データベースとワークエリアの同期

ワークエリアを同期すると、ワークエリア内のファイルがデータベース内のファイルと比較されるので、差分を解決できます。

このタスクについて

ファイルをチェックアウトしないでファイル・システム内でファイルを手動で変更した場合、またはファイル・システム内の変更が原因でプロジェクト更新が失敗した場合は、同期を使用します。ワークエリアを同期してコンフリクトを表示および選択してから、ファイル・システムとデータベースの間のファイルの差分を比較します。

以下の操作は、同期の後でワークエリア・コンフリクトを解決する方法を示しています。

プロジェクトまたはプロジェクト・グルーピングを検索するには、オブジェクトの検索を参照してください。

手順

  1. 修正可能プロジェクト、プロジェクトのグループ、またはプロジェクト・グルーピングを右クリックして、「ワークエリアの同期」をポイントし、「メンバーのみ」または「メンバーとサブプロジェクト」のいずれか該当するほうを選択します。

    コンフリクトがある場合は、「ワークエリア・コンフリクト」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. コンフリクトのリストを確認します。
  3. 以下のいずれかの方法でコンフリクトを解決します。
    オプション 説明
    ワークエリアの変更を破棄 ワークエリアの変更を破棄アイコン このアイコンをクリックして、ワークエリアの変更を破棄して、データベースと一致するようにワークエリアを更新します。
    ワークエリアの変更を保持 ワークエリアの変更を保持アイコン このアイコンをクリックして、ワークエリアと一致するようにデータベースを更新します。
    Synergy で管理しないファイルを無視 (Ignore files you do not want Synergy to control) 管理する必要がないファイルのコンフリクトが検出された場合は、パターン別にファイルを無視できます。これを実行すると、ワークエリアを同期した後で、指定したパターンを持つファイルをコンフリクトの表示から除外するためのフィルターが設定されます。

    ワークエリアに多数のコンフリクトが含まれている場合は、コンフリクトをフィルタリングできます。メンバーシップ・コンフリクト・アイコン をクリックして、表示する基準を選択します (「ファイル」など)。これにより、残りの基準が非表示になります。その後、リスト・ボックスを使用して、表示するコンフリクト・メッセージを指定します。すべてのコンフリクトを再表示するには、メンバーシップ・コンフリクト・アイコン をクリックし、「フィルターをオフ」を選択します。

    フィルタリングされている列に含まれる固有値が 10 個以下である場合は、フィルター値がリスト・ボックス内に表示されます。既存の値を追加できます。しかし、そのフィールドに独自の値を入力することもできます。列に含まれる固有値が 10 個を超える場合は、テキスト・フィールドに値を入力して、フィルタリングを適用できます。基準をフィルタリングするための Java™ 正規表現の使用については、『パターン・マッチングおよび Rational Synergy』を参照してください。

    フィルターを設定する場合は、「ワークエリア・コンフリクト」ダイアログ・ボックス内の出力を再表示します。「ワークエリア・コンフリクト」ダイアログ・ボックス内の再表示アイコン をクリックして、ワークエリア・コンフリクト検出を再実行します。

    内容を使用したワークエリアの同期

    これは、バージョン 7.2.1.3 以降に適用されます。 ワークエリアの同期は、ワークエリア内のファイルとデータベース内のファイルのタイム・スタンプを比較します。 ワークエリア内のタイム・スタンプが変更されているものの、ファイルの内容は同一の場合、「ファイルのチェックインのためのワークエリア変更」コンフリクトが表示されます。「内容を使用したワークエリアの同期」を選択すると、ファイルの内容も比較し、そのファイルの内容が変更されていない場合、「チェックイン・ファイルのワークエリア変更 (ファイル内容は同じ)」コンフリクトが表示されます。 ワークエリア・ファイルのタイム・スタンプと内容が変更された場合、「ファイルのチェックインのためのワークエリア変更」コンフリクトが表示されます。

    デフォルトでは、このメニュー項目は表示されません。このメニュー項目を有効にするには、次のステップを実行してください。
    1. メインメニューで「ツール」をクリックし、「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログ・ボックスを起動します。
    2. 「アクション」タブをクリックし、左側で「ワークエリアの同期」をクリックします。
    3. メニュー項目「内容を使用したワークエリアの同期」を表示したい場合は、「内容を使用したワークエリアの同期の表示」チェック・ボックスにチェックマークを入れます。
    4. メニュー項目「内容を使用したワークエリアの同期」を表示したくない場合は、「内容を使用したワークエリアの同期の表示」チェック・ボックスをクリアします。
    5. デフォルト設定に戻るには、「デフォルトの使用」をクリックします。
    6. 「適用」をクリックして、変更を保存します。

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