Rational Requirements Composer 2.0 サーバーと協働するように、サポートされる Oracle データベースをセットアップします。
始める前に
Rational Requirements Composer サーバーと協働するように Oracle データベースをセットアップする前に、以下に示す前提条件を確認してください。支援が必要な場合は、Oracle データベースの管理者に連絡してください。
- ご使用のシステムが、Oracle のハードウェアおよびソフトウェアの最小要件を満たしている。
- Oracle データベースをセットアップするユーザーが管理特権を持っている。
- Oracle が、データベース・サーバーとして使用されるマシンにインストールされ、実行されている。
注: データベース・サーバーとして使用するマシンは、Rational® Requirements Composer 2.0 サーバーが実行されているマシンとは別のマシンにすることができます。
- Oracle データベース・サーバーにデフォルトのデータベースが存在している。
ヒント: Oracle をインストールする際に、データベースを自動的に作成するオプションが用意されています。
このタスクについて
Oracle データベースをサポートするには、パフォーマンスを向上させるためにまずテーブル・スペースを作成して、その後、そのテーブル・スペースにリンクされた Oracle ユーザーを作成する必要があります。
- 以下のようにしてテーブル・スペースを作成します。
注: テーブル・スペースは以下の特性を指定できます。
- oracle_tbs 以外の名前。
- 別のディレクトリー内の場所
- 1GB を超えるサイズ。しかし、大規模なインストール済み環境には、さらに大きなスペースを割り当てる必要があります。
Windows マシンでは、以下のステートメントを使用します。
CREATE BIGFILE TABLESPACE oracle_tbs DATAFILE 'D:¥oracle_tbs¥oracle_tbs.dbf' SIZE 1G AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT LOCAL AUTOALLOCATE
重要: ディレクトリー・パス (この例では、D:¥oracle_tbs) が存在している必要があります。別に特別なテーブル・スペースを作成する必要はありません。
Oracle のデフォルトの USERS テーブル・スペースを使用できる場合、Oracle は管理するディスク上に事前に割り振られているスペースを使用して効率よく実行できることに注意してください。
- 以下のようにして Oracle ユーザーを作成します。
テーブル・スペースの作成後、以下のステートメントを使用して、Oracle データベースを使用する Jazz 用の特別な Oracle ユーザーを作成します。
CREATE USER jazzDBuser IDENTIFIED BY jazzDBpswd DEFAULT TABLESPACE oracle_tbs
注: この例では、ユーザーは、ユーザー名が jazzDBuser であり、パスワード (Oracle 用語では IDENTIFIED BY) が jazzDBpswd で、ステップ 1 で作成したテーブル・スペースに存在します。
- Oracle ユーザーへアクセス権を以下のようにして割り当てます。
Oracle ユーザーに、Jazz データベースを開始するために必要なアクセス権を与えるには以下の SQL コマンドを実行します。
GRANT CREATE SESSION TO jazzDBuser;
GRANT CREATE TABLE, ALTER ANY TABLE, DROP ANY TABLE, CREATE ANY INDEX, ALTER ANY INDEX, DROP ANY INDEX TO jazzDBuser;
GRANT INSERT ANY TABLE, UPDATE ANY TABLE, DELETE ANY TABLE TO jazzDBuser;
GRANT CREATE PROCEDURE TO jazzDBuser;
GRANT CREATE VIEW TO jazzDBuser;
- 以下のようにして JDB ドライバーをコピーします。
- Rational Requirements Composer 2.0 サーバーがインストールされているマシンで RRCS/server ディレクトリーを見つけて、ディレクトリー oracle を作成します。
- Oracle JDBC ドライバー JAR ファイル ojdbc14.jar を見つけます。
このファイルの場所は、Oracle 製品およびオペレーティング・システムによって異なる場合があります。このファイルを、上記のステップで作成した oracle ディレクトリーにコピーします。
- (オプションのステップ: WebSphere Application Server を使用する場合のみ必要) WebSphere でのカスタム・プロパティーの作成: プロパティー ORACLE_JDBC を構成して、その絶対ファイル・パス (URL ではなく) の値を、Oracle JDBC ドライバーのパスに設定します。このパスは上記のステップ 4 で設定されています。パスにスペースが含まれている場合、短縮名 (例: ~1 を含む名前) を使用します。
- インストール・ロードマップに戻ります。