ccm_install

ccm_install コマンドは、Rational® Synergy をインストールします。

概要

ソフトウェアのインストール

ccm_install     [-d|-directory directory][-p|-platform platform_type] -x 

ccm_install     [-directory directory]-i|-install
                [-p|-platform platform_type]

リンクの固定

ccm_install -l  [-d|-directory directory]

インストールの修正

ccm_install      -c|-correct [-p|-platform platform_type]
                [-d|-directory directory]

インストールの検証

ccm_install      -v|-verify [-p|-platform platform_type]
                [-d|-directory directory]

用途

ccm_install コマンドは、ソフトウェアの抽出、ソフトウェアのインストール、インストールの検証または修正、またはデータベース・リンクの固定を行うに使用します。

オプションを何も指定しなかった場合、ソフトウェアは既に抽出済みと見なされ、ccm_install によって許可およびリンクがセットアップされます。-p オプションを省略した場合は、ソフトウェアが現行マシンにインストールされます。-d オプションを省略した場合は、ソフトウェアが現行ディレクトリーにインストールされます。ccm_install コマンドを実行する前に、ディレクトリーをインストール先ディレクトリー $CCM_HOME に変更してあることが前提となります。

-x オプションまたは -i オプションを指定すると、Rational Synergy のインストール時に以下のアクションが実行されます。

注: プラットフォーム・オプションで指定されているものとは別のプラットフォームでコマンドを実行した場合は、このステップは実行されません。

-correct オプションでは、インストールを修正します。このオプションが -x または -i オプションと異なる点は、sqlhosts ファイル、$CCM_HOME サブディレクトリー、ルーター・アドレス・ファイルを作成しようとせず、ライセンス情報を求めるプロンプトも出さないことです。

-verify オプションは、インストール・アクションと同じ検査を実行することによってインストールを検証します。verify オプションはインストールを変更しません。

ソフトウェアが既に別のサーバーにインストールされている場合は、ccm_installコマンドを使用してデータベース・リンクを固定する必要があります。

-x オプションの使用、インストールまたは修正アクションの実行、またはデータベース・リンクの固定を行うためには、root ユーザーである必要があります。

オプションおよび引数

-c|-correct
Rational Synergy のインストールを修正します。
プロンプトは出されません。このオプションは、非対話式スクリプトで使用できます。
このオプションは、ユーザー root のみが使用できます。
-d|-directory directory
ソフトウェアをインストールするディレクトリーを指定します。$CCM_HOME を別のパスに設定していない限り、/usr/local/ccm71 ディレクトリーがデフォルトです。
-i|-install
Rational Synergy をインストールします。
このオプションは、ユーザー root のみが使用できます。
-l
ソフトウェアを別の NFS サーバーにインストールした後で、新規データベースまたはエンジン・サーバーにリンクを固定し、それ以外のアクションは実行しません。エンジンを実行中のマシンにまだ Rational Synergy をインストールしていない場合は、このオプションが必要です。
プロンプトは出されません。このオプションは、非対話式スクリプトで使用できます。
このオプションは、ユーザー root のみが使用できます。
-p|-platform platform_type
ソフトウェアのインストール先のリモート・ホスト、またはインストールを検証または修正する対象のリモート・ホストを指定します。
このオプションを使用すると、インストール先ディレクトリーへの root アクセスなしでリモート・ホストにインストールすることができます。platform オプションは、以下のとおりです。

solaris | ibm | linux

-s servername
ORACLE_HOME が設定されているかどうかを検査してから、リンクを作成して検査します。
-u
直前の Rational Synergy インストール先ディレクトリーについてのプロンプトを出し、そのディレクトリーから構成ファイルをコピーします。
-v|-verify
Rational Synergy のインストールを検証します。
プロンプトは出されません。このオプションは、非対話式スクリプトで使用できます。
-x
メディアからソフトウェアを抽出します。このオプションを使用できるのは、root ユーザーだけです。

ccm_install を実行して、AIX® ソフトウェアをローカル (Solaris) マシンに抽出し、AIX マシンに NFS マウントされた /usr/local/ccmvar ディレクトリーにソフトウェアをインストールします。($CCM_HOME を別のパスに設定していない限り、/usr/local/ccm72 ディレクトリーがデフォルトです。)

$ ccm_install -x -p aix -d /usr/local/ccmvar


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