レポート概要

Rational® Quality Manager には、プロジェクトにおいて、テスト実行を分析し、トレンドを識別するために使用できる多数の事前定義レポートが含まれています。

各レポートにはパラメーター・セクションがあり、レポートを実行するのに使用できる基準がリストされています。同じレポートおよびパラメーターを繰り返し使用する場合、容易にアクセスするためにレポートのコピーを作成し、パラメーターを保存できます。レポートの多くは対話式であり、レポートに表示されている情報を掘り下げて調べることができます。リンク、棒グラフ、および円グラフをクリックして、特定の情報を表示できます。

Rational Quality Manager カスタム・レポート ツールをインストールして、高性能な Cognos® レポート・サーバー・テクノロジーを使用するカスタム・レポートを作成することもできます。新しいカスタム・レポートを作成できたり、カスタム・レポートに含まれる事前定義レポートのセットをコピーおよび変更できたりします。

Rational Quality Manager には、カスタム・レポートを実行および表示するためのシームレスなユーザー・インターフェースが含まれています。カスタム・レポートを作成および編集するためには、Internet Explorer 6.0 以降が必要です。Rational Quality Manager にインポートします。これにより、事前定義 Rational Quality Manager レポートのように実行および表示できます。

デフォルトでは、レポートは 8 つのテーマに分類されています。
注: レポートを共用状況でグループ化することもできます。
表 1. 使用可能なレポート・タイプ
レポート・タイプ (テーマ) 説明
障害 障害のレポートは、作成された障害の数、解決された障害の数、および公開された障害の総数を表示します。テスト計画、テスト・マイルストーン、テスト・ケース、マシン、所有者、およびテスト実行記録状態などの選択したパラメーターに基づいて、障害のリストを取得することもできます。
実行 実行状況レポートは、カウントまたは重みに基づいたテスト実行レコードの状況を示します。テスト計画、所有者、テスト・スケジュール、カテゴリー、障害、およびマシンの状況も取得できます。傾向のレポートは、計画された進行に対して実際のテスト実行の進行を評価するために使用します。
Lab 管理 Lab 管理レポートは Lab リソースについての使用情報を表示します。各 Lab リソースの予約情報、Lab リソースの要求に対する平均応答時間、各 Lab リソースの空き時間の割合、Lab リソース・グループに組み込まれている Lab リソースが特定の時間内に予約される率、および要求の状態 (例えば、実行依頼されているまたは遂行されている) による Lab リソースに対するすべての要求を表示できます。
要件 要件レポートは、計画の要件に関するテスト・カバレッジ情報を表示します。要件によって、テスト実行レコードのカウントまたは重みに対して測定された実行状況も表示できます。
スコアカード スコアカード・レポートは、テスト・ケース状況、テスト実行のカウントと結果ポイント、および障害カウントの概要を提供します。
要約 要約レポートは、選択された各所有者ごとに重みまたはカウントによるテスト実行レコードの状況を示します。これらのレポートには、未終了の作業 (これはテスト担当者に役立ちます) の概要も含まれます。さらに、テスト・スケジュールによるテスト実行レコードも表示できます。これは、重み、ポイント状況、および実行の試行についてのテスト実行の詳細の概要を表示します。
システム システム・レポートはテスト実行レコードをリストし、手動テストの実行状況を表示します。これらのレポートは、管理者のみが使用可能です。
テスト・ケース テスト・ケース・レポートは、テスト・ケース、チーム、構成、作成状態、および障害の影響によってフィルターされた、テスト・ケースの詳細の範囲をリストします。テスト・ケース・レビュー・レポートを使用して、テスト・ケースの詳細、要件ワークアイテム、およびテスト・ケースによるその他のワークアイテムを表示する横並びの図表を参照します。

レポートを実行した後、結果を外部アプリケーションにエクスポートすることができます。