AppScan と Rational Quality Manager の間の通信の構成

このウィザードでは、AppScan Tester Edition と Rational® Quality Manager にサンプル・データをインストールして、構成可能な多数のオプションにデフォルトを設定することによって、AppScan と Rational Quality Manager の間に双方向通信を構成できます。
始める前に
「構成」ウィザードの完了時に、「デフォルトの設定ウィザードを起動」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
  1. ウェルカム・ページで、リストから「Rational Quality Manager と統合」を選択して、「次へ」をクリックします。このようにすると、Rational Quality Manager ユーザー用にスキャン・テンプレート、テスト・ポリシー、およびサーバー・グループが作成されます。
  2. 「デフォルト設定」ウィンドウで、AppScan 用に次のオプションを構成します。
    1. 「インスタンス」: このセットアップの対象となっているインスタンス名を選択します。例: ASE。「構成」ウィザードで構成されたインスタンスが、ここでデフォルトとして選択されています。
    2. 「連絡先」: ウィザードで作成された項目の名前または連絡先を入力します。 これらの項目は、必要に応じて後から編集できます。 デフォルトでは、選択したインスタンスのサービス・アカウントになっています。
    3. 「ルート・フォルダー名」: デフォルトのルート・フォルダー名を入力します。 デフォルトのフォルダーは、作成する他のすべてのフォルダーのルート・フォルダーの役割を果たします。
    4. 「アプリケーション URL」: アプリケーション・ユーザーが AppScan へのアクセスに使用する URL (http://myserver/mydomain/appscan/ など) を入力します。 デフォルトでは、現在使用しているコンピューターの FODN (完全修飾ドメイン・ネーム) になっています。
  3. 「次へ」をクリックします。
  4. LDAP サーバーを AppScan Tester Edition と共に使用している場合は、「LDAP 設定」ページで 「LDAP を使用可能にする」チェック・ボックスを選択します。
    1. 「サーバー名」フィールドで、LDAP グループ名を入力します。
    2. 「グループ照会」フィールドで、ユーザー・グループ情報の検索に使用するグループ照会のパスを入力します。 LDAP サーバーまたは Active Directory サーバーが使用できます。
    3. (オプション) 匿名アクセスを使用して LDAP サーバーと統合しようとする場合は、「匿名アクセス」チェック・ボックスを選択します。 このオプションは、デフォルトでは使用不可です。
    4. 「LDAP のテスト」をクリックして、構成作業を確認します。
  5. 「データベースにサンプル・データを入力」ページで、「サンプル・データを入力」チェック・ボックスを選択します。すると、AppScan データベースにスキャン・テンプレート、サーバー・グループ (AppScan ライセンスにリストされたサーバーおよび IP アドレスに基づく)、およびセキュリティー・テストを実行するためのテスト・ポリシーが設定されます。必要に応じて、このデータを後から AppScan の中で編集します。
  6. (オプション)「RQM サンプル・データのインストール」チェック・ボックスを選択します。 このようにすると、Rational Quality Manager にサンプルのテスト計画、セキュリティー・テスト、テスト・ケース、およびテスト・スクリプトの要件が設定されます。 このサンプル・データは、ご使用の環境に独自のセキュリティー・テスト計画を作成するための方法例を示すことを目的としています。
  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 「Rational Quality Manager の設定」ウィンドウで、次のオプションを構成します。
    1. 「サーバー名」: Rational Quality Manager が存在するサーバーの名前を入力します。
    2. 「サーバーの HTTP ポート」: Rational Quality Manager が存在するサーバー用の HTTP ポートを入力します。 Quality Manager のデフォルト・ポートはポート 9080 です。
    3. 「サーバーの HTTPS ポート」: Rational Quality Manager が存在するサーバー用の HTTPS ポートを入力します。 Quality Manager のデフォルト・ポートはポート 9443 です。
    4. 「ユーザー」: Rational Quality Manager のユーザー名を入力します。このアカウントは、欠陥の追跡に使用されます。
    5. 「パスワード」: Rational Quality Manager でのパスワードを入力します。このパスワードでは、大/小文字を区別することに注意してください。
    6. 「プロジェクト・エリア」: Rational Quality Manager での関連するプロジェクト・エリアを入力します。デフォルトは「Quality Manager」です。
    7. 「テスト接続」をクリックして、AppScan と Rational Quality Manager の間の通信が動作していることを確認します。
  9. 「次へ」をクリックします。
  10. 「AppScan の設定」ページでは、Quality Manager サーバーが接続を AppScan Tester Edition に戻すように構成します。いくつかの設定値があらかじめ構成されています。次のオプションを構成します。
    1. 「SQL サーバー・ホスト」: AppScan が存在する SQL サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。
    2. 「Windows 認証を使用」: このオプションは、Windows® 認証を使用して、AppScan が存在する SQL サーバーにアクセスするときに選択します。Windows 認証は、Rational Quality Manager が Windows オペレーティング・システムにインストールされている場合にのみ使用できます。Quality Manager サーバーの実行で使用されるアカウントには、AppScan データベースへのアクセス権も必要です。必要とされる特定のデータベース役割のリストについては、AppScan Tester Edition の文書を参照してください。
    3. 「SQL 認証を使用」: このオプションは、SQL 認証を使用して AppScan が存在する SQL サーバーにアクセスするときに選択します。 「SQL DB ユーザー」: AppScan データベースへのアクセスに必要なユーザー名を入力します。「SQL DB パスワード」: AppScan データベースへのアクセスに必要なパスワードを入力します。必要とされる特定のデータベース役割のリストについては、AppScan Tester Edition の文書を参照してください。注: デフォルトでは、SQL Server 2005 には、Windows 認証のみがインストールされています。操作を継続する前に、SQL Server が SQL Server または混合モードの認証を許容するよう構成されていることを確認してください。
  11. 「AppScan 接続をテスト」をクリックして、Rational Quality Manager が AppScan に接続できるかどうかを検査します。
  12. 「次へ」をクリックします。「デフォルトの設定ウィザードの進行状況」ページが開いて、セットアップの進行状況が表示されます。
  13. このウィザードが完了すると「デフォルトの設定ウィザードの完了」ページが開きます。デフォルトでは、すべてのユーザーに対して、すべてのサーバー・グループとテスト・ポリシーに対するアクセス権限が与えられています。 AppScan の「管理」タブの「ユーザーとグループ」ページでは、さらにきめ細かいセキュリティー許可を定義できます。何らかのエラーがあるときは、リンクをクリックすると、ログ・ファイルが表示されます。
  14. 「終了」をクリックするとウィザードが閉じます。

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