アルファベット順のコマンド・リスト
このセクションでは、Rational® Synergy CLI コマンドをアルファベット順にリストします。
注:
このアルファベット順の CLI コマンド・リスト・セクションに含まれるトピックの PDF 版を印刷する機能は、今回は使用できません。 このインフォメーション・センターのアルファベット順のコマンド・リスト・セクションの下の情報に含まれる、「
Rational Synergy CLI Alphabetical command list
」という PDF 文書を使用すると便利です。
管理コマンドのリストについては、『管理』セクションにある以下のセクションを参照してください。
Windows の管理コマンド
UNIX on Informix® の管理コマンド
UNIX on Oracle の管理コマンド
alias コマンド
別名は、既存のコマンドまたは他の別名用に、もう 1 つの名前を作成するために使用できるマクロを表します。Rational Synergy は、コマンドを別名として認識すると、別名を展開して、定義された項目に置き換えます。コマンドが別名ではなくなるまで、または循環参照が見つかるまで、この展開が繰り返されます。
attribute コマンド
オブジェクトに関連付けられた属性を、様々な方法で操作することができます。
baseline コマンド
ベースラインとは、特定の時点におけるデータを表すために使用されるプロジェクトとタスクのセットです。ベースラインには多くの用途があります。
bom コマンド
このサブコマンドは、製品の部品表 (BOM) を表示します。
candidates コマンド
candidates
コマンドは、ディレクトリー・エントリーで use または update 操作を実行するときに選択できるオブジェクトのすべてのバージョンをリストします。オブジェクトの名前、タイプ、およびオブジェクト・インスタンス属性の値がディレクトリー・エントリーの同一属性値に一致する場合、そのオブジェクトが、使用される候補となります。
cat コマンド
現在ディレクトリーのメンバーではないオブジェクトの内容を表示できます。コンテキスト・プロジェクトでファイルを指定し、対応するワークエリアが可視の場合、ワークエリア・ファイルが表示されます。それ以外の場合は、データベースの一時コピーが表示されます。
change_type コマンド
特定のファイルまたはディレクトリーのタイプを変更できます。
checkin コマンド
checkin
コマンドは、1 つ以上のオブジェクトをチェックインし、必要に応じて次の状態を設定するために使用します。ソース (非プロダクト・オブジェクト)、プロダクト・オブジェクトおよびプロジェクト・オブジェクトをチェックインし、タスク番号をオブジェクトに割り当てることができます。また、チェックインするオブジェクトに関するコメントを追加、修正、または置換できます。
checkout コマンド
非共有プロジェクト内でオブジェクトをチェックアウトするときのオブジェクトのデフォルト状態は
working
です。共有プロジェクトのファイルまたはディレクトリーをチェックアウトする際、このファイルまたはディレクトリーが非プロダクトの場合のデフォルト状態は
visible
です。プロダクトの場合、デフォルト状態は
shared
です。
checkpoint コマンド
checkpoint
コマンドは、オブジェクトの個人用バージョンをユーザー専用に保存します。オブジェクトのチェックポイント処理を行うと、修正可能ではないが、後で不要になったときに削除できる状態でそのオブジェクトが保存されます。
checkpoint
を実行するには、そのオブジェクトを所有している必要があります。オブジェクトのチェックポイント処理を行うには、オブジェクトが
working
状態にある必要があります。
cmdhistory コマンド
セッション中に実行されたコマンドの記録を取得できます。
conflicts コマンド
タスクおよびベースラインを使用する更新プロパティーが設定されているプロジェクトのコンフリクトを表示できます。コンフリクトは、プロジェクトの更新プロパティーに関連付けられている一連の変更と、プロジェクト・メンバーシップに含まれる一連の変更の間の不整合を表します。
copy_project コマンド
静的 (修正不可) プロジェクトからプロジェクトをコピーし、サブプロジェクトをコピーしない場合、サブプロジェクトに相対ワークエリアがあると、このようなサブプロジェクト・ワークエリアの新規コピーが、コピー対象プロジェクトのワークエリア内の適切な場所に作成されます。開発者は相対ワークエリアを持つ静的サブプロジェクトを再利用できます。
copy_to_file_system コマンド
