Rational DOORS をデータ・ソースとして使用した文書の生成

レポート・テンプレートを作成し、それにデータ・ポイントを設定し終えたら、さまざまな形式のレポートを作成できるようになります。

始める前に

ランチャー・アプリケーションからデータをプレビューする場合、データの取得にはデフォルトのベースラインおよびビューが使用されます。

Object Linking and Embedding (OLE) を Rational® DOORS® データ・ソースから抽出できます。『OLE オブジェクト』を参照してください。

アドインを使用した文書の生成

Rational DOORS アドインがインストールされている場合は、Rational DOORS ユーザー・インターフェースから文書を直接生成できます。

このタスクについて

  • ユーザー・インターフェースまたはコマンド・ラインを使用して Rational Publishing Engine アドインからローカル文書生成を開始した場合、ご使用のコンピューター上で 1 つのライセンスが使用されます。リモート文書生成が開始されると、このライセンスはチェックアウトされます。文書生成が完了すると、ライセンスはチェックインされます。
  • ユーザー・インターフェースまたはコマンド・ラインを使用して Rational Publishing Engine アドインからリモート文書生成を開始した場合、サーバー上で 1 つのライセンスが使用されます。リモート文書生成が開始されると、このライセンスはチェックアウトされます。文書生成が完了すると、ライセンスはチェックインされます。
注: 文書の発行に Rational Publishing Engine アドインを使用している間は、Document Studio またはランチャー・ユーザー・インターフェースにアクセスできません。

手順

「データベース」ビューまたは「モジュール」ビューのいずれかから、「発行」をクリックします。
  • 「データベース」ビューから「発行」をクリックした場合、Rational Publishing Engine「文書仕様」 > 「生成」 > 「文書の構成と生成」をクリックしたときと同様に、テンプレートおよび文書仕様の構成を入力するよう求めるプロンプトが出されます。
  • 「モジュール」ビューから「発行」をクリックすると、 新しい文書仕様を選択してテンプレートを追加できます。または、 既にテンプレートが追加されている既存の文書仕様を選択することが できます。テンプレートで Rational DOORS データ・ソースが使用されている場合、Rational Publishing Engine により、開いているモジュールの情報を使用してデータ・ソースが構成されて、文書が生成されます。文書仕様内の既存の構成情報が、開いているモジュール内の情報と一致しない場合は、開いているモジュールの情報によって既存の情報が上書きされます。 「終了」は、少なくとも 1 つのテンプレートと 1 つの出力フォーマットが選択されている場合に使用可能になります。
    重要: ローカル文書生成の場合、Rational Publishing Engine は、 実行中の Rational DOORS クライアントに接続できますが、 リモート文書生成の場合、このオプションは使用できません。 「データベース」または「モジュール」ビューのいずれかからリモート生成エンジンを 使用して発行している場合、文書を生成する前に文書仕様に認証資格情報を入力して、 リモート Rational Publishing Engine サービスが 新しい Rational DOORS headless クライアントをインスタンス化して レポート・データを引き出すことができるようにする必要があります。

