前提条件およびフォローアップ・アク ションは、操作のコンテキストで適用されます。 例えば、「ワークアイテムの保存 (Work Item Save)」操作で、前提条件を使用して、ワークアイテムを保存す る前にワークアイテムのどのフィールドを入力する必要があるかを定義します。 必須フィールドが入力されていないと、保管操作は ブロックされ、「チーム・アドバイザー 」ビューおよびワークアイテムのタイトル・ バーに詳細が表示されます。 以下の図は、ソース管理にコードを 送信する前に、満たす必要がある前提条件の例です。
プロセスで定義されているように、 フォローアップ・アクションによって、操作が正常に 完了した後で、リポジトリー内の成果物をさらに変更 できます。 例えば、 スクラム・プロセスでは現在、チームの一員となる 操作に対する応答において、「リポジトリー・ワークスペースの作成」、「ワークアイテムの検索」、および「インスタント・メッセージングのセットアップ」という 3 つのワークアイテムを生成します。
Jazz™ プロセス・テンプレートには、前提条件およびフォロ ーアップ・アクションが定義されたプロセス操作の集まりが含まれます。 定義済みの操 作は、プロセス・テンプレートによって異なります。 以下の表は、例として スクラム・プロセス・テンプレート内の操作を示し ます。これらの操作の中には、すべての定義済みのプ ロセス・テンプレートに共通のものがあります。
操作 | 前提条件/フォローアップ・アクション | コメント |
---|---|---|
チームへの招待状を生成 | 初期ワークアイテムの作成 | このフォローアップ・アクションは、チームへの参加プロセスを完了するために実行しなければならないタスクの、一連のワークアイテムを作成します。 |
チームへの招待を受諾 | ワークアイテムの表示 | 招待を受け入れてチームに参加すると、照会が実行され、割り当てられたワークアイテムが表示されます。 |
ワークアイテム保存操作 (Work Item Save Operation) | 必須プロパティー | チーム・メンバーは、ワークアイテム内の特定のフィールドに入力してから保存するように推奨されます。 |
ソース管理提出操作 (Source Control Deliver Operation) | 変更セットの説明 | チーム・メンバーは、ワークアイテムをすべてのコードの送信と関連付けるように推奨されます。 |
振る舞いが定義されるプロセス構成は、「プロジェクト・エリア」エディターで使用可能です。 構成を開くには、「プロセス構成」タブをクリックします。 プロジェクト全体で役割に適用される操作の振る舞いは、 「プロセス構成」セクションで指定されます。 チーム・エリア・レベルで役割に適用される操作の振 る舞いは、「チーム構成」セクションで指定され ます。
プロセスのアクセス権と振る舞いは、独立して構成 されます。 チームは、操作の アクセス権のみのカスタマイズ、振る舞いのみのカス タマイズ、またはこの両方のカスタマイズを選択する ことができます。
プロセスのアクセス権と振る舞いは、複数の反復間、および予定表間で共用でき、チーム構成のどのレベルにおいても構成できます。プロセスのフレームワークは、最も具体的な反復 のために構成されたアクセス権および振る舞いを使用 します。 例えば、チームが最上位で振る舞いを定義す る場合、その振る舞いはすべての反復について適用さ れます。 しかし、チームが特定の反復への参照を追加し、その反復に対して振る舞いを構成する場合、この振る舞いは、その反復が現行である場合に使用されます。
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