ワークエリアにコピーされるプロジェクトは常にリンクベースではなくコピーベースであり、ファイルは読み取り専用です。プロジェクトにワークエリアが含まれていない場合でも、プロジェクトをファイル・システムにコピーできます。ファイル修正時刻は、コピー作成時刻に設定されます。
create コマンド
オブジェクトを作成してカレント・プロジェクトに追加できます。プロジェクトまたはプロジェクト・メンバー (ディレクトリーまたはファイル) を作成できます。いずれもプロジェクトの一部として作成するか、またはフローティング・オブジェクトとして作成できます。フローティング・オブジェクトとは、別のプロジェクトの一部として作成されない新規プロジェクトです。
delete コマンド
プロジェクト・メンバーでないオブジェクト・バージョンを削除できます。また、カレント・プロジェクトのみのメンバーであり、後続オブジェクトがないオブジェクト・バージョンも削除できます。
delimiter コマンド
delimiter
コマンドは、区切り文字の値を示します。デフォルトはダッシュ文字です。区切り文字として、使用を制限されていない文字を設定します。区切り文字を設定する際には、データベースに対して設定します。
diff コマンド
diff
コマンドは、ファイル、ディレクトリー、またはプロジェクト間の相違を表示します。このコマンドでは、ソース比較 (デフォルト) とバージョン比較の 2 種類の比較を実行できます。
dir コマンド
2 つのカテゴリーのファイルを表示できます。
Rational Synergy
に制御されるオブジェクトと、ファイル・システムにのみ存在するファイルです。デフォルトでは、このコマンドは制御されるオブジェクトのみを表示します。制御されるオブジェクトと非制御のオブジェクトの両方を表示するには、
-m
オプションを使用します。
edit コマンド
プロジェクトでファイルを編集すると、クライアントからワークエリアが可視である場合はそのワークエリアでエディターが起動します。指定されたファイルがプロジェクトにないか、またはプロジェクトのワークエリアが可視ではない場合は、エディターはデータベースのファイルの一時的な読み取り専用コピーを使用して起動します。
export コマンド
ccm export
コマンドは、指定したオブジェクトをパッケージにエクスポートします。このパッケージは、リリース・レベルとパッチ・レベルが同じである同一のまたは別の Rational Synergy データベースに、後でインポートすることが可能です。
ccm export
コマンドで生成されるパッケージのフォーマットは、実装環境専用のもので、
ccm import
コマンドでのみ使用できます。
finduse コマンド
finduse
コマンドは、データベース内で指定されたオブジェクトが使用されている箇所を検索し、指定されたオブジェクトの使用箇所のリストを返します。
folder コマンド
プロジェクトおよびプロジェクト・グルーピングの更新プロパティーを定義するにはフォルダーを使用します。一般に、フォルダーはフォルダー・テンプレートから作成されます。フォルダー・テンプレートはプロセス・ルールで定義されます。
folder_template コマンド
フォルダー・テンプレートは、フォルダーの作成に使用されるパターンです。 フォルダー・テンプレートから作成されたフォルダーは、 そのフォルダー・テンプレートによって制御されます。したがって、フォルダー・テンプレートを変更すると、そのテンプレートによって制御されるフォルダーが更新されます。
groups コマンド
オブジェクトのセキュリティーを実装および定義できます。1 つのデータベースに多数の異なるオブジェクト集合を含めることができます。グループ・セキュリティーにより、チェックアウトが制限され、指定のユーザー・グループのファイル、ディレクトリー、プロジェクト、タスク、およびフォルダーに関する権限が変更されます。また、読み取りセキュリティー (指定されたグループのみがオブジェクトのソース・コンテンツを表示できるように制限するもの) を指定できます。
history コマンド
プロジェクト、ディレクトリー、ファイル、またはリリースのバージョン履歴を表示できます。
import コマンド
ccm import
コマンドは、インポート・パッケージ圧縮ファイルに含まれているオブジェクトをインポートします。 このコマンドの主な用途は、
ccm migrate
コマンドにより作成されたインポート・パッケージからデータをインポートすることです。
ln コマンド
データベース内にシンボリック・リンク・オブジェクトを作成できます。このコマンドは、UNIX クライアントで管理されている UNIX ワークエリアを持つプロジェクトのコンテキスト内で実行する必要があります。あるいは、
file_spec
から
