サイト、データベース、あるいはこの両方のアップグレード順序を決定する際にはさまざまな要因が関連します。
このタスクについて
Rational® Synergy リリース 7.2 の機能を十分に活用するには、DCM の運用と通常の利用を再開する前に、DCM クラスターのすべてのデータベースを更新する必要があります。
ただし、これらのデータベースが複数サイトに分散している場合、またはこれらのデータベースの多くがクラスターに含まれている場合には、すべてのデータベースを一度にアップグレードすることは現実的でないことがあります。クラスターの一部が 7.2 にアップグレードされ、その他の部分が 1 つ以上の旧リリースのままである段階を経る場合があります。
手順
アップグレード順序を決定するには、次のようにします。
- ハブ・データベースは、ハブ・データベースとデータを交換するスポーク・データベースよりも前に更新する必要があります。ハブ・データベースの更新後に、各スポーク・データベースがアップグレードされると、リリース 7.2 の新機能が利用できるようになります。
逆に、リリース 7.2 の 2 つのデータベースが 7.2 より古いハブ・データベースを使用してデータを共有している場合、これら 3 つのデータベースは、ハブ・データベースの限定された機能による制約を受けます。
- マスター/サテライト DCM 手法では、マスター・データベースは、マスター・ビルドが実行されてアプリケーションがリリースされるデータベースです。
マスター・データベースを最初に更新することが望まれますが、プロセス・ルールを共有するにはその前にサテライトもアップグレードしておく必要があります。