コア・ログ・ファイルのカスタマイズ

テンプレートおよび文書仕様から文書を生成するときに発生する問題は、コア・ログ・ファイルにリストされます。例えば、rpe.log ファイルのロケーションをカスタマイズできます。

始める前に

デバッグ・モードを有効にして、コア・ログ・ファイルにメッセージを含めることができます。これにより、文書生成中に各エレメントがどのように処理されているかが分かります。デフォルトでは、デバッグ・モードは無効に設定されています。デバッグ・モードの有効化については、『エンジンの設定』を参照してください。

このタスクについて

ロギング・カスタマイズを含むファイルのロケーションは、RPE_HOME¥config¥log4j.properties です。テキスト txtOutput を含むプロパティーがコア・ログ・ファイルに適用されます。
表 1. ログのプロパティー
ログ・プロパティー デフォルト値 説明
log4j.appender.txtOutput.File ${java.io.tmpdir}/RPE/rpe.log rpe.log ファイルのデフォルトのロケーションは、アプリケーション・データのユーザー・ホーム・ディレクトリーです。この値を別のディレクトリーのロケーションに編集できます。下記の『例: 出力ロケーションの変更』を参照してください。
log4j.appender.txtOutput.MaxFileSize 1000KB 新規ログ・ファイルが作成されるサイズ。 rpe.log ファイルのサイズが 1 MB 以上になると、ファイルの名前は rpe.log.1rpe.log.2 というように変更され、rpe.log が新規で生成されます。rpe.log は、常に最新のログ・ファイルです。

rpe.log ファイルのサイズが 10 MB 以上になると、ファイルの名前が変更されます。

log4j.appender.txtOutput.Threshold DEBUG ログ・ファイル内のメッセージの重大度の中で最も低い度合い。最も低い重大度から最も高い重大度まで、以下のしきい値のいずれかを入力できます。
  1. DEBUG
  2. INFO
  3. WARNING
  4. ERROR
また、しきい値に OFF を設定して、ロギングを無効にすることもできます。
log4j.appender.txtOutput.layout.ConversionPattern %d{dd-MM-yyyy}T%d{HH:mm:ss:SS} [%t] %m %n

%d{dd-MM-yyyy}T%d{HH:mm:ss:SSS} [%t] %m %n

  • %d{dd-MM-yyyy}T%d{HH:mm:ss:SS}: ログ・イベントの日時
  • [%t]: スレッド ID
  • %m: ログ・メッセージ
  • %n: 復帰文字を入力します

例: 出力ロケーションの変更

このタスクについて

rpe.log ファイルのデフォルトのロケーションは、以下のユーザー・ホーム・フォルダーです。
表 2. オペレーティング・システム別の rpe.log へのパス
オペレーティング・システム rpe.log へのパス
Windows XP C:¥Documents and Settings¥user¥temp¥RPE¥rpe.log
Windows 7 C:¥Users¥user¥AppData¥Local¥Temp¥RPE¥rpe.log

手順

  1. テキスト・エディターで RPE_HOME¥config¥log4j.properties ファイルを開きます。
  2. 以下の行を見つけます。

    log4j.appender.txtOutput.File=${java.io.tmpdir}/RPE/rpe.log

    ${java.io.tmpdir} は、ユーザー・ホーム・フォルダーのデフォルトのロケーションを示します。
  3. 等号の後のファイル・パスを、ログ・ファイルの新しいロケーションを指すよう編集します。 例:

    log4j.appender.txtOutput.File=C:¥rpe.log

  4. 変更を保存します。

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