前のリリースからのアップグレード

IBM® Rational® Publishing Engine では IBM Installation Manager を使用して Rational Publishing Engine をアップグレードします。 データ管理者、文書の設計者、または文書の作成者の役割を担うユーザーの場合は、このタスクを実行すると、ご使用のローカル・コンピューター上で Rational Publishing Engine をアップグレードできるようになります。

始める前に

1.1.2.2 またはそれ以前からアップグレードする場合:

バージョン番号ディレクトリーは、Rational Publishing Engine 1.2 のインストール・パスからは削除されました。 このディレクトリーを削除するには、Rational Publishing Engine をアンインストールする必要があります。 このディレクトリーを削除したくない場合は、このタスクを実行してアップグレードしてください。

このタスクについて

注: Rational Publishing Engine 1.1.2.2 またはそれ以前で、モニターおよび制御コンポーネント (RPEMC) がインストールされていた場合、アップグレード時にコンポーネントがアンインストールされます。Rational Publishing Engine 1.2 およびそれ以降では、モニターおよび制御のコンポーネントの機能はリモート・サービス・アプリケーションに組み込まれているため、別個の Web アプリケーションは不要になりました。

手順

  1. 開いているすべてのアプリケーションを閉じます。
  2. 更新パッケージをダウンロードするか、またはリモート・リポジトリーに接続できます。 更新パッケージをダウンロードしてローカル・リポジトリーを使用するには、以下のようにします。
    1. ローカル・サーバーで、更新リポジトリーとして使用できるディレクトリーに Rational Publishing Engine 更新パッケージを解凍します。
    2. Rational Publishing Engine がインストールされている各コンピューターで、Installation Manager を開始します。 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > IBM Installation Manager > IBM Installation Managerをクリックします。
    3. Installation Manager で、「ファイル」 > 「設定」 > 「リポジトリーの追加」をクリックします。
    4. ローカル更新リポジトリーへのパスを入力して、「OK」をクリックします。
    リモート・リポジトリーから更新するには、以下のようにします。
    1. Rational Publishing Engine がインストールされている各コンピューターで、Installation Manager を開始します。 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > IBM Installation Manager > IBM Installation Managerをクリックします。
    2. Installation Manager で、「ファイル」 > 「設定」 > 「リポジトリーの追加」をクリックします。
    3. 「リポジトリー」フィールドに、https://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.rational.rpe.offering/repository.xml を入力し、「OK」をクリックします。
    4. ご使用の IBM ID およびパスワードを入力します。
  3. 「OK」をクリックして、「設定」ウィンドウを閉じます。
  4. 「更新」をクリックします。Installation Manager が更新をチェックします。
  5. 「パッケージの更新」ページで、パッケージ・グループRational Publishing Engineを選択して、「次へ」をクリックします。

    Rational Publishing Engine 1.3.0 には、Installation Manager バージョン 1.7.3 以降が必要です。

    適切なバージョンの Installation Manager は、各バージョンの Rational Publishing Engine インストール・ファイルに含まれています。 必要なバージョンを別途ダウンロードする必要はありません。

  6. 以下のいずれかのオプションを選択してください。
    • Installation Manager を更新するには、以下のようにします。
      1. プロンプトで、「はい」をクリックします。
      2. 更新が完了したら、「OK」をクリックして、Installation Manager を再始動します。
      3. 「更新」をクリックします。
      4. 「パッケージの更新」ページで、パッケージ・グループRational Publishing Engineを選択して、「次へ」をクリックします。
    • ご使用の Installation Manager が最新の場合は、次のステップに進みます。
  7. リリースを選択して、「次へ」をクリックします。
  8. 「使用条件の条項に同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。
  9. インストールするフィーチャーを選択し、「次へ」をクリックします。 以前にインストールしたフィーチャーはすでに選択されていますが、追加フィーチャーのインストールを選択することもできます。
    • Document Studio: このアプリケーションは、テンプレートの作成に使用されます。このサーバーで、テンプレートの設計を予定していない場合は、このフィーチャーをインストールする必要はありません。
    • ランチャー: このアプリケーションは、文書仕様の作成に使用されます。このフィーチャーは、サーバーにインストールする必要があります。
    • アドインのインストール: IBM Rational DOORS® または IBM Rational Tau を使用する場合、使用しているツールから直接、発行プロセスを開始できます。このサーバーで、Rational DOORS または Rational Tau クライアントから文書を生成する予定がない場合は、このフィーチャーをインストールする必要はありません。
    • リモート・コンポーネント:
      • RPE リモート・サービス: リモート文書生成コンポーネント、モニターおよび制御コンポーネント、セントラル管理コンポーネント、およびレポート・スケジューリング・コンポーネントのフィーチャーが含まれます。サーバーに発行ジョブを再割り振りする場合、またはセントラル管理コンポーネントでアセットを保管する場合、リモート・サービス・アプリケーションをインストールする必要があります。
      • レポート作成データ・サービス: REST インターフェースを使用するデータ・ソースに接続するためのアダプターが含まれます。特定のデータ・ソースへの接続に使用する必要があるアダプターのみを選択します。
  10. オプション: 「RPE リモート・サービス」タブで、リモート・サービス・アプリケーションのデプロイ後の URL がわかっている場合、リモート・サービス・アプリケーションのその URL を入力します。ここで URL を入力することによって、サーバーにインストールされるクライアントを構成していることになります。リモート・サービス・アプリケーションは、引き続きデプロイし構成する必要があります。 例: http://<server>:<port>/rpews/「次へ」をクリックします。
  11. 要約情報を検討します。 選択内容を変更するには、「戻る」をクリックして、選択箇所に戻ります。
  12. アップグレードを開始するには、「更新」をクリックします。 アップグレードが終了したら、「終了」をクリックして、「パッケージの更新」ウィンドウを閉じます。
  13. Installation Manager を閉じます。

次のタスク

アップグレード後のチェックリストのタスクを完了してください。
インストール時に行った選択の一部は、installRegistry.xml に保管されます。このファイルは、Installation Manager によって作成され、アプリケーション・データ・ディレクトリーに保管されています。これらの選択には、ヘルプ・システムおよび共通ライセンスに関する構成が含まれています。installRegistry.xml が破損しているか、または移動されていた場合、更新ウィザードは、ユーザーが以前に入力した情報にアクセスできません。
この情報の変更が必要な場合、更新を完了し、以下の該当する手順を実行してください。
  • ヘルプ設定を更新するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「ヘルプ」 > 「ヘルプの目次」をクリックします。
  • ライセンス番号を更新するには、TELELOGIC_LICENSE_FILE 環境変数を更新します。

installRegistry.xml について詳しくは、Installation Manager 製品資料の『エージェント・データのロケーション』のトピックを参照してください。


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