スケジュールへのユーザー・グループの追加

ユーザー・グループを定義することにより、関連するテストをグループ化し、複数のテストを並行して実行することができます。

手順

  1. テスト・ナビゲーターで、スケジュールをブラウズし、ダブルクリックします。 スケジュールが開きます。
  2. 該当するスケジュールを右クリックし、「追加」 > 「ユーザー・グループ」をクリックします。
  3. 「グループ名」に、ユーザー・グループの 記述名を入力します。
  4. 「グループ・サイズ」「絶対」または「パーセント」を選択して、グループ内のユーザー数またはユーザーのパーセントを入力します。
    オプション 説明
    絶対 仮想ユーザーの 静的数を指定します。 実行したい仮想ユーザーの最大数を入力します。 例えば、50 と入力すると、1 回のスケジュール実行につき最大 50 の仮想ユーザーを実行できます。 通常は、 グループによってワークロードが追加されない場合のみ、「絶対」ユーザー・グループを作成します。 例えば、使用する Web サイトがあるテストによって準備され、 別のテストでそのサイトの初期状態が復元された場合、それぞれのテストは 1 ユーザーを含む「絶対」ユーザー・グループに 含まれます。
    パーセント ユーザーの 動的数を指定します。 ユーザー・グループが表示するワークロードのパーセントを入力します。 通常は、ユーザー・グループに絶対数ではなく パーセントを割り当てます。 例えば、ユーザーの 70.0% が Web サイトをブラウズし、30.0% が Web サイトから品目をオーダーするとします。 2 つのユーザー・グループをこの比率でセットアップします。 次に、スケジュール・レベルで、実行する初期ユーザー数を入力します。 ユーザーは実行中に追加することもできます。 スケジュールは、指定したパーセントに従ってユーザーを 動的ユーザー・グループに配分します。
    ヒント: パーセントは小数値で指定できます。
  5. 「ロケーション」で、「ローカル・コンピューターでこのグループを実行」または「以下のロケーションでこのグループを実行」を選択します。
    オプション 説明
    ローカル・コンピューターでこのグループを実行 ユーザー・グループはご使用のコンピューターで実行されます。 ワークロードが小さい場合、またはスケジュールをテストする場合に、このオプションを使用します。
    以下のロケーションでこのグループを実行 通常は、リモート・コンピューターでユーザー・グループを実行します。 ユーザー・グループをリモート・コンピューターで実行する場合、ローカル・コンピューター上のワークベンチ・アクティビティーはロードの適用機能に影響しません。 以下の場合は、リモート・ロケーションでユーザー・グループを実行します。
    • 多数の仮想ユーザーを実行する場合に、このロードをサポートする十分なプロセッサーまたはメモリー・リソースがローカル・コンピューターにない場合。 ユーザーをいくつかの異なるロケーションに分散して、各コンピューターでより少ないユーザー数を 実行することにより、リソースを節約できます。
    • テストで特定のクライアント・ライブラリーまたはソフトウェアが必要な場合。 このテストを含むユーザー・グループは、 ライブラリーまたはソフトウェアがインストールされているコンピューターで実行する必要があります。
  6. リモート・ロケーションを宣言するには:
    1. 「追加」 > 「新規追加」をクリックします。 「新規の追加」」ウィザードが開きます。 ウィザードの最初のページで、リモート・ロケーションの一般プロパティーを指定することができます。
    2. 「ホスト名」に、リモート・コンピューターの IP アドレスまたは完全修飾ホスト名を入力します。
    3. 「名前」に、リモート・コンピューターの記述名を入力します。
    4. 「デプロイメント・ディレクトリー」に、テスト資産を保管するリモート・コンピューター上のディレクトリーを入力します。 ディレクトリーが存在しない場合は新たに作成され、スケジュールの実行時に必要な一時ファイルがこのディレクトリーに保管されます。
    5. 「オペレーティング・システム」でリモート・コンピューターのオペレーティング・システムを選択して、「次へ」をクリックします。
      注: プロセッサー・バリュー・ユニット (PVU) ライセンス機能を使用する場合、PVU ライセンス交付を受けたオペレーション・システムを選択する必要があります。例えば、「Windows (PVU ライセンス交付済み)」「Windows」は異なります。
    6. このロケーションの「IP 別名割り当てプロパティー」を指定します。 各仮想ユーザーに独自の IP アドレスが割り当てられているかのように見せるには、「IP 別名割り当てを使用可能にする」をクリックします。
    7. リモート・ロケーションですべてのネットワーク・インターフェースの IP アドレスを使用するには、「すべてのネットワーク・インターフェースの IP アドレスを使用」をクリックします。
    8. ネットワーク・インターフェースのサブセットのアドレスを使用するには、「次のネットワーク・インターフェースの IP アドレスのみを使用」をクリックします。
      ヒント: インターフェースの名前を追加するには「追加」をクリックし、インターフェース名を変更するには「編集」をクリックします。 ネットワーク・インターフェースをコンマで区切って指定します (例えば、eth0, eth1)。 この形式を使用しない場合、接続の試行は失敗します。
    9. 「次へ」をクリックします。 このウィザードの 3 番目のページでは、ファイルのロケーションを指定することができます。
    10. 「ファイル名」に、このコンピューターに関する情報を保管するファイルの名前を入力して、「次へ」をクリックします。
      注: このファイルに保管されるデータには、ホスト名やデプロイメント・ディレクトリーなどの 情報が含まれます。 後でこの情報を変更するには、テスト・ナビゲーターを開いて、このファイルをダブルクリックします。
  7. すでに宣言されたロケーションを追加するには:
    1. 「追加」 > 「既存の追加」をクリックします。
    2. 「ロケーションの選択」ウィンドウで、ユーザー・グループを実行するコンピューターを選択して、「OK」をクリックします。

以下のスケジュールには 2 つのユーザー・グループが表示されています。 ブラウザーはユーザーの 70.0% を表し、バイヤーは残りの 30.0% を表します。
2 つのユーザー・グループを含むツリー

次のタスク

ユーザー・グループをスケジュールに追加した後で、各ユーザー・グループが実行するテストを 追加します。

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