
DB2® データベースをレポート・サーバー用に構成する際のステップは、インストール・プロセス中に Insight のサーバー機能に選択したオプションにより異なります。場合によっては、DB2 コンテンツ・ストア・データベースを作成し、
IBM® WebSphere® Application Server インスタンスを構成してレポート・サーバーをホストし、エンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルを構築、展開、およびインストールする必要があります。
このタスクについて
次に、レポート・サーバーを構成する際のステップを示します。
- 自動インストール方式を選択した場合、ステップ 1 から 7 を実行する必要はありません。
- コンテンツ・ストア・データベースを作成します。 現在のユーザーに、データベースとそのコンポーネントを作成するために必要な管理特権があることを確認します。現在のユーザーは、実行時に、コンテンツ・ストアに接続できるユーザーです。実行時に、他のユーザーをコンテンツ・ストアに接続する方法については、「IBM Cognos® 8 Business Intelligence Installation and Configuration
Guide」を参照してください。
- 以前のインストールのコンテンツ・ストアが既存である場合は、削除してください。
- DB2 コマンド・ウィンドウを起動します (Windows® の場合は、をクリックし、db2cw と入力し、「OK」をクリックします)。
- C:¥Program Files¥ibm¥Rational Insight¥reportal¥contentstore ディレクトリーに移動します。
- バッチ・ファイル install.bat を実行します。
- プロンプトが表示されたら、コンテンツ・ストアのパラメーターを指定します。パラメーターのリストおよびその説明については、このページの下部にある関連リンクを参照してください。
- Cognos とレポート・サーバーが同じ JRE インスタンスで実行されるように、Java™ Runtime Environment (JRE) を設定します。 以下の DB2 ドライバーを [DB2_installation_directory]/java/ ディレクトリーから [rational_insight_installation_directory]/cognos/webapps/p2pd/WEB-INF/lib ディレクトリーにコピーします。
- db2java.jar or db2java.zip
- db2jcc*.jar
- db2policy.jar
db2java.jar ファイルが欠落していて、db2java.zip ファイルが存在している場合は、db2java.zip を db2java.jar に名前変更します。
- カスタム・レポートにコンテンツ・ストアを作成し、DB2 コンテンツ・データベースを参照します。
- Cognos 管理コンソールを起動します (Windows の場合は、をクリックします)。
- をクリックし、「コンテンツ・ストア」を右クリックしてをクリックします。
- 「データベース名」フィールドに、手順 1 で作成したデータベースの名前を入力します。
- 「ユーザー ID とパスワード」行で、「編集」アイコンをクリックします。次に、手順 1 で作成したデータベース・コンテンツ・ストアへのアクセスに使用するユーザー名とパスワードを入力します。
- 「ローカル構成」を選択して、「構成の保存」をクリックします。
- 新しい WebSphere Application Server インスタンスを作成して、レポート・サーバーをホストします。カスタム・レポートのインストーラーを使用して WebSphere Application Server をインストールすることを選択した場合、このステップを実行する必要はありません。
- WebSphere Application Server インスタンスを構成して、レポート・サーバーをホストします。
- WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。それには、ブラウザーを開いて、http://localhost:9060/ibm/console/ に移動します。ポート 9060 が、WebSphere Application Server のプロファイル管理ツールで記録したポートと異なる場合は、別のポート番号に置き換えます。
- 左のサイドバーで「サーバー」ノードを展開し、「アプリケーション・サーバー」を選択します。
- 「server1」リンクをクリックし、「Java およびプロセス管理」ノードを展開します。
- 「プロセス定義」リンク、「Java 仮想マシン」リンクをクリックします。
- 初期および最大 JVM ヒープ・サイズに、それぞれ 256 と 768 を入力します。
- 「適用」(ページ下部)、「保存」リンクをクリックします。
- 「環境エントリー」リンクをクリックします。
- 「新規」をクリックして、次のプロパティーを追加します。
LD_LIBRARY_PATH=[INSTALLDIR]¥cognos¥bin
- 「OK」、「新規」をクリックして、次のプロパティーを追加します。
PATH=[INSTALLDIR]¥cognos¥bin
- 「適用」、「保存」をクリックします。
- Windows Services の制御パネルを開いて、IBM WebSphere Application
Server V6.1 のカスタム・レポート・サービスを再開します。
- レポート・サーバーの EAR ファイルを構築して展開します。
- Cognos 管理コンソールを起動します (Windows の場合は、をクリックします)。
- 「環境」を選択し、すべてのポートを 9300 から WebSphere Application Server プロファイルのポート番号に変更します。
- 「ポータル・サービス (Portal Services)」を選択し、すべてのポートを 9300 から WebSphere Application Server プロファイルのポート番号に変更します。
- 「保存」、「閉じる」をクリックします。
- を選択します。
