演習 3.1 では、テスト・マネージャーとしてログインし、要件をカバーする新規テスト・ケースを作成しました。
この演習では、テスト担当者としてログインして、マニュアル・テスト・スクリプトを作成し、それをテスト・ケースに追加します。
マニュアル・テスト・スクリプトとは、ステートメントと呼ばれる一連のテスト命令のことであり、テスト担当者はこれをマニュアル・テスト全体を手引きとして使用します。
テスト・スクリプト開発を開始するには、以下のようにします。
- ログイン・ダイアログ・ボックスでプロンプトが出されたら、テスト担当者としてログインします (ユーザー ID: tony、パスワード: tony)。
Tony のダッシュボードが開きます。
直前の演習で作成したワークアイテムが、テスト担当者の「マイ・タスク」ビューレットにリストされていることに注意してください。
- ワークアイテムを開くには、「マイ・タスク」ビューレットから、「テスト・ケースはマニュアル・テスト・スクリプトに対応」をクリックします。
ワークアイテムの「概要」タブをクリックします。
テスト担当者へのテスト・スクリプトの作成指示が表示されます。

- ページの左上の「Rational Quality Manager に戻る」をクリックして、ダッシュボードに戻ります。
- テスト・ケースを開くには、「マイ・タスク」ビューレットの「成果物」列で「新規カスタマー・オーダー・テスト・ケース」をクリックします。
- オーダー機能をテストするための新規マニュアル・テスト・スクリプトを作成するには、以下のようにします。
- 「テスト・スクリプト」セクションをクリックします。
重要: インストール済みのマニュアル・テスト・スクリプトのサンプルを使用すれば、この演習の完了に要する時間を短縮できます。
「既存テスト・スクリプトの追加」アイコン (

) をクリックします。テスト・スクリプトのリスト
から、
「新規カスタマー・オーダー・テスト・スクリプト (サンプル)」を選択し、「
OK」をクリックします。名前をクリックして開き、ステップ 7 へスキップします。
- 「新規テスト・スクリプトの追加」アイコン (
) をクリックし、名前を「新規カスタマー・オーダー・テスト・スクリプト」、記述を「クラシック Java アプリケーションのオーダー機能をテストするためのマニュアル・スクリプト」と入力します。
- 所有者として「Tony、テスト担当者」を選択し、「OK」をクリックし、次に「保存」をクリックします。
- テスト・スクリプトを開いて編集を開始するには、テスト・スクリプト名をクリックします。
「マニュアル・テスト」エディターが開きます。
- 「クリックして手順を追加」をクリックして、ステップの
「説明」および「予想結果」フィールドに以下のステートメントを追加します。Enter キーを押して、次の手順に進みます。
表 1. ステップ |
説明 |
予想結果 |
1 |
クラシック Java A アプリケーションを開始します。 |
「Classics CD」ウィンドウが開きます。 |
2 |
「Bach」フォルダーを展開します。 |
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3 |
「Violin Concertos」をクリックします。 |
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4 |
「オーダーの発行」ボタンをクリックします。 |
「メンバー・ログイン」ウィンドウが開きます。 |
5 |
「既存カスタマー」が選択されていることを確認します。 |
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6 |
「氏名」フィールドで、「Trent Culpito」と入力します。 |
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7 |
「パスワード」フィールドで、「1234567」と入力します。 |
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8 |
「OK」をクリックします。 |
注文が正しく発行されました。 |
9 |
「オーダーの発行」ダイアログ・ボックスの「カード番号」フィールドで、「5555 1212 5555 1212」と入力します。 |
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10 |
カード・タイプには、「Visa」を選択します。 |
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11 |
「有効期限」フィールドには、「10/09」と入力します。 |
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12 |
「オーダーの発行」ボタンをクリックします。 |
クレジット・カード情報が処理され、
メッセージ・ウィンドウにオーダーが受け付けられたことが示されます。 |
13 |
「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。 |
ウィンドウが閉じます。 |
テスト・スクリプトは、以下のようなイメージになります。
注: 上記の図では、ステートメントのデフォルトは「実行手順」です。
実行ステップは、スクリプトの実行時にテスト担当者が実行するアクションです。
ステップ 8 と 12 には異なるアイコンが使用されていることにご注意ください。これらはレポート作成ポイントです。レポート作成ポイントは、複数のステップの結果を要約します。
- ステートメントをクリックし、「ステップ」アイコン (
) の横の下矢印をクリックし、リストから「レポート作成ポイント」
を選択して、ステップ 8 および 12 のステートメント・タイプをレポート作成ポイントに変更します。
- テストの際の明確さを期して、ピクチャーをインラインで追加することもできます。
ピクチャーを追加するには、以下のようにします。
- イメージを追加するステートメントをクリックします。
- エディターのツールバー上の「イメージの挿入」アイコン (
) をクリックします。
- ダイアログ・ボックスが開いたら、「参照」をクリックします。
- ファイルを参照し、「開く」をクリックし、「OK」をクリックします。
イメージがステートメントに追加されます。
ヒント: イメージの表示のフォーマットを選択することができます。
「
すべてのイメージの管理」 (

) アイコンをクリックして、
「
フルサイズ」、「
サムネール」、または
「
リンク」のいずれかを選択します。
注: テストの実行時に、マニュアル・テスト・スクリプトにイメージが表示されます。
ツールバーの該当するアイコンをクリックして、添付ファイル、コメント、および検証テキストを追加することもできます。
- スクリプトでの作業を終了したら、「保存」をクリックします。
次の演習では、引き続きテスト担当者として作業し、テスト・データをマニュアル・テスト・スクリプトに追加します。