IBM® Rational® Quality Manager を使用する場合、以下の指示に従って
DB2® または DB2 Express™ データベースを
セットアップします。
始める前に
注: DB2 v9.5 Workgroup Server Edition は、本リリース
の Rational Quality Manager に組み込まれています。
この手順は、以下の前提条件が満たされていることを前提としています。
詳しくは、DB2 の資料を参照するか、DB2
データベース管理者 (DBA) にお尋ねください。
このタスクについて
DB2 データベースをセットアップするには、以下のようにします。
- DB2 サーバーで、DB2 コントロール・センターを開始します。
- 「すべてのデータベース」を右クリックし、「データベースの作成」を選択してから、「標準」を選択します。 「データベースの作成ウィザード」が開始します。
- 「データベースの作成ウィザード」のページ 1 で、次の手順を
完了します。
- データベース名として、RQM を入力します。
- デフォルト・パスを指定します。例: C:¥。
- オプション「ストレージを DB2 に管理させる (自動ストレージ)」を選択します。
- 「バッファー・プール」および「テーブル・スペース」の値として、16K を指定します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「データベースの作成ウィザード」のページ 2 で、次の手順を
完了します。
- デフォルト値を受け入れます。
- 「次へ」をクリックします。
- 「データベースの作成ウィザード」のページ 3 で、以下のオプションが設定されていることを確認します。
- 「国/地域」が「デフォルト」に設定されている。
- 「テリトリー」が「US」に設定されている。
- 「コード・セット」が「UTF-8」に設定されている。
- 「照合シーケンス」が「システム」に設定されている。
- 「次へ」をクリックします。
- 「終了」をクリックします。
注: 次の一連のステップは、Rational Quality Manager Jazz
サーバー上で行います。
- ディレクトリー InstallDir¥server¥conf¥jazz¥
で teamserver.properties ファイルを探し、teamserver.derby.properties に
名前変更します。
Rational Quality Manager は、このファイルを使用して、データベース設定を含むさまざまなプロパティーを設定します。
teamserver.properties ファイルを更新することにより、Derby データベースの代わりに DB2 データベースを使用できます。
- ディレクトリー InstallDir¥server¥conf¥jazz¥
で teamserver.db2.properties ファイルを探し、teamserver.properties に
名前変更します。
- teamserver.properties ファイルで、データベースと接続の詳細を指定します。
デフォルトの接続指定では、localhost のポート 50000 で実行している
DB2 データベースに接続します。以下の例では、データベースの名前は RQM で、ユーザー名およびパスワードは db2admin です。データベースのセットアップで
デフォルト値を使用した場合、teamserver.properties
ファイルはこれで正しく構成されます。デフォルトを使用していない場合は、ここに記載されている情報を
ご使用の構成に合わせて変更してください。
- ファイル teamserver.properties をテキスト・エディターで開きます。
- 次の行を見つけます。
com.ibm.team.repository.db.vendor = DB2
com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=//localhost:50000/RQM:user=db2admin;password={password};
com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=db2admin
- com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の値
を、ご使用の DB2 サーバーおよびデータベースに合わせて編集します。
必要に応じて、データベース・ホスト名 (または IP アドレス)、データベース名、DB2 ユーザー名およびパスワードを変更します。
注: DB2 ユーザーには、テーブルおよびテーブル・スペースの
作成や、データベース構成の変更を行うための許可が必要です。DB2
ユーザーはオペレーティング・システムによって作成されます。
- ユーザー・パスワードをプロパティー com.ibm.team.repository.db.jdbc.password で指定します。
注: com.ibm.team.repository.db.jdbc.location プロパティーの password={password} テキストは変更しないでください。
- 必要な場合、プロパティー com.ibm.team.repository.db.db2.content.tablespace.location を、Jazz サーバー上のメイン・テーブル・スペースを作成可能な
場所のパスに変更します。
注: この値を
デフォルトの content_tablespace から変更していない場合は、テーブル・スペースは
データベースの保管場所に作成されます。Windows® の場合、新しいパスが
指定された場合、以下のように円記号を 2 つ重ねて指定する必要があります。com.ibm.team.repository.db.db2.content.tablespace.location=c:¥¥db2¥¥jazz¥¥content_tablespace
- teamserver.properties ファイルに以下の行を追加します。(ポート番号を変更して WebSphere® Application
Server 構成と一致するようにします。)
#websphere port configuration
com.ibm.team.repository.server.repourl.port.http=9080
com.ibm.team.repository.server.repourl.port.https=9443
注: これらはデフォルトのポート番号です。WebSphere Application
Server がインストール済みではなく、他のポート番号を使用している場合は、これらのポート番号を WebSphere Application
Server 内で割り当てられたポート番号に一致させる必要があります。
- 3 つのプロビジョン・プロファイルを編集して、
絶対パスを追加します。Windows では、プロビジョン・プロファイルは
InstallDir¥server¥conf¥jazz¥provision_profiles
に存在します。
Linux では、プロビジョン・プロファイルは
InstallDir¥server に置かれています。
注: プロビジョン・プロファイルのパス名のスペース
は、%20 で置き換える必要があります。
プロビジョン・プロファイルの詳細。: Jazz は、プロビジョン・プロファイルを使用して将来のフィックスパックおよびリリース更新用のプラグイン・パスを指定します。
これらのプロファイルは、データベース表が作成されるときにも使用されます。
更新ディレクトリーが正しく機能するためには、プロビジョン・プロファイルに
絶対パスが必要です。
- profile.ini: url=file:///C:/Program%20Files/RQM20/server/conf/jazz/update-site
featureid=com.ibm.team.rtc.server.feature
- rqm-license-profile.ini: url=file:///C:/Program%20Files/RQM20/server/conf/jazz/rqm-license-update-site
featureid=com.ibm.rqm.licensing.standard.feature
- rqm-profile.ini: url=file:///C:/Program%20Files/RQM20/server/conf/jazz/rqm-update-site featureid=com.ibm.rqm.server.feature
- Linux では、Rational Quality Manager インストール・ディレクトリーが /opt/IBM/RQM20/ であると想定すると、プロビジョン・プロファイルを編集するための構文のバリエーションは以下のとおりです。
- Red Hat Enterprise Linux 5 の場合: url=file:/opt/IBM/RQM20/server または
url=file:///opt/IBM/RQM20/server
- SUSE Linux Enterprise
Server 10 の場合: url=file:/opt/IBM/RQM20/server
- teamserver.properties およびプロビジョン・プロファイルが変更されたので、
repotools という Jazz ユーティリティー
を実行してデータベース表を作成する必要があります。repotools.bat
ユーティリティー・ファイルは InstallDir¥server¥repotools.bat に置かれています。
- コマンド・ウィンドウを開きます。
- repotools.bat -createTables を実行します。
タスクの結果
データベースのセットアップは完了しました。