Design Management Server をセットアップして構成するには、以下の手順に従います。「設計管理」のインストール後に、Jazz™ Team Server URI およびデータを保管するデータベースを構成する必要があります。また、インストールしたアプリケーションごとに、データベース、データウェアハウス、ユーザー、およびその他の設定を構成する必要もあります。
サーバーを構成する前に、セットアップおよび構成のプロセス中にインストールの問題が生じないようにするため、ポップアップ・ウィンドウを有効にしておく必要があります。
重要: モデル・サーバーをセットアップして構成するときは、ブラウザーを最新表示したり、Web ページを前後に進めるボタンを使用したりしないでください。
デフォルトの Derby 以外のデータベースを使用する場合は、以下のトピックを参照してください。
付属の Tomcat サーバーではなく、WebSphere® Application Server を使用する場合は、以下のトピックを参照してください。
Rational solution for Collaborative Lifecycle Management (CLM) とともに Design Management Server をセットアップする最初のステップでは、Jazz Team Server およびそのデータベースを構成します。
- 管理者権限を持つアカウントを使用して、インストールしたサーバーを始動します。
- Windows オペレーティング・システムで Apache Tomcat を使用する場合は、をクリックします。
重要: いずれの場合でも、Apache Tomcat を使用する場合には、メッセージ「INFO: Server startup in # ms」が表示されるまで待機します。サーバーを初めて始動する場合、このステップにはしばらく時間がかかることがありますが、以降の再始動では、サーバーの始動時間は大幅に短縮されます。
ヒント: サーバーをコマンド行から始動するには、の順にクリックし、「コマンド プロンプト」をクリックし、「管理者として実行」をクリックします。 管理者用のコマンド・ウィンドウで、ご使用のサーバーのインストール・ディレクトリーの server フォルダーに移動して
server.startup.bat を実行します。
- Linux オペレーティング・システムで Apache Tomcat を使用する場合は、ご使用のサーバーのインストール・ディレクトリーの server フォルダーに移動して、server.startup を実行します。
- WebSphere Application Server を使用している場合は、サーバーを WebSphere Application Server 管理コンソールから始動します。
- Web ブラウザーで、https://fully_qualified_host_name:9443/jts/setup にアクセスします。
fully_qualified_host_name には、Jazz Team Server がインストールされているサーバーのホスト名と DNS ドメイン参照の両方が含まれます。完全修飾ホスト名は、例えば myserver.example.org のようになります。 完全修飾ホスト名に、localhost や IP アドレスを入れることはできません。
Windows オペレーティング・システムでサーバーの完全修飾ホスト名 (hostname.DNSsuffix) を検出するには、コマンド・プロンプトで、hostname と入力してホスト名を取得し、ipconfig と入力して DNS サフィックスを取得します。
Linux オペレーティング・システムでは、端末ウィンドウで hostname –fqdn と入力します。
- セキュリティー・メッセージが表示され、関連リスクを理解して受け入れる場合は、サーバーに接続するようにブラウザーを構成します。
- Design Management Server は Jazz Team Server で構築され、実行します。 したがって、セットアップと構成のプロセス中は、標準の Jazz Team Server 機能のパーツを使用しなければなりません。 Jazz Team Server のログイン・ページで、「ユーザー ID」と「パスワード」の両方のフィールドに「ADMIN」(大文字と小文字を区別する) と入力して「ログイン」をクリックします。
以下の図に、Jazz Team Server のログイン・ページを示します。

- 「セットアップ」ページで、「カスタム・セットアップ」をクリックし、「次へ」をクリックします。
- 「概要」ページで、「次へ」をクリックします。
- 「パブリック URI の構成」ページで、パブリック URI を https://fully_qualified_host_name:9443/jts の形式で入力します。
警告を読み、その影響を理解した上で、「パブリック URI は、一度設定すると変更できないことを了解しています」をクリックします。
「設計管理」によって接続が検査されます。テストに成功したら、「次へ」をクリックします。
以下の図に、「パブリック URI の構成」ページを示します。デフォルトの URI を受け入れるか、別の URI を入力することができます。

ヒント: 別の Jazz 製品がサーバーにインストールされている場合は、ポート番号の衝突を避けるために、デフォルトのポート番号を 9443 から使用可能なポート番号に変更します。
要確認: 変数 fully_qualified_host_name は、Jazz Team Server がインストールされているコンピューターのホスト名と DNS ドメイン参照です。
- 「データベースの構成」ページで、ご使用中の Jazz Team Server データベースに関する以下のステップを実行します。

