出力へのデジタル署名

ファイル・システムで使用できるデジタル証明書を使用すれば、 生成した Microsoft Word 文書や PDF 文書にデジタル署名できます。 デジタル署名により、信頼できるソースからの文書を信頼して共有できるようになります。 例えば、文書を無許可の変更から保護できます。

始める前に

証明書は以下の条件を満たしていなければなりません。
注: サンプル証明書の生成に使用できるコマンド例を以下に示します。
<JRE_HOME>¥keytool -genkeypair -alias <alias_name> -keyalg RSA -keypass <private key password> keystore <path to store the keystore c:¥temp¥keystore.pfx> -storepass <keystore password> keysize <key size 2048> -storetype pkcs12

このタスクについて

デジタル署名を使用すれば、 生成した Microsoft Word 文書や PDF 文書にデジタル署名できます。 複数パーツの文書の場合は、出力にデジタル署名できません。

手順

  1. デジタル署名されたテンプレートから文書を生成するための設定を行います
  2. Launcher で「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「RPE」 > 「文書実行」 > 「デジタル署名」をクリックします。
  3. 生成した出力文書に署名するためのデジタル署名詳細を指定します。
    1. 証明書へのパス: デジタル署名された文書を 検証するために Rational® Publishing Engine が検索を行う 場所となる証明書のロケーション。
    2. 証明書の秘密鍵パスワード: 証明書を読み取るためのパスワード。
    3. コメント: 文書に署名する理由 (例: 当該文書に記載された条件の同意)。
    4. 署名のロケーション: 署名の場所 (例: 文書がデジタル署名された国、市区町村、施設、会社、組織)。
  4. 「適用 (Apply)」をクリックして「OK」をクリックします。
  5. リモート文書生成の場合は、文書生成が行われるリモート・サーバーでフラグを有効にする必要があります。
  6. Launcher で文書を生成します。

タスクの結果

生成された文書の証明書を信頼する 場合は、Adobe Reader や Microsoft Word において、 信頼できる証明書のリストにその証明書を追加できます。 信頼されたこの証明書を使用して署名された文書は すべて、Adobe Reader および Microsoft Word において、 有効な署名でデジタル署名された文書として開かれます。
注: 署名された参照先テンプレートが絶対パスとともに追加されると、 文書生成は失敗する可能性があります。 この問題を回避するには、参照先テンプレートをメイン・テンプレートと同じロケーションに配置し、 その参照先テンプレートを、絶対パスではなく相対パスを指定して追加します。

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