Rational® Test RealTime™ との統合は、
アダプターを使用することでインプリメントされます。アダプターは、Test
RealTime および Rational® Quality Manager の間のブリッジとして機能します。Test RealTime アダプターは、Test RealTime をインストールするときにデフォルトでインストールされて、Test RealTime がインストールされたワークステーション上で構成されます。
前提条件
- Rational
Test RealTime adapter for Rational Quality Manager は、Test RealTime 7.5 以降を必要とします。
- アダプターの実行前に、Java™ Runtime Environment (JRE) バージョン 1.5 以降を使用するように、PATH 環境変数がコンピューター上で正しく設定されていることを確認します。
- 初めてアダプターを実行する際、コンソール・ ウィンドウで構成情報を入力するよう要求されます。
- アダプターは、Test RealTime プロジェクトを Rational Quality Manager テスト・スクリプトとして使用します。Test RealTime テストを Rational Quality Manager から実行する際、アダプターは、プロジェクトで選択されたターゲット配置ポート (TDP) を使用して、Test RealTime プロジェクトを実行します。さまざまな TDP を使用して Test RealTime プロジェクトを実行するには、各 TDP ごとに、Rational Quality Manager でテスト環境を作成する必要があります。
アダプターの開始
アダプターは、以下の方法で開始します。
- デフォルトで <installation directory>¥RQMAdapter¥TestRTadapter にインストールされている startTestRTAdapter.bat バッチ・ファイルを実行します。
あるいは Windows® で、「スタート」メニューから、を選択します。
- アダプターの初回実行時には、コンソール・ ウィンドウで以下の情報を入力する必要があります。
- サーバー URL: Rational Quality
Manager サーバーの URL を入力します。
- ログイン: Rational Quality
Manager に接続するのに使用するログインを入力します。
- パスワード: パスワードを入力します。
- アダプター名の入力: 現在のコンピューター上の Test RealTime アダプターの名前を入力します。この名前は、Quality Manager Web
UI で表示されて、このアダプターのインスタンスを識別できるようになります。デフォルトの名前は、<ホスト名>の TestRT です。
初回実行時にアダプターによって要求されるのは、これらの項目のみです。サーバー URL およびログイン情報を変更する必要がある場合は、-reconfigure コマンド行オプションを使用してアダプターを実行します。
コンソール・ウィンドウが開いている間は、アダプターが実行されています。アダプターを停止するには、コンソール・ウィンドウを閉じるか、CTRL-C を押します。
Test RealTime プロジェクトのインポート
Test
RealTime プロジェクトを Rational Quality Manager にインポートするには、以下を実行します。
- Rational Quality Manager にログインし、をクリックします。
- 「スクリプト・タイプ」で、「Rational Test
RealTime」を選択します。
- 「テスト・マシンに対してローカルのテスト・リソースを使用します」を選択し、「アダプターの選択」をクリックします。
- 使用する Test RealTime アダプターを選択します。
- 「プロジェクト・パス」で、Test RealTime RTP プロジェクト・ファイルが置かれているディレクトリーを指定し、「実行」をクリックします。選択されたディレクトリー下にあるサブディレクトリーのすべてが、アダプターによって解析されます。
- 1 つ以上の RTP プロジェクト・ファイルを選択し、「OK」そして「インポート」をクリックします。
テスト環境へのターゲット配置ポート (TDP) の関連付け
特定の TDP を使用してテスト実行記録を作成するには、以下を行います。
- Rational Quality Manager にログインし、をクリックします。
- Test
RealTime TDP 構成の名前に適用される、テスト環境の名前を入力します。この名前は、Test RealTime での構成名と厳密に同じものでなければなりません。例: CWin32 - GNU。「保存」をクリックします。
- をクリックし、新規テスト実行記録の名前を入力します。
- 「テスト・ケース」そして「デフォルトのテスト・スクリプト」を選択します。
- 「選択可能なテスト環境」で、使用する TDP の名前が付いたテスト環境を選択します。「保存」をクリックします。