Rational DOORS Web Access を使用すれば、Rational DOORS データベースにある要求に Web からアクセスできます。
Rational DOORS Web Access により、経営者、開発メンバー、QA メンバー、顧客、およびサプライヤーは、Web ブラウザーを使用して要求を作成、詳述、および検証できます。
要求に関して早期に協力して作業すれば、開発ライフサイクルの早い段階でエラーを回避できるようになり、ひいてはプロジェクト・コストを削減できます。
このタスクについて
Rational® DOORS® Web Access をインストールするには、いくつかの個別のコンポーネントをインストールする必要があります。
表 1. コンポーネント |
説明 |
Rational DOORS Web Access Server |
Apache Tomcat のアダプテーション。Tomcat は、Java™ サーブレットを実行し、JavaServer Pages コードが含まれている Web ページをレンダリングするアプリケーション・サーバーです。 |
Rational DOORS Web Access Broker |
Apache ActiveMQ のアダプテーション。ActiveMQ は、Java Message Service (JMS) を実装するオープン・ソースのメッセージ・ブローカーです。 |
Rational DOORS database
server |
アクセスする予定のデータを格納します。 |
相互協調処理サーバー |
Rational DOORS クライアントで、コマンド行から実行します。 |
手順
- 必要なファイルにアクセスし、それらのファイルを適切なマシンにコピーします。 以下の表に、各プラットフォームに必要なファイルを示します。
表 2. プラットフォーム |
ファイル |
説明 |
Windows および Linux |
ratlDOORS_WebAccess _version.zip |
内容:- Rational DOORS Web Access Server
- Rational DOORS Web Access Broker
- Rational DOORS Web Access 用の IBM® JRE。 その他の外部 JDK/JRE は必要ありません。
|
Windows |
ratlDOORS_InteropServer _version_Windows.zip |
Rational DOORS クライアント。これは、Rational DOORS Web Access の相互協調処理サーバーとして機能します。 |
Linux |
ratlDOORS_InteropServer _version_Linux.zip |
相互協調処理サーバー・インストーラーが含まれています。 |
- 上にリストされた解凍済みの zip ファイルから相互協調処理サーバーのインストールを実行し、プロンプトに従います。
- 上にリストされた解凍済みの zip ファイルから Web Access サーバーおよび Web Access ブローカーのインストールを実行し、プロンプトに従います。Linux の場合は、ディレクトリー構造内のファイルに対して適切な許可を設定し、スクリプト bash configure-festival.sh を実行して JRE をインストールする必要もあります。
注: root ユーザー以外のユーザーが、Rational DOORS Web Access を所有し始動するようにシステムを設定する予定の場合、Rational DOORS Web Access ディレクトリーの root からファイルに対して chown を繰り返し実行します。 例えば、chown -R user:group を実行します。
次のタスク
Rational DOORS Web Access をインストールした後に、
他のコンポーネントと通信するための DOORS Web Access の構成の説明に従って、コンポーネントを相互に通信するように構成する必要があります。