リリース

Rational Synergy では、常に特定のリリースで作業します。リリースは、ご使用のソフトウェア・アプリケーションのバージョンを示すラベルです。

例えば、ご使用のソフトウェアの最初のリリースは editor/1.0 である場合があります。2 番目のリリースは editor/2.0 または editor/1.1 となる可能性があります。

プロジェクトをチェックアウトする場合、使用するリリースを指定します。同様に、タスクを作成する場合は、タスクが組み込まれるリリースを指定します。このリリースは重要です。Rational Synergy は、このリリースを使用して、タスクおよびプロジェクトを編成し、タスクが一致するリリース値を含むプロジェクトで使用されるようにします。

Rational Synergy は、特定のリリース用のプロジェクト、タスク、およびフォルダーにマークを付けることができるように、ご使用のソフトウェア・アプリケーションのリリースを保管します。リリースごとにどのオブジェクト・バージョンが作成されたかを追跡することもできます。

ビルド・マネージャーのみが、リリースを作成または変更することができます。ビルド・マネージャーは、リリース・エクスプローラーまたは ccm release コマンドを使用してリリースを表示することができます。Rational Synergy の各データベースに、独自のリリースのセットがあります。ただし、分散型構成管理 (DCM) を使用してデータベース間でリリースを転送できます。

以下の表の例では、ビルド・マネージャーが作成するリリースを示します。この表は、コンポーネント名およびコンポーネント・リリースで構成されています。そのリリースがユーザーに表示されます。

リリース コンポーネント名 コンポーネント・リリース
1.0   1.0
2.0   2.0
2.0_patch   2.0_patch
Rational Synergy/7.1 Rational Synergy 7.1
editor/2.0 editor 2.0
editor/2.1 editor 2.1

リリースは、オプションのコンポーネント名、リリース区切り文字、およびコンポーネント・リリースで構成されています。 コンポーネント名は、Rational Synergy または editor などの、アプリケーションまたはコンポーネントの名前を表す場合があります。 コンポーネント・リリースは、そのアプリケーションまたはコンポーネントの特定のリリースを識別します。

コンポーネント名は、リリースの必須の部分ではありません。上記の表の最初の行では、1.0 のコンポーネント名にはコンポーネントがないため、Rational Synergy はそれをブランクのままにします。

オブジェクトがチェックアウトされるたびに、Rational Synergy は自動的にカレント・タスクから新規オブジェクトにリリースをコピーします。


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