このレポートは、正常に実行されたトランザクションについて要約し、それぞれのトランザクションの特定のサンプル間隔中の応答傾向をグラフ化し、トランザクション・スループットを示します。
このレポートは、1 回の実行での複数のサンプル間隔をグラフ化したものです。スケジュール・プロパティーとして、「統計サンプル間隔」値をスケジュールに設定します。
全体ページ
「全体のトランザクション・レート」グラフでは、特定のサンプル間隔中のすべてのトランザクションの平均実行時間がグラフに表示されます。
実行時間 とは、トランザクション・コンテナー内で費やされた実際の時間です。スケジュールにステージ付きのロードを設定している場合、このグラフでは、さまざまな色の時刻範囲のマーカーを使用して、最上部に各ステージも示します。
グラフの下のテーブルには、以下の情報がリストされます。
- 実行全体での、すべてのトランザクションに対する平均実行時間。
- 平均実行時間の標準偏差。
標準偏差は、データが平均値付近にどの程度緊密に集まっているかを示します。例えば、システム A とシステム B の平均実行時間はいずれも 12 ミリ秒ですが、このことは、応答実行時間が同様であることを必ずしも意味していません。システム A の実行時間が 11、12、13、12 ミリ秒で、システム B の実行時間が 1、20、25、2 ミリ秒であるとします。平均時間は同じですが、システム B の方が標準偏差が大きい、つまり実行時間のばらつきが大きいといえます。
- 実行全体で最も長いトランザクション。
- 実行全体で最も短いトランザクション。
「経過時間と時間」ページ
「トランザクション経過時間と時間」グラフは、特定のサンプル間隔中の各トランザクションの平均応答を示します。それぞれのトランザクションは、分離する線で示されます。スケジュールにステージ付きのロードを設定している場合、このグラフでは、さまざまな色の時刻範囲のマーカーを使用して、最上部に各ステージも示します。
グラフの下のテーブルには、各トランザクションの以下の情報がリストされます。
- 実行全体での最小実行時間。
- 実行全体での平均実行時間。これはグラフと類似していますが、表中の情報はサンプル間隔単位の平均ではなく、実行全体についての平均です。
- 平均応答時間の標準偏差。 標準偏差は、データが平均値付近にどの程度緊密に集まっているかを示します。例えば、システム A とシステム B の平均応答時間はいずれも 12 ミリ秒ですが、このことは、応答時間が同様であることを必ずしも意味していません。
システム A の応答時間が 11、12、13、12 ミリ秒で、システム B の応答時間が 1、20、25、2 ミリ秒であるとします。平均時間は同じですが、システム B の方が標準偏差が大きい、つまり応答時間のばらつきが大きいといえます。
- 実行全体での最大実行時間。
- トランザクションの毎秒での完了頻度。
- トランザクションの試行数。
「正味サーバー時間と時間」ページ
トランザクションのサーバー時間は、サーバーとの対話時間を測定したものであり、考慮時間は含まれません。経過時間 (壁時計時刻) には考慮時間が含まれます。
「トランザクション・スループット」タブ
これらの折れ線グラフは、トランザクションの頻度と、ロードを追加しているユーザー数の概要が、実行全体に渡って表示されます。
- 「トランザクション・ヒット率」グラフには、指定されたサンプル間隔中のトランザクション全体の開始と完了の頻度が表示されます。スケジュールにステージ付きのロードを設定している場合、このグラフでは、さまざまな色の時刻範囲のマーカーを使用して、最上部に各ステージも示します。
グラフの下の要約テーブルには、毎秒のトランザクション・レートと、実行全体についての完了したトランザクション数がリストされます。
- 「ユーザー・ロード」グラフには、実行全体に渡って、アクティブなユーザー数とテストを完了したユーザー数が表示されます。グラフの下の要約テーブルには、アクティブなユーザー数、テストを完了したユーザー数、および最新のサンプル間隔に対するユーザーの総数がリストされます。