データベース・サーバーの代わりに、またはデータベース・サーバーに加えて、1 つ以上のリモート・ホストでエンジンを実行できます。サーバーが ccm_root として、エンジン・ホストとの間でのトラステッド・アクセスを行うことができることを確認してください。
手順
- トラステッド・アクセスをテストするには、各データベース・サーバー・ホスト、エンジン・ホスト、およびクライアント・ホスト・マシンへ、またはそれらのマシンから、ccm_root としてリモート・ログオンします。
- ログオンできない場合は、ホスト・ファイルを編集してください。
- パスワードのプロンプトなしでログオンすることができない場合は、hosts.equiv (または .rhosts) ファイルを編集してください。
- リモート・アクセスのサポートに使用される NIS ファイルと NIS 以外のファイルの比較については、ルーティング、サービス、ホスト、パスワード、およびグループ (Routing, services, hosts, passwords, and groups) を参照してください。
リモート・エンジン・ホストを定義するためには以下のファイルが使用されます。
- hosts ファイルには、Rational® Synergy エンジン・ホストとすべてのデータベース・サーバーの名前が含まれていなければなりません (すべてのエンジン・ホスト上または /etc/host ファイルと等価の NIS ファイル内)。
/etc/hosts ファイル内のホストのエントリーは、以下のような構文になっています。
IP_address official_host_name [aliases]
ホスト名と別名は、すべてのマシンで一貫していなければなりません。
- /etc/hosts.equiv または .rhosts ファイル、およびそれと等価の NIS ファイルには、信頼されているか、またはローカル・ホストと等価であるリモート・ホストの名前が含まれています。等価なホストは、パスワードなしで、rcp、remsh、および rlogin を使用して、ローカル・マシンにアクセスできます。DCM 転送を実行するすべてのクライアント・マシンは、DCM 宛先マシン上の等価なホストでなければなりません。
/etc/hosts.equiv ファイル内の各ホスト・エントリーは、次の例のような構文になっています。
hostname
hostname.domain_name.com
hostname.other_domain_name.com
NIS を実行している場合は、NIS マスター hosts.equiv マップを更新してください。NIS を実行していない場合は、すべてのエンジン・マシン、クライアント・マシン、およびビルド・マシンで /etc/hosts.equiv ファイルを編集する必要があります。
また、それぞれのエンジン・マシンから、ccm_root がデータベース・サーバー上のトラステッド・ユーザーであることを確認してください。これで、ccm_root が、どちらの方向でもパスワードなしでリモート・ログオンできることが保証されます。
例えば以下のように、マシン
solaris1 とマシン
aix1 から信頼されるユーザーとして、データベース・サーバーの
hosts.equiv ファイルに
ccm_root を入力します。
aix1 ccm_root
solaris1 ccm_root
/etc/hosts.equiv または各ユーザーの .rhosts のいずれか (ご使用のネットワーク・セキュリティー要件に合うもの) を使用します。