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演習 4.1: テスト・ケースへのマニュアル・テスト・スクリプトの追加

演習 3.1 では、テスト・マネージャーとしてログインし、要件をカバーする新規テスト・ケースを作成しました。 この演習では、テスト担当者としてログインして、マニュアル・テスト・スクリプトを作成し、それをテスト・ケースに追加します。 マニュアル・テスト・スクリプトとは、ステートメントと呼ばれる一連のテスト命令のことであり、テスト担当者はこれをマニュアル・テスト全体を手引きとして使用します。
テスト・スクリプト開発を開始するには、以下のようにします。
  1. ログイン・ダイアログ・ボックスでプロンプトが出されたら、テスト担当者としてログインします (ユーザー ID: tonyパスワード: tony)。 Tony のダッシュボードが開きます。

    直前の演習で作成したワークアイテムが、テスト担当者の「マイ・タスク」ビューレットにリストされていることに注意してください。

    テスト担当者の「マイ・タスク」ビューレット

  2. ワークアイテムを開くには、「マイ・タスク」ビューレットから、「テスト・ケースはマニュアル・テスト・スクリプトに対応」をクリックします。 ワークアイテムの「概要」タブをクリックします。 テスト担当者へのテスト・スクリプトの作成指示が表示されます。

    テスト・スクリプトを追加するためのテスト担当者用のワークアイテム

  3. ページの左上の「Rational Quality Manager に戻る」をクリックして、ダッシュボードに戻ります。
  4. テスト・ケースを開くには、「マイ・タスク」ビューレットの「成果物」列で「新規カスタマー・オーダー・テスト・ケース」をクリックします。
  5. オーダー機能をテストするための新規マニュアル・テスト・スクリプトを作成するには、以下のようにします。
    1. 「テスト・スクリプト」セクションをクリックします。
      重要: インストール済みのマニュアル・テスト・スクリプトのサンプルを使用すれば、この演習の完了に要する時間を短縮できます。 「既存テスト・スクリプトの追加」アイコン (追加) をクリックします。テスト・スクリプトのリスト から、「新規カスタマー・オーダー・テスト・スクリプト (サンプル)」を選択し、「OK」をクリックします。名前をクリックして開き、ステップ 7 へスキップします。
    2. 「新規テスト・スクリプトの追加」アイコン (新規テスト・スクリプトの追加) をクリックし、名前を「新規カスタマー・オーダー・テスト・スクリプト」、記述を「クラシック Java アプリケーションのオーダー機能をテストするためのマニュアル・スクリプト」と入力します。
    3. 所有者として「Tony、テスト担当者」を選択し、「OK」をクリックし、次に「保存」をクリックします。
    4. テスト・スクリプトを開いて編集を開始するには、テスト・スクリプト名をクリックします。 「マニュアル・テスト」エディターが開きます。
    5. クリックして手順を追加」をクリックして、ステップの 「説明」および「予想結果」フィールドに以下のステートメントを追加します。Enter キーを押して、次の手順に進みます。
      表 1.
      ステップ 説明 予想結果
      1 クラシック Java A アプリケーションを開始します。 「Classics CD」ウィンドウが開きます。
      2 「Bach」フォルダーを展開します。  
      3 「Violin Concertos」をクリックします。  
      4 「オーダーの発行」ボタンをクリックします。 「メンバー・ログイン」ウィンドウが開きます。
      5 「既存カスタマー」が選択されていることを確認します。  
      6 「氏名」フィールドで、「Trent Culpito」と入力します。  
      7 「パスワード」フィールドで、「1234567」と入力します。  
      8 「OK」をクリックします。 注文が正しく発行されました。
      9 「オーダーの発行」ダイアログ・ボックスの「カード番号」フィールドで、「5555 1212 5555 1212」と入力します。  
      10 カード・タイプには、「Visa」を選択します。  
      11 「有効期限」フィールドには、「10/09」と入力します。  
      12 「オーダーの発行」ボタンをクリックします。 クレジット・カード情報が処理され、 メッセージ・ウィンドウにオーダーが受け付けられたことが示されます。
      13 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。 ウィンドウが閉じます。

      テスト・スクリプトは、以下のようなイメージになります。

      マニュアル・テスト・スクリプト

      注: 上記の図では、ステートメントのデフォルトは「実行手順」です。 実行ステップは、スクリプトの実行時にテスト担当者が実行するアクションです。 ステップ 8 と 12 には異なるアイコンが使用されていることにご注意ください。これらはレポート作成ポイントです。レポート作成ポイントは、複数のステップの結果を要約します。
  6. ステートメントをクリックし、「ステップ」アイコン (ステップ) の横の下矢印をクリックし、リストから「レポート作成ポイント」レポート作成ポイント を選択して、ステップ 8 および 12 のステートメント・タイプをレポート作成ポイントに変更します。
  7. テストの際の明確さを期して、ピクチャーをインラインで追加することもできます。 ピクチャーを追加するには、以下のようにします。
    1. イメージを追加するステートメントをクリックします。
    2. エディターのツールバー上の「イメージの挿入」アイコン (イメージの添付) をクリックします。
    3. ダイアログ・ボックスが開いたら、「参照」をクリックします。
    4. ファイルを参照し、「開く」をクリックし、「OK」をクリックします。 イメージがステートメントに追加されます。
      ヒント: イメージの表示のフォーマットを選択することができます。 「すべてのイメージの管理」 (すべてのイメージの管理) アイコンをクリックして、 「フルサイズ」、「サムネール」、または 「リンク」のいずれかを選択します。
    注: テストの実行時に、マニュアル・テスト・スクリプトにイメージが表示されます。 ツールバーの該当するアイコンをクリックして、添付ファイル、コメント、および検証テキストを追加することもできます。
  8. スクリプトでの作業を終了したら、「保存」をクリックします。
次の演習では、引き続きテスト担当者として作業し、テスト・データをマニュアル・テスト・スクリプトに追加します。