チームのメンバーごとに、Eclipse IBM® Rational® Team Concert ワークスペースが Jazz™ Team Server に接続されており、各メンバーは、リポジトリーから取得した Rational Rhapsody® プロジェクトで作業します。
チーム・メンバーが、他のチーム・メンバーが行った変更の受け入れを開始すると、IBM Rational Team Concert はローカルの Rational Rhapsody ユニットをリポジトリーから取り出したユニットに置き換えます。 ただし、これらの Rational Rhapsody ユニットの一部を既に変更していた場合、Rational Team Concert はローカル・ユニットと取得したユニットをマージします。 Rational Rhapsody DiffMerge は、マージを実行するために使用されます。
Rational Team Concert は、ローカル・ユニットの一部を新しいユニットに置き換えることができないことを検出すると、競合について報告し、自動的にマージを試みるか、後でマージするかをユーザーが選択できるようにします。 以下のオプションが使用できます。
- 「自動マージ」。 この場合、Rational Team Concert は Rational Rhapsody DiffMerge を起動し、可能であれば差分を自動的にサイレント・モードでマージします。 ただし、Rational Rhapsody DiffMerge の観点から見て何らかの競合がある場合は、
Rational Team Concert に、
一部のファイルで自動マージが実行不能であるためユーザーが手動でマージすることを勧めるメッセージ・ボックスが表示されます。 自動的にマージすることができなかったすべてのユニットは、Rational Team Concert の「マージが必要」リストに入れられ、ユーザーがそれらを手動でマージする必要があります。
- 「後でマージ」。 このボタンをクリックすると、置き換え可能なものはすべて置き換えられます (Rational Rhapsody DiffMerge を開く必要はありません)。 競合するすべてのユニットは、Rational Team Concert の「マージが必要」リストに入れられます。 これらを後から手動でマージする必要があります。 自動マージが可能な差分がある可能性もあります。
Rational Rhapsody DiffMerge がユニットを自動的にマージできないため、
またはユーザーが競合を後からマージすることを決定したために先送りされたユニットをマージするには、
Rational Team Concert で「マージが必要」を右クリックし、
「比較エディターで開く (Open in compare editor)」をクリックして、比較エディター・ウィンドウを開きます。 - 次に、「自動マージ」ボタンをクリックして (Rational Rhapsody DiffMerge をサイレント・モードで呼び出すため)、競合の自動的なマージを試みることができます。
- 手動のマージによって競合を解決できるように、「Rhapsody DiffMerge を起動して手動で比較またはマージ」ボタンをクリックします。 変更を Rational Rhapsody DiffMerge に保存し、
比較エディター・ウィンドウに戻ったときに「マージ済みとして解決」ボタンをクリックして結果をコミットする必要があります。