レポート・サーバーのセットアップ

レポート・サーバーとデータベース・クライアントをホストする Web アプリケーション・サーバーをセットアップし、レポート・サーバーからデータウェアハウスにアクセスできるようにします。同じシステムでコンテンツ・ストアをホストする場合は、データベース・サーバーをインストールします。また、必須のライブラリーをインストールし、.so ファイルへのリンクを作成して、 Rational® Quality Manager カスタム・レポート をインストールできるようにします。
このタスクについて
レポート・サーバーは、WebSphere® Application Server で稼動する Java™ Web アプリケーション・サーバーです。レポート・サーバーは、以下のデータベースにアクセスするために使用します。
  1. WebSphere Application Server の既存インスタンスでレポート・サーバーを稼動する場合は、既存インスタンスのバージョンが 6.1.0.21 以降であることを確認してください。
  2. WebSphere Application Server の既存インスタンスにレポート・サーバーをインストールする場合は、[WebSphere_installation_directory]/AppServer/java/jre/lib/ext/ ディレクトリーに bcprov-jdk14-134.jar ファイルが存在することを確認してください。この JAR ファイルが存在する場合は、インストーラーを自動モードで実行する前に、JAR ファイルをバックアップして、ディレクトリーから削除します。
  3. コンテンツ・ストア・データベースをインストールする前に、以下の点を確認してください。
    • コンテンツ・ストアをローカルでホスティングしている場合は、データベース・サーバーとクライアントをインストールします。
    • コンテンツ・ストアをリモートでホストしていて、データベース・サーバーのインストールにクライアント・サービスが含まれていない場合は、データベース・クライアントをインストールします。
  4. データウェアハウスとコンテンツ・ストアが同じベンダーのデータベースを使用しない場合、データウェアハウス・データベースのデータベース・クライアントをインストールします。
  5. 以下のパッケージがインストールされていることを確認してください。

    libXp は X Print Client Library を表し、openmotif は Open Motif を表します。

    • libXp-1.0.0-8*.rpm
    • libXp-devel-1.0.0-8*.rpm
    • openmotif-2.3.0-0.5*.rpm
    • openmotif-devel-2.3.0-0.5*.rpm
    これらのパッケージがインストールされているかどうかを確認するには、コンソールから次のコマンドを実行します。
    rpm –qa | grep [PACKAGENAME]
    パッケージがインストールされていない場合は、次のコマンドを使用してインストールします。
    rpm –ivh [PACKAGENAME]
    通常、これらのパッケージは、Linux® のインストール・メディアに含まれています。
  6. libXm.so.3 ファイルを /usr/lib フォルダーにインストールします。この .so ファイルが存在することを確認するには、コンソールで次のコマンドを実行します。
    ls /usr/lib/libXm.* -l 
    .so ファイルが存在しない場合は、以下のライブラリーをインストールします。
    • libXp-devel-1.0.0-8.1.el5
    • libXp-1.0.0-8.1.el5
    • openmotif-2.3.0-0.5.el5
    • openmotif-devel-2.3.0-0.5.el5
  7. 次のコマンドを使用して、新しい .so ファイルをリンクします。
    ln -s libXm.so.4.0.0 libXm.so.3
  8. 次のコマンドを使用して、もう 1 つの .so ファイルをリンクします。
    cd /usr/lib
    ln -s libfreetype.so /usr/lib/libfreetype.so.6 
次のタスク
データベースのインストールおよび構成の現行情報については、製品資料を参照してください。

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