テスト・ワークベンチが Linux 上で稼働しているときに、iOS アプリケーションを iOS デバイスにインストールすることもできます。
始める前に
テスト・ワークベンチが Linux 上で稼働している場合、インスツルメントされた iOS アプリケーションを iOS デバイスにインストールすることができます。そのためには、自分または他のユーザーが Macintosh コンピューター上で rtwBuildXcode.sh スクリプトを実行する際に、インストール先の iOS デバイスに USB 経由でその Macintosh コンピューターを接続します。
- Rational® Test Workbench Mobile
Test Edition を Linux コンピューターにインストールし、Extension for Mobile が選択されていることを確認します。詳しくは、製品ソフトウェアのインストールを参照してください。
- OS X v10.8 Mountain Lion 以降が稼働する Macintosh コンピューターに Xcode 4.6 以降をインストールします。その後、テスト対象アプリケーションのソース・コードが入った Xcode プロジェクトを作成します。
手順
- テスト・ワークベンチから、テスト対象アプリケーション (AUT) の テスト・ワークベンチ プロジェクトを選択するか、をクリックして、プロジェクトを作成します。
- テスト・ワークベンチで、「ワークベンチ URL の表示」アイコン
をクリックし、ワークベンチの URL をメモします。 Macintosh コンピューターおよびモバイル・デバイスをテスト・ワークベンチに接続するときに、ワークベンチの URL が必要になります。
- RTW-iOS-Build-Archive.zip ビルド・アーカイブをダウンロードします。
このビルド・アーカイブには、テスト用にアプリケーションを準備するために必要なスクリプトが入っています。
- Macintosh コンピューターでブラウザーを開き、以下のフォーマットでワークベンチの URL を入力します。
http://Workbench_URL:port/mobile
例: http://192.0.2.24:7878/mobile
- Rational Test Workbench – Mac OS のウェルカム・ページで、オンラインの指示に従ってアーカイブをダウンロードします。
- ダウンロードが完了したら、ビルド・アーカイブを解凍します。
ビルド・アーカイブには、browser、build-script、client、runtime、runtime-bundle というフォルダーが入っています。
- Macintosh コンピューターの USB ポートに iOS デバイスを接続します。
USB 経由で iOS デバイスに接続すると、インスツルメント処理の最後に、インスツルメント・アプリケーションが iOS デバイスにインストールされます。USB ポートに複数の互換 iOS デバイスを接続することができます。
- rtwBuildXcode.sh スクリプトを実行して、テスト対象アプリケーション (AUT) をインスツルメントします。
AUT をインスツルメントするには、iOS デバイスを Macintosh コンピューターに接続します。
次に、rtwBuildXcode.sh スクリプトに対して device オプションを使用し、Linux コンピューターのワークベンチ URL を指定します。
注: rtwBuildXcode.sh スクリプトは、Xcode プロジェクトと Xcode ワークスペースのサポートを提供します。Xcode ワークスペースについて詳しくは、
rtwBuildXcode.sh を参照してください。
- Macintosh コンピューターで、Macintosh ターミナル・アプリケーションを開きます。
- 以下のコマンドを入力します。このコマンドによって AUT がインスツルメントされ、着信アプリケーションとして Linux コンピューター上のテスト・ワークベンチに送信されます。
unpack_dir/build-script/rtwBuildXcode.sh .xcodeproj file Linux Workbench URL options
ここで、options には、device、simu、および both があります。
以下に、コマンド行構文の例を示します。この例では、UICatalog という名前の AUT がインスツルメントされ、Linux コンピューター上のテスト・ワークベンチと、USB 接続されたすべてのデバイスに送信されます。
./rtwBuildXcode.sh /Users/mario/iOSApps/UICatalog/UICatalog.xcodeproj/ http://9.54.119.136:7878 device
- AUT のインスツルメント・バージョンを、テスト・ワークベンチ内のプロジェクトに追加します。
rtwBuildXcode.sh スクリプトを実行した後、以下のいずれかのアクションを実行することにより、アプリケーションを管理対象にしてください。
- テスト・ワークベンチにある着信アプリケーションのボタンをクリックします。
- テスト・ナビゲーターで、モバイル着信アプリケーションの下にある着信アプリケーションを右クリックしてから、「管理対象アプリケーションの生成 (Generate Managed Application)」をクリックします。
タスクの結果
これらのステップが完了して、iOS デバイスにインスツルメント・アプリケーションがインストールされたら、テストの記録を開始できます。詳細については、
モバイル・テストの作成を参照してください。