同じアプリケーションの 2 つのバージョンをワークスペースにインポートまたはアップロードすると、テストの再生で優先されるアプリケーションのバージョンは、デフォルトで古い方のバージョンになります (この古いバージョンがテストの記録に使用される場合)。この設定は、テストの「アプリケーションの起動」アクションで指定されます。この設定を変更することにより、ワークスペースで使用可能な最新バージョンのアプリケーションを使用してテストを再生することができます。この動作を変更するには、テスト内にモバイル予約名で変数を定義し、その変数に特定の値を設定します。これにより、テスト内のリンク・アプリケーションを変更することなく、IBM® Rational® Quality Manager などの自動化テスト環境またはコマンド行から起動されたテストで、インポートされたアプリケーションの最新バージョンが選択されるようになります。
始める前に
ワークベンチで、
「テスト・ナビゲーター」ビューからテストを開きます。テスト内で
RTW_Mobile_App_Selection という名前の変数を定義し、値
AlwaysUseLatestVersion をそのテスト変数に割り当てる必要があります。テスト内の変数用のコンテナーがない場合は、『
選択したモバイル・デバイスでテストを実行するための変数を定義する』で説明されている手順に基づいて、コンテナーの作成方法を確認してください。
このタスクについて
このアクションは、Android アプリケーション、iOS アプリケーション、ハイブリッド・アプリケーション、Web UI アプリケーションから作成されたテストに適用することができます。
手順
- RTW_Mobile_App_Selection 変数を定義するには、以下の手順を実行します。
- テスト・スクリプトで、テスト変数ノードを選択します。
- をクリックします。
- 変数名 RTW_Mobile_App_Selection を入力して「OK」をクリックします。変数がテスト変数コンテナーに追加されます。
- 「可視の対象」セクションで「このテストのみ」を選択して、データを現在のテストだけに制限します。テストを複合テスト内で実行する場合は、オプションで「このユーザーのすべてのテスト」を選択して、この変数の値を共有します。変数を共有するには、両方のテストにこの変数を同じ名前で組み込み、両方のテストでこのオプションを有効に設定しておく必要があります。
- 以下の手順で、値 AlwaysUseLatestVersion を変数に割り当てます。
- 「初期化後の値 (Initialize value to)」をクリックし、「テキスト」フィールドに値 AlwaysUseLatestVersion を入力します。
これにより、テストがリンクされているバージョンや優先アプリケーションとして定義されているバージョンではなく、インポートされたアプリケーションの最新バージョンが選択されます。
- テストを保存します。