DB2 データベースのセットアップ

Rational® solution for Collaborative Lifecycle Management 製品では、IBM® DB2® Enterprise Server Edition がサポートされています。 Enterprise Server Edition をサポートしていないプラットフォームの場合は、IBM DB2 Workgroup Server Edition を使用できます。 DB2 エディションの評価版ダウンロードを入手するか、50 名以下の開発者のデプロイメント向けに無償で提供されている DB2 Express Server エディションを ibm.com® から入手できます。

始める前に

この手順では、次の前提条件が満たされている必要があります。 支援が必要な場合は、DB2 の資料を参照するか、DB2 データベース管理者 (DBA) に問い合わせてください。
重要: Jazz Team Server を「変更管理と構成管理」アプリケーションおよび「品質管理」アプリケーションと共に同一のコンピューターまたは分散プラットフォームにインストールする場合は、アプリケーションごとに別々のデータベースとそのデータベースに関連付けられた DB ユーザーを作成する必要があります。 また、データウェアハウス用に個別のデータベースを作成する必要があります。

DB2 コマンド・ウィンドウで以下のコマンドを実行します。 このコマンド・ウィンドウは、「DB2 コマンド行ツール」メニューの、アプリケーションの「開始」メニューから開くことができます。 リモート・サーバーに接続するには、Telnet または SSH を使用できます。 su db2inst1 コマンドを実行して、確実に db2inst1 ユーザーとして接続するようにしてください。

手順

  1. DB2 コマンド・ウィンドウを開き、データベースを作成します。
    Jazz Team Server 用に、UTF-8 コード・セットを使用して、16 K ページのサイズで、JTS という名前のデータベースを作成します。
    注: 「要求管理」アプリケーションは、Jazz Team Server と同じデータベースを使用します。
    db2 create database JTS using codeset UTF-8 territory en PAGESIZE 16384
    「変更管理と構成管理」アプリケーション用に、UTF-8 コード・セットを使用して、16K ページのサイズで、CCM という名前のデータベースを作成します。
    db2 create database CCM using codeset UTF-8 territory en PAGESIZE 16384
    「品質管理」アプリケーション用に、UTF-8 コード・セットを使用して、16K ページのサイズで、QM という名前のデータベースを作成します。
    db2 create database QM using codeset UTF-8 territory en PAGESIZE 16384
    データウェアハウス用に、UTF-8 コード・セットを使用して、16K ページのサイズで、DW という名前のデータベースを作成します。
    db2 create database DW using codeset UTF-8 territory en PAGESIZE 16384

    DB2 データウェアハウスのセットアップについて詳しくは、ここをクリックしてください。

    ヒント: データベースが稼働していない場合は、コマンド db2start を実行すると DB2 が始動します。
    注: teamserver.properties ファイルで指定されているユーザー以外のユーザーを使用してデータベースを作成する場合は、このユーザーに DBADM 権限を付与してください。
    db2 connect to <database name>
    db2 grant dbadm on database to user <user name>
    db2 disconnect <database name>
  2. データベース接続を構成し、データベース表を作成するには、次のいずれかのステップを実行します。
    1. デフォルトの Tomcat を使用する場合は、サーバーを始動し、セットアップ・ウィザードに進みます。
    2. IBM WebSphere Application Server をデプロイする場合は、『WebSphere Application Server のデプロイおよび始動』を参照してから、セットアップ・ウィザードに進みます。
    3. データベース接続用の teamserver.properties ファイルを手動で変更し、repotools コマンドを実行してデータベース表を作成する方法を選択する場合は、DB2 データベースを手動で構成するを参照してください。
    4. 以前のバージョンからアップグレードする場合は、既存のデータベース接続でマイグレーションを行う適切なアップグレード・スクリプトの実行を続行してください。
    注: すべてのデータベース (jts、ccm、qm、dw) を同一データベース・サーバー上で作成する場合は、並行アクティブ・データベースの最大数が 4 よりも大きい値に設定されているかどうかを確認してください。この値がアクティブ・データベース数よりも少ない場合は、SQL Code 1041 エラーが発生します。
    1. データベース・マネージャー構成を開くには、DB2 コマンド・ウィンドウから次のコマンドを実行します。
      db2 get dbm cfg
    2. 並行アクティブ・データベースの最大数の行を見つけます。 この数値がインストールされているデータベースの数よりも少ない場合は、次のコマンドを実行してこの数値を 8 に設定します。
      db2 update dbm cfg using numdb 8
    3. 変更内容を有効にするため、以下のコマンドを実行して、データベース・マネージャーを停止および始動します。
      db2stop
      db2start

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