IBM® Rational® Quality Manager の Lab 管理ツールを使用すると、テストおよび開発組織で Lab リソースを表示することができます。このツールでは、テスターおよび開発者が必要なリソースのタイプを正確に定義したり、それらのリソースを予約しておいたり、Lab リソースを構成したりすることができます。
この製品の堅固なマシン構成機能を使用して、タスクのために必要なリソースの特性を正確に定義することができます。 例えば、テスターは Power 5 CPU と最小 1 GB の RAM を搭載した IBM AIX 5.3 を実行するコンピューターが必要な場合があります。Lab 管理構成機能を使用すると、特定のテストまたは開発タスクを実行するリソース用の構成など、必要な構成を指定することができます。Rational Quality Manager Lab 管理には IBM Tivoli 製品をデプロイすることができ、製品の特定の統合を通して、さらなる価値を提供します。
Rational Quality Manager と統合可能な Tivoli 製品は、IBM Tivoli® Service Request Manager®、IBM Tivoli Application
Dependency Manager、
および IBM Tivoli Provisioning
Manager です。
これらの統合は、包括的なテスト Lab 管理ソリューションを提供します。それによって、
Tivoli Application Dependency Manager でディスカバーされたリソースを視覚的に認識できるようになります。Tivoli Service Request Manager を通して、Lab 要求を管理できます。Tivoli Provisioning Manager を通して、新たなリソースのディスカバーおよびリソースのプロビジョニングの自動化をすることができます。
これらの機能により、Lab リソースの使用効率が向上します。このセクションのトピックには、統合ごとのシナリオが含まれ、これらの統合の利点が得られるようにご使用の環境を構成する方法について説明します。
デプロイメント
Tivoli 統合セクションで説明されている各製品は、一般的な製品インストール方式に従ってインストールされます。Tivoli 製品との統合を利用するには、以下のトピックで説明される構成ステップに従う必要があります。統合シナリオからメリットを享受するには、必ずしもすべての製品を Rational Quality Manager で使用可能にする必要はありません。デプロイメントのサイズおよび製品の使用方法によっては、製品はミドルウェアを共有できます。例えば、すべての製品がテスト Lab をサポートするためにのみデプロイされている非常に小規模なテスト Lab 環境では、すべての製品に対して同じデータベース・サーバーを使用できます。より大規模なデプロイメントでは、製品ごとに別個のデータベース・サーバーを持つ場合があります。製品ごとの各種のコンポーネント、およびそれらのデプロイ方法について詳しくは、個別の製品の計画およびインストールのガイドを参照してください。
製品のバージョンおよび互換性
統合には、以下の製品バージョンがサポートされています。
- Rational Quality Managerバージョン
1.0 以降 (IBM Rational Test Lab Manager クライアント・アクセス・ライセンスを使用可能にして)
- Tivoli Service Request Manager バージョン
7.1.0
- Tivoli Application Dependency Manager バージョン
7.1.0
- Tivoli Provisioning Manager バージョン
5.1.1 および 7.1.1
サポートされているミドルウェア、および環境の仕様については、
Rational Quality Manager、
Tivoli Service Request Manager、
Tivoli Application Dependency Manager、および
Tivoli Provisioning Manager の該当する製品資料を参照してください。構成するコンポーネントを同じミドルウェア上で実行する必要はありません。