テストするユーザー・ロードまたはワークロードが大きい場合は、通常、1 台のコンピューターだけでは負荷を効率よく処理することができない場合があります。
複数のコンピューター (Rational® Performance Tester エージェントとも呼ばれる) に負荷を分散する必要があります。
エージェントは、アプリケーション上で負荷を生成させるためにコンピューターにインストールされます。
Rational Performance Tester ワークベンチを使用して、ユーザー・ロードを分散させます。 エージェント・コンピューター間で負荷を分散させる際には、各エージェント・コンピューターが効率的に引き受けることができる負荷を覚えておく必要があります。 キャパシティー・プランニングについては、『キャパシティー・プランニング』のトピックを参照してください。
Rational Agent Controller は、応答時間明細機能のためのデータの収集に使用され、SOA プロトコルでの Web サービス・スタブの始動および制御をサポートします。 負荷生成エージェントは、仮想ユーザーを使用して、テスト中のアプリケーションの負荷を生成するために使用されます。
Rational Performance Tester Agent のインストール時に、ポーリングするワークベンチのホスト名を指定できます。 インストール後に、エージェントは自動的にワークベンチに接続します。 エージェントを複数のワークベンチと共有したい場合は、それらのワークベンチを手動で
installationDir/Majordomo にある
majordomo.config ファイルに追加するか、『
エージェントの状況の検査』のトピックに記載されている
「エージェントを新しいワークベンチと共有」オプションを使用することができます。
注: - Rational Performance Tester と Rational Performance Tester Agent は、『ソフトウェア要件』のトピックに記載されている任意のサポート対象プラットフォームにインストールすることができます。
両方のソフトウェアを同じプラットフォームにインストールする必要はありません。また、プラットフォームのビット・タイプが同じである必要もありません。
- Rational Performance Tester Agent マシンで負荷を作成している場合、ワークベンチで「リモート・ロケーションでのユーザー・グループの実行」をクリックし、そのエージェント・マシンを指し示したことを確認してください。
- Rational Performance Tester ワークベンチ 8.3 以降を使用している場合、Rational Performance Tester Agent 8.3 以降を使用する必要があります。また、両方のソフトウェアについて、同じリリース・バージョンを使用することをお勧めします。
Rational Performance Tester ワークベンチは、実行に必要なテスト資産を自動的に参加エージェントにデプロイします。 デプロイメント・ディレクトリーについて詳しくは、『デプロイメント・ディレクトリーの管理』を参照してください。
Rational Performance Tester ワークベンチ、Rational Performance Tester エージェント、およびテスト中のシステムの標準的なセットアップを以下に示します。