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レッスン 5: テストの実行と結果の評価

記録したテストを再生するときには、テストが iOS デバイスで実行されます。ただし、テストの実行は iOS デバイス、test workbench、コマンド行、および IBM® Rational® Quality Manager から開始することができます。このレッスンでは、デバイスおよびtest workbenchからテストの実行を開始する場合に焦点を絞ります。

注: iOS デバイスが頻繁にtest workbenchから切断されるのを防ぐには、iOS デバイスで「設定」 > 「一般」を選択し、「自動ロック」「しない」に変更します。

iOS デバイスからテストの実行を開始するには、以下のようにします。

  1. デバイスがパッシブ・モードになっている場合は、「パッシブ・モード」表示で「戻る」をタップしてデバイスをアクティブ・モードに戻します。
  2. デバイスがtest workbenchに接続されていない場合は、レッスン 1: テスト環境のセットアップの手順に従って接続します。接続するには、ワークベンチの URL をブラウザーに入力するか、QR コード・スキャナーを使用してワークベンチの URL をスキャンします。
  3. デバイスで、「アプリケーションの管理」をタップした後、テスト対象アプリケーション (UICatalog など) をタップします。

    使用可能なテストのリストが表示されます (次の図を参照)。

  4. レッスン 4: テストの記録で作成したテストをタップします。
  5. 「テストの実行」をタップします。 テストの実行が完了するまでデバイスを使用しないでください。

    記録されたテストが iOS デバイスで再生される様子を確認することができます。テストの実行中には、test workbenchの「モバイル・デバイス」ウィンドウに、iOS デバイスでテストを実行中であることが表示されます。

    モバイル・デバイスでテストを実行中

    テストの実行が完了すると、テスト・ナビゲーターの「モバイルおよび Web UI 結果」フォルダーに結果が表示されます。テスト・レポートについて詳しくは、test workbenchからのテスト実行の開始を参照してください。

    注: 特定のステップでテストが失敗した場合は、そのステップを一時的にコメント化してテストをもう一度実行することができます。ステップをコメント化するには、テスト・エディターの「テスト・コンテンツ」ウィンドウで当該ステップを右クリックし、「使用不可にする」をクリックします。

test workbenchからのテスト実行の開始

test workbenchからテストの実行を開始することもできます。この場合、テストの実行に合わせて test workbenchにライブ・レポートが表示され、実行されている各ステップが示されます。
  1. iOS デバイスで Safari ブラウザーまたは Chrome ブラウザーを開き、test workbenchに接続します (レッスン 1: テスト環境のセットアップを参照してください)。接続するには、ワークベンチの URL を入力するか、QR コード・スキャナーを使用してワークベンチの URL をスキャンします。

    モバイル・テスト・クライアントがブラウザーで開きます。

    モバイル・テスト・クライアント

  2. 「パッシブ・モードに入る」をタップして、制御をtest workbenchに渡します。

    メッセージが表示され、iOS デバイスがパッシブ・モードになっていること、および「戻る」をタップするとパッシブ・モードを終了できることが通知されます。

  3. test workbenchで、レッスン 4: テストの記録で作成したテストを開きます。まだテストが開いていない場合は、テスト・ナビゲーターでテストをダブルクリックし、テスト・エディターにテストを表示してください。
  4. テスト・エディターの右上隅で、「ユーザー・アクションの詳細」のすぐ上にある「テストの実行」をクリックします。

    「実行構成」ウィンドウが開きます。現在、test workbenchに接続している iOS デバイスがない場合は、「実行構成」にエラーが表示されます (次の図を参照)。

    「実行構成」ウィンドウ

  5. iOS デバイスが接続されていない場合は、「デバイスを指定して実行する」列で iOS デバイスを選択します。

    「実行構成」ウィンドウが更新され、接続されている iOS デバイスが表示されます。

    「実行構成」ウィンドウと選択されたデバイス

  6. 「完了」をクリックします。

    コードが生成されると、記録されたテストが iOS デバイスで再生される様子を監視できるようになり、ライブ・レポートがステップごとにtest workbenchに表示されます (次の図を参照)。 テストの実行が完了すると、テスト・レポートおよびテスト・ログ・ビューアーを表示することができます。レポートは、テスト・ナビゲーターの「結果」フォルダーに保存されます。

    ライブ・レポート

    レポートには、テストの名前とロケーション、テスト実行の状況、テスト対象アプリケーション、テストの期間、およびテストの各ステップが表示されます。後からレポートを表示するには、テスト・ナビゲーターの「結果」フォルダーでレポートをダブルクリックします。

    テスト結果
  7. テスト・ログを表示するには、「結果」フォルダーのテスト結果を右クリックし、「テスト・ログの表示」をクリックします。
テストの実行が完了してレポートを表示したら、次のレッスンに進んでテストに検査ポイントを追加することができます。

レッスンのチェックポイント

このレッスンでは、テストの実行およびテスト結果の表示について学習しました。
このレッスンでは、以下の作業を行う方法を学習しました。
  • iOS デバイスをパッシブ・モードに設定し、テストの実行をtest workbenchによって制御されるようにする
  • iOS デバイスからテストを実行する
  • test workbenchからテストを実行する
  • ライブ・レポートを表示する
  • 統計レポートを表示する
  • テスト・ログを表示する
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