path_name
への制御シンボリック・リンクを作成できます。このリンクは任意のパスを指し示すことができ、制御されるオブジェクトまたは管理プロジェクト・ワークエリア内のパスである必要はありません。
ls コマンド
ワークエリアのディレクトリー・オブジェクト・バージョンの内容をリストできます。デフォルトでは、出力にはファイル・システムのオブジェクトのリストとその関連プロジェクションが示されます。
ls
コマンドは、2 つのカテゴリーのファイルを表示します。Rational Synergy によって制御されるオブジェクトと、ファイル・システムにのみ存在するファイルです。
merge コマンド
ソース・ファイルまたはディレクトリーをマージするときに、マージ・ツールは選択されたバージョンを比較します。次に、最も近い共通の祖先に対して各バージョンの相違が比較されます。マージ・ツールの終了時に、マージされた新しい制御バージョンが自動的に作成されます。
migrate コマンド
移行
という用語は、Rational Synergy データベース外部のデータを取り込み、外部データを表現する方法でそのデータを Rational Synergy データベース内に作成するプロセスを指します。
move コマンド
move
コマンドでは、ファイルまたはプロジェクトの名前を変更し、ファイル、ディレクトリー、プロジェクト、サブプロジェクト、およびコンテンツを移動することができます。
process コマンド
プロセス・グループは、連携するように設計されたプロセス・ルールを名前付きセットにまとめたものです。
process_rule コマンド
プロセス・ルールは、プロジェクト・グルーピングおよびプロジェクトの更新プロパティーにベースラインを選択する方法を指定します。このコマンドは、プロセス・ルールを表示および設定するために使用します。
product_info コマンド
Rational Synergy クライアント、サーバー、データベース・スキーマ、またはデータベース・サーバーのリリースおよびパッチ・レベルの情報を表示できます。
project コマンド
project
コマンドは、指定された
file_spec
または現行作業ディレクトリーに関連付けられているプロジェクトを判別します。
file_spec
は通常、管理ワークエリア内のフォルダー・スペックです。
project_grouping コマンド
プロジェクト・グルーピングを使用して、プロジェクトをリリース別および更新操作の目的別に編成します。プロジェクト・グルーピングのタスク・プロパティーとベースライン・プロパティーはプロジェクト更新時に使用されます。これにより、すべてのプロジェクトにわたって一貫性のあるメンバー選択が実現します。プロジェクトは 1 つのプロジェクト・グルーピングにのみ属することができます。プロジェクト・グルーピングは、プロジェクトの作成時に自動的に作成されます。
project_purpose コマンド
project_purpose
コマンドは、データベースのプロジェクト目的を (ユーザー・ロールに基づいて) 作成または表示します。
properties コマンド
properties
コマンドは、1 つ以上のオブジェクトに関する情報を検索するために使用します。指定されたオブジェクトのモデル定義属性のグループの属性値を標準出力に表示できます。
query コマンド
query
コマンドは、データベース内のオブジェクトを検索するために使用します。Rational Synergy は、検索操作実行時にクエリー式を評価します。クエリー式は任意のクエリー節で構成されます。クエリー節は、クエリー関連のオプションと任意の
query_string
引数の組み合わせからなります。クエリー実行結果が選択セットに表示されます。
reconcile コマンド
ワークエリアのファイルをデータベース・ファイルと比較できます。ワークエリアの内容とデータベースの間の差異はワークエリア・コンフリクトと呼ばれます。
reconcile
コマンドは、このようなワークエリア・コンフリクトを特定し、ワークエリアとデータベースの一貫性を維持するためにこれらのコンフリクトを解決します。
relate コマンド
このコマンドは、
file_spec1
と
file_spec2
の間の関係 (
relation_name
) を追加するか、または指定されたデータとの関係を表示するために使用します。
release コマンド
このコマンドは、リリース情報の作成、修正、削除、表示、名前変更を行う場合に使用します。
save_offline_and_delete コマンド
オフライン保存と削除 (SOAD) コマンドは、スコープを使用してデータベースからオブジェクトを削除します。
select コマンド
ccm select
