以下のバージョンの Rational テスト・ツールが、各ツールからの正常なマイグレーションに必要です。
テスト資産を 1 つのテスト管理ソリューションから 別のテスト管理ソリューションにマイグレーションする前に、次の点を確認します。
一部のプロジェクトは古く、関連のなくなったテスト成果物を含んでいる場合があります。 再利用の可能が高いテスト成果物を含む、依然としてアクティブなプロジェクトを識別します。 それらのプロジェクトのみをマイグレーションします。 これは、プロジェクトを整理し、使用頻度の低いプロジェクトをアーカイブする良い機会となります。
現時点ではサポートされなくなった以前のテスト・サイクルや テスト環境からの古いログ・ファイルを識別します。 関連のなくなったデータを除去します。
莫大な数のマニュアル・テスト・スクリプトが入ったディレクトリーをマイグレーションすることは可能ですが、それらがすべて必要あるとは限りません。 必要のないスクリプトは、新規プロジェクトのスクリプトの全体数に加算されるだけであるため、 マイグレーションしないでください。 Rational Quality Manager には、優れた検索機能やフィルター機能がありますが、 プロジェクト・エリアに非アクティブなスクリプトを多数取り込まないことをお勧めします。
Rational ClearQuest Test Manager プロジェクトが Rational Manual Tester からのテスト・スクリプトと統合される場合、Rational ClearQuest Test Manager プロジェクトをマイグレーションする前に、マニュアル・テスト・スクリプトをマイグレーションする必要があります。その逆を実行した場合は、Rational ClearQuest Test Manager のマイグレーションを繰り返すだけで済みます。
マイグレーションを正常に実行するには、 Rational Manual Tester のテスト・スクリプト・ロケーションを、 Rational ClearQuest のそれらのスクリプトのロケーションと一致させる必要があります。 特に、マニュアル・テスト・スクリプトを参照するために UNC パス名が Rational ClearQuest Test Manager で使用されている場合、同じパスを使用してマニュアル・テスト・スクリプトを Rational Quality Manager にマイグレーションする必要があります。 このパスは、スクリプトが Jazz™ サーバー内で必ず正しく配置されるようにするために使用されます。
前のケースと同様に、Rational TestManager プロジェクトをマイグレーションする前に、マニュアル・テスト・スクリプトをマイグレーションする必要があります。 加えて、Rational TestManager と Rational Manual Tester は同じマシンに インストールして、テスト・ケースとテスト・スクリプトとの間のリンケージを確保する必要があります。
マニュアル・テスト・スクリプトをマイグレーションする前に、 マイグレーションするスクリプトが Rational TestManager のテスト・ケースに 関連付けられたテスト・スクリプトと同じロケーションにあることを確認します。
同様に、 Rational ClearQuest Test Manager プロジェクトにテスト・ケースと関連付けられた 自動化テスト・スクリプトが含まれる場合、Rational ClearQuest Test Manager プロジェクトを マイグレーションする前に、Rational Quality Manager にある自動化テスト・スクリプトを インポート または参照する必要があります。
スクリプトをインポートする場合、ローカル・マシンからではなく、 共有リソース・ロケーションから UNC パスを使用してインポートする必要があります。 インポート中に指定する UNC パスは、自動スクリプトの Rational ClearQuest Test Manager プロジェクトで 使用されたファイル・ロケーション UNC パスと一致する必要があります。
Rational Quality Manager は、マイグレーション中にテスト・ケースを自動化テスト・スクリプトに関連付ける際に、 これらのパスが一致することを確認します。パスが一致しない場合、 テストの実行は失敗します。
Rational ClearQuest Test Manager プロジェクトが Rational RequisitePro からの要件と統合されている場合、Rational ClearQuest の Rational RequisitePro データベース情報が含まれている RAProject レコードを入手する必要があります。
障害の追跡に Rational ClearQuest を使用している場合、 Rational ClearQuest インポート・ウィザードまたはコマンド行同期ツールを使用して、 障害情報を Rational Quality Manager にマイグレーションできます。 Rational ClearQuest Test Manager プロジェクトをマイグレーションする前に、障害をマイグレーションする必要があります。
その後、Rational ClearQuest コネクターを設定して、 Rational ClearQuest および Rational Quality Manager の間の同期を可能にし、 Rational ClearQuest で作成された障害を Rational Quality Manager で表示すること、 およびその逆で表示することも可能にします。
詳細については、Rational Team Concert インフォメーション・センターを参照してください。