照会の割り当て

照会は、データ・ソースから抽出するデータを定義し、データ・ソース・スキーマでパスの形式を取ります。 照会をテンプレート・エレメントに割り当てて、そのエレメントと子のデータ・コンテキストを定義できます。

手順

  1. 照会を割り当てます。
    1. Document Studio で、「データ・ソース・スキーマ」ビューを開きます。
    2. エレメントをテンプレートに追加します。
    3. 照会を「データ・ソース・スキーマ」ビューからエレメントにドラッグします。
    照会はテンプレート・エレメントに割り当てられます。照会タイプの属性として、「データ・ソース・スキーマ」ビューからドラッグしたエレメントを、テンプレート・エレメントおよびその子エレメントの任意の場所で使用できます。
  2. 制限を照会エレメントに対して設定します。
    注: 制限を照会エレメントに設定することで、テンプレート・エレメントのサブセットを処理できます。
    1. Document Studio で、照会を含むテンプレート・エレメントを選択します。
    2. 「プロパティー」ビューで、「データ」タブを選択します。
    3. 「限度」プロパティーで、各照会で使用するデータ・ソースからのオブジェクトの数を入力します。 値 0 (ゼロ) は、照会に対して設定される限度がないことを表します。
  3. 再帰プロパティーを照会に割り当てます。 データ再帰を使用して、スキーマのメイン・ソース要求からすべての子要求を抽出します。
    1. 照会が含まれるエレメントを選択します。
    2. 「プロパティー」ビューで、Recursive Level プロパティーに対して、照会のレベルの深さを入力します。
    3. Recursive Segments プロパティーに対して、照会でセグメントを繰り返す回数を入力します。
    再帰レベルと再帰セグメントに関して、以下の例を参照してください。
  4. 変更を保存します。

タスクの結果

照会をエレメントに適用する場合は、テンプレート・コンテンツ・エディターでデフォルトでは青色で表示される 3 つの表示インディケーターがあります。
  • データ・ソース・スキーマ名
  • ドル記号 ($) で表示されるコンテキスト
  • 照会名
照会が適用されたセル・エレメント
ヒント: 照会から情報をクリアする場合、「照会をクリア」「すべてクリア」は異なった働きをします。 「照会をクリア」は、照会があるエレメントを選択した場合にのみ使用できます。 「すべてクリア」では、エレメントにさらに割り当てられている照会や属性がある場合に、選択したエレメントとその子エレメントのすべての照会、属性、フィルター、ソート、および条件が削除されます。 マスター・ページ、スタイル、およびフォーマット設定の各プロパティーは削除されません。

例: 再帰レベルおよび再帰セグメント

それぞれの親照会では、すべての子要求を抽出できます。それぞれの子要求では、各照会をテンプレートに追加せずにその子要求を抽出できます。

以下のそれぞれの照会を追加する代わりに、次のようにします。
  • Query3 を抽出する [$1] Query1/Query2/Query3
  • Query3 の子要求を抽出する [$2] $1/Query4/Query5/Query6
  • Query3 の各子要求の子要求を抽出する [$3] $2/Query4/Query5/Query6
これらの要件に対して 1 つの照会を自動的に構成できます。
  1. Query1/Query2/Query3/Query4/Query5/Query6 照会をエレメントに追加します。
  2. 以下のようにして値を「Recursive Level」と「Recursive Segments」の各プロパティーに追加します。
    • 「Recursive Level」プロパティーに 4 を入力します。

      「Recursive Level」は、照会の深さのレベルを表します。1 以上の値を入力した場合、Recursive Segments プロパティーにも 1 以上の値を設定する必要があります。

    • 「Recursive Segments」プロパティーに 3 を入力します。
      「Recursive Segments」は、照会でセグメントを繰り返す回数を表しています。 この例の中のセグメントは、Query4/Query5/Query6 です。
      注: Recursive Segments プロパティーに入力される数値は、照会が含むセグメントの個数を超えてはなりません。 親照会は、セグメントとして含まれません。
  3. レポートを実行してテストします。
    レポートの実行時には、以下の照会が組み込まれます。
    • [$1] - Query1/Query2/Query3/Query4/Query5/Query6
      注: 最初の照会には、照会のコンテキスト全体を組み込む必要があります。
    • [$2] - $1/Query4/Query5/Query6
    • [$3] - $2/Query4/Query5/Query6
    • [$4] - $3/Query4/Query5/Query6
    Recursive Segments プロパティーに入力された数値が、照会が含むセグメントの個数を超えている場合、以下の 2 つのオプションのいずれかを使用して、問題を解決できます。
    • Recursive Segments プロパティーが適用されているエレメントを選択します。 「プロパティー」ビューで、「データ」タブを選択し、Recursive Segments プロパティーの値を減らします。
    • また、照会を再設計して、別の親照会から開始することもできます。 Recursive Segments の値が 1 セグメント高すぎる場合、コンテナー・エレメントを作成し、既存のエレメントの親照会より 1 レベル高位の照会を追加します。 その後、既存のエレメントをコンテナー・エレメントに移動します。

次のタスク

ヒント: エレメントを右クリックして、「検索」 > 「エレメント内のデータ参照」を選択することで、照会と属性のリストを検索できます。 「検索」ビューが開き、照会と属性のリストが表示されます。 結果に示された照会または属性をダブルクリックして、その内容を編集できます。

要素を右クリックして、「検索」 > 「要素内のすべての参照 (All references in element)」を選択することによって、要素で使用されている変数割り当て、属性、および照会のリストを検索できます。「検索」ビューが開き、リストが表示されます。結果内の項目をダブルクリックすると、それを編集できます。

適用対象のエレメントから、エレメントを右クリックして「検索」 > 「スキーマへ移動」を右クリックすることで、「データ・ソース・スキーマ」ビューで照会または属性を見つけることができます。 「データ・ソース・スキーマ」ビューが開き、照会または属性が強調表示されます。


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