データ属性は、文書でどのようにコンテンツが表示されるかをカスタマイズします。
データ属性を使用して、目次の追加、計算値のカスタマイズ、および条件、フィルター、条件付きフォーマット設定のプロパティーやスタイルの定義を行います。
計算値
JavaScript スニペットを作成して、データ属性を処理します。
これらのスニペットを使用して、データ属性の結合、空白文字のトリム、数値のテキスト記述への変換を行うことができます。現行コンテキストのあらゆるデータ属性を処理できます。これには、エレメントの照会属性、エレメントのすべての親照会の属性などが含まれます。
条件
データ属性またはテンプレート変数に基づいた式を使用して、エレメントをレンダリングする場合の条件を定義します。条件は、結果をブール値に評価する JavaScript 式です。
フィルターと条件の対比
フィルターと条件は同じに見えますが、以下のように、これらは目的が異なる 2 つの別のメカニズムです。
- フィルターは、データがデータ・ソースから抽出されるときに評価することができます。
- 条件は、データがデータ・ソースから抽出された後でしか評価することはできません。
条件は、エレメントが照会の場合でも、エレメントに対して一度しか評価が行われません。そのため、現在の照会を、条件のコンテキストとして使用することはできません。
フィルターの代わりに条件を使用できる場合もありますが、フィルターを使用した方が良いパフォーマンスを得られます。これは、データのサブセットのみが処理されるためです。
条件付きフォーマット設定
式を使用して、データ属性値に基づいて、フォーマット設定プロパティーを定義できます。条件付きフォーマット設定は、エレメント条件と似ていますが、戻り値がプロパティー・タイプによって異なる点が違います。