テスト中に使用するアカウント番号やパスワードのセットなどの機密情報を暗号化するには、暗号化データプールを使用します。 データプールの列の暗号化には、RC4 秘密鍵アルゴリズムが使用されます。 特定のデータプールの列を暗号化する場合に使用できるパスワードは 1 つのみです。 z/OS® または AIX® オペレーティング・システムを実行しているエージェント・コンピューターでは、暗号化データプールはサポートされていません。
暗号化変数を含むデータプールを使用するテストの実行時には、データプール・パスワードの入力を求めるプロンプトが出されます。 複数の暗号化データプールを使用するテストでは、テストで使用される各暗号化データプールのパスワードを入力する必要があります。
暗号化列を含むデータプールを使用するテストを実行する場合、列の値は実行時に暗号化解除されます。 列値は平文ストリングとして要求に入れられ、サーバーに送信されます。 暗号化データプール変数の実際の値は、テスト・ログには表示されません。 テスト・ログでは、暗号化データプール変数の部分にアスタリスクが示されます。
実行時にサーバーに送信される変数の実際の値を確認するには、カスタム・コードを使用します。 値をテスト・ログ以外のファイルに書き込むカスタム・コードに、データプール列値を送信します。 このカスタム・コードで tes.getTestLogManager().reportMessage() を使用してテスト・ログへの書き込みが実行される場合、暗号化解除された変数の代わりにアスタリスクが表示されます。