ライセンス管理

このトピックでは、IBM® Rational® Quality Manager のライセンス管理の概要を提供します。

アクティベーション・キーおよびクライアント・アクセス・ライセンス

Rational Quality Manager のライセンス管理には次の 3 つの部分があります。

サーバー・アクティベーション・キーは、Jazz™ サーバーの有効にされた機能を判別し、クライアント・アクセス・ライセンス・アクティベーション・キーは、ユーザーがサーバー上で機能の定義済みセットを実行するのを許可します。 サーバー・アクティベーション・キーをインストールしてから、クライアント・アクセス・ライセンス・アクティベーション・キーをインストールする必要があります。

サーバー・アクティベーション・キーとクライアント・アクセス・ライセンス・アクティベーション・キーのインストールは、Jazz サーバー管理のライセンス・キー管理セクションで行います。 ユーザーへのライセンスの割り当ては、Jazz ユーザー管理のクライアント・アクセス・ライセンス管理セクションで行います。

Rational Quality Manager のエディション

Rational Quality Manager には、Standard と Express という 2 つのエディションがあります。 どちらのエディションも、60 日間のサーバー・ライセンス評価版を使って作動します。 どちらのエディションにも、クライアント・アクセス・ライセンス (CAL) と定義済み構成のセットが含まれています。 エディションごと、およびライセンス・タイプごとに別個のアクティベーション・キーがあります。 クライアント・アクセス・ライセンスの数およびタイプは、ご使用のエディションの Rational Quality Manager の Jazz Server によって定義されます。

Rational Quality Manager クライアント・アクセス・ライセンス・タイプ

以下の表は、Rational Quality Manager と共に含まれているクライアント・アクセス・ライセンス・タイプを示しています。

表 1.
クライアント・アクセス・ライセンス 説明
Quality Manager ユーザーには、役割ベースのプロセス許可で他に制限されていなければ、すべての機能に対する読み取りアクセスとすべての機能に対する書き込みアクセスがあります。 Quality Manager ライセンスを持つユーザーの総数は、サーバー・ユーザーの限度を超えることができません。
ビューアー ユーザーには、役割ベースのプロセス許可で他に制限されていなければ、すべての機能に対する読み取りアクセスがあります。 ユーザーには、ワークアイテムおよび 承認への書き込み権限があります。ビューアー・ライセンスを持つユーザーの総数は、サーバー・ユーザーの限度を超えることができません。
コネクター Rational Quality Manager アダプター接続、インポート/エクスポート機能、および Rational ClearQuest® 接続のサービスを提供するために使用される単一のユーザー ID にのみ割り当てられます。 このユーザー ID は、サーバー・ユーザーの限度の一部として数えられません。このユーザー ID は、Rational Quality Manager への Web アクセスを許可しません。
Lab マネージャー ユーザーには、役割ベースのプロセス許可で他に制限されていなければ、すべての Lab 管理機能に対する読み取りアクセスとすべての Lab 管理機能に対する書き込みアクセスがあります。 ライセンスにより、Rational Quality Manager CAL の機能が拡張され、それらのユーザーが Lab 管理機能にアクセスして、ライセンス構成で決定されたとおりに指定された数の CPU を管理できるようにします。 ライセンスがサーバー・ユーザーの限度を超えることはありません。

Lab マネージャー CAL は、Quality Manager CAL を持たないユーザーが使用するように意図されていません。 現在 Quality Manager CAL のライセンスを持っているユーザーは、Lab マネージャー CAL を追加することにより、すべての Lab 管理機能を追加することができます。 Lab マネージャー CAL をインストールすると、ユーザーは以下のタスクを実行できます。

エディションごとおよびライセンス・タイプごとのライセンスの数

以下の表は、各エディションに含まれるライセンスの数と、評価ライセンスの数を示しています。

表 2. Express Edition のクライアント・アクセス・ライセンス
クライアント・アクセス・ライセンス 限度 包含 評価版 サーバー限度での数
Quality Manager 3 3 5 あり
ビューアー 0 0 5 なし
コネクター 5 5 5 なし
表 3. Standard Edition のクライアント・アクセス・ライセンス
クライアント・アクセス・ライセンス 限度 包含 評価版 サーバー限度での数
Quality Manager 3 3 制限なし あり
ビューアー 0 0 制限なし なし
Lab マネージャー 0 0 制限なし なし
コネクター 250 250 制限なし なし

サーバー評価期間中に、特定の CAL については、評価版 属性のみが強制されます。サーバー・アクティベーション・キーをインストールした後、 それぞれのライセンス・タイプに応じたクライアント・アクセス・ライセンスの数は固定され、 「包含 」と「限度 」の値が適用可能になります。 ユーザーを追加する必要がある場合は、新たにライセンスを購入してインストールする必要があります。

注: 組み込まれていた Quality Manager クライアント・アクセス・ライセンスの 1 つは、自動的に ADMIN ユーザーに割り当てられます。このライセンスは、別のユーザーに再割り当てすることはできません。

フィードバック