設計上、DCM クラスター内のすべてのデータベースには、固有のデータベース ID、同一の DCM 区切り文字、および互換性のあるモデルがなければなりません。
- 固有のデータベース ID
- 各 DCM データベースには、固有のデータベース ID (dbid) を手動で指定する必要があります。この ID は、DCM を使用するようにデータベースを初期設定する際に設定されます。データベース ID は大/小文字の区別 があり、データベースの論理 ID となります。これはデータベース名と同じでも構いませんが、同じにする必要はありません。
- 同一の DCM 区切り文字
- DCM 区切り文字は、DCM データベース内のすべての非論理オブジェクトの名前に使用されます。一貫性のあるオブジェクト名が付けられるようにするには、DCM クラスター内の各データベースに同じ区切り文字を指定する必要があります。この区切り文字は、DCM を使用するようにデータベースを初期設定する際に設定されます。ただし、区切り文字は変更することができます。
- 互換性のあるデータベースの大/小文字設定
- ソース・データベースと宛先データベースの大/小文字設定は互換性がなければなりません。
- 同一のリリース区切り文字
- リリース定義とリリース関連の操作を一貫して処理するためには、DCM クラスター内のすべてのデータベースでリリース区切り文字を同一にする必要があります。
- 互換性のあるモデル
- すべての共有オブジェクトのライフサイクルとタイプは、DCM クラスター内のすべてのデータベースで互換性がなければなりません。また、受信操作時の互換性を確保するため、DCM は宛先データベースでまだ定義されていないユーザー定義のタイプ定義を自動的に作成します。