コマンドによって、クエリー選択セットをさまざまな方法で操作することができます。 このコマンドは、選択セットの保存および復元に使用される可能性のある選択セットのスタックをサポートします。
set コマンド
Rational Synergy での動作を設定できます。オプションは特定の Rational Synergy 操作の動作に対する制御を表します。オプションの中には、現行 CLI のみに適用され、セッション間では保存されないものがあります。また、一部のオプションはデータベースに保存されている永続的ユーザー設定です。定義済みのもので、読み取り専用であるため修正できないオプションもあります。
soad_scope コマンド
soad_scope
コマンドでは、オブジェクトをオフラインで保存する場合やオブジェクトを削除する場合に使用されるスコープを編集、作成、修正、および削除できます。
show_servers コマンド
このコマンドは、ルーターが認識しているデータベースと関連 Rational Synergy サーバーを表示するために使用します。
start コマンド
start コマンドは、Rational Synergy CLI セッションを開始します。
status コマンド
このコマンドを使用すると、指定された条件に一致するユーザー CLI または GUI セッションに関する情報が表示されます。
stop コマンド
stop
コマンドはセッションを終了します。
sync コマンド
ワークエリアは、プロジェクトの作成時およびチェックアウト・コマンドを使用したプロジェクトのチェックアウト時に自動的に作成されます。プロジェクトに新規メンバーを追加すると、ワークエリアが自動的に更新されます。同期操作により、データベース・ファイルがワークエリアに書き出されます。
task コマンド
task コマンドは、タスクの作成、変更、削除、および以下の操作を実行するために使用できます。
typedef コマンド
Rational Synergy は、タイプに依存する動作をサポートします。例えば、あるタイプのオブジェクトのパラレル・バージョンを許可して、別のタイプのオブジェクトのパラレル・バージョンは許可しないようにすることができます。または、特定のタイプのオブジェクト用に選択したエディター・ツールを使用することができます。ファイルに適したタイプを使用すると、そのタイプに適切な動作を定義することができます。この方法は、そのタイプのオブジェクトの目的を記述する際に役立ちます。
unalias コマンド
カレント・セッションの別名のみを削除できます。
undo_update コマンド
指定されたディレクトリーまたはプロジェクト・オブジェクトの更新操作を取り消すことができます。また、最後の更新取り消し操作を取り消すこともできます。つまり、複数の更新取り消し操作が実行された場合、最後の操作のみが取り消されます。
unrelate コマンド
unrelate
コマンドは、
file_spec1
と
file_spec2
の間の関係
rel_name
を削除します。
unuse コマンド
カレント・プロジェクトまたはディレクトリーから既存のファイル、ディレクトリー、ルート・ディレクトリー、またはプロジェクトを削除できます。メンバーを削除するには、ディレクトリーが修正可能でなければなりません。修正不可ディレクトリーからオブジェクトを削除しようとすると、(
-r
オプションを指定していない場合は) ディレクトリーが自動的にチェックアウトされます。他のユーザーがディレクトリー内のファイルを使用できるようにするためには、ディレクトリーを
チェックイン
する必要があります。
update コマンド
指定されたディレクトリー、プロジェクト・オブジェクト、またはプロジェクト・グルーピングを更新できます。更新では、プロジェクト・グルーピングのベースラインとタスクを使用して、メンバーの適切なバージョンを選択するための選択ルールと候補が検出されます。更新するプロジェクト・グルーピングを指定することもできます。
use コマンド
既存のファイル、ディレクトリー、またはプロジェクトを別のバージョンに置き換えることができます。また、データベース内のファイル、ディレクトリー、またはプロジェクトを追加できますが、現行ディレクトリー内のファイル、ディレクトリー、またはプロジェクトを追加することはできません。修正不可ディレクトリーにオブジェクトを追加すると、新しいディレクトリー・バージョンが自動的にチェックアウトされます。
view コマンド
指定したファイルを表示できます。ファイルの表示にはデフォルトのビューアーが 使用されます。
work_area コマンド
ワークエリア・オプションを表示および変更できます。
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