solution for systems and software engineering のマイグレーション

サポートされているマイグレーション・パス

アップグレード・プロセスは、サイドバイサイド・インストールで行います。 製品の新規バージョンをインストールし、構成ファイルを更新し、既存のデータベース・リポジトリーの表を追加または更新し、データウェアハウスをアップグレードして、各製品をアップグレードする必要があります。

複数のアプリケーション・サーバー上にあった複数の製品をアップグレードする場合、それらのアプリケーションは、アップグレード後も継続して別々のアプリケーション・サーバー上で実行されます。複数の製品を 1 つのアプリケーション・サーバーにマージすることは、サポートされていません。ただし、複数のアプリケーションを同一の Jazz™ Team Server アプリケーションに登録することは可能です。

始める前に

製品のマイグレーションを行う前に、以下のチェックリストをすべて確認してください。
表 1. 更新前の計画チェックリスト
計画タスク 詳細情報
ソフトウェア製品の互換性レポートを使用する: このページでは、特定の製品についてのレポートを検索したり、生成することができます。 含まれる情報は、前提条件、特定言語への製品の翻訳、サービスの終了、サーバー仮想化環境などです。 ソフトウェア製品の互換性レポート生成プログラムを使用できます: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/prodguid/v1r0/clarity/index.html
アップグレード・データ・シートを作成する: アップグレード・データ・シートに、アップグレード・プロセス中に必要な特定のデータ (URL やユーザー ID など) を収集および記録できます。 サンプル・データ・シートは、次の Collaborative Lifecycle Management テンプレートを参照して確認してください: https://jazz.net/wiki/bin/view/Main/UpgradeDatasheet
ハードウェアとソフトウェアが最小システム要件を満たしていることを確認する: 新しい要件について調べ、現行システムが最小要件を満たしていることを確認するには、システム要件のリンクをクリックしてください。 Rational® Engineering Lifecycle Manager の詳細なシステム要件
製品のインストール・メディアを取得する: ローカル・リポジトリー・ダウンロードの場合、各製品の製品インストール・メディアをダウンロードして解凍するために、約 5 GB のハード・ディスク・スペースが必要です。  
ご使用のアプリケーションを使用不可にする際の計画を立てる: すべてをバックアップし、アプリケーションを更新する間の短時間、ご使用のアプリケーションは使用不可になります。 Jazz Team Server がオフラインの間、Jazz Team Server に接続されているすべてのアプリケーションはオフラインになります。 既存のアプリケーションを完全にバックアップできるように十分な時間を確保してください。  
ライセンスについて把握する: 製品のアップグレード・バージョンに対する新しいライセンスを取得する必要がある場合があります。 新しいライセンスは、以前のバージョンのアプリケーションと互換性がありますが、更新されたアプリケーションは以前のライセンスでは動作しません。

ほとんどの製品のライセンス交付方式は、役割ベースです。 役割ベースのライセンスを購入すると、そのアプリケーションの一部またはすべての機能に対する読み取り、書き込み、およびコメント権限が付与されます。

 
データベースの前提条件を満たす:
  • 正しいユーザー名とパスワードを持っていること。UNIX システムでは、DB2® インスタンスの所有者のパスワードを入手してください。所有者は通常 db2inst1 ユーザーです。
  • アップグレード・プロセスを始める前にデータベースをバックアップしてあること。
  • Jazz Team Server 製品 (Rational Team Concert™ など) が、teamserver.properties ファイルを使用してデータベース接続、ユーザー名、およびパスワードを記録していること。 teamserver.properties 内のユーザーは、データベースに対してシステム管理者権限を持っている必要があります。
  • すべてのデータベースを同一データベース・サーバー上に作成することを計画している場合は、「並行アクティブ・データベースの最大数」がアクティブ・データベースの実際の数よりも大きい値に設定されていることを確認すること。 この値が、アクティブ・データベースの数より少ない場合は、SQL Code 1041 エラーが発生します。
 
