オブジェクトの名前変更または移動

ファイルまたはディレクトリーの名前を変更できます。あるいは、1 つ以上のファイル、ディレクトリー、またはプロジェクトを別のディレクトリー (別のプロジェクトに属するものでも構いません) に移動できます。2 つの引数を入力し、最後の引数を既存のディレクトリーに設定しなかった場合は、コマンドが名前変更操作として解釈されます。そうでない場合は、コマンドが移動操作として解釈されます。

ファイルまたはディレクトリーの名前を変更する場合に、親ディレクトリーが書き込み可能でない場合は、バージョンが自動的にチェックアウトされてタスクに関連付けられます。タスクを指定していない場合は、デフォルトでカレント・タスクが使用されます。このディレクトリーをチェックインして他のユーザーが使用できるようにする必要があります。ディレクトリーは、タスクが完了すると自動的にチェックインされます。

修正不可能なディレクトリーとの間でオブジェクトを移動する場合に親ディレクトリーが修正不可能であるときは、バージョンが自動的にチェックアウトされて、指定したタスクに関連付けられます。タスクを指定していない場合は、デフォルトでカレント・タスクが使用されます。このディレクトリーをチェックインして他のユーザーが使用できるようにする必要があります。この処理は、タスクが完了すると自動的に実行されます。

共有プロジェクトで作業している場合に親ディレクトリーが修正不可能であるときは、ディレクトリーが自動的にチェックアウトされて、カレント・タスクに関連付けられます。また、ディレクトリーは integrate 状態にチェックインされます。 この機能は、初期化ファイルで shared_project_directory_checkin を FALSE に設定することによって無効にすることができます。

フォルダー仕様を使用している場合は、ワークエリアにいなくてもこのコマンドを使用できます。

注: 他のディレクトリーで使用されているファイルまたはディレクトリーの名前を変更する場合は、そのオブジェクトを使用している他の場所を確認する必要があります。同様に、現在のディレ クトリーまたは指定したディレクトリー以外のディレクトリー・バージョンで使用されているファイルまたはディレクトリーの名前を変更する場合は、そのオブジェクトを使用している他の場所を確認する必要があります。親ディレクトリーはチェックアウトされますが、他の親ディレクトリーはチェックアウトされません。名前を変更したオブジェクトを使用するには、他のディレクトリーをチェックアウトする必 要があります。

このタスクについて

ccm mv|move|ren|rename [-task task_spec] file_spec... file_spec
file_spec
名前変更または移動するファイルまたはディレクトリーと、新しい名前または新しい場所を指定します。最後の file_spec 引数を既存の制御ディレクトリーに設定すると、オブジェクトが現在の場所からそのディレクトリーに移動されます。このディレクト リーは、移動するオブジェクトと同じプロジェクトまたは別のプロジェクトのどちらに属していても構いません。file_spec が制御ディレクトリーに設定されておらず、かつ 2 つの引数のみが指定された場合は、最初の引数で指定されたファイルまたはディレクトリーの名前が、最後の引数で指定された名前とバージョン (オプション) に変更されます。詳しくは、『ファイル仕様』を参照してください。
-task task_spec
自動的にチェックアウトされた親ディレクトリーが関連付けられているタスクを指定します。指定されていない場合、デフォルトでカレント・タスクが使用されます。詳しくは、『タスク仕様』を参照してください。


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