v2.0 へのアップグレード (WebSphere Application Server 環境)

このトピックでは、以前のリリースの製品が既にインストール されているときに、IBM® Rational® Quality Manager 2.0 を WebSphere® Application Server 環境にインストールする方法について説明しています。
このタスクについて
注: 実際には、Rational Quality Manager 2.0 へのアップグレードはありません。 代わりに、以前のリリースからデータをエクスポート して、2.0 をインストールし、データを 2.0 にインポートします。

バージョン 1 のデフォルトのインストール・ディレクトリーは、C:¥Program Files¥IBM¥RQM です。バージョン 2 のデフォルトのインストール・ディレクトリーは、C:¥Program Files¥IBM¥RQM20 です。WebSphere Application Server 環境では、インストール・パスを C:¥IBM¥RQM20 などのようにスペースの含まれて いないものに変更することをお勧めします。

WebSphere Application Server 環境で v2.0 にアップグレードするには、以下のように します。

  1. WebSphere Application Server を停止します。
  2. 次の例のように、repotools -export コマンドを使用 して既存のリポジトリーからデータをエクスポート し、Rational Quality Manager ディレクトリー構造の外部に TAR ファイルを保存 します。
    repotools -export toFile=c:¥export.tar teamserver.properties=c:¥Program%20Files¥IBM¥RQM¥server¥teamserver.properties

    この toFile には、リポジトリーをエクスポートする TAR ファイルの名前を指定し、teamserver.properties には teamserver.properties ファイルのパスを指定します。

    注: repotools の使用に関する手順は、https://jazz.net/learn/LearnItem.jsp?href=content/docs/repo-migration/index.html にあります。既存の製品に含まれるバージョンの repotools を使用するようにご注意ください。
  3. データベースと teamserver.properties ファイルを、Rational Quality Manager インストール・ディレクトリー外部の一時ロケーションにバックアップします。

    teamserver.properties ファイルには、データベース・ロケーションが含まれています。これは、Rational Quality Manager がデータベースへ接続するために必要です。デフォルトでは、このファイルは InstallDir¥server¥conf¥jazz¥teamserver.properties にあります。

  4. InstallDir¥server¥conf¥jazz¥provision_profiles ディレクトリーをバックアップします。
  5. v1.0.0.x からアップグレードする場合、Quality Manager のデフォルト のプロジェクト・エリアへのアクセス権限を持ったユーザーすべてに必ず通知 してください。これらのユーザーを手動で v2.0 の Quality Manager の プロジェクト・エリアに追加する必要があります。前のバージョンが 1.0.1 以降の場合、これはインストール処理で行われます。
  6. WebSphere Application Server を開始します。
  7. jazz.war ファイルおよび help.war ファイルをアンインストールします。
  8. WebSphere Application Server を停止します。
  9. C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AppSrv01¥temp¥<server>Node01¥server1jazz_war ディレクトリーおよび help_war ディレクトリーを削除します。
  10. Installation Manager を使用して、 「インストール」をクリックし、インストール手順に 従って、Rational Quality Manager の最新バージョンをインストールします。

    Rational Quality Manager の別のバージョンがインストールされている場合、通知メッセージが表示されます。「続行」をクリックして、パッケージを新規パッケージ・グループにインストールします。

    注: v2.0 を前のバージョンと同じパッケージ・グループおよびロケーションにインストールすることはできません。
  11. インストールが完了したら、以前にバックアップした teamserver.properties ファイルを新規インストール・ロケーションにコピーします。

    デフォルトでは、このファイルは InstallDir¥server¥conf¥jazz¥teamserver.properties にあります。

  12. 以前にバックアップした provision_profiles ディレクトリーを復元して、必要に応じてプロビジョン・プロファイルを 更新し、このバージョンの Rational Quality Manager に対して適切であること を確認します。

    プロビジョン・プロファイルには、profile.ini、nlprofile.ini、 rqm-license-profile.ini、および rqm-profile.ini が含まれます。 ほとんどの場合、これらのファイルのディレクトリー・パスを更新する必要 があります。

  13. WebSphere Application Server を再始動します。
  14. 「Java™ 仮想マシン」ページの「汎用 JVM 引数 (Generic JVM arguments)」セクションで、新規ディレクトリー・パスを使用して JVM 引数を 更新します。
    注: 新しいパラメーターが、v2.0 の「JVM 引数」 セクションに追加されました。また、WAS のセキュリティー設定 「無保護の URI にアクセスした場合に使用可能な認証データを使用する」に チェック・マークが付けられていることを確認します。詳しくは、WebSphere Application Server の設定を参照してください。
  15. 新しい jazz.war ファイルおよび help.war ファイルをインストールします。
  16. jazz_war アプリケーションへのユーザーおよびグループのマッピングを 更新します。

    これらのマッピングは、各ユーザーおよびグループに対してリポジトリーの 許可を指定します。

  17. 次の例のように、バージョン 2.0 の repotools -import コマンドを使用して、エクスポートされた リポジトリーからデータをインポートします。
    repotools -import fromFile=c:¥export.tar teamserver.properties=c:¥Program%20Files¥IBM¥RQM20¥server¥conf¥jazz¥teamserver.properties

    この fromFile には、リポジトリーをインポートする元の TAR ファイルの名前を指定し、teamserver.properties には teamserver.properties ファイルのパスを指定します。

    注: 必ず新しくインストールした製品に含まれるバージョンの repotools を使用するようにしてください。
  18. jazz.war および help.war を開始 します。
  19. ライセンスをアップグレードします。
  20. Rational Team Concert クライアントを始動し、レポートを更新します。
  21. ブラウザーを開き、ブラウザーのキャッシュをクリア して、Rational Quality Manager のプロジェクト・エリアに再接続します。
  22. インポートされたコンテンツがそこにあることを確認します。

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