.tar.gz ファイルまたは .dcm ディレクトリーには、転送されるオブジェクトが含まれています。
生成操作時には、DCM が以下のようにしてこのファイルまたはディレクトリーを作成します。
- タイプ定義が除外されていない場合、DCM は generate_directory に <FROM_DB_ID><TSET_NUMBER><TO_DB_ID><TIME>¥typesという名前の一時ディレクトリーを作成します。DCM はユーザー定義の各タイプ定義をエクスポートします。この形式は、ccm typedef /export コマンドを使用する場合と同等です。
- リリース定義が除外されていない場合、DCM は generate_directory に <FROM_DB_ID><TSET_NUMBER><TO_DB_ID><TIME>¥releasesという名前の一時ディレクトリーを作成します。DCM は、組み込まれるリリース定義をエクスポートします。また、DCM は旧リリースの Rational® Synergy との互換性を保つため、これらのリリース定義用の疑似リリース・テーブルを構成し、<FROM_DB_ID><TSET_NUMBER><TO_DB_ID><TIME>¥rel_tbl.txt ファイルを作成します。
- テンプレートが除外されていない場合、DCM は generate_directory に <FROM_DB_ID><TSET_NUMBER><TO_DB_ID><TIME>¥templatesという名前の一時ディレクトリーを作成します。DCM は、組み込まれるテンプレートをエクスポートします。
- 転送パッケージのデータ・パーツに組み込むオブジェクトを判別します。
- generate_directory に一時サブディレクトリーを作成します。ディレクトリーは以下のとおりです。<FROM_DB_ID><TSET_NUMBER><TO_DB_ID><TIME>¥data
- 転送リスト内の各オブジェクトを一時データ・サブディレクトリーにエクスポートします。
- パッケージが圧縮される場合は、ccm_gzip を通してパイピングされた ccm_tar を使用して、<FROM_DB_ID><TSET_NUMBER><TO_DB_ID><TIME> 一時ディレクトリーの下にあるすべてのファイルとディレクトリーが 1 つのファイルに集められます。圧縮により、一時サブディレクトリーが削除されます。パッケージが圧縮されない場合は、パッケージ内容のディレクトリー名が <FROM_DB_ID><TSET_NUMBER><TO_DB_ID><TIME>.dcm に変更されます。