テスト内の複数のフィールドの相関

一部のテストは、複数のフィールドについてデータを相関させなければならないような方法で構造化されています。 例えば、ある仮想ユーザーが購入しようとしている項目をデータプールに入れるとします。 テスト・フローを正しいものにするには、テスト内で出現するその項目すべてをデータプールに入れる必要もあります。 その項目のすべてのインスタンスを 1 つの手順で検出し、相関させることができます。 通常は、「データプール候補の表示」ウィンドウで「さらに検索および置換」を使用して、複数のフィールドについてデータを相関させます。 『テストを開く場合のデータプール候補の表示』を参照してください。 あるいは、「テスト検索」ページを使用して、複数のフィールドについてデータを相関させることができます。

手順

あるフィールドのテスト内のインスタンスをすべて検出し、その一部またはすべてをデータプールなどのデータ・ソースと相関させるには、以下の手順を実行します。

  1. テスト・ナビゲーターで、テストをブラウズし、ダブルクリックします。 テストが開きます。
  2. 参照を変更するか作成する項目または置換サイトに位置指定します。 項目がプレーン・テキストの場合は、その項目を選択します。 項目が既存の参照の場合は、強調表示されたエリアをクリックします。
  3. 右クリックして、「検索」 > 「その他の置換サイト」をクリックします。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. 「テスト検索」ページで、「大/小文字を区別」」を選択して大/小文字を区別する検索を実行するか、「正規表現」を選択して正規表現を使用する検索を実行します。 正規表現モードの場合、「検索するテキスト」で Ctrl + スペース・バー・キーを押すと、コンテンツ・アシスタンスが表示されます。 コンテンツ・アシスタンスには、正規表現パターンと、それらのパターンと一致するコンテンツがリストされます。
  6. 「詳細オプション」をクリックして、以下の適切なオプションを選択します。
    テスト・コンテンツで強調表示されているエレメントに限定する
    「テスト・コンテンツ」エリアで選択されたエレメントのみから検索を行います。
    テスト・コンテンツ内で見つかったエレメントの強調表示
    「テスト・コンテンツ」エリア内で検出されたエレメントを強調表示します。
    再帰的
    当該エレメントに加えて、その子のテスト・エレメントも検索します。 例えば、HTTP ページを検索する場合は、このオプションを選択すると、ページ内の要求や応答が検索されます。
    エンコード値とデコード値の突き合わせ (プロトコル固有)
    選択すると、指定したテキストのエンコードされていないバージョンと URL エンコードされたバージョンに一致するものが検索されます。 例えば、HTTP データで検索すると abc%123 および abc%25123 が一致します。
    重複するデータ相関との一致を含む
    既存の置換サイトに含まれるか重複するサイトを含めます。 置換を決定した場合、競合する置換は自動的に除去されます。
    一致する置換子を含む
    当初は検索ストリングに一致していたが、その後置換されてしまったエレメントを戻す場合にクリックします。 結果が戻されるときに既存の置換サイトをスキップする場合は、クリアします。
  7. 「閉じる」をクリックします。
  8. 「検索」をクリックします。 「検索」ビューに検索結果が表示されます。
  9. 「検索」ビューで置換する一致を選択して、選択した項目を右クリックします。
  10. オプション: すべての一致を選択するには、テスト名を右クリックします。
  11. 「データ・ソース・ビューでの置換」をクリックします。 この操作により、選択された一致が「テスト・データ・ソース」ウィンドウに送られます。
  12. 「テスト・データ・ソース」ウィンドウで、使用するデータ・ソースのタイプに対応するタブをクリックします。
    オプション 説明
    参照 テスト内で既に作成済みのデータ・ソース、および選択された置換サイトでデータ・ソースとして使用できる有効な一致。 例えば、応答の中で検出され、後続の要求の中で使用されるテキストは、自動的に参照として作成されます。 テスト内で置換サイトの前に出現する参照をすべて表示するには、「一致する参照のみ」チェック・ボックスのチェックを外します。
    データプール テストに追加済みのデータプール。 新規データプールを追加するには、「新規データプールの追加」アイコン (新規データプールの追加) をクリックします。
    カスタム・コード テスト実行サービス (TES) のカスタム・コードを作成してある場合は、この置換サイトのデータ・ソースとして使用可能なカスタム・コード。
    テスト変数 この置換サイトのデータ・ソースとして使用可能なテスト変数とそのタイプ。
    組み込み変数 この置換サイトのデータ・ソースとして使用可能な、動的に計算される変数 (「現在の日付」「乱数」、および「タイム・スタンプ」)。 新規の組み込み変数を作成するには、「組み込み変数」ページの中で右クリックして、「新規」を選択します。
  13. データ・ソースを選択して、「置換」をクリックします。 「複数項目の置換」ウィンドウが表示され、選択したデータ・ソースおよび置換サイトに関する情報が示されます。
  14. チェック・ボックスが選択された各サイトについて、「検査済みを置換」をクリックしてデータ・ソースを置換するか、チェック・ボックスをクリアしてサイトをスキップします。 「常にプロンプトを表示」をクリックして、すべての置換サイトを 1 つずつ調べます。 置換しようとしているサイトが、他の置換サイトに含まれているか、またはオーバーラップしている場合にのみサイトを検査するには、「データ相関のオーバーラップでプロンプトを表示」をクリックします。 置換を決定した場合、競合する置換は自動的に除去されます。

タスクの結果

フィールドの選択されたインスタンスがデータ・ソースのデータと相関されています。

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