- 「データベース・ベンダー」リストから、データベースのタイプを選択します。
- 「接続タイプ」リストから「JDBC」を選択します。
- 「JDBC パスワード」フィールドで、データベースにアクセスするデータベース・ユーザーのパスワードを指定します。
- 「JDBC ロケーション」フィールドでデータベースのロケーションを {password} 句を使用して、パスワードを中括弧で囲んで指定します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「E メール通知の使用可能化」ページで、E メール通知を使用可能または使用不可にします。
通知を使用可能にする場合は、E メール・サーバーに関する情報を指定して、接続をテストする必要があります。
選択を行った後、「次へ」をクリックします。
- 「アプリケーションの登録」ページでデフォルトの設定を受け入れて、「アプリケーションの登録」をクリックします。 ウィザードにより、インストールされているアプリケーションが検出されます。 Jazz Team Server およびアプリケーションのセットアップ・ウィザードでは、設計管理 (/dm)、構成管理サーバー (/vvc)、管理 (/admin) のアプリケーション、および (該当する場合は) その他の CLM アプリケーション (/rm、/qm、/ccm) が自動的に検出されます。
- アプリケーションが登録された後、「次へ」をクリックします。 複数の CLM アプリケーションをインストールしている場合には、ウィザードでアプリケーションが登録された後に、ブラウザーの左パネルに追加ステップが表示されます。

- 「ユーザー・レジストリーのセットアップ」ページで、次の情報を提供します。
- 使用するユーザー・レジストリーのタイプを選択します。
注: LDAP ユーザー・レジストリーを選択する場合は、Jazz Team Server と LDAP サーバーの間の接続を構成するための情報を指定する必要があります。
- Jazz Team Server に対する管理ユーザー・アクセス権限を持つユーザーのユーザー ID、名前、パスワード、および E メール・アドレスを作成します。 ユーザー ID、名前、およびパスワードには、DM_Admin を使用するようにしてもよいでしょう。
- オプション: セキュリティー上の理由のため、ADMIN ユーザーを使用不可にすることができます。
- 「Rational Software Architect Design Manager - Design Manager」または「Rational Rhapsody
Design Manager - Design Manager」のライセンスを新しい DM_Admin アカウントに割り当てて、
「次へ」をクリックします。
注: その他の CLM アプリケーションをインストールしている場合は、Rational® Requirements Composer、Rational Team Concert™、または Rational Quality Management のライセンスを選択することもできます。「評価版のアクティブ化」をクリックして、一時ライセンスを取得します。
以下の図に、ライセンスをアクティブ化し、認証のタイプをセットアップできる「ユーザー登録」ページを示します。

- 「データウェアハウスの構成」ページで、データウェアハウスにベンダー情報と接続情報を指定します。 「今回はデータウェアハウスを構成しない」チェック・ボックスを選択して、データウェアハウスの構成をスキップすることもできます。
以下の図に、「データウェアハウス」ページを示します。「ウェアハウス」ページは、他の CLM アプリケーションをインストールしている場合には、複数回表示されます。

- 「データベース・ベンダー」リストから、データベースのタイプを選択します。
- 「接続タイプ」リストから「JDBC」を選択します。
- 「JDBC パスワード」フィールドで、データベースにアクセスするデータベース・ユーザーのパスワードを指定します。
- 「JDBC ロケーション」フィールドでデータベースのロケーションを {password} 句を使用して、パスワードを中括弧で囲んで指定します。
- 「データベース表スペース・フォルダー」フィールドで、表スペースを作成する場所を指定します。 表スペースの場所にはスペースを使用しないでください。
- 「カスタム・レポート・データベース・ユーザー」フィールドで、レポート情報を求めてデータウェアハウスにアクセスするユーザーの名前を指定します。
- 「接続のテスト」をクリックし、データベース接続に問題があれば解決した後に続行します。
- ページの下部で、データウェアハウスのデータ収集ジョブを実行するユーザーのログイン情報を指定します。 LDAP サーバーまたは別の外部ユーザー・レジストリーを使用している場合は、このレジストリーと一致するユーザーがあることを確認します。
- 「次へ」をクリックします。
これで、Jazz Team Server 構成が完了しました。次に、Design Management Server およびその他の CLM アプリケーションを構成できます。