Rational DOORS 統合シナリオ

要求やその他の成果物をRational® Requirements Composer に作成し、それらを文書に組み込み、文書の内容を新しいモジュールとして Rational DOORS に追加することができます。Rational Requirements Composer 内で文書に変更を加えたら、関連を同期して Rational DOORS で更新します。
注: 統合を使用するには、Rational DOORS サーバー・データベースへのアクセス権を持っている必要があります。

図 1 では、要求やその他の成果物を Rational Requirements Composer 文書に組み込んで、 その文書をモジュールとして Rational DOORS のデータベースに追加する例が示されています。

図 1. Rational DOORS 統合シナリオ
グラフィックは、以下のステップで略述されているシナリオを示しています。

このシナリオでは、以下の順序に従います。

  1. Rational Requirements Composer で要求およびサポートする成果物を、要求定義の手法 (ビジネス・プロセス・ダイアグラム、ユーザー・インターフェース・スケッチ、 画面フロー、ストーリーボード、ユースケース・ダイアグラム、 ユースケース、アクター、および文書) で定義する。
  2. 要求およびその他の成果物を文書に組み込む。 Rational Requirements Composer 文書のリッチ・テキストでは、 フォーマット、箇条書き、番号付きリスト、および画像を含めることができます。 文書をモジュールと関連付けたら、このリッチ・テキストは、Rational DOORS クライアントまたは その Web クライアントで表示することができます。
  3. 文書を Rational DOORS データベースに追加することで、文書を Rational DOORS モジュールと関連付ける
  4. Rational DOORSで、 モジュール内のオブジェクトから他のオブジェクトに追跡可能性を追加して、追加の要求管理タスクを実行する。
  5. Rational Requirements Composer の文書の内容を更新する。統合した文書を同期化します

Rational DOORS 内の統合したコンテンツは読み取り専用です。 Rational DOORS 内の統合したコンテンツに変更を加える場合、 これらの変更は Rational Requirements Composer 文書を同期化する際に上書きされます。

Rational DOORS のオブジェクトに追加したリンクやコメントは、文書を同期する際にすべて保存されます。 モジュールの名前を変更した場合、同期した後で、 その名前は Rational Requirements Composer 文書サイドバーのリンクに反映されます。

要約オブジェクト、特別な属性、および文書やRational Requirements Composerに組み込まれた成果物へのリンクを含む、モジュールの内容について詳しくは、Rational DOORS モジュールの統合済みデータ を参照してください。


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