ファイル、ディレクトリー、またはプロジェクトの特定のバージョンを、ディレクトリーおよびデータベースから削除できます。さらに、プロジェクト階層も削除できます。
このタスクについて
ccm del|delete -p|-project ([-scope (project_only |
project_and_non-project_members | project_and_subproject_hierarchy |
entire_project_hierarchy)] | [-r|-recurse [-h|-hierarchy]])
project_spec...
ccm del|delete ([-scope (directory_only |
directory_and_non-project_members | entire_directory_hierarchy)] |
[-r|-recurse [-h|-hierarchy]]) [-repl|-replace] [-t|-task task_spec]
object_spec...
- -h|-hierarchy
- プロジェクト階層全体を削除する操作を開始します。この設定は、-recurse オプションと共に使用する必要があります。
- object_spec
- 削除するオブジェクトを指定します。
- -p|-project
- コマンドのプロジェクト形式を指定します。
- project_spec
- 削除するプロジェクトを指定します。詳しくは、『プロジェクト仕様』を参照してください。
- -r|-recurse
- 削除操作がディレクトリーまたはサブプロジェクトに対して再帰的かどうかを指定します。オブジェクトがプロジェクトである場合、再帰的サブプロジェクトも削除されます。オブジェクトがディレクトリーである場合、ディレクトリーの再帰的な子も削除されます。その他のタイプのオブジェクトの場合、このオプションは何も影響しません。
このオプションを使用してオブジェクトを階層的に削除する場合、以下が適用されます。
- プロジェクト・オブジェクトの場合、-recurse は -scope project_and_non-project_members を指定するのと同じです。これにより、プロジェクトと、サブプロジェクトを除くそのメンバーが削除されます。
- プロジェクト・オブジェクトの場合、-recurse -hierarchy は -scope entire_project_hierarchy を指定するのと同じです。これにより、プロジェクトと、サブプロジェクトを含むその再帰的なメンバーが削除されます。
- ディレクトリー・オブジェクトの場合、-recurse は -scope directory_and_non-project_members を指定するのと同じです。これにより、ディレクトリーと、サブプロジェクトを除くその再帰的な子が削除されます。
- ディレクトリー・オブジェクトの場合、-recurse -hierarchy は -scope entire_directory_hierarchy を指定するのと同じです。これにより、ディレクトリーと、サブプロジェクトを含むその再帰的な子が削除されます。
- その他のタイプのオブジェクトの場合、このオプションは何の影響もありません。
- -repl|-replace
- オブジェクトを削除し、先行オブジェクトと置き換えます。
- -scope (project_only | project_and_non-project_members | project_and_subproject_hierarchy | entire_project_hierarchy)
- プロジェクト削除のスコープを指定します。project_only スコープは、プロジェクトとそのルート・ディレクトリーのみが削除されることを意味します。project_and_non_project_members スコープは、プロジェクトと、サブプロジェクトを除くすべてのメンバーが削除されることを意味します。project_and_subproject_hierarchy スコープは、すべてのサブプロジェクトを含むプロジェクト階層全体が削除されることを意味します。
- -scope (directory_only | directory_and_non_project_members | entire_directory_hierarchy)
- 任意のディレクトリー・オブジェクトを削除するスコープを指定します。directory_only スコープは、ディレクトリー自体のみが削除されることを意味します。directory_and_non_project_members スコープは、ディレクトリーと、サブプロジェクトを除くそのディレクトリー下のすべての子が削除されることを意味します。entire_directory_hierarchy スコープは、ディレクトリーと、サブプロジェクトを含むすべてのその再帰的な子が削除されることを意味します。
- -t|-task task_spec
- 親ディレクトリーが読み取り専用のオブジェクトを削除すると、ディレクトリーの新しいバージョンが自動的にチェックアウトされます。そのオブジェクトが読み取り専用ディレクトリーから削除された場合、このオプションは新たにチェックアウトされたディレクトリーをタスクに関連付けます。カレント・タスクが設定され、別のタスクを指定していない場合、新たにチェックアウトされたディレクトリーが自動的にカレント・タスクと関連付けられます。詳しくは、『タスク仕様』を参照してください。
例
- sort.c ファイルを削除し、前のバージョンと置き換えます (出力は以下の例と異なる場合があります)。
ccm delete sort.c
Member sort.c-1 deleted from project ico_proj-1
- ファイル sort.c を削除します。
ccm delete sort.c-1:csrc:J#1
- プロジェクトを削除します。
ccm delete -p Project_delete-1:project:M#1
- プロジェクトを階層的および再帰的に削除します。
ccm delete -p Project_Top-int:project:W#1 -recurse -h