デジタル証明書の概要

デジタル証明書機能を使用すると、ユーザー認証でクライアント側のデジタル証明書が必要なアプリケーションに Secure Sockets Layer (SSL) を使用するサーバーに対してテストを実行できます。

デジタル証明書 とは、公開暗号鍵を 1 つの識別情報 (ユーザーまたは組織) と結びつけるファイルのことです。 トラステッド証明書認証局がデジタル証明書を発行します。これはその後、Web サイト、電子メール・サーバー、およびその他のセキュア・システムにアクセスするユーザーおよび組織を認証するのに使用されます。 証明書ストア は、任意の数のデジタル証明書 (さまざまな認証局から発行された証明書) を含むアーカイブ・ファイルです。

テストでデジタル証明書を使用するには、以下のようにします。
  1. デジタル証明書ストアを作成します。 詳しくは、『デジタル証明書作成の概要』と『デジタル証明書ストアの作成』を参照してください。
  2. デジタル証明書の使用が必要なテストを記録します。 詳しくは、『デジタル証明書を使用したテストの記録』を参照してください。
  3. デジタル証明書を再生用のテストと関連付けます。 詳しくは、『デジタル証明書を使用したテストの再生』を参照してください。
  4. オプションで、1 つ以上のデジタル証明書ストア内のデジタル証明書をデータプールに関連付けることができます。 詳しくは、『データプール付きのデジタル証明書ストアの使用』を参照してください。

提供されている KeyTool コマンド行プログラムを実行して、証明書ストアを作成します。 このプログラムでは、デジタル証明書を含む証明書ストアが作成されます。

デジタル証明書の使用が必要なテストを記録します。 使用する証明書とパスワードを指定して、テストの記録を開始します。 通常と同様の方法で Web サイトをブラウズし、テストを記録します。

記録が完了したら、編集のためにテストを開きます。 「共通オプション」ページの「デジタル証明書」の下で、「追加」をクリックします。 以前に作成した証明書ストアの名前を入力します。その後、使用する証明書を選択します。テストを保管します。 このテストを実行すると、証明書ストアのデジタル証明書がサーバーに送信されます。

データプール付きの証明書ストアを使用するには、編集用にテストを開きます。 「共通オプション」ページで、「データプールの追加」をクリックします。 証明書ストア内の証明書のリストと、証明書のパスフレーズのリストを含む 2 列からなるデータプールを作成します。 「各ユーザーにつき 1 回だけ取り出す」を選択します。 データプールを保管します。 「共通オプション」ページの「デジタル証明書」の下で、「追加」をクリックします。 「証明書ストア」列から、以前に作成した証明書ストアを選択します。 デジタル証明書の「証明書名」を挿入します。 この名前を強調表示して、「データプール変数からの置換 (Substitute from datapool)」を選択します。 以前に追加したデータプールを選択して、この証明書名の付いた列を選択します。この手順を繰り返して、パスフレーズを含むデータプール列の値でパスフレーズを置換します。 テストを保管します。 このテストをスケジュールに追加します。 このスケジュールを実行すると、証明書ストアからの証明書がサーバーに送信されます。


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