ユーザー・グループを使用すると、論理順序でテストをグループ化できます。
ユーザー・グループを使用すると、以下のようないくつかの方法でテストの実行を制御できます。
- 特性別のグループ・テスト。例えば、ご使用のシステムでユーザーのタイプを表す 2 つのユーザー・グループ (バイヤー・グループおよびブラウザー・グループ) を持つことができます。
- テストが実行される順序を決定します。 スケジュールを実行するとき、各ユーザー・グループの最初のテストは順次にではなく、並列に実行されます。ユーザー・グループの最初のテストが完了した後、2 番目のテストが実行され、次に 3 番目のテストと順に実行されます。
次のスケジュールは、1 つのユーザー・グループを含みます。

このスケジュールを 10 ユーザーで実行する場合、これらのユーザーはユーザー・グループ (ブラウザーおよびバイヤー) にのみ割り当てられます。スケジュール実行が開始されるとき、10 の仮想ユーザーが最初のテストを並列に実行し始めます。1 つのテストを終えると、仮想ユーザーはすぐに 2 番目のテストに移ります。このように、すべてが同時に開始し、各テストを順次に実行する 10 の仮想ユーザーを持つことになります。この場合、細かく実行を制御することはできません。
次のスケジュールは、同じ順序で同じテストを含みますが、2 つのユーザー・グループに分けられています。概念的に、ユーザーのタスクが論理的にグループ化されているので (ブラウザー参照とバイヤー参照および製品の入札)、このスケジュールは理解しやすいものとなっています。しかし、さらに重要なことは、このスケジュールがご使用のシステムのユーザーのタイプをより詳細に表していることです。ユーザーが実行するアクションを指定したテストが各ユーザー・グループに含まれ、ユーザー・グループの比率 (70% および 30%) がご使用のシステムのユーザー比率を表しているためです。

このスケジュールを 10 ユーザーで実行する場合、7 ユーザーがブラウザー・グループに、3 ユーザーがバイヤー・グループに割り当てられます。実行が開始されると、7 つのブラウザーおよび 3 つのバイヤーが並列に開始されます。すると、2 つのテストを順次にそれぞれ実行する 7 つのブラウザーと、3 つのテストを順次にそれぞれ実行する 3 つのバイヤーを持つことになります。