前述の説明に従ってソフトウェアをインストールすると、Rational Synergy インストール・プログラムにより旧インストール・ディレクトリー内の構成ファイルが検査されます。
この検査の結果として以下のアクションが実行されます。
- Rational Synergy リリース 7.2 が別のディレクトリーにインストールされます。
- Informix® を実行している場合、インストーラーにより旧データベース・サーバー構成ファイルがコピーされるため、リリース 7.2 で古いサーバーを使用できるようになります。
- インストーラーがよく変更されるファイル (ccm.ini など) を旧インストール済み環境から新規インストール済み環境にコピーします。
- インストーラーによりマージする必要があるファイルが示されます。
- 旧インストール・ディレクトリー内の特定の構成ファイルがリリース 7.2 でも引き続き有効である場合は、リリース 7.2 のインストール・ディレクトリーでこのファイルが自動的に使用されます。
- 旧インストール・ディレクトリー内の特定の構成ファイルがリリース 7.2 では無効な場合、このファイルはリリース 7.2 のインストール・ディレクトリーにコピーされます。ただし、このファイルには異なる名前が付けられます。Rational Synergy のインストール時にインストール・プログラムにより新しい名前が指定されます。
旧リリースで変更されたファイルを維持する場合は、変更されたファイルを新しいリリース 7.2 の構成ファイルにマージします。
前述のように処理される構成ファイルのリストを以下に示します (パスは Rational Synergy インストール・ディレクトリーを基準とした相対パスです)。
etc/ccminit
etc/ccm.ini
etc/remexec.cfg