Rational Quality Managerを使用する場合の DB2 V9.1 の構成

IBM® Rational® Quality Manager を使用する場合、以下の指示に従って DB2® データベースをインストールし、DB2 データベースを作成し、DB2 を構成します。
このタスクについて

IBM Rational Team Concert は DB2 データベースを構成するための追加情報を提供しています。 この情報は、この情報の補足として利用できます。Rational Team Concert 情報 は、 「Setting up a DB2 database」 で参照できます。次に、トピック「Installing and upgrading」>「Installing Rational Team Concert」>「Installing Rational Team Concert Standard edition」>「Setting up the database」を開きます。

DB2 を使用する場合に Rational Quality Manager データベースをインストールおよび構成するには、以下のようにします。Rational Quality Manager

  1. DB2 データベースをまだインストールしていない場合には、ここでインストールします。 DB2 インストール・ガイドの指示に従います。
  2. DB2 v9.1 のフィックスパック FP4 をインストールします。
  3. DB2 データベースのライセンスをインストールします。
  4. DB2_Enterp_Svr_CPU_Activation.zip ファイルを DB2 サーバー上の一時フォルダー (例えば C:¥temp dir) にコピーします。
  5. 圧縮ファイルを解凍します。
  6. db2cmd コマンドを実行し、コマンド db2licm -a C:¥temp¥db2¥license¥db2ese_c.lic を入力します。 DB2 のインストール中、インストーラーは、DB2 管理のために使用するユーザー名とパスワードを要求します。 これらの資格情報は覚えておいてください。後で teamserver.properties ファイル内で使用する必要があるからです。
  7. DB2 サーバーで、DB2 コントロール・センターを開始します。
  8. すべてのデータベース」を右クリックし、「データベースの作成」を選択してから、「標準」を選択します。 「データベースの作成ウィザード」が開始します。
  9. 「データベースの作成ウィザード」のページ 1 で、次の手順を 完了します。
    1. データベース名として、RQM を入力します。
    2. デフォルト・パスを指定します。例: C:¥
    3. オプション「ストレージを DB2 に管理させる (自動ストレージ)」を選択します。
    4. バッファー・プール」および「テーブル・スペース」の値として、16K を指定します。
    5. 「次へ」をクリックします。
  10. 「データベースの作成ウィザード」のページ 2 で、次の手順を 完了します。
    1. デフォルト値を受け入れます。
    2. 「次へ」をクリックします。
  11. 「データベースの作成ウィザード」のページ 3 で、以下のオプションが設定されていることを確認します。
    1. 「国/地域」が「デフォルト」に設定されている。
    2. 「テリトリー」が「US」に設定されている。
    3. 「コード・セット」が「UTF-8」に設定されている。
    4. 「照合シーケンス」が「システム」に設定されている。
  12. 次へ」をクリックします。
  13. 「終了」をクリックします。
    注: 次の一連のステップは、Rational Quality Manager サーバー上で行います。
  14. teamserver.properties ファイルで Rational Quality Manager データベース・プロパティーを構成します。Rational Quality Manager は、このファイルを使用して、データベース設定を含むさまざまなプロパティーを設定します。 teamserver.properties ファイルを更新することにより、Derby データベースの代わりに DB2 データベースを使用できます。
  15. DB2 データベースを使用できるように teamserver.properties を構成するには、以下のようにします。
    1. teamserver.db2.properties ファイルで、データベース・ホスト名 (または IP アドレス)、データベース名、DB2 ユーザー名、およびパスワードを、以下のグラフィックに示されているように変更します。
      teamserver.db2.properties ファイルの例。ファイル内のホスト名、データベース名、管理用ユーザー ID とパスワード、および DB2 表スペース・サイズの場所が強調表示されています。
    2. teamserver.db2.properties ファイルに以下の行を追加します。(ポート番号を変更して WebSphere® Application Server 構成と一致するようにします。)
      #websphere port configuration
      com.ibm.team.repository.server.repourl.port.http=9080
      com.ibm.team.repository.server.repourl.port.https=9443 
      注: これらはデフォルトのポート番号です。WebSphere Application Server がインストール済みではなく、他のポート番号を使用している場合は、これらのポート番号を WebSphere Application Server 内で割り当てられたポート番号に一致させる必要があります。
    3. teamserver.properties という名前の既存ファイルを teamserver.propertiesBAK に名前変更します。
    4. teamserver.db2.properties の名前を teamserver.properties に変更します。
  16. プロビジョン・プロファイルを編集します。Jazz™ は、プロビジョン・プロファイルを使用して将来のフィックスパックおよびリリース更新用のプラグイン・パスを指定します。 これらのプロファイルは、データベース表が作成されるときにも使用されます。 更新ディレクトリーが正しく機能するためには、プロビジョン・プロファイルに完全なパスが必要です。 現行では次の 3 つのプロビジョン・プロファイルがあります (C:¥RQM¥server¥provision_profiles)。それぞれを編集して 次の絶対パスを含めます。
    • Windows® の場合
    1. profile.ini: url=file:///C:/RQM/server/update-site featureid=com.ibm.team.rtc.server.feature
    2. rqm-license-profile.ini: url=file:///C:/RQM/server/rqm-license-update-site featureid=com.ibm.rqm.licensing.standard.feature
    3. rqm-profile.ini: url=file:///D:/RQM/server/rqm-update-site featureid=com.ibm.rqm.server.feature
    • Linux® では、Rational Quality Manager インストール・ディレクトリーが /opt/IBM/RQM であると想定すると、プロビジョン・プロファイルを編集するための構文のバリエーションは以下のとおりです。
    1. Red Hat Enterprise Linux 5 の場合: url=file:/opt/IBM/RQM/server/ または url=file:///opt/IBM/RQM/server/
    2. SUSE Linux Enterprise Server 10 の場合: url=file:/opt/IBM/RQM/server/
  17. teamserver.properties およびプロビジョン・プロファイルが変更されたので、repotools という Jazz ユーティリティーを実行してデータベース表を作成する必要があります。repotools.bat ユーティリティー・ファイルは、[Rational Quality Manager installation path]¥RQM¥server¥repotools.bat に置かれています。
    1. コマンド・ウィンドウを開きます。
    2. 次のようにして repotools.bat を実行します: repotools -createTables logFile=/tmp/repotools.log
  18. teamserver.properties のコピーと、次回ビルドをインストールするときに使用するプロビジョン・プロファイル・ファイルを保存します。
  19. DB2 サーバーで、データベースの初期作成後のバックアップ・コピー (ユーザーを含む) を作成します。これは、テストの目的でデータベースを迅速にリフレッシュできるようにするためのものです。 DB2 データベースでデータベースを右クリックし、「バックアップ 」をクリックします。 リストアするには、データベースを右クリックし、「リストア」をクリックします。

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