要求コンテンツをファイル・コンテンツで置換

プロトコル要求のコンテンツ部分をファイルのコンテンツで置換することができます。 この機能は、プロトコルにより異なりますが、テストの特定のセクションのみでサポートされています。 例えば、HTTP テストでは、要求の POST データ・セクションのみでファイル・コンテンツの置換がサポートされます。 SOA テストでは、MIME および DIME 添付、XML ノード値およびフラグメント、およびテキスト・コンテンツについて、ファイル・コンテンツの置換がサポートされます。 ファイル・コンテンツの置換は、他の置換と同じ方法で処理されます。 テスト変数、データプール、参照などのすべての標準テスト・データ・ソースを使用することができます。 ソースからのデータは、ファイルへの絶対パスとして扱われます。 ファイルが開かれ、ファイルのコンテンツが読み取られて、そのコンテンツが置換で使用されます。

始める前に

置換コンテンツを含むファイルをエージェント・コンピューターにコピーする必要があります。 ファイルからデータを置換できるロケーションを使用してテストを記録する必要があります。 例えば、POST 要求の multipart MIME データを含む HTTP テストを記録します。

手順

  1. コンテンツを置換するファイルへの絶対パスを含むデータ・ソースを作成します。 ファイルへの絶対パスを指定します。 テストを実行しているエージェント・コンピューターのオペレーティング・システムに適合したパス分離文字を使用してください。 オプションで、ファイルの読み取りに使用する文字セットを指定します。 ファイルの存在は検証されません。 テストの実行時にファイルを開くことができない場合、メッセージがテスト・ログに書き込まれます。 エージェント・コンピューターのオペレーティング・システムに適合していないパス分離文字を使用すると、置換を実行することができません。 例えば、Linux を実行しているエージェント・コンピューターでパス D:¥DataFiles¥file1 を使用すると、Linux ではパス分離文字としてスラッシュが使用されるため、置換は実行できません。
  2. テスト・エディターで、コンテンツの置換を行う要求へナビゲートし、置換する要求データを選択します。
  3. 右クリックして、「置換」 > 「データ・ソースの選択」を選択します。
  4. 置換を行うファイルへのパスを含むデータ・ソースを作成します。
  5. 置換サイトを右クリックして、「ファイル・コンテンツ置換子」を選択します。

タスクの結果

テストが実行されると、プロトコル要求のコンテンツは指定されたファイル・コンテンツで置換されます。

HTTP POST データは、まとめてテスト・エディターに表示されます。 相関させるデータ・チャンクを選択し、「置換」 をクリックして、HTTP POST 要求の POST データに、ファイル・コンテンツの置換を作成することができます。 選択したテスト・データ・ソースは、自動的にファイル・コンテンツ置換子として扱われます。 データ・チャンクの全体は、テストが実行されたとき、テキスト・データ・チャンクのテキストの一部のみが置換子で選択されている場合でも、ファイルのコンテンツで置き換えられます。


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