- 「次へ」をクリックしてデフォルト値を受け入れ、もう一度「次へ」をクリックします。
- 「終了」、「閉じる」をクリックします。
- レポート・サーバーの EAR ファイルをインストールします。
- WebSphere Application Server 管理コンソールにログオンします。それには、ブラウザーで、http://localhost:portnumber/ibm/console/login.do に移動します。プロンプトが表示されたら、ユーザー名とパスワードを入力します。
- 左のサイドバーで「アプリケーション」ノードを展開し、「新規アプリケーションのインストール」を選択します。
- 「参照」をクリックし、[rational_insight_installation_directory]/cognos フォルダーに移動して、p2pd.ear ファイルを選択します。
- デフォルト・オプションを受け入れ、「次へ」をクリックします。この手順を 4 回行います。
- 「保存」リンクをクリックし、左サイドバーの「エンタープライズ・アプリケーション」をクリックします。デフォルト・アプリケーションがリストされた場合は、それをアンインストールします。
- IBM Cognos 8 アプリケーションを選択して、「開始」をクリックします。アプリケーションがすべて読み込まれて開始されるまでに数分かかります。
- ブラウザーを開いて、http://host:port/insight/servlet に移動します。Cognos Content Manager が正常に稼動している場合は、次と同様のテキストが Web ページに表示されます。
IBM Cognos 8
Content Manager
Build: 8.4.2519.0
Start time: Tuesday, November 18, 2008 3:00:41 PM PST
Current time: Tuesday, November 18, 2008 3:01:25 PM PST
State: Running.
- Web ブラウザーで http://server:port/insight に移動します。カスタム・レポート・ポータルのホーム・ページが表示されます。
- カスタム・レポートのサンプル・レポートをインポートします。
- [rational_insight_installation_directory]¥reportal¥deployment¥Rational_Example_Reports.zip ファイルを [rational_insight_installation_directory]¥cognos¥deployment¥ ディレクトリーにコピーします。
- http://server:port/insight の Cognos Web アプリケーションを開きます。
- Cognos 管理ページを開きます ()。
- 「構成」をクリックします。
- 「コンテンツ管理」をクリックして、
「新規インポート」アイコンをクリックします。
- allrqm がデプロイメント・アーカイブとしてリストされていることを確認し、「次へ」をクリックします。
- 「名前」フィールドで、名前を Rational_Example_Reports から Rational_Reports に変更し、「次へ」をクリックします。
- すべてのパッケージとフォルダーをインポートするには、表の見出しのボックスを選択し、「次へ」を 4 回クリックします。
- 「終了」をクリックします。
- 「実行」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
- 「ホーム」アイコンをクリックします。
- すべてのパッケージとフォルダーが「パブリック・フォルダー」にリストされていることを確認します。
- データウェアハウスおよび Rational® 製品へのデータ・ソース接続をテストします。
- http://server:port/insight のカスタム・レポート Web アプリケーションを開きます。
注: URL が不明な場合は、[rational_insight_installation_directory]¥AppServer¥profiles¥RationalInsight¥logs¥AboutThisProfile.txt ファイルを参照してください。
- Cognos 管理ページを開きます。それには、をクリックするか、カスタム・レポートのデフォルトのホーム・ページからはバナーの「管理」リンクをクリックします。
- をクリックします。
- RIDW データ・ソースで、アクション「プロパティーの設定」をクリックします。
- 「接続」タブをクリックします。
- 「接続のテスト」をクリックします。
- 「テスト」をクリックします。
- 「閉じる」を 2 回クリックし、「OK」をクリックします。
- をクリックします。
注: データ・ソース接続のリストに戻るには、
「名前」 フィールドの上の「Cognos」 をクリックする必要がある場合があります。
- 製品のデータ・ソース (ClearQuest など) で、アクション「プロパティーの設定」をクリックします。
- 「接続」タブをクリックします。
- 「接続のテスト」をクリックします。
- 「テスト」をクリックします。
- 「閉じる」を 2 回クリックし、「OK」をクリックします。
- カスタム・レポートのサンプル・レポートのテストを実行します。
- http://server:port/insight のカスタム・レポート Web アプリケーションを開きます。
- 「Rational Quality Manager」フォルダーをクリックします。
- レポートを実行します。
- データ・ソースにアクセスするユーザーを作成します。
- Cognos 管理ページを開きます。それには、「IBM Cognos 管理」をクリックするか、IBM Cognos のデフォルトのホーム・ページからはをクリックします。
- をクリックします。
- 「RIDW」をクリックします。
- 「新規サインオン」をクリックし、名前を入力して「次へ」をクリックします。
- データ・ソースにアクセスするためのユーザー ID とパスワードを入力します。レポートを実行するには、少なくともデータ・ソースへの読取特権が必要です。