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演習 4.2: マニュアル・テスト・スクリプトへのテスト・データの追加

直前の演習では、マニュアル・テスト・スクリプトを作成しました。 この演習では、現実的なデータ値を提供するために、テスト・データをスクリプトに追加します。
この演習を実行するには、Microsoft® Excel が必要です。
テスト・データの作成時には、データをコンマ区切り値 (CSV) ファイルからインポートします。 外部データをマニュアル・テストで使用するには、テスト・データをマニュアル・テスト・スクリプトと関連付け、次に変数をテスト・スクリプトに挿入し、リテラル値を置き換えます。 実行中に、マニュアル・テスト・スクリプト内の変数は、インポートされた CSV ファイルからのデータで置き換えられます。 この演習では、引き続きテスト担当者として作業し、テスト・データを作成して、それをテスト・スクリプト「新規カスタマー・オーダー・テスト・スクリプト」に追加します。

テスト・データを作成するには、以下のようにします。

  1. まだであれば、テスト担当者としてログインします (ユーザー ID: tonyパスワード: tony)。
  2. まず以下のようにして CSV ファイルを作成します。
    1. Excel スプレッドシートを開きます。
    2. スプレッドシートでは、データの最初の行は列定義でなければなりません。 ColumnName:TYPE の形式に従います。ここで type は、STRINGNUMBERBOOLEAN、または ENUMERATION にすることができます。
      以下のデータ行を入力します。
      ヒント: データを切り取ってスプレッドシートにペーストすることができます。
      表 1.
      A B C D E F G
      Composer:STRING Item:STRING Quantity:STRING CardNumber:STRING CardType:ENUMERATION ExpDate:STRING Total:STRING
      Haydn Violin Concertos 1 1111 1111 1111 1111 Visa 12/11/2008 15.99
      Haydn Violin Concertos 2 2222 2222 2222 2222 Visa 12/11/2008 30.98
      Haydn Violin Concertos 5 3333 3333 3333 3333 Visa 12/11/2008 75.95
      Haydn Violin Concertos 10 4444 4444 4444 4444 Visa 12/11/2008 150.90
      Haydn Violin Concertos 50 5555 5555 5555 5555 Visa 12/11/2008 750.50
    3. データの入力が終了したら、「ファイル」 > 「保存」をクリックします。
    4. 「ファイル名」フィールドで、Classics_Java と入力します。
    5. 「保存ファイル・タイプ」フィールドで、「CSV (コンマ区切り)」を選択します。
    6. 「保存」をクリックし、「OK」「はい」をクリックします。
  3. 次に、以下のようにして CSV ファイルをインポートします。
    1. テスト・データ・エディターを開くには、「構造」アイコン (構造) をポイントし、「テスト・データの作成」をクリックします。
    2. 名前には「クラシック Java テスト・データ」と入力し、記述タイプには「新規オーダー・テスト・スクリプトのテスト・データ」と入力します。
    3. 「データ・ファイル」セクションで、ファイル Classics_Java.csv を参照し、「開く」をクリックします。 データ・レコードが「データ・レコード」セクションに表示されます。
      「データ・ファイル」セクション
    4. ページの上部の「保存」をクリックします。
  4. 最後に、マニュアル・テスト・スクリプト内のテスト・データを以下のように使用します。
    1. タブをクリックして、「新規カスタマー・オーダー・テスト・ケース」に戻ります。
      注: テスト・ケースがまだ開かれていない場合には、「構造」アイコン (構造) をポイントし、「テスト・ケースの表示」をクリックします。 「ビュー・ビルダー」ウィンドウで、 「マイ・テスト・ケースのみ」を選択解除して「実行」をクリックします。 リストから、「新規カスタマー・オーダー・テスト・ケース」をクリックして開きます。
    2. 「テスト・スクリプト」セクションをクリックし、次に「新規カスタマー・オーダー・テスト・スクリプト」をクリックして開きます。 テスト・スクリプトが「マニュアル・テスト」エディターで開きます。
    3. 「テスト・データ」リストから、「クラシック Java テスト・データ」をクリックし、「保存」をクリックします。 このアクションにより、テスト・データがテスト・スクリプトと関連付けられます。
      注: リストに「クラシック Java テスト・データ」が表示されていない場合は、ブラウザーを更新します。
    4. 次に、以下のようにして CardNumber 変数をマニュアル・テスト・スクリプトに挿入します。
      1. 「ステップ 12」をクリックし、そのステップでクレジット・カード番号をマウスを使用して強調表示します。
      2. ツールバーから「テスト・データ列の挿入」アイコン (テスト・データ列の挿入) をクリックします。
      3. CardNumber 変数を選択し、「OK」をクリックします。 変数がステップ内のそのポイントに挿入されます。
        「データ・レコード」セクション
    5. 「保存」をクリックします。
テスト実行中に、リテラルはテスト・データで置き換えられます。
次の演習では、引き続きテスト担当者として作業し、キーワードを作成してマニュアル・テスト・スクリプトに追加します。
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