構成層

構成層は、レポート用のデータ・ソースおよび変数のより容易な構成に使用できるメタデータのカスタマイズされたセットです。 このメタデータは、文書の設計者によって決定され、テンプレートに格納されて、文書生成中に使用されます。

メタデータ自体は、データ・ソースを構成しませんが、Rational® Publishing Engine のユーザー・インターフェース、または Rational Reporting for Document Generation を組み込むデータ・ソースのユーザー・インターフェースから直接、求める値を素早く識別するための、ラベル付けの方法およびストレージを提供します。 構成層は、設計段階と文書生成段階の間に存在し Rational Reporting for Document Generation を組み込むデータ・ソースに実装することもできるメタデータの層なので、この名前が付いています。

構成メタデータは、情報のセットにラベルを適用するメカニズムであり、セントラル管理コンポーネント内の値セットとして作成する静的リストの場合も、データ・ソースからデータのセットへの URL のような動的値の場合もあります。

例えば、データ・ソースとして Rational Quality Manager を使用する場合、テンプレート内のプロジェクトからテスト計画を参照する場合があります。 テスト計画を選択するたびに URL を構成する代わりに、文書生成中に選択できる識別可能な名前を与える構成メタデータを作成できます。

構成層のタスクの概要

構成層を Rational Publishing Engine ユーザー・インターフェースまたは、Rational Reporting for Document Generation を組み込むデータ・ソースのユーザー・インターフェースで使用するには:
  1. オプション: 静的メタデータをメタデータ内で使用するには、値セットを作成し、セントラル管理コンポーネントに保存します。
  2. テンプレートに、変数またはデータ・ソース・スキーマを作成します。
  3. 変数またはデータ・ソースに構成メタデータを追加し、その値セットを選択します。 以下のいずれかを実行できます。
    • 静的メタデータの使用: 値セットのみを選択します。 「データ接続」セクションに情報を入力する必要はありません。
    • 動的メタデータの使用: 「データ接続」の各フィールドにのみ値を指定します。 値セットを定義する必要はありません。
  4. 文書を構成および生成するか、テンプレートを統合製品にインポートします。
    文書を構成および生成する場合:
    1. 「テンプレート変数の設定」ページまたは「テンプレート・データ・ソースの設定」ページまで、ウィザードのステップを続行します
    2. 変数またはデータ・ソース・スキーマを選択します。
    3. ドロップダウン・メニューで、「構成層」を選択します。
    4. 「構成」フィールドで、静的メタデータまたは動的メタデータとして指定した値のいずれかを選択します。 変数またはデータ・ソース・スキーマの「プロパティー」ビューで、この選択内容は、value プロパティーに対して表示されます。
    5. 動的メタデータを選択した場合、そのデータ・ソースで認証を行う必要があります。
    6. 文書生成を完了します。

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