オブジェクトを転送セットに追加しても、それが確実に送信されるわけではありません。 一部のオブジェクトは、組み込みの除外ルールによって除外されます。 転送セットの設定によって、一部のオブジェクトが除外されることもあります。 逆に、事前定義の Entire Database 転送セットは、すべてのプロジェクト、ディレクトリー、ファイル、タスク、フォルダー、およびベースラインを自動的に含みます。 オブジェクトを転送セットに追加できるのは、DCM 管理者またはアドミニストレーターのみです。
転送セットにオブジェクトを追加するときに、DCM がそのオブジェクトの関連オブジェクトを間接メンバーとして含む場合があります。 例えば、プロジェクトを追加する場合、DCM はそのプロジェクトのすべてのメンバーを間接メンバーとして追加します。 表は、「再構成プロパティーの完全展開 (Fully Expand Reconfigure Properties)」オプションを選択せずに、各タイプのオブジェクトを転送セットに追加する場合に含まれる内容を示しています。
オブジェクト・タイプ | 転送セットに追加されるオブジェクト | 履歴 |
---|---|---|
フォルダー | フォルダー自体、そのメンバー・タスク、およびそれらのタスクに関連付けられたすべてのオブジェクト。 | 適用外 |
タスク | タスク自体、およびそのタスクに関連付けられたすべてのオブジェクト。タスクがコンポーネント・タスクの場合、関連するプロジェクトまたはプロダクトを含みます。
「関連ベースラインの組み込み」オプションを選択すると、そのタスクを含むベースラインもすべて組み込まれます。 |
適用外 |
プロジェクト | プロジェクト、その再帰的なメンバー、およびプロジェクトの関連タスク (自動タスクを除く)。
このプロジェクトに関連付けられたコンポーネント・タスクまたはユーザー作成タスクがある場合、そのタスクが含まれます。
prep プロジェクトなどの非静的プロジェクトの場合、以下も追加されます。1) そのプロジェクトが使用しているプロジェクト・ベースライン。 2) そのプロジェクトの更新プロパティー内のすべてのフォルダーおよびタスク。 3) フォルダー内のすべてのタスク。 「関連ベースラインの組み込み」オプションを選択すると、そのプロジェクトを含むベースラインもすべて組み込まれます。 タスクの関連オブジェクトは、それがプロジェクト階層のメンバーでない限り含まれません。 プロジェクト・ベースラインのサブプロジェクトは、それがプロジェクト階層のベースラインとして使用されていない限り含まれません。 |
オプション |
プロジェクト・グルーピング | プロジェクト・グルーピング自体、そのメンバー・プロジェクト、およびそのプロジェクト・グルーピングのすべてのタスクと削除済みタスク。
プロジェクト・グルーピング内のプロジェクトとタスクは展開されます。
prep プロジェクトのプロジェクト・グルーピングのみが、複製対象として適格です。 他の非静的状態にあるプロジェクトのプロジェクト・グルーピングは複製されません。それらのプロジェクトが適格でないためです。 |
適用外 |
ベースライン | ベースライン・オブジェクト自体、そのベースラインから作成されたコンポーネント・タスク、プロジェクト・メンバー、およびそのベースラインのタスク・メンバー。 コンポーネント・タスク、プロジェクト・メンバー、およびそのベースラインのタスク・メンバーはさらに展開されます。 | 適用外 |
プロセス・ ルール | プロセス・ルール自体、およびそのプロセス・ルールのフォルダーとフォルダー・テンプレートのメンバー。 | 適用外 |
プロセス | プロセス定義自体、およびそのプロセスによって使用されている汎用プロセス・ルール。 各汎用プロセス・ルールが展開されます。 | 適用外 |
プロダクト | オブジェクト自体、およびそのプロダクトに関連付けられた非自動タスク (そのプロダクトに関連付けられたコンポーネント・タスクを含む)。 | 適用外 |
ソース | オブジェクト自体、およびその関連タスク。 | オプション |
「再構成プロパティーの完全展開 (Fully Expand Reconfigure Properties)」の選択については、更新プロパティーの完全展開を参照してください。