。詳しくは、『-u|-unnumbered』を参照してください。
例
ディレクトリー内のカレント・プロジェクトのメンバーとなり得る
Xincls.h のバージョンをリストし、推奨するバージョンを示します。
ccm cand Xincls.h -recommend
1) Xincls.h-1 integrate john incl projX 1 5
2) Xincls.h-2 integrate john incl projX 1 12
3) Xincls.h-3 integrate mary incl projX 1 13
4) Xincls.h-4 integrate mary incl projX 1 15 *