Rational Publishing Engine 文書生成ウィザードを使用した文書の生成

文書生成ウィザードを使用して、レポート要件を構成できます。

手順

  1. Document Studio またはランチャー・アプリケーションのいずれかで、「文書仕様」 > 「生成」 > 「文書の構成と生成」をクリックし、文書生成ウィザードを開きます。
  2. 「テンプレート」セクションでは、テンプレートは事前に文書仕様画面にリストされています。 テンプレートを追加するには、次のようにします。
    1. 追加するテンプレートのロケーションを選択します。
      • 「セントラル・ライブラリーから」: セントラル管理コンポーネントに保管されているテンプレートを選択します。
      • 「ローカル・ファイルまたはリモート・ファイルから」: ローカルまたはリモートのテンプレートを選択するには、テンプレートへの URL を入力するか、または「参照」をクリックしてテンプレートを選択するかのいずれかを実行できます。
    2. 追加する 1 つ以上のテンプレートを選択します。
      • 「セントラル・ライブラリーから」を選択し、セントラル管理コンポーネントからテンプレートを選択した場合、「選択した項目の追加」をクリックし、テンプレートを文書仕様に追加します。
      • 「ローカル・ファイルまたはリモート・ファイルから」を選択し、個々のテンプレートへの URL を入力した場合、「URL の追加」をクリックし、テンプレートを文書仕様に追加します。
      • 「ローカル・ファイルまたはリモート・ファイルから」を選択し、テンプレートを追加するため参照した場合、「開く」をクリックすると、テンプレートが文書仕様に追加されます。
    3. オプション: この手順を繰り返して、他のロケーションからさらにテンプレートを追加します。
    4. オプション: テンプレートを選択して、「上へ」または「下へ」をクリックすることによって、文書仕様内でテンプレートを再配列します。
    5. 「次へ」をクリックします。 テンプレートを追加すると、そのテンプレートで指定されたデータ・ソースと変数もウィザードに追加されます。
  3. 「データ・ソース」セクションで、各データ・ソースを構成します。
    注:
    • データ・ソースのデフォルト値が存在しているか、または「デフォルト URI」値が既に入力されている場合、データ・ソースが構成済みと表示され、別の値が選択されるまで、出力ではそのデフォルト値が使用されます。
    • 「データ・ソース」セクションよりも先に進んでから、データ・ソースにさらに変更を加えるために「戻る」をクリックすると、そのセクションは必ずリスト内の最初のデータ・ソースの位置で開きます。
    1. Database: 接続するデータベースの名前を入力します。デフォルトでは、-data 36677@localhost が使用されます。 -data が指定されていない場合、自動的に付加されます。 値が指定されていない場合、Rational Publishing Engine は、可能な場合いつでもレジストリーからデフォルト値を取得します。
    2. Path to doors.exe: doors.exe への絶対パスを入力します。 パスが無効であるかまたはアクセスできない場合、ウィザードは可能であれば自動的にパスを訂正します。 例: C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥DOORS¥バージョン¥bin¥doors.exe
    3. 「モジュール URI」「ビュー」、および「ベースライン」: これらの値は、入力するか、または「ディスカバー」をクリックし、ウィザードを使用して値のリストから選択します。 ディスカバリー・ウィザードの使用を選択した場合、「次へ」をクリックして以下のいずれかのステップを実行します。
      • 「次へ」をクリックし、「モジュール URI」「ビュー」、および「ベースライン」の値を選択します。 「次へ」をクリックした場合、「DOORS データベースからビューを選択します」ウィンドウで、モジュール、ビュー、およびベースラインのリストから選択できます。 次に、「完了」をクリックします。
      • 「モジュール URI」を入力します。 モジュール URI の入力後、「完了」が有効になり、それをクリックしてビューおよびベースラインのデフォルト値を使用できます。 デフォルトと異なるビューおよびベースラインを使用するには、代わりに使用する「ビュー」および「ベースライン」の値を入力して、「完了」をクリックします。
        注: 「モジュール URI」の値を手動で編集し、誤った値を入力した場合、出力が生成されない場合があります。 「ビュー」または「ベースライン」に誤った値またはヌル値を指定すると、現行モジュール・バージョンの標準ビューから出力が生成されます。出力は生成されますが、データは正しくない可能性があります。
    4. User name: Rational DOORS アカウント名を入力します。
    5. Password: Rational DOORS アカウント・パスワードを入力します。
    6. 「文書生成中に、実行中の DOORS インスタンスを使用する」オプションを使用するかどうかを次のように選択します。
      • この文書仕様から文書を生成する際に、Rational DOORS を、「doors.exe へのパス」フィールドで指定したロケーションから実行する予定の場合、「文書生成時に、実行中の DOORS インスタンスを使用する」オプションを選択します。処理時間は、実行中の Rational DOORS インスタンスを使用するときよりも速くなる可能性があります。
      • この文書仕様から文書を生成する際に、Rational DOORS を、「doors.exe へのパス」フィールドで指定したロケーションから実行する予定でない場合、「文書生成時に、実行中の DOORS インスタンスを使用する」オプションをクリアして、新規インスタンスを開始します。
        注: リモート・サービス・アプリケーションを使用する場合、doors_home プロパティーおよび new_instance プロパティーは、リモート・サービス・アプリケーションによって必ず再書き込みされます。文書仕様がアップロードされた後に、Rational Publishing Engine はサーバー構成に一致するプロパティーを再作成します。

    誤った値がウィザードで Rational Publishing Engine によって置き換えられると、その値はデータ・ソースの「プロパティー」ビューと、ランタイム・フラグ値でも更新されます。

  4. 「変数」セクションで、各変数を構成します。
    注:
    • 変数のデフォルト値が存在している場合、変数は構成済みと表示され、別の値が選択されるまで、出力ではそのデフォルト値が使用されます。
    • 「変数」セクションよりも先に進んでから、変数にさらに変更を加えるために「戻る」をクリックすると、そのセクションは必ずリスト内の最初の変数の位置で開きます。
    1. ドロップダウン・メニューから、以下のいずれかのオプションを選択します。
      • 「手動構成」: 構成層またはセントラル管理コンポーネント内のこの変数に他の構成情報が存在していないため、変数の任意の値を入力します。
      • 構成層から: テンプレートで変数に対して入力した構成メタデータから値を選択します
      • セントラル・ライブラリーの変数値を使用: セントラル管理コンポーネントに格納されている変数を選択します
    2. 構成対象の値を入力または選択します。
    3. 「次へ」をクリックします。
  5. 「出力」セクションで、生成する以下の出力タイプを選択します。
    • Microsoft Word
    • PDF
    • HTML
    • XSL-FO
    • レガシー PDF
    1. オプション: 「保存ロケーション」で、「参照」をクリックし、それぞれの出力タイプのファイルを保存するパスを選択します。 パスは、編集して、文書仕様からの相対パスにすることができます。出力の保存場所が指定されていない場合、ファイルは一時的な場所に生成されます。
    2. オプション: 「スタイルシート」で、「参照」をクリックし、出力の生成時に各出力タイプに使用するスタイル・シートを選択します。
    3. オプション: Microsoft Word 出力のみ: 「マクロ」に、スタイル・シート内に含まれているマクロの名前を入力します。
    4. オプション: 追加のメタデータを入力するには、またはウィザードに含まれていない他の文書プロパティーを構成するには、「メタデータ・プロパティーの編集」をクリックします。
    5. 「次へ」をクリックします。
  6. 要約ウィンドウのテンプレート情報と出力情報が正しいことを確認します。
  7. 「終了」をクリックしたときに取るアクションを次のように選択します。
    • 文書生成を実行する: 指定した出力タイプを生成します。
    • 文書生成を実行し RPE を終了する: 指定した出力タイプを生成し、「結果」ウィンドウの終了後に Rational Publishing Engine アプリケーションを閉じます。
    • 文書を生成せずに、このウィザードを保存して閉じる: 文書生成ウィザードが閉じられ、ランチャー・アプリケーションは開いたままです。
    注: Rational DOORS アドインから文書生成ウィザードを使用している場合、「文書を生成せずに、このウィザードを保存して閉じる」を選択すると、ウィザードおよびランチャー・アプリケーションが閉じられます。

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