アップグレード・プロセスを理解する: アップグレード・プロセスについて、およびアップグレードによりデプロイメントが受ける影響について学習してください。  

アップグレードの制約

以下のガイドラインにより、マイグレーションの成功率を改善することができます。
  • 使用する各 Jazz Team Server が、それに登録されている製品の最高バージョンと同じレベルになっている必要があります。
  • Jazz Team Server と、Jazz Team Server を使用するアプリケーション (Rational Team Concert など) を、同じ WebSphere® Application Server にインストールする場合、今後のすべてのサービス・リリースを両方に同時に適用する必要があります。

マイグレーション・パスの概要

アップグレードは以下の順序で実行してください。
  1. Jazz Team Server バージョン 4.0.6 (他のアプリケーションと同じアプリケーション・サーバーにある場合)
  2. 構成アプリケーション・コンポーネント
  3. Rational Team Concert および Rational Quality Manager バージョン 4.0.6
  4. Rational DOORS® および DOORS Web Access バージョン 9.5.2.1
  5. Rational Rhapsody® バージョン 8.0.5
  6. Rational Rhapsody Design Manager バージョン 4.0.6
  7. Rational Engineering Lifecycle Manager 4.0.6
上記の『アップグレードの制約』のセクションにリストされている制約事項を満たしている限りは、必ずしもすべての製品やコンポーネントをアップグレードする必要はありません。

Rational Team Concert および Rational Quality Manager のアップグレード

Rational Team Concert および Rational Quality Manager は、Rational solution for Collaborative Lifecycle Management インフォメーション・センターにある指示に従って、アップグレードする必要があります。 アップグレード・プロセスは、サイドバイサイド・インストールで行います。 製品の新規バージョンをインストールし、構成ファイルを更新し、既存のデータベース・リポジトリーの表を追加または更新し、データウェアハウスをアップグレードして、各製品をアップグレードする必要があります。

インフォメーション・センターの以下のセクションに、アップグレード・プロセスの概要が記載されています。また、「対話式アップグレード・ガイド」を使用すると、インストールに適用可能なオプションを選択し、最良のアップグレード・パスを決定することができます。 Rational solution for CLM のアップグレード

特に重要なトピックは、デプロイメントおよびアップグレード・プロセスについての理解です。

Rational solution for Collaborative Lifecycle Management 2012 Upgrade Guide に追加のガイダンスがあります。

Rational DOORS および DOORS Web Access のアップグレード

Rational DOORS は、サイドバイサイド・インストールでのアップグレードではなく、すべての DOORS データをバックアップしてから、以前のバージョンを削除して、新しいディレクトリーに DOORS をインストールすることでアップグレードします。

Rational DOORS のアップグレードについての説明は、Rational DOORS インフォメーション・センターの前のバージョンからのアップグレードというタイトルのセクションにあります。

Rational Rhapsody のアップグレード

Rational Rhapsody のアップグレードは、データをバックアップし、前のバージョンの Rhapsody をアンインストールし、その後で新しいバージョンをインストールして行います。

Rhapsody のアップグレード手順は、Rational Rhapsody インフォメーション・センターの Rational Rhapsody のアップグレードというタイトルのセクションに記載されています。

Rational Rhapsody Design Manager のアップグレード

Rhapsody Design Manager のアップグレード・プロセスは、サイドバイサイド・インストールで行います。 製品の新規バージョンをインストールし、構成ファイルを更新し、既存のデータベース・リポジトリーの表を追加または更新して、アップグレードする必要があります。

Rhapsody Design Manager のアップグレードについての説明は、https://jazz.net/library/article/1138 の記事にあります。

Rational Engineering Lifecycle Manager のアップグレード

Rational Engineering Lifecycle Manager のアップグレード・プロセスは、サイドバイサイド・インストールで行います。製品の新規バージョンをインストールし、構成ファイルを更新し、既存のデータベース・リポジトリーの表を追加または更新して、アップグレードする必要があります。

Rational Engineering Lifecycle Manager のアップグレード手順は、Rational Engineering Lifecycle Manager のアップグレードという記事に記載されています。


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