データ相関規則による置換の作成

テスト・データに適用されている正規表現から置換を作成するデータ相関規則を作成することができます。

手順

  1. 規則エディターでデータ相関規則セットを開きます。 新規規則セットには、空の規則パスが 1 つ含まれています。
  2. 「挿入」をクリックして、「置換の作成」を選択します。 空の「置換の作成」規則が規則パスに挿入されます。
  3. 「詳細」で、赤い陰影とアスタリスクが付いたすべてのフィールドに情報を入力します。 「フィールド」では、下矢印をクリックして、置換を作成するフィールドを選択します。 ウィンドウの上部にあるプッシュボタンを使用してプロトコルを選択してから、フィールドを選択します。 HTTP 要求のデータ・フィールドで置換を作成するには、下矢印をクリックしてから、「HTTP」 > 「データ」を選択します。
  4. 「正規表現」で、置換の検索に使用する正規表現を入力します。 置換に正規表現の一部のみが必要な場合は、その部分を小括弧で囲みます。
    1. テストを開き、置換を作成する要求を見つけます。
    2. 要求のテキストをクリップボードにコピーします。
    3. 規則エディターで、「正規表現アシスタントの切り替え」プッシュボタンをクリックして、正規表現アシスタントを開きます。
    4. クリップボードのテキストを正規表現アシスタント・ウィンドウの「正規表現の検査」ページに貼り付けます。 「正規表現の検査」ページが空の場合は、クリップボードの内容が自動的に貼り付けられます。
    5. 正規表現アシスタントの「キャプチャーされたグループ」タブをクリックします。 グループ全体が表示され、キャプチャーされたグループが表示されます。 グループが表示されない場合は、適宜、正規表現を編集してください。
    同じ正規表現を使用して複数の置換サイトを作成するには、それぞれの部分を括弧で囲みます。 例えば、(.+?)=(.*?) という正規表現から 2 つの置換サイトを作成できます。 正規表現での引数として、親である「参照の作成」規則内に作成された値を使用するには、参照名を % 記号で囲みます。 例えば、親規則が name 参照と value 参照を作成した場合、それらを ¥:¥{%name%,%value%¥} という正規表現で使用できます。 この規則を実行すると、%name% および %value% は、親規則によって抽出された値に置き換えられ、その結果生成された正規表現が評価されます。 2 つの置換が作成され、それぞれが対応する参照にリンクされます。
  5. 「置換名」に、置換の名前を入力します。
  6. 一致する参照を検索する前に、指定した属性をデコードするには、「フィールドのデコード」「true」を選択します。 属性をエンコードしないで一致する参照を検索するには、「false」を選択します。 エンコードのタイプは、選択されたプロトコルと属性によって異なります。 例えば、HTTP データは URL にエンコードすることができます。
  7. オプション: 一致するデータ・ソースが検出された場合のみ置換を作成するには、「使用される場合にのみ置換を作成」「true」を選択します。 一致するデータ・ソースが検出されたかどうかにかかわらず置換を作成するには、「false」を選択します。
  8. オプション: 「競合アクション」で、新規置換が既存の置換と重複する場合に実行されるアクションを選択します。
    オプション 説明
    常に既存を置換 新規置換が他の置換と重複する場合、他の置換は除去されます。
    データプール候補の場合に既存を置換 新規置換が他の置換と重複し、他の置換がすべてデータプール候補である場合、他の置換は除去されます。 新規置換サイトと重複する現在の置換サイトの少なくとも 1 つが参照と関連付けられている場合、現在の置換はいずれも変更されず、新規置換は作成されません。
    新しいサイトに組み込まれている場合に既存を置換 新規置換が他の置換と重複し、他の置換がすべてその新規置換に完全に組み込まれている場合、他の置換は除去されます。 新規置換と重複する現在の置換の少なくとも 1 つが新規置換に完全に組み込まれていない場合、現在の置換はいずれも変更されず、新規置換は作成されません。
    データプール候補または組み込まれている場合に既存を置換 新規置換が他の置換と重複し、他の置換のそれぞれが、データプール候補であるか、または新規置換に完全に組み込まれている場合、他の置換は除去されます。 新規置換と重複する現在の置換の少なくとも 1 つが新規置換に完全に組み込まれていない場合、または新規置換サイトと重複する現在の置換サイトの少なくとも 1 つが実際に参照と関連付けられている場合、現在の置換はいずれも変更されず、新規置換は作成されません。
    既存を保持 新規置換が他の置換と重複する場合、他の置換は除去されません。 新規置換は作成されません。
  9. オプション: 「ロギング・レベル」で、エラー・ログに書き込まれるエラー・データのレベルを選択します。 ログにより、機能した規則と機能しなかった規則を確認することができます。 データ相関規則をデバッグする場合は、「アクション」ロギング・レベルを使用してください。 「アクション」ロギング・レベルではトラブルシューティングのための十分なデータが提供されない場合、「詳細」ロギング・レベルを使用します。 「詳細」ロギング・レベルでは、生成されるログ項目の数は大幅に増加します。 通常は、作成したデータ相関規則が正しく機能していることが確実である場合、「なし」ロギング・レベルまたは「要約」ロギング・レベルを使用して、メモリーとディスク・スペースの使用量およびエラー・ログの不要な項目を減らします。
    オプション 説明
    なし ログには何も記録されません。
    警告 規則の適用時に潜在的な問題が検出されるとメッセージがログに記録されます。
    要約 規則の適用回数に関係なく、規則に対して 1 つのメッセージがログに記録されます。
    重要 標準的ではない方法で規則が適用されるたびにメッセージがログに記録されます。 これがデフォルトのログ・レベルです。
    アクション 規則が適用されるたびにメッセージがログに記録されます。
    詳細 規則が適用されるたびに詳細メッセージがログに記録されます。
  10. オプション: 「ラベル」に、規則のラベルを入力します。 ラベル名を入力しない場合は、規則にデフォルト名が指定されます。 デフォルト名は、正規表現が付加されたベース名です。
  11. オプション: 「説明」に、規則に説明を入力します。 他のテスターと規則セット・ファイルを共有する場合は、説明が役立ちます